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2007 年 6 月 8 日





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PhotoPresenter
(Shareware)
OS10.4Tiger対応

スライドショーに特化したピクチャービュアー。

サイトのクレジットには2006年の学生の作品の最優秀作と書かれている。(どこの最優秀かはわからないが)

ピクチャービュアーというよりも完全にスライドショージェネレータとして割り切っているようで、セレクタとかリネーマというような機能は全て斬り捨てられている。
そのかわりスライドショーにかけられるエフェクトの種類は過去に試したどの同種のアプリよりも充実している。

ディゾルブ系やワイプ系などのスライドショーのスタンダードなエフェクトだけでなく、Coverflowのようなエフェクトとか、アルバム風、ポートレイト風などありそうなものから、水族館風(?)とか立体レーン風(??)とか都市風(???)とか意味が分からないようなものまで自由に選べる。
音楽もiTunesのスマートリストを含むリストから選べるし、ランダム再生も可能だ。

店舗ディスプレイとして写真を一日中流し続けたいというような用途なら、安いものだと思う。

これの面白いのはiPhotoライブラリやピクチャフォルダだけでなくCDなどの外部のディスクの画像もスライドショーにできるということだ。それだけバッファーに余裕があるということだろうか。
それと画角に納まらない横長な写真の場合は映画のように自動的にPANして表示する。
この視覚効果もなかなか面白いんじゃないだろうか。

サイトからダウンロードできるサンプルAutomatorワークフローで、フォルダアイコンの右クリック一発でスライドショーを始めることもできる。スクリプトも用意されているし、Quartzのエフェクトなどを自分で開発することもできる。
スライドショー以外の機能は徹底してカットされているが、スライドショーに関連する機能は徹底的に追及されているというポリシーが実にはっきりしたプリだ。






PhotoPresenterのスタンバイ画面
画像をファイル単位でも読み込めるしフォルダ単位でも読み込める
サムネイルは自由に大きさを変えて表示できる
下のボタンですぐにスライドショーを始められるし設定画面にも入れる





右のプレイボタンで入るとこういう詳細な設定に入る
ここで画像の乗り変わりのエフェクトを選べる
プレイリストは音楽のリスとアイコンクリックでオプション画面に入れる
またoptionボタンでランダム時のエフェクトを限定するなど細かい設定ができる





そういう細かい設定は必要ないという時には左のボタンをクリック
こういう普通のシンプルなエフェクト選択とスタート画面が出る





こういう写真が細かくなったり集合したりの「ポートフォリオ」とか





フリップした写真が次々現れるエフェクトとか





見開きアルバム風のエフェクトとか・・・・





こういう意味不明なエフェクトとか・・・






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Books
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

図書管理用アプリということでシェアウエアを紹介したが、こちらはフリーウエアで図書管理ができるアプリ。

やはりISBNの10ケタか13ケタコードを入力すると、Amazonなどからタイトルや作者などのデータ、スクリプション、表紙写真などを取得して蔵書のデータベースを作ることができる。
タイトルからも検索できるが残念ながら確実性はあまり高くないので、やはりISBNクエリが一番確実だろう。

このアプリはかなり前に一度テストしかけて放置していたが、知らない間にどんどん機能が追加されてiPodなどへのエクスポート機能やiTunesのようなスマートリスト機能も追加されている。
使いこなせば面白い蔵書管理アプリになると思う。






Booksの使い方もシンプルだ
最も確実な方法はAmazonで先にISBNコードを調べておきそれを入力すればいい
和書も洋書も販売されているものはほぼ100発100中でデータ取得できる





そしてどんどん本のデータを取得していけばこのようにデータベースができていく





iPodにエクスポートすることもできるので蔵書リストを持ち歩いて書店で見ながら本を探すことも可能に
同じ本を何冊も買ったり欲しかったけど忘れている本のことを思い出したり便利かも





スマートリストという機能もいつの間にか追加されている
スマートリスト追加ボタンのとなりのエディットボタンで条件設定できる





特定の作者さんの著作だけ表示するとか、出版社で絞るとか、ジャンル分けするとか
パソコンのデータベースだからできる便利な機能がここで実感できる
これができてこそパソコンを使う意味があると思う





ジャンルで絞った結果
蔵書の数が数百冊から数千冊を越えるような人は何がどうなっているのか自分でもさっぱり分からない
それを整理するための本棚なのだが何回も引っ越しをして本棚を整理する気力もなくなってしまった
そういう私のような人にはこのアプリは強い味方になるはずだ


2007 年 6 月 9 日





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Play
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

FLAC, Ogg Vorbis, Musepack, WavPack, Monkey's Audio, AAC,Apple Lossless, MP3などの様々なフォーマットの音ファイルを再生することが可能な音楽プレイヤー。

今Macの世界では音楽プレイヤーはほぼAppleのiTunesの寡占状態だと思う。iTunesのバンドルが始まったOS9時代にはそれでもiTunes以外のプレイヤーを使っている人がいくらかいたが、今ではそういう人は非常に珍しい存在になってしまったと思うし、そういうMac向けのプレイヤーの開発プロジェクトも今では盛り上がっていないと思っていた。

ところがそういうことにチャレンジしようとしているオープンソースのグループというのがいるのだなと感心したのがこのPlayプロジェクトだ。

曲の再生に関してはまずファイル指定、またはフォルダを指定して音楽ファイルを読み込ませリストを作らせないといけない。
多分4000曲以上あるiBookのライブラリを読み込ませるのに相当な時間がかかった。なので私は寝ている間にやらせることにした。
それでも朝までには完了した。

現状これはアルファ版だと考えるべきだ。
MP3タグを上手く読み込めない場合があるようで、曲名やアーティスト名を表示できない曲がかなりある。
また操作系のスタイルもこれから大きく変わるかもしれない。
それでも軽快に起動して、ランダム再生などもこなしているので音楽プレイヤーとしては充分実用性はあると思う。
ジャンル別にスクリーニングできるし、iTunesなんかと同じようにスマートリストなども作って細かい条件付けでリストも作成できるのが面白い。






Playを最初に起動した状態
このようにプレイ領域もライブラリも真白な状態だ





4000曲入ったフォルダを数時間かかって読み込みを完了





ジャンル分けでソートできる
ところでスマートリストというフォルダに注目して欲しい





スマートリストはジャンル、アーティスト名だけでなく
BPMとかサンプルレートとか広範な条件が用意されている
それでスマートリストを作ってプレイ領域にリストをドロップすれば再生準備完了だ





Growlにも対応している
再生をスタートするとこのように曲名、アーティスト名を表示する






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炎上中

教えて!goo Macを買わせたくありません!

~釣りです。
~釣れてますね。
~イレグイです。

後刻追記
~一杯釣れたので閉めました。
~乙かれさまでつ

さらに後刻追記
~せっかくの大漁なので魚拓はってみました。
教えて!goo Macを買わせたくありません!
~すばらしいです。力作です。質問者の力量に比べて釣られてるマカのナイーブさが哀れな感じです。
~実際にはこの3倍以上の釣果があったはずですが、どなたかもっと後の時刻の魚拓をお持ちじゃないですか?
これは記念においておきたいくらいですね。



2007 年 6 月 11 日





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ネットイナゴのおかげで結局最後にはネットは殺風景な面白みのない場所になってしまうかもしれない

これは面白い。というか核心を突いている。
池田信夫 blog はてなに集まるネットイナゴ
ネットイナゴっていう用語があるというのは知らなんだ。
でもすごく本質を言い表していると思う。

当サイトも個人ボランタリなサイトとして出発していて、それは今でも変わらないのだが基本的には個人のシステム運用に関する備忘録とアプリをテストした記録を、まずは自分のため、そして第2義的には自分の身の回りでMacの使用法で行き詰まっている人のためということで始めた。
だから最初カウンターが100を越えるのに1ヶ月近くかかったが、それでもこのころが当初の目的を一番果たしていたと思う。

ところが今は下手すると1時間でカウンターなんか100回ってしまうようになると、実にいろいろな人が見に来る。
そしていろんなことを言ってくる。
直接メールなどで私を罵倒しにくる奇特な御仁もいるが、大抵はどこか目立たないところでそれこそ、はてブとか2ちゃんねるとか、あるいはもっとローカルな個人ブログでひっそりと罵倒してくれる。
その罵倒がちゃんと根拠を書いたものだったら、読む価値も反論する価値もあるのだが、何も根拠を書かないで
「キモイ」「ウザイ」「コメントがあれ」「自己満足」「バカ」「氏ね」
という類いの幼児語しか書いていないのがイナゴの特徴だ。

こういう人が増えたので、最近では知り合いにはこのサイトのことは基本的に話さない。会社では勿論、個人的な知り合いにも私がこういうサイトを主催しているということは話していない。
だからこのサイトのことを知っているのは私のごく親しい人だけだ。
そういう秘密主義になったのは、知り合いを疑うようなことになりたくないためで、だから「困っている知り合いの助けになるために」という当初の目的はもうはや放棄している。

イナゴはひとつひとつはたわいもない虫だが、大集合することによって、ネットの比重を狂わせ悪貨が良貨を駆逐するという現象を引き起こしているという。
これは本当にそのとおりだと思う。
私が仕事で関係している個人ブログを保つ経済評論家やジャーナリスト、エンジニアなどという現場を知っていてそこから情報を発信したいという意図を持つ人達は皆一様にこの問題で戦々恐々としている。
ブログのコメント、トラックバックを閉じてしまった人もいるし、サイトそのものを閉じてしまった人もいる。
「彼らに食いつかれるのを恐れて、専門家はブログで意見を表明しないし、普通のユーザー(特に女性)はSNSに逃げ込んでいる。」
という現象も事実として起こっている。

今ははてながweb上では比較的ホットスポットだから、こういう連中ははてなに集まっている。
面白いのは「2ちゃんねるの連中は自分たちはクズだという自覚があるが、はてなの連中にはそれはない」のだそうだ。
しかし前は2ちゃんねるがその最前線だったし、はてなだけにそういう連中が集まっているわけではない。

しかしそういうイナゴも検索に引っかかってくるし、トラフィックにも現れてくる。ブクマサイトにリンクを張られれば当然リファレンスも見えてしまう。
こういう連中がネットの世論の比重を大いに狂わせているという自覚は持って欲しい。
要するにきちんとした議論はする気がないのだが、メンドクサイしというのが自分に対するいいわけで、実際にはきちんと議論できる頭がないのだがそのことは認めたがらない。
その証拠に検索にもリファレンスにも記録が残らないような片隅にこっそり書いていれば良いのだが、きちんとリンクをはったりブクマしたりして、自分がそういうこを書いているということだけは誇示したいという自己顕示欲だけはある。それが哀しい点だ。


お気に召さないのは結構だが、「クソ」だの「キモイ」だのはチラシの裏に書いて欲しい。
これは当サイトのことだけでなく、他のサイトの情報を集めている時にも思うのだが、最近ネットで集まる情報の確度や意図通りのものが見つかるかということについて、ちょっと期待はずれなことが多くなってきている。
イナゴのおかげでネットの比重が狂い始めているとしか思えない。

コメント欄に書かれた
「日本のネット界隈は罵倒・中傷されることの「スルー力(りょく)」がないと発信できない空間になってしまいました。」

「実は社会では、こういう脳の小さいイナゴがsilent majorityなのですが、そういう連中は普通の学校や職場では発言の場がない。それが、だれでも発言できるウェブで多数派を占めてしまったということでしょう。」

というやり取りにもナットク。
しかし、webの操作環境が入りやすくなるに従って、こういう連中が増えるというのも必然なのかもしれない。
もともと「ネットは知の共有の場所だ」ということのほうが幻想だったということなのか、ちょっと前には2ちゃんねるは巨大な肥だめなんてことをよく言ったが、今はネットそのものが巨大な肥だめなのか。


<追記>
そういえば「ネットピンポンダッシュ」ということばもあるんだな。
ネーミングした奴はある種の天才だが、幼児的という意味ではイナゴよりも「ネットピンポンダッシュ」の方が言い得て妙だ。



2007 年 6 月 12 日





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Volumizer
(Freeware)
OS10.2Jaguar対応 OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

マウントしたボリュームのアイコンをドックやメニューバーに表示するシステム環境設定ペイン。

インストールのしかたは一般的な環境設定ペインと一緒で、
"~/Library/PreferencePanes/"
にインストールすればカレントユーザ(今デスクトップを表示しているユーザ)のみが使える。
"/Library/PreferencePanes/"
にインストールすれば全てのユーザが使える。

ペインのドックのチェックを入れると、今マウントしている全てのボリュームがドックアイコンで表示される。
メニューの方のチェックを入れるとメニューバーアイコンからプルダウンで全てのボリュームが見える。
私はデスクトップを少しでも広く使うために、デスクトップに内蔵ディスクのボリュームアイコンを表示しない設定で使っている。
だからドックにボリュームが表示されるのはちょっと便利。
それにドックアイコンを右クリックするとそこからボリュームのアンマウントができるのも良い。
ボリュームアイコンをゴミ箱にドロップしてアンマウントするという操作体系はMacを特徴づけるものだが、私個人は入門用に必要ではあるものの、ある程度操作に慣れたユーザならこの操作法は煩わしいと感じるに違いないと考えている。
これならアンマウントはドックアイコンのワンクリックでできるのがうれしい。

もうひとつこれの特典としてドックの方のチェックを入れていると、アプリケーションスイッチャーの画面をだした時にボリュームアイコンが現れることだ。これで今どんなボリュームがマウントされているのか、マウントされたボリュームをデスクトップに表示しない設定にしていても見えるようになる。
これは実はマウントされたボリュームの数だけ内蔵アプリをボリューム名にリネームしてボリュームアイコンをつけて起動するという仕組みになっているようだ。

USBメモリやデイジーチェーンの外付けHDをいくつもぶら下げている時には、これでマウントやアンマウントが完了したか確認できる。
残念ながらこれで選択してボリュームをウインドウで開くということはできないが。

ちょっと残念なのはログインするたびにこのチェックをいちいち入れ直さないと、ボリュームアイコンが無地のアプリアイコンに化けてしまうことだ。
これはチョットした不具合なので、修正されるかもしれないが。






Volumizerをインストールするとシステム環境設定ペインに設定画面が現れる
ドックとメニューいずれかあるいは両方にボリュームアイコンを表示するチェックを入れる





ドックに表示されたボリュームアイコンはこんな様子
普段は拡大機能を切っているが分かりやすいようにドック拡大機能をオンにした
USBメモリもFirewireHDもこのように表示される
またここからワンクリックでアンマウントも可能だ





ドックアイコンを表示する設定にしていればアプリケーションスイッチャーの
フローティングウインドウにもボリュームアイコンがこのように表示される
私のようにデスクトップにボリュームアイコンを表示しない設定にしている人は
マウント、アンマウントを素早く確認するには良いと思う





メニューバーからプルダウン
これは直接ボリュームをウインドウで開くことができる





このボリュームアイコンの実体はペイン本体にバンドルで入っているVolumizerというアプリ
これを名前とアイコンを変えてドックなどに表示しているようだ






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Mac OS X Speeder
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

『このアプリケーションはMac OS Xのプロセスの優先順位を変更して、アプリケーション全体の反応速度を変更するものです。
(よくあるWindowServerの優先順位を上げるものとは違う方法です)』
というアプリだ。
アプリの体裁をとっているが実際にはスクリプト集のバンドルのようだ。

これのインストール方法は展開したMac OS X Speederのフォルダの中のMac OS X Speederアプリ本体をクリックして起動するだけでいい。それでアプリケーションフォルダの中にアプリ本体のコピーを生成し、システムのプロセスのnice値を自動的に修正する。
アプリを起動している間は一定時間ごとにプロセスの優先順位を修正し続ける。
だからログイン項目に入れておけば、次回以降自動的にプロセスの優先順位を変更してくれる。

このnice値をいじるUNIXコマンドというのは昔確かみた覚えがあるが、これはそれをおそらくGUI的にいじるプロセスを自動化してくれたということなのだろう。

Terminalを起動して
ps -acx -o'pid,nice,%cpu,command'
というコマンドを実行するとどういうことが行われているのかみることができる。
私が起動しているプロセスのうちデフォルトではmdimportserverというプロセスが-18に設定されていただけであとはほとんど0に設定されており優先順位は特に無いようだが、このMac OS X Speederを実行するといくつかのシステムのバックヤードのプロセスが-15に設定され、総体にフロントのアプリケーションの体感速度が上がるという考え方なのだろう。

付属の「こんなにスピードが上がりました」jpegをみると確かにベンチマークには明らかな差があるようだ。
それで実際に使ってみたところ確かに体感的な差というのはあるように思う。
システムはバックヤードでどんどんメタデータを書き込んだり、各種のカーネルサービスを実行したり眼に見えないことを忙しくやっている。その優先順位をちょっと下げることで、ブラウザやワープロソフトなどの動作を速くするという効果は微妙にあるようだ。
ただし、そういう性格のものだから、Photoshopで重いレンダリングをやりながらブラウザのスピードも上げたいという時には大きな効果は期待できないかもしれない。

これが効果があるかどうかははっきりいって各人の環境によるだろうから、一概にいえないが私の環境では有為の効果があったと感じている。
なかなか良いんじゃないだろうか。

いわゆるアクセラレータではないというのが良いし、アンインストーラも付属していて使用中止にするときの不安もない。アンインストーラを使った後再起動すれば、システムのnice値も元にもどるのでその面の不安もない。

なおこのアプリは私がみたところ非常に安全性は高いと判断したが、それは私の主観でありこのアプリを使うことで生じる問題の損害を私も作者さんも補償することはできない。
それはくだらない用語だが、各自の自己責任で行って欲しいということだ。その自己責任の意味を理解しこのアプリの使い方や特性を理解して使えば大変有意義な面白いアプリだと思うが、自己責任という言葉の意味を理解せず、このアプリを理解しない人はなにぶんにもシステムをいじるアプリだから触らない方が良い。というかそういう人はオンラインウエアを使ったり、webで集めた情報を利用したりしないことをお奨めする。
そうでない人には、試してみる価値があるアプリだ。






Mac OS X Speederをインストールする時には本体アップを起動
それでアプリケーションフォルダにアプリのコピーが生成される
アンインストーラも付属しており安心して試せる





アプリ本体に付属していたキャプチャーをみると確かに差が出ている
いわゆるおまじない系の高速化アプリではないということだ





Mac OS X Speeder使用前のnice値を上記のコマンドで見る
mdimportserver以外はほとんどが0となっている





Mac OS X Speederをしばらく使うといくつかシステムのプロセスが-15に変更されている
つまりこれでフロントのアプリケーションを相対に高速化しようという考え方らしい






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ドザとLinuxユーザ

面白いものを見つけた。
Cマークがついているので転載するわけにはいかないが、これは面白い。

「人は明らかにコンピュータがクラッシュする方が、人間関係が壊れるよりもストレスを感じるそうだ!」
「それはWindowsユーザに聞いたんだろ」
「え?」
「だってLinuxユーザは最初から人間関係なんかないもんな」
「ヲイ( `_ゝ´)ムッ
 あいつのことは気にしなくていいんだよ、ダーリン。あいつは真実の愛について何も知らないんだから。」


これって昔はマカがいわれていたことだったのだけど、最近はLinuxユーザなんだな。



2007 年 6 月 13 日





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RapidoStart
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

高速軽快なスモークスクリーンベースのランチャー。

ランチャーを使う時にいつも問題になるのは、使わない時にどうやってしまっておくか、しまったランチャー画面をどうやって呼び出すかということだろう。

完全に消えてしまいショートカットキーで呼び出すというものもあるが、これはショートカットキーを覚えていないと役に立たない。
メニューバーアイコンやドックアイコンは混み合っているためにあまり合理的な選択とはいえない。

デスクトップの端に小さなウインドウを残しておき、使う時にクリックして拡大するというタイプのものが一番何も考えずに使えるが、デスクトップに常にランチャーが見えているというのは結構邪魔なものだ。
このRapidoStartはその後者のタイプになるが、デスクトップに残す「スイッチ」を極小サイズにしたのがまず秀逸だ。
この大きさのスイッチをスクリーンの四隅の好みの場所に置くことができる。
小さいが視認性は悪くないスイッチだ。
このスイッチをクリックするとスモークスクリーンのランチャー画面が中央に現れる。

デフォルトでは2×4の8個のアイコンを登録できる。これは勿論設定で変更できる。
一枚のランチャー画面が一杯になったら左右のスイッチをクリックして次の画面に移動することができる。
この時にファーストユーザスイッチのようにキューブがくるっと回るエフェクトがデフォになっていてカッコいい。
これは設定でフリップという板がひっくり返るようなエフェクトに切り替えることもできる。

またトップ画面のウインドウが重なったアイコンをクリックすると、アクティブでなくなったときもランチャーウインドウを表示し続けるか、アクティブでなくなったら自動的に消えるかという設定もできる。
自動的に消えない設定の時には左上のクロスボタンをクリックしてウインドウを消す。
これは好みの問題だが、複数のアプリをいくつも起動したい時には消えない方が便利だし、何かを起動してすぐにパッとそちらの操作に移りたい時には消える設定の方が便利だ。
どちらが便利かはケースバイケースだからトップに切り替えアイコンを置いたのだろう。
なかなかニクい配慮だと思う。

右下のタブをプルダウンすると細かい設定が出てくる。
待機状態の時に表示されるスイッチの位置やページ毎のアイコンの数もここで変更できる。

シンプルだが使えるランチャーだとみた。






RapidoStartを最初に起動するとこういうスプラッシュが表示される
デフォルトではランチャー呼び出しのスイッチは右下にあるので大きな矢印で指し示している
多分ホットコーナーなども一番設定される確率が少ないということで右下が選ばれたのだろう





ランチャー画面はこんな感じでデスクトップ中央に表示される
項目の数は変更できるからジャンル別によく使うアプリを登録してもいい
登録が多くなってもアプリの名前を憶えていれば検索で一発で呼び出せる
左下のウインドウが重なっているアイコンをクリックするとすぐに消える設定に変わる





右下のタブをプルダウンすることで設定項目に入れる
ページ切り替えのエフェクトや1ページの項目数、待機スイッチの位置などここで変更可






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CAPS Warn
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

キーボードで今何が押されているか、特殊キーのステータスを表示するシステム環境設定ペイン。

ここで表示可能なのは、コマンド、option、shift、control、capslock、numberlockキーなどのステータス。

メニューバーの一番左、Appleアイコンのさらに左のスペースにコマンド、option、shift、controlの4つの装飾キーが押されているかを表示できる。(ver.3.0からほかのキーもアサインできるようになった)

またメニューエクストラのアイコンにシフトキー、capslockキーが押されているかを表示する。(同、これもNumlockキーアサインが追加された)
この機能はシステム環境設定ペインの「ユニバーサルアクセス」に入って「補助装置を仕様可能にする」にチェックを入れることで使用可能になる。

オプション的扱いになっているが一番重要なのは、capslock、numberlockキーが押されているかを警告音、画面のフラッシュで知らせる。
こういうことを書くとまた「人による」というコーションを書き込まれそうだが、私個人的にはこのCapslockキーというのは一度も役に立ったことがない。
かなキーやローマ字の大文字入力の時に役に立つというが、そういうときでもshiftキーですましてしまうし、いちいちcapsが入っているか気にする方が面倒だ。
そういうことで役に立つ回数よりも、タイプミスでcapsロックがかかってしまい、舌打ちする回数の方が遥かに多い。numlockキーは無用の長物とは言わないが、これを使うのはノートで電卓ソフトを使うときくらいのもので、逆に知らず知らずにnumlockキーをミスタイプしてキー入力ができなくなって舌打ちなんて回数も、電卓アプリを使う回数よりもはるかに多い。

capslockもnumlockキーもそれぞれキーに自照式LEDが仕込まれているので間違って押したら気がつくだろうというようなもんだが、実際にはブラインドタッチの人はキーボードなんか見てやしないのでこのインジケーターLEDというのは案外意味がない。それだったら音で警告してくれる方が良いし、音も絞っていることが多いので画面で警告してくれればなお良い。

このペインがそれを実現してくれた。
ただ画面のフラッシュはOneFingerSnapなどでも使っているので判断がしづらい場合もある。
できれば画面にインポーズで文字か図形で警告してくれる方がなお良かった。


<いきなり追記>
とこの原稿を書き上げた今朝になってバージョンがひとつ上がっていることに気がついた。
表示や設定画面などが全面的に変わったので、キャプチャーも全部撮り直しになったが、最大の変更点はGrowlに対応して画面に文字で警告が出せるようになったということだ。
これはありがたい。というかこの手のアプリをいくつか試して一番の不満点はいつもそこだったので、このGrowl対応でデスクトップにフローティングのアラート画面を出せて、不満は特になくなった。






CAPS Warn環境設定ペイン画面
Appleメニューアイコン左にキーの状態を示すステータスランプを表示したり
メニューエクストラで指定のキーが押されているか表示したりなどの設定がここでできる





メニューエクストラはこんなふうに表示される
ここにはCaps、Numlock、Shiftキーを割り当てられる





Appleメニューアイコンの左にはステータスランプ風に押されているキーを表示
これは指定のキーが全て押されているあり得ない状態だが小さいが案外視認性が高い





今回のバージョンから追加された新機能にGrowlへの対応もある
Numlockキーがかかってしまったアラートはフラッシュよりも画面に
インポーズしてくれた方が良いと思っていたがそれはGrowlで実現した
Growlだから当然警告タグのデザインや書体など好みで選べる






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Safari 3 パブリックベータ
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

WWDCで話題のSafari 3を試してみるはずが・・・

どういうわけか動かなかった。
インストールはトントン拍子で進んだ。SIMBLのエラーが出たのがちょっとイヤな感じだったが、SafariStandなどのInputManagerはちゃんと認識している感じだった。
InputManagerに関してはレパードでは廃止になるという噂があったが、今のところ認識しているということはサポートの可能性もあるということか。

ところがインストールに成功して起動にも成功したSafari 3だが、結局全てのサイトの読み込みに失敗した。
この原因はベータだからしかたがないということだろうか? それともPPC環境では動かないということだろうか?
しかしインストーラもそういう注意は特に表示しなかったし、ダウンロードサイトのどこをみてもPPCでは動かないとは書いていない。
そんなの断るまでもない常識の話なのだろうか?
ということはレパードではPPCはサポートされないということ?
WWDCの内容を全くトレースしていないのでなんだか、浦島太郎になったような気分だ。
誰かエラい人補足してくれ。

ちなみに同梱のアンインストーラは実はSafari 2のインストーラも兼ねていて、こちらでアンインストールするとSafariのバージョンは元に戻る。
戻ったバージョンは2.0.4でやる前のバージョンは2.2だったような気がするが。
一応前のとおり全てのサイトの表示に成功している。


<追記>
BBSに情報をいただいたが、やはり皆さんPPCでも動いているそうだ。ということは例のSIMBLのエラーが原因なのか、もっと違う理由があるのか。
今のところよくわからないが、いずれにしてももうアンインストールしてしまったので検証のしようがない。またメリットもあまりはっきりないようで、これはやはりiPhone対応ということでiPhoneが出ないと本当のメリットは感じられないようだ。
ちなみにSafari 2の戻した最新バージョンはv.2.0.4で良いそうだ。よかったよかった。






Safari 3のインストーラの画面
Safari 2を自動的に削除して3にアップデートする





起動する時にSIMBLエラーを表示する
そういえばInputManagerに関する悪い噂があったことを思い出した





英語のみのバージョン公開なのでメニューは全て英語
それ以前に全てのサイトの表示に失敗
アンインストールには成功したがなんだかガッカリな結果だ


2007 年 6 月 14 日





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iTunesFS
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

これは面白い。
iTunesのプレイリストに登録された曲をそのままFinderのディレクトリに移してリスト順と組み合わせて取り出すことができるアプリ。

このアプリを使うには前準備としてMacFUSE-Coreをインストールしていないといけない。
これはリンク先でOSX用のdmgを落としてきてインストーラの指示に従ってひたすらOKボタンをクリックしていればすぐに入る。

その上でこのiTunesFSのアプリ本体をクリックしてみよう。
ドックアイコンも何も現れずしばらくは何も変化が無いように見えるが、しばらくしてデスクトップにアプリ本体と同じiTunesFSというアイコンが現れる。
これを開けばわかるがこれはディスクイメージをマウントした状態で、その中身はiTunesのプレイリストに登録された全ての曲をディレクトリに置き換えられた状態になっている。

これができて何が良いことがあるかというと、まずiTunesでマウントしたiPodから音楽を取り出す時だろう。
著作権への配慮なのかiPodは曲の登録は簡単にできるが、そこから音楽を取り出すことについてはガードがかかっていた。それを取り出すにはそれ専用のアプリが必要でこれまでにもiPodの音楽を取り出すアプリというのはいくつか出ているが、どれもあまり操作法が直観的とはいえなかった。
私が試してみたものでこれからも使ってみようと思ったものはひとつもない。

このiTunesFSならプレイリストの順に音楽をコピーペーストで取り出せるのでとてもFinder的で操作に違和感がない。
また曲順は曲名の頭に3ケタ番号(~4ケタ?)で追加されるので、曲順もそのまま書き出される。
mp3CDが使えるがiPodを接続できないカーステレオで、iTunesのプレイリストそのままの曲順、組み合わせで音楽を聴くとかそういうこともできるのでうれしい人もいるんじゃないだろうか。

尚、ディスクイメージではあるがこのiTunesFSのディスクイメージからドラッグアンドドロップで曲を取り出すことはできない。
取り出しは全て取り出したいファイル、あるいはフォルダをコピーして書き出したい先のディレクトリにペーストするという方法で書き出す。


<後日追記>

上記にMacFUSE-Coreのリンクを張ったが、MacFUSE-Coreが知らない間にバージョンがv.0.4.0に上がっていたようだ。(07年6/5)
情報によると現行のiTunesFSのバージョンではこのMacFUSE-Corev.0.4.0には対応できていない為に正常に動作しないそうだ。(V.0.3.0はiTunesFSの作者さんのサイトで入手できる。使いたい人はこちらを使って欲しい)
私は確認していないが、BBSにそういう情報をいただいた。
ありがとうございます。

それともう一点気づいたことだが、このMacFUSE-Coreのファイルシステムは2バイト文字のパス名をサポートしていないようだ。
どういうことかというとプレイリストの名前に日本語が使われていると、そのフォルダもフォルダの中身のファイルもディスクイメージから取り出すことができない。
だからiTunesでプレイリストを作る時には全て英数文字でリスト名を設定することをお奨めする。
でないとこのiTunesFSは正常に動かない。

<さらに追記>

全て英語のパスだとドラッグアンドドロップでファイルを取り出せることを確認した。逆に日本語のパスからはドラッグアンドドロップもコピーペーストも無効だ。これはコピペでないと取り出せないという話でなくプレイリストに日本語が使われているせいだと思われる。ただ情報をいただいた方はアーティスト名のパスからしかドラッグアンドドロップができないと書いておられる。
どうも毎回挙動が違うようだし、よくわからないアプリだ。






iTunesFSを使うにはまずMacFUSEをインストールしないといけない
そのインストールはインストーラなりだから簡単だ





あとはiTunesFS本体をクリックするだけ
するとデスクトップにこういうアイコンが現れる





その正体はマウントされたディスクイメージ
中身はFinderで操作できるようにディレクトリ化されたiTunesのプレイリストだ
これをコピペしてテキストエディタでプレイリストをテキストに書き出してもいいし
他のディレクトリにペーストしてiTunesプレイリストそのままのフォルダを作ってもいい
それをCDに焼くとか、iPodから曲を取り出すとか便利な使い道はいろいろ考えられる










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