ビルとスティーブ世紀のご対面に火花飛び散るはずが・・・
こちらのビデオ「VIDEO- Steve Jobs and Bill Gates Highlight Reel | D5 | AllThingsD」はコラではない。
D5というカンファレンスイベントで昨日、ビル・ゲーツとスティーブ・ジョブズが対面した。
壇上に上がった二人はお互い激しい罵倒を応酬した・・・という展開を期待して集まった聴衆の期待は見事に裏切られたそうだ。
そういえばIT用語辞典にも書いたけど敵対する二人という構図で常に捉えられがちなこの二人だが、実際は30年前にIBMに対して汎パーソナルコンピュータ論争を展開した時には、その旗頭のAppleとマイクロソフトは常に共闘関係だった。
AppleIIにマイクロソフトはBASICを供給したし、マッキントッシュのためにExcelというソフトを開発したのもマイクロソフトだった。
経営再建は困難だとアナリストたちに見放されていた、ジョブズが復帰したばかりのAppleに救済の手を差しのべたのは宿敵マイクロソフトだった。
intelMacはWindowsのインストールを拒絶するどころか、BootCampなどでむしろ積極的にサポートしているようだし、iTunesやiPodは早い時期からWindowsをサポートし、逆にそれが成功につながった。
だからって二人が仲良しこよしだとは思わないが、ステージ上でケリの一発くらい入れたら面白いのにという聴衆の期待に応えるほど単純な付き合いでもないということだろう。
リンク先のビデオを観ていると、二人が妙にはしゃいでいるように見えるのが不思議。特にジョブズ。
でも二人がお互いをリスペクトしているというのは本当かもしれない。
2007年6月1日
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