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2004 年 2 月 2 日





CosmoSaverX
(Freeware) はOSXデフォルトのCosmoScreenSaverに似ているが、違う点はNASAからいただいたという豊富な写真を満載しているということだ。
太陽系や、青雲の美しい姿に見惚れているだけでも退屈しない。

なお作者はOS10.3以上必須と書いているが、OS10.2でも問題なく動く。


CosmoSaverX の設定画面
中身はノーマルなSlideSaverだが写真がきれいだ






CrystalFire Wormhole
(Shareware) はMac、Windowsのクロスプラットフォームにファイルを転送できるアプリ。
Mac版、Windows版をそれぞれインストールしておけば、接続環境はイーサネットかインターネットでファイルをやり取りできるという。
価格もわずか$15だし。
今のところそういう必要に迫られていないし、必要が出てきたらまず最初にSharepointsを試すだろうから、とりあえず今インストールしようという気にはならないが、このアプリは覚えておこうと思う。
いつか試すことがあったらまた報告を書く。







Audio ToolBox OSX
(Shareware) は正弦波、矩形波、ノコギリ波などを発振できるオシレータアプリ。
それでこれで何ができるかというといろんな音を出して遊ぶくらいだろう。
ヤマハのデジタルシンセを昔使っていてそれで音色作りをしたことがあったが、わずか6つのバーチャルオシレータを組み合わせて音色を作るだけでも気が狂いそうなほど組み合わせ、順列があってとても極められそうになかった。

このアプリにそれと同じような機能があるとは思えないので、(でもバーチャルオシレータ自体は10以上ある)デジタルシンセサイザーとはいえないかもしれない。

どちらかというと実験室で役に立ちそうな機能かも。
混じりっけなしの正弦波を出力できるオシレータが手に入るわけだから。

でもなぜだか音もののアプリって楽しい。


Audio ToolBox OSX の操作画面
オシロスコープなんかもついていたりして、やっぱり実験室用か?




2004 年 2 月 6 日





SlimBatteryMonitor
(Freeware) はバッテリ残量を表示するメニューエクストラ。
名前の通り、OSデフォルトのバッテリアイコンよりも表示がスリムだ。
バッテリ表示が縦だということもあるが、満充電になった時に「バッテリは充電済みです」なんていう長ったらしい表示をしないのが良い。
メニューバーはそうでなくても混み合っているのに、ここにそういう長ったらしい表示をされると肝心の時にアクセスしたいメニューが隠れてしまったりする。
それでいちいち残量表示を満充電になると「隠す」に切り替えたりしているが不便ではあった。 これは良いアイデアだと思う。
ただこのアイコンから、システム環境設定の省エネルギー設定に直接入れないのが不便ではあるが。
それと環境設定でログインアイテムに入れるというのはうまくいかなかった。
システム環境設定の方で登録してやらないと、うまくいかないようだ。



SlimBatteryMonitorは幅をとらないバッテリ残量メニューエクストラ
表示もカラフルでデフォルトのバッテリアイコンよりもデザインはいい感じだ




満充電になるとこういう表示になる
左がシステムデフォルト、右がSlimBatteryMonitorでこれなら邪魔にならないはずだ



設定画面ではログイン時に立ち上げるかとかバッテリ残量を示す色を設定できる
バッテリアイコンのデザインも変えられるが、ログイン登録はなぜかうまくいかなかった






Safari Page Monitor v1.0.3
(Freeware) は特定のwebサイトが更新されたら知らせてくれるスクリプト。
使い方は簡単でSafariで監視したいサイトを表示しておいてスクリプトをクリックして起動するか、スクリプトアイコンにロケーションファイルをドラッグして登録するだけで良い。

10分ごとに更新されたかどうかを確認してくれるので、webサイトでリアルタイムに情報のやり取りをすることができるだろう。
実際作者も弟が赤ちゃんの写真をホームページにあげはじめたので、その写真が更新されたらすぐ見たいからこのスクリプトを作ったと書いている。
そういう個人的なお知らせにwebサイトがこれから使われるということは多くなってくる気がするので、このスクリプトはそういう人たちには便利なツールになるのかもしれない。

ただし一度に一つのサイトしか監視できない。
新しいサイトを登録すると前に登録したものは消える。



Safari Page Monitorスクリプトアイコンにこのロケーションファイルをドラックするだけで
10分ごとにサイトを監視して更新を知らせてくれる




2004 年 2 月 9 日




久しぶりのトラブルシューティングだ。
最近SwapVolumeが容量いっぱいになるほどSwapfileができて、システムが「メモリ不足のため不安定になる。アプリをいくつか終了するかウィンドウを閉じて下さい。」というアラートを出すということが頻繁に続いていた。
これを回避するためには、バカ正直にアラートどおりにアプリを終了したりウィンドウを閉じたりしていても突然システムが落ちたりFinderが永久動作に入ってしまいフリーズと同じようになってしまう。

もう今では確信しているのだが、これはMacOSXのバグだ。
UNIXやLinuxなどのOSでSwapがどんどん増えてSwapVolumeがいっぱいになってしまうなんて聞いたことがないからだ。

それでこういうときには再起動か再ログインしないといけない。
ところが再ログインするとブルースクリーンに落ちたままいつまで待ってもログイン画面が出てこないという問題が最近立続けに起きた。
ディスクメモリが不足するとログインも起動できないということらしい。
しかしこれではいつでもSwapの残り容量を気にしていないといけないことになって、使い勝手が悪いことおびただしい。
かといってデフォルトのように起動ボリュームにSwapを戻すというのはやはり断片化の原因になるので、避けたいと思っていたので結局ファイルを収容する目的で作ったボリュームにSwapを移動させた。

Swapが使える空き容量はこれで、1GBから4GB以上になった。
これでまだ不足するようだったらもう欠陥品と呼んで良いだろう。
当面はこれでテストすることにした。
これはすべてG3プロセッサでの話だ。
G4のPowerBookだとSwapfileは最大でも3~4つくらいにしかならないそうだ。
ひとつ80MBだからSwapvolumeは320MBもあれば十分ということになる。
ところがG3プロセッサでは空き容量は1GBあっても不足ということだ。

Swapを移動させないでパーティションも切っていないような初心者ユーザで、よくHDの残り容量が600MB、CD一枚分を切っているという人がいるがこれは大変な綱渡り状態で使っているといえる。


結局OSXはG3プロセッサでは使ってはいけないということなのか。




ところでこのSwapの動かし方なのだが、Ceolaのような不可視ファイルを見ることができるアプリを使ってもドラッグなどの操作だけでは移動できない。
この場合はterminalを使う方法もあるが、僕は簡単に

Swapcop
(Freeware) を使って移動している。
操作は簡単だし移動先を指定して再起動後、再びアプリを起動すれば古いSwapの残骸も自動削除してくれる。
Swapは起動ボリュームにおいておくと断片化の原因になるので、ぜひとも移動することを勧めるが、そんなに頻繁に移動するなんてこともないので、こういう考えなくても操作ができるという簡単なアプリがあるの心強い。




Swapcopのインターフェイスは実にシンプルだ
だから操作に迷うことはないだろう




GLTronSaver(Freeware) は古いディズニー映画の「トロン」の中の電子バイクレースのシーンを再現したスクリーンセーバだ。
ベースになっているのはLinux、MacOSX、Windows向けにフォーラムで開発されているGPLゲームのGLTronで、このゲームも興味深いがその映像がお手軽なスクリーンセーバになったということらしい。
オープンGLの美しい3D画像だ。
スピード感もある。


作者が「最もクールなスクリーンセーバだ」と自慢するだけあって
スクリーンの映像はきれいだ



GLTronSaverの設定画面
若干不安定だがスピードなど設定も詳細にできる




X Resource Graph
(Freeware) はCPUの使用量、メモリの占有量、バッテリの電圧、容量、ディスクアクセス量などのリソースデータをデスクトップに張り付いたフローティングウィンドウに表示できるアプリ。
細かいパラメータを見ていると対応機種の場合はCPUの温度なんかも表示できる。
(iBookではできない。これはPowerBookかG4デスクトップのみの機能だ)
また面白いところでは気象情報、アップルの株価も表示できる。
CPU、メモリが気になってアップルの株を持っている人にはお勧めのアプリ。

僕の場合はこういうパラメータはメニューバーに表示させているし、デスクトップに常に何かが表示されているというのは結局邪魔なような気がするのであまり使うことはないだろう。
でもそういうパラメータに神経質になっている人には使い勝手が良いアプリかもしれない。
表示画面が小さいのが良い。



X Resource Graphの表示画面はコンパクトだ
アップルの株価を表示しているのご愛嬌ということか




設定画面で表示のパラメータは細かく調整できる
こんなに細かいパラメータは必要ないという人はここで表示する種類をしぼることもできる




BooBooMac
(Freeware) はMacを使ってブーブークッションを実現しようというアプリ。
これを起動しておいて、マウスを椅子の上において、座布団をかぶせてカムフラージュする。
誰かが座るとオナラの音がするというジョークアプリ。

なおこのアプリを使用した結果マウスが壊れても作者は補償してくれないので、各自自己責任で使うこと。





2004 年 2 月 12 日




先日のトラシューの続き。
例のSwapfileを移動させたという件なのだが、3日まるまる起動しっぱなしでなんとSwapfileは16個に増えた。Swap領域は1.2GBにもなる。
まえのSwapVolumeは1GBしかなかったわけだから、そりゃ足りなかっただろうと納得した。

結構負荷はかけている。

いろいろやってみて、 iTunesとブラウザが結構Swapを形成するような負荷になるということが解ってきている。それで意図的にそういう作業をやっているのだが、3日でSwapが16も溜まるというのはすごいというか、そりゃ落ちるに決まっていると感じた。

(UNIX的な常識ではSwapVolumeの大きさは実装メモリの2~4倍というのが適正な大きさということじゃなかっただろうか?
このまましばらく起動しっぱなしで使ってみるが、今既に実装メモリの2倍ではギリギリアウトということだ。これ以上増えるということであれば、MacOSXはUNIXとしてみたら欠陥を抱えたUNIXということになるんじゃないか?
この辺り私はネイティブのUNIXユーザではないのでよく分からないのだが、UNIXユーザの意見を聞いてみたいところだ。)

結論はOSXは基本的にはG3には合わないということだ。
G3ユーザがOSXをG3に最適化することを求めてAppleに訴訟を起こしていたが、あの気持ちが今真剣に分かった。
うちのG3でも本当は「OS9辺りを使っていろ」ということだったんだと思うとちょっと怒りが込み上げてきた。

それでも私のようにG3でOSXを使わなくてはいけないという場合は、SwapVolumeにSwapを閉じ込めるなどというUNIXの常識は忘れろということかもしれない。
断片化よりもメモリ不足で落ちる方が嫌じゃないか!
でもやっぱり断片化も防ぎたいという人はたっぷり余裕のあるHDを積んで、SwapVolumeも3~5GBぐらいたっぷりスペースを持たせればUNIX本来の1か月や2か月は起動しっぱなしで使えるという安定性が手に入るということじゃないか。

そんなゆとりがないという人は昔のOS9時代のように毎日再起動して使うしかないというのが結論だ。
早くG4に移行しろということなのかな?


2004 年 2 月 13 日





Aion
(Freeware)
海外出張が多い人並びに、国際電話をよくかける人は海外の時差を計算して相手の時間を考えている人が多いだろう。
その時に時差の8時間を足すのか引くか、結構こんがらがってしまう時があるに違いない。
国際時計ということであれば以前には画面いっぱいに世界中の時間を表示する大掛かりなアプリもあったが、そういうのは見かけがすごいだけで実用性はゼロといって良い。
ニューヨークにかけたい時にはニューヨークだけの現地時間が判れば良い。
そういうのはメニューバーに示してくれれば十分だ。
このアプリは起動項目に入れておけばデフォルトの時計のようにメニューバーに時間を表示してくれる。
実用性は高いし、邪魔にならない。


Aionの表示はデフォルトの時計並にコンパクト
でも世界の主要都市の時間はこれで表示することができる



TinkerTool
(Freeware)はOSXの隠し機能を調整するアプリ。
スクロールアローの表示をカスタマイズしたり、Safariのdebugメニューを表示したりフォントをスムーズに表示したり変更できる機能は多い。
他にドックに隠しアプリを透明に表示したり、ドックに格納するアクションを変更したり、ショートカットキーを新たに設定したりできることはたくさんある。

このツールは最初はPreference Paneだったような気がしたが、その頃はうまく動かなくてしかもアンインストールにも失敗してシステムにも不具合を残してしまった。
それはOS10.0の時代の話だ。
今回もう一度チャレンジしてみたが、普通のアプリになっていて動作も問題なさそうだ。



TinkerToolはシステムのおもちゃ箱というところ
いろいろできることは多い




2004 年 2 月 14 日





HappyWife
(Freeware)を奥さんのアカウントのログイン項目に仕込んでおこう。
そうすればなかなか面と向かって言いにくいことも言えるかもしれない。
メッセージはもちろん自分の好きなメッセージに書き換えられるし、用例のように日本語表示も問題ない。
バレンタインデーだし、こういうのも良いんじゃないでしょうか。



HappyWifeのオリジナルメッセージは英語だが
このように日本語の自分のメッセージに書き換えられる




2004 年 2 月 16 日





address-o-sync
(Freeware)Rendez-vous等を通じてネットワーク上のアドレスブックの内容をシンクロさせることができるアプリ。
私は会社機と個人機のアドレスブックのシンクは、LANを通じて会社機のボリュームを個人機にマウントして
"/Users/home/Library/Application Support/AddressBook"
の中身をごっそりドロップするというあか抜けない方法でやっている。
(あか抜けはしないけれども確実な方法ではある)
address-o-syncはパスワードを設定したアドレス帳をRendez-vousを通じて表示させてシンクさせることができるので、ちょっとスマートなやり方といえる。



address-o-syncでどのグループのアドレスをシンクさせるか選択することができる
syncタブでRendez-vousに見えるアドレス帳を表示させることでシンク先を設定できる



MiniTVGuide
(Freeware)はテレビガイドを表示するアプリ。
yahooのテレビサイトからテレビ欄の情報を読み取って、映画、スポーツ、ドラマなどのラテの内容をダウンロードする。

これがあるから一時期単身赴任の時に、新聞を取らなくてもテレビ欄を見られた。
しかしこのアプリはどういうわけかデータを読まなくなったので、困っていたのだが新しいバージョンを見つけてこれはちゃんとテレビ欄の情報を読むことが判ったのでまた愛用させてもらうことにした。



MiniTVGuideはテレビ欄を表示するアプリ
これがあれば新聞のラテ欄は必要ない?




2004 年 2 月 19 日





iVolume
(Shareware)
iTunesライブラリの曲ごとのボリュームのばらつきを調整するスクリプトだ。

といってもこういう機能は今のバージョンのiTunesにも付いているのだが、iTunesのは曲のピークを検知してそれをそろえるという比較的簡易なものなのに対して、このスクリプトは曲の聴感上の平均レベルを検出するアルゴリズムを使っているという。
おかげで曲のレベル調整をする時間はかなりかかる。

これはスクリプトなので、アプリのようにアプリケーションフォルダに置いても良いが
"/Users/Home/Library/iTunes/Scripts/iVolume"
に置くと、iTunesのスクリプトメニューから呼び出せる。
調整したい曲をiTunesで選択して、iVolumeの方で実行するだけなので使い方も簡単だ。


iVolumeの調整画面
ボリュームの検出はピーク検出という簡単なものではなく、平均レベルを検出する




スクリプトはLibrary/iTunes/Scripts/の中に入れておくとiTunesのメニューから呼び出せる
これは便利だ




2004 年 2 月 20 日




先日SwapFileを移動したという件の経過報告。

約8日間、OS自体は快調に動いている。
その間再起動はもちろん、再ログインも必要ないしメモリ不足だのというアラートも出なくなった。

と動作だけ見ていたら調子いいんだけれど、MenuMeterでSwapfileを監視していると

8日間でSwapfileは33個に増えた!!

すごいというか、ここまでくると豪快だなと感心してしまう。
Swapの総量は2.5Gを超えており、もうすぐ実メモリの4倍という水準も超えてしまう。

う~ん、AppleがOSXのインストールでSwapVolumeを設定させないのは、単にインストールを簡単にしたいからと思っていたが、どうもパーティションを切らないで起動ボリュームにSwapを置くというインストールを推奨したいということもあるようだということを理解した。

しかし初心者にはそんなこと判るわけないから、

「G3の場合は起動ボリュームの空き容量が3Gを切るほどファイルをたくさん入れてはいけない」

という注意書きをどこかにするべきだ。
それが原因でクラッシュしているG3マシンは結構あるはずだ。

去年からずっと悩まされてきたメモリ不足でシステムやFinderがクラッシュするという謎の症状解決法はこれでハッキリしたが、そうと判ってもなんかすっきりしないものが残った。

OSXはアップデートを10.23辺りで停めておいて使うという考え方もありかなと思いはじめている。


あんまりすごいんで思わずキャプチャー載せてしまいました
これが問題の33個も並んだ壮観なSwapfile
Finderでは見えないが、 不可視フォルダの中の見えないところでこんな悪さをしているのだ。




2004 年 2 月 25 日




先日のSwapfileが大量に増えるという件のさらに続報。
当サイトのBBSでこのSwapfile大増殖の原因はOSではなく、daemonや常駐アプリがメモリリークを起こしているせいではないかという指摘を頂いた。

考えてみれば合理的な指摘ではある。
早速調べてみたら、メニューバーに常駐させている


X-Assist

が問題を起こしていた。
作者サイトにいくと、私が使っていたバージョンはメモリリークがあったので修正したと書かれていた。
早速その修正バージョンにアップデートした。
やっぱりこまめにバージョンアップはチェックしないといけないという教訓だ。

しかしそれは原因の一部だっただけのようで、その後もやっぱりSwapfileは増殖し続けている。
不便ではあるけれどdaemonや常駐アプリを全て停めてテストをするということも必要かもしれない。



2004 年 2 月 27 日





Ocean Waves
(Shareware)
は潮騒の音を"ジェネレイト"するアプリ。
という以外に何も無いのだが、一応大きな波小さな波、波の間隔等の詳細設定が付いているので、これをもとにオリジナルな潮騒を設定してリゾート気分に浸ってみてはいかがだろうか。


Ocean Waves は潮騒のサイクル、波の大きさ、寄せる波の速さ、引く波の速さなどが詳細設定できる





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