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UNIXコマンドについて1/What is UNIX commands? 1

OSXの最大の特徴はUNIXベースになったこと。 そのメリットはいろいろありますが、シェルを使ってテキストコマンドが 使えるようになったこともあげられます。 何が便利になったかは使い方を説明しながら書いていきます。

UNIXを知る意味は?
macはOSXになってUNIXがベースになったとAppleのサイトにも雑誌にも書かれています。
その意味はともかく、意外にも大部分のmacユーザはそのことにあまり関心を払っていないように見えます。

しかし大きめの書店に行ってみれば判りますが、UNIXの解説本はmacの解説本よりもはるかに沢山出版されています。
インターネットの基幹サーバやメールサーバは今でも UNIXの方が圧倒的に多い 上に、最近 Windowsのセキュリティ、安定性に大きな疑問 がわき上がっており、 各国の政府機関がLinuxをメインのOSに切り替える ことを検討しはじめています。
もちろん日本もです。

また 今までWindows一辺倒だったビジネス用途 のOSもベンダー、メーカーなどがLinuxも選択できるような シフト を始めています。

ところでこのLinuxもUNIXのひとつなのです。
UNIXとはどういうものなのかを理解しておくことは、決して無意味ではありません。




MacintoshはGUI、つまりデスクトップやウィンドウなどにアイコンを配置しアイコンをクリックすることでアプリケーションを起動したりファイルを開くグラフィックユーザーインタフェイスの元祖なのに、なんでその特性を捨てるようなテキストコマンドを使うのかという反発も古くからのmacユーザにはあるようです。
しかし結論からいうとmacでテキストコマンドを使う意味はあるというのが私の意見です。

今でもUNIXの機能が全てGUIに翻訳されているわけではありません。

例えばOSXは10.2(ジャガー)になって初めてファイアーウォールの機能を実装したということになっていますが、それはGUI上での話です。
OSXのベースになっているUNIXにはもともとファイアーウォールの機能は実装されているのです。
10.2(ジャガー)はただ単にそれをGUIのmacOSの環境設定で操作できるようになったというだけに過ぎません。

MSBlast等の騒ぎを見れば、ファイルサイズやファイル名を偽装するものまで現れてきており、そういう手がかりからウイルス定義を行うワクチンソフトだけではこれからのウイルス対策には無力だという専門家の意見も聞かれます。
ファイアーウォールは絶対必要な機能になってくるし、「職場のLANはファイアーウォールに守られているから」というのは 何の安心材料にもなりません。
全てのマシンがファイアーウォールなどの対策をするべきです。
そしてOSXには市販の高額なファイアーウォールソフトをインストールしなくても、最初からその機能がOSに実装されていたのです。

UNIXを知っている人たちは最初からterminalを使ってOSXのファイアウォールを開始する方法を知っていたようですが、GUIしか知らないユーザは2年待たされたことになります。

他にもまだGUIに翻訳されていないUNIXの機能はいくつもあります。




さてそこでUNIXコマンドを勉強してみようと思って、本屋でいくつかUNIXの本を見てみることにします。
ところが大部分のUNIX本は既にUNIXをある程度使いこなせている人向けに書かれていることに気がつきます。

UNIXは専門性の高い世界なので、何も判らない人がいきなり本で勉強しはじめることは無いだろうという前提で書かれているように見えます。

私も最初かなり戸惑った一人です。
初心者だってUNIXを使ってみたい。
しかし身近にはUNIXを使っている人はいない。
そういう人にはやはり敷居が高い世界ではあります。
そこで私が今まで自分で調べたり、UNIXの先達から教えてもらった様々なメモをここで公開することにします。

ここで書いていることは本当に入門というべき初歩です。
ある程度覚えてさらに専門的な知識を得たいという人は、解説書を読むことを勧めます。
全くの初心者でも「UNIXは使える」という実感を持つにはどうしたらいいかというところまでが、私の解説の範囲だと考えています。




操作を覚えるにはまず使ってみることです。
ひとつずつ実際に動かしてみて、予想通りに動くことが判ったらその時に初めてUNIXコマンドは使えるという実感が湧くでしょう。

まずはUNIXコマンドの練習から。
terminalを起動します。
terminalの場所は
"/Applications/Utilities/Terminal.app"
にあります。 この場所の表示法はUNIXの世界ではパス(道、または順路という意味です)といいます。
このパスというのは重要な考え方なので心に留めておいて下さい。

パスを「/」で始める時は最初のスラッシュ「/」は必ず起動ボリュームをさします。
その次の名前は下の階層のフォルダ、またはファイルの名前です。
次のスラッシュ「/」はさらにその下の階層を意味しています。
つまりこれは
「起動ボリュームの中のApplicationsフォルダの中のUtilitiesフォルダの中のTerminal.app」
を意味しています。


パスというのはこういうイメージです。

こういう画面が起動したでしょうか?

この自分のユーザ名に続いている%マークはterminalが次の指示を待っている状態です。

システムには名前がありますので、名前を訊きます。
uname
とタイプしてenterキーを叩いて下さい。

DarwinはOSXに搭載されたUNIXカーネル(システムの基本部分)の名前です。

さらにシステムのバージョン、ハードウエアのバージョンなどもまとめて質問することもできます。
%の後に
uname -a
とタイプして、enterキーを叩いて下さい。eと-の間にはスペースキーを打つことを忘れないで下さい。

このコマンドの「uname」の部分が「your name?」という命令、「-a」が命令の条件を指定する「オプション」(-aはALLの略でしょう)となります。
このようにUNIXのコマンドは英語に似ていますが、独特の略語、文法を使います。

オプションのバリエーションをいくつかあげておきます。
それぞれ実際に入力してみて、その通りの結果になるかどうか試してみて下さい。

-m :ハードウエアの情報を答えさせる
-p :プロセッサータイプを答えさせる
-s :OSの名前を答えさせる
-v :OSのバージョンを答えさせる













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