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スパマーの厨房ぶりにネットの未来を思う
/Black mail or white mail

最近のスパムメーラーの質低下はネットそのものの頓死を予感させる


最近こういう「真っ白な」メールが頻繁に来るようになった。
タイトルも本文も何も書かれていない真っ白なメールだ。
ヘッダも省略表示だと何も書かれていないように見える。オールヘッダー表示にして初めて差出人とかがわかるのだが普段は省略表示にしているので、文字通り「真っ白な」メールだ。

新種のウイルスメールかと思ってスキャンしてみたり、テキストエディタで開いてみたりしたが添付もないし、何かスクリプトが書き込まれている様子もない。まさに何も書き込まれていない白紙の手紙だ。
これが最近実に頻繁に来る。





最近よく来る「真っ白な」メール
こういう厨房はウイルスメールの返信をどっさりもらってぜひ自滅してもらいたい



このアカウントは昨年yahooBBの不始末のおかげで2回個人情報が流出したアカウントで、まさにこのアカウントの個人情報は名簿業者の間で流れまくっている。昨年来もうスパムまみれになっていて、使い物にならないくらいひどくなってきている。

想像するにもうこの私のアカウントが入っている名簿は「インターネット内職」希望の厨房にまで流れまくっているのだろう。
最近「セフレ求む」「すぐに出会える」なんていうスパムと同じくらい多いのが「元手ゼロ、自宅に居ながらに年収3000万円」という類いのスパムメールで、要するに業者の請負で指示された内容のメールを指示された名簿に送るだけで「アルバイト料がもらえる」という内職の募集な訳だが、最近のスパムというのはどうやらこういう連中が送りまくっているらしい。
送信元を偽装することもなくドメイン丸出しのスパムも多くなっているからだ。

どうせトラブってもそれは当人の責任で業者は知ったこっちゃないだろうし、うまい手を考えたもんだ。
問題はこういう「うまい内職話」にひっかかる厨房どもだ。
昔はスパムメーラーもそれなりにパソコンの知識がある連中がやっていたのだろうけど、最近のスパマーの厨房ぶりには驚かされる。

ドメイン丸出しでスパムメールを送りまくれば、中には必ずウイルス付きの返信メールを送り返す奴がいるだろうからどちらにしてもトラブルになるし、あげくの果てが上記の白紙メールだ。
多分オートマウスのようなソフトでスパムメールを送りまくるスクリプトを実行しているが、設定がちゃんとできていなくで肝心のスパムの本文をコピペしないまま真っ白なメールを、名簿に送りまくっているんだろう。

一度抗議してやろうかとも思うが、どうせこういう類いの奴らは聞く耳持っていないだろうし、抗議しても何を怒っているのか理解できないというレベルの奴らだろうし、怒り損のような気がする。

前にも書いたことがあるが、誕生当時の目論見通りインターネットは核攻撃にも耐え、あらゆる独裁政権の弾圧にも耐えるネットワークとなったが、結局「馬鹿がインターネットを殺す」ということになりそうだ。




2005年10月9日












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