Previous Topへ Next

OSXのtips6-2

今まで運用記録に書いてきたシステム運用のtipsを一カ所にまとめることにした。 要するに記事の量が当初の想定よりも多くなってしまい 私自身探すのが大変になってきたからだ。 ちょっとしたメモとしてのtipsも結構重要な情報になったりするので ここで項目を集めることにした。
anchor

突然Macが起動できなくなって死んでしまった(内蔵ディスクお亡くなり)

「Mac起動できなくなった」というケースはいろいろなことが考えられるが、多分一番多いケースがこれだ。

症状はこうだ。

1)起動の時にカリカリというものすごい音が出る
2)HDがスリープする設定にしているとピーというおぞましい警告音がしてスリープ状態から立ち上がれなくなる
3)そして最終的には起動の時にクエスチョンマーク付きのフォルダが出てきて起動できなくなる
4)ディスクユーティリティで見ても内蔵ディスクが認識できない

この場合の対処法は「ハードディスクの交換」以外に無い。ソフトウエア的に対処する方法は無いということだ。
しかし逆に言えば、一部の機種を除いてハードディスクの交換は比較的ハードルが低い分解になるし、交換してしまえばトラブルがウソのようの調子は元に戻る。
比較的対処しやすいトラブルだ。

またハードディスクのトラブルは上記のように前兆がある場合が多いので、注意してみていれば気がつくこともある。そうなったら予備の外付けハードディスクを用意してそこに完全なバックアップを取っておくことだ。
私は前兆が無くても、普段から外付けストレージに完全なバックアップを取っておくことをお奨めするが。
こういう備えがあればこのてのトラブルは安心して対処できる。

Mac本体から取り出したハードディスクから旧環境を取り出すために「これdo台」という面白い製品を秋葉原で買ってきて利用している。
これは面白い。
従来だったら取り出したハードディスクをコンピュータにマウントするためにはちゃんとしたハードディスクケースというのが必要だった。
特にデスクトップ機に入っている3.5inchのハードディスクにはAC/DC電源内蔵のケースが必要だったので、これが実はハードディスク本体より高いというケースがままあった。(ケースだけになんていう駄ジャレは置いといて)



この製品は簡単なアダプタの外観でハードディスクをFireWire接続ができる。

いずれにしても、ハードディスクは消耗品であるということは肝に命じておこう。
新品のハードディスクでも10年動くかもしれないし、3時間で死ぬかもしれない。その寿命は神にしかわからないのだ。
だから「ハードディスクはいつ死んでも大丈夫」という備えを常にしておくことだ。ユーザができる対処法はそれしか無いと思う。








anchor

iBookの液晶バックライトが突然消える
〜ヒッさしぶりにiBookの開腹手術なんかやってみるか

こちらでは「Mac日記の日々」さんが「iBook持ち上げフリーズ」に悪戦苦闘して何度もiBookG4の開腹手術を余儀なくされている記事がここのところ続いていて、面白がっていては申し訳ないのだがしかし「その途方にクレタ感はよくわかるぞ」という感じでなんだか面白いようなことだ。


その記事に刺激されたわけでもないのだが、こちらもiBookの開腹手術をすることにした。
といっても愛用のiBookG4ではなく、数年間苦楽をともにし今では退役して奥さんの管理下に入っているiBookDualUSBの方だ。
このアイスキューブ型iBookの第1世代だったノートだが、このサイトを始めた頃には愛用していたので見ていただければわかる通り、ヨーヨー型の外部電源が壊れてしまった以外はきわめて調子がいいMacだった。

ところがこの快調なMacを奥さんはなぜかあまり活用していないという。
その理由を聞くと(ウチの奥さんはいまだにパソコンアパシーというかどちらかというと毛嫌いしているという第一理由はさておいて)「ふたを開けてもすぐに画面が暗くなってしまって使えない」という。
私が使っていた当時も、末期のころからモニターが突然暗くなって何も見えなくなってしまうということが起きていた。それがだんだんひどくなって今ではふたを開けると100%モニタが落ちてしまい、何も見えなくなる。
ふたの角度によって微妙に消えなかったりするのだが、70°前傾みたいな変な角度になってしまいどのみちこれでは使えない。

それで消えた画面をよく見てみたのだが、液晶表示がうっすらと見えることに気がついた。
完全に消えているわけではなく液晶はちゃんとデスクトップを表示しているがバックライトが消えている状態だった。
これは以前職場のiBookでよく見た現象で、この世代のiBookは液晶のバックライトに若干弱点を持っている。

そこで原因の切り分けに入るわけだが、考えられる原因は

1)ふたと本体の蝶番部分で液晶・バックライトのケーブルがトラブルを起こしている
2)バックライト自体が経年変化で寿命を迎えている


このふたつしかない。

もし2)が原因ならリドユニットをごっそり交換するしかないが、その場合の修理費は新品のMacBookとあまり変わらなくなる。
少なくとも秋葉原でiBookDualUSBの中古完動品を買った方が遥かに安く上がる。
そうなると2)が原因だった場合はもう「基本的に修理はあきらめる」という選択肢しかないことになる。
それで原因は1)であることに賭けて分解修理を試みることにした。
失敗すればこのiBookは本当にスクラップになってしまい、幼稚園児の次男のおもちゃになってしまうことになる。

少し思い当たることがあって、このiBookDualUSBは3年ほど前に一度ハードディスクを交換するために完全分解をしたことがあるのだが、その時にバックパネル右奥ネジがバカになっていて分解するのに汗一斗かいたことがある。
原因は製造時にここのネジを規定以上の強い力で締めすぎたためにフロントパネルのネジ受けに埋め込んだナットがパネルから外れてガバガバになってしまい、いわゆる機械屋さんがよく言う「ネジがなめてしまった」状態になっていた。
だからこのネジもなかなか抜けなかったしこのネジ周辺のバックパネルが割れて、ここいらに異常な圧力がかかっていたらしい。
(キャプチャー参照)

そこで問題解決のため分解したのだが、残念ながらその手順は公開できない。
その理由は、
1)参考にした分解マニュアルがMacPeopleの付録PDFで権利上転載できない
2)作業に夢中になっていたために、途中のプロセスの写真を全く撮っていなかった(撮ることすら思いつかなかった)

以上の理由から、ビジュアルな分解手順解説は不可能で、言葉だけで分解手順を書いてもほとんどわからないだろうという判断から工程を書くことをあきらめた。だから結論だけ書く。
あと注意点としてはAppleのサポートを受けられるのはメモリの交換までで、バックパネルを外した段階でiBookはAppleのサポート外になることは了解しておこう。
要するにこういう分解は完全に自己責任でということになる。






結局バックライト電源ケーブルの断線が原因と断定
テストしてみるとバックパネル固定ネジのプレッシャーがなければ断線部分はほぼ生きている
このネジは廃棄にして、それでもモニタが消える時のために断線部分を突けるように窓を開けた
この通り蝶番とケーブルがむき出しの穴が開いて見栄えは悪くなったが完全に生き返った



分解は、フロントパネル、バックパネルだけでなく、フロントシールド、バックシールドも全て外し液晶パネルとロジックボードの接続部までを全て露出させるという、ほとんど完全分解に近いようなところにまで達した。その状態で不具合箇所を探した。
テストしてみた結果わかった原因はこういうことだ。

iBookのふたの蝶番は鉄芯が左右に出ていてそれをバックパネル奥左右の固定ネジで締めてテンションをつける構造になっているが、その鉄芯のすぐ真下に左側に液晶の信号ケーブル、右側にバックライトの電源ケーブルなどが束ねられている。
その右側のバックライト電源ケーブルが、例の取り付け不良だったバックパネル固定用ネジに圧迫されて断線しかかっていた。
このネジの圧迫を解除すると、断線が治るわけではないが非常に高い確率でバックライトは点灯する。

それで対策としてはバックパネルの3点固定ネジのうち右奥の蝶番テンション兼用ネジをつけないことにした。
さらに今は快調に光っているが、また断線の状況がひどくなった時のためにバックパネル(底板)のポリカーボネイトをこの部分だけ切断、組み立て後も触れるようにした。

この結果見栄えは非常に悪くなったが、とりあえず使えるようになった。


後はこのテストのために数回強制終了、というか電源ぶち切りをやったのでディスクが傷む可能性があるので念入りにメンテナンスをして作業は完了した。久しぶりにG3+OS10.2ジャガーを触ってみると「時間がかかるなぁ」と感心することしきり。
今ではG4+タイガーのスピードにも慣れっこになってしまい、これでも「遅い!」とかいってイライラしているが、考えたら3年前の私から見たら夢のような高速な環境だったということを改めて思い出した。






ちょっと余談なのだがWindowsVistaが実現した新機能とかいうのは
こうして見るとジャガーではすでに実現されていた
逆にパンサー以降でこれが廃止されてしまったのは
「あまり意味がないから」ということじゃないだろうか





prebindingメンテナンスを実行していて思い出したのは
ジャガーの頃はこうやってプロセスを全部表示していたということだ
今は何も表示しないがこの方が「コンピュータをいじっている」という実感があった







anchor

Macの分解手順解説サイト

先日こちらでもiBookG3DualUSBを分解修理したと書いた。
その結果G3は快調に動いているわけだが、「治りました」とかいう記事を書いた割には「どうやって直したのか」という解説はごく一部分しか書いていなくて消化不良な記事になっていたわけだ。

それというのも分解手順をバラしながらちゃんと写真に撮れば良かったのだけど
「治るかどうかもわからないのにそんなことしていられるか。」
という私の心の余裕のなさのためにビジュアルが一切なく、視覚的な解説ができないためにプロセスを書くことをあきらめていた。
しかしそんなことじゃいかんなぁ、トラブルはもっと楽しまなくちゃ。
トラブルが何も起こらなくなったらこのサイトは本当に退屈なサイトになってしまうんだから。

と思っていたら、同じようにiBookバラシで苦しめられているMac日記の日々さんで面白いサイトが紹介されていた。
「Fixit Guide Series - DIY Mac & iPod Repair」というサイト。
これはすばらしい。
機種ごとに分解法を解説したサイトはパラパラ有ったが、こちらはMacのモバイルやiPodのかなりの機種を押さえているし、記事が正確だと思う。
また単に分解の手順を図入りで解説しただけでなく、分解したビスのリストを寸法別に表示してくれているのがすばらしい。
一度でもバラシをやったことがある人なら分かると思うが、特にモバイルの場合は紛らわしい微妙に径やトルクが違うネジが使われていて、間違えないように紙にリストを書いてネジを並べていても途中で混乱することは必ずある。
実はこの間のバラシでも行き場が不明なネジが2本残ってしまった。

残念なのは英語のサイトであるということと、デスクトップ機の分解法は殆ど載っていないことくらいか。デスクトップ機でもPowerMac機などは側まで引っ剥がすような完全分解でもしない限り、通常のディスクやボードを差し替えるくらいの分解なら殆ど悩む必要はないと思うが、iMacのような機種はやはり分解にはそれなりに手順が必要になってくる。
いずれはそういう機種の記事もこれから増えるということなのかもしれない。

もしもサポートに出さずに自分で分解修理をやってみたいという人は参考にしてみて欲しい。
ただし何度も繰り返すが、ここに書かれているのはほとんどがAppleのサポート外の分解で、これをやった瞬間に完動品だろうが「スクラップ」と看做されサポートはされないということは知っておいたほうがいい。あくまで自己責任でチャレンジして欲しい。
当然失敗したら私も助けてあげることはできない。
だから「失敗しても悔いはない」というシチュエーションにならないとなかなかおいそれとはチャレンジできないだろう。

しかし、そういうリスクもある失敗したらサポート外の分解だがそれでもチャレンジする価値があるのは修理費を安く上げるということもあるが、それ以上にこういうものの仕組みをソフトウエア的にもハードウエア的にも知っていれば、正しい扱いも可能になると思うからだ。

一度バラシを体験して中身の仕組みをよく知っていれば、バラシで修理には失敗したとしても中身の構造は分かるから「どういう扱いをすると故障に繋がるか」という勘所は分かってくると思う。
そうすればハードウエアの扱い方も丁寧になって結局は物理的な故障を未然に防ぐことにつながる。
ブラックボックスのままで放置していると使っていても非常に不安感が強いが、中身を知っていればどこまでは大丈夫ということも知ることになるから不安感は大いに違う。
チャンスがあればチャレンジしてみて欲しい。






こちらのサイトではiBook、PowerBook、MacBook、MacBookPro等
の詳しい分解法が写真入り、ビスのリスト付きで公開されている
特にモバイルは世代ごとに分解法が大きく変わっているので
ここで手順を良く確認してから作業に掛かった方が良い







anchor

キーボードに入力できない、反応しないキーがある

BBSに「たか」さんからいただいた質問でもう自己解決しておられるのだが、そういえばこういうケースは私も当たったことがあるので対処法を書いておいた方が良いと思った。

キーボードの一部のキーあるいは全部のキーが反応しない、つまり叩いても入力できない場合どうすれば良いか、という問題だ。
この場合まず最初に考えないといけないのは、この問題がソフトウエア的な問題で起きているのかハード的な問題で起きているのかを切り分けなくてはいけないということだ。

過去の経験則で言えばキーボードが言うことを聞かなくなったというケースは、ほぼ間違いなくハード的な問題だ。しかしその対処をするにはこれが間違いなくハードの問題だという確証をつかまなくてはいけない。
一番簡単な方法はデスクトップの場合は、別のキーボードを差してみることだ。USBキーボードはホットプラグドを実現しているので、そのままキーボードを抜いて違うキーボードを差すだけで良い。
Windows用のキーボードでもOSXの場合はほぼ認識できるので気にしないで差してみれば良い。
それで問題なくキーが叩けるようだったら、これはハードの問題だということが確認できる。

iBookのようなモバイルでもこのUSBキーボード外付けは有効なテスト法なのだが、もし手許にもうひとつのキーボードがない場合、別の方法で確認できる。
まずCUIで確認する方法だ。
システム環境設定ペインに入ってアカウントを選んでログインする設定にして欲しい。これはキーボードが反応しなくてもマウスだけでもできる。
そしてログアウトする
ログインするアカウントに「その他」を選びアカウント名に
>console
と入力しrootのパスワードを入力する。
そうするとコンソールのCUI画面に入れるので、そこで問題のキーを打ってみて欲しい。
そこでも同じ問題が起きるようだったら問題はキーボードカーネルかハードに絞り込まれる。

問題がある場合はexitキーを打ってログアウト、あるいはコントロールできない場合は強制終了で今度は
コマンド+Sキー
を長押ししながら起動してみる。
そうするとシングルユーザモードに入れるので、ここで問題のキーを打ってみる。
これでも反応しない場合は、限りなくハードの問題に絞り込まれるが再度確認をするためにシステムディスクを挿入してCキーを押しながら起動する。
もし問題を起こしているキーがCキーの場合はoptionキーを押しながら起動して、マウスで起動するシステムを選ぶ。

Cキーもoptionキーも利かない、あるいはディスクから起動して同じ問題が起きるならもう間違いなくこれはハードウエア的な問題だ。
この場合は物理的にキーボードのお取り換えということになる。
ところでハードに問題が無いという場合、つまりCキー起動だと問題ないのにログインするとキーボードが動かなくなるというケースは厄介だ。
この場合は逆にソフトウエア的な問題が原因だと特定されてしまったわけだが、その対処法は厳しい。

まずテスト用の新しいアカウントを作ってそちらにログインして同じ症状が出るか確認してみる。
このテストの意味は原因はキーボードのカーネルまわりか、コンフリクト、バージョン不適合のドライブの問題かなどを切り分ける。
要するにトラブルの原因はシステムフォルダの中にあるのか、ユーザフォルダの中にあるのかを切り分けるということだ。

新しいアカウントで問題が起きない、つまり原因がユーザフォルダの中にあるのなら、テスト用アカウントに少しずつ前のアカウントの環境を移していき、どの時点でそういう問題が起きるか観察するという気が遠くなりそうな作業で原因が特定できる。

新しいアカウントでも問題が起きる、つまり原因がシステムフォルダの中にあるのならシステムフォルダの中身をいじって問題を解決できる可能性はあまり高くない。
この場合はあっさり諦めて、内蔵ディスクのバックアップを取ってシステムを再インストールしてしまおう。
これが一番の近道だ。












Previous Topへ Next





site statistics
青木さやか