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2009 年 3 月 11 日




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KeyHoleTV
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

総務省のワンセグP2P配信実験プログラム(実験自体は現在終了)を受信して、チューナーなどを接続しなくてもパソでテレビを見られるアプリ。
それのMac版が先日出た。

サイトにある技術的説明を引用すると、
「超軽負荷型P2P通信です。ソフトをダウンロードすれば誰でも無料で使うことができます!!
上り200Kbps未満のナローバンドによるQVGA(320×240ピクセル)フル音声動画配信を実現する、他に類をみない次世代型の独自コーデック技術を利用しています。
この技術には100Kbps放送モードも実装されており、放送側は100Kbpsから上限350Kbpsの上りバンド幅があれば、FOMAカードなどを利用した1対多のモバイルIP放送が可能となります。
更に送信されるデータは暗号化されていますので、セキュアな動画配信を行うことができ、次世代離散数理技術により、伝送帯域幅を極限まで押えながらブロックノイズのない配信が可能となりました。」

ということらしい。
各位解釈してほしい。

それでMac版の稼働条件は、
「OS10.4、10.5、CPUはG4以上またはintel、インターネット常時接続」
という感じじゃないかと思う。
画像は低レゾでコマ落ちでテレビそのままの画質では当然ないが、出先でもネット接続さえ確保すればとりあえず情報は取り出せるという程度の情報量はある。テロップなどもほとんど読み取れるので充分だと思う。

何よりも利用価値が高いのは地上局ラジオが結構な音質で受信できることだと思う。
ネットラジオもいいけど、地上局のラジオはやっぱり外部チューナーを別に買わないと受信できなかった。
それが解消した。

下りのスループットは30〜40Kbpsという感じで、結構低速通信でも受信は可能かもしれない。

メニューやUIにまだかなり混乱が見られるが、出たばっかりのアプリだしこれからおそらく洗練されていくのだろう。
それよりもチューナー無しでMacで地上波などのテレビ、ラジオを視聴できるというところに価値がある。






KeyHoleTVを起動すると現れるチャンネルリスト
NHK、民放5局、TVK、放送大学などの地上波、専門局、
関西テレビ等の地方局の他にTBSラジオ、ニッポン放送などが並ぶ





こういう海外放送も受信できたりする





昨日は今話題のこの方やFRB議長の特番もやっていて
こういう情報をいち早く知りたい人はいいかも
英語がわかればの話だが





受信速度は30〜40Kbpsというところで、非常に小さい
低レゾ画像だからだがこれなら回線状況がそんなに良くなくても視聴可能だ





画面をクリックすると画像だけ別ウインドウにできる
上部中央ボタンをクリックすると常に前面表示することもできる





タイトルバーの緑ボタンでフルスクリーン化するとこんな感じ
縦横比は固定されていないのでアスペクトが狂ってしまう





上記フローティング機能を使ってこうしてデスクトップに表示していて
モニタリングするという使い方がパソコンテレビの場合、吉かも
こうしてしみじみ見てみるとテレビって本当につまらないなと思う
時々チラ見でいいのなら別にテレビなんかなくてもこれで充分な気がする


2009 年 3 月 12 日




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フリーの画像が手に入るサイトもろもろ

最近見かけたところでフリーの画像がたんまり手に入るサイトをいくつか。

ブログにライツフリーのボタンアイコンを貼りたい時に重宝しそうな、アイコンが手に入るサイト。
iconPot - totally free icons

こちらは宇宙、星雲、惑星、アポロ、スペースシャトルのみsh村に関連する高解像度な壁紙がたんまり手に入るサイト。
Space wallpaper - Free space wallpaper, backgrounds and computer desktops

そして国旗や家紋、イメージ写真などがたんまり手に入るフリー写真サイト。
無料で使えるEPSフリー素材集【EPSフリー素材.jp】

商用にも使える白地図などがたんまり手に入るフリー地図サイト。
白地図、世界地図、日本地図が無料

商用にも使える2000pixel以上の高画質の、全国、世界の風景フリー写真サイト。
2000ピクセル以上のフリー写真素材集

最近本当にこういうサイトが増えてるんだね。
いずれも何かの時に役に立ちそうなのでとりあえずリンク。






iconPotはフリーのアイコンが手に入るサイト





こういう感じの使えそうなアイコンが大量に手に入る





Space wallpaperはこういう宇宙的な高画質壁紙がたくさん手に入る
Leopardに宇宙がに合う?





EPSフリー素材.jpは加工素材に使えそうな図柄が大量に手に入る

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先日紹介したKeyHoleTVを無線化して家庭内ラジオするぞ

ラジオを無線化するというのも変な文脈だが、といっても先日紹介したMacで地上局のテレビやラジオを視聴できるKeyHoleTVを無線LANで飛ばしてAirMacExpressなどで家中のスピーカーから流そうというだけの話だ。
これを使う。


Airfoil
(Shareware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

このアプリはMacの任意のアプリを指定して、その音声出力をジャックして無線に飛ばす機能がある。 以前はiTinesを無線化して家中で音楽を流していたが、iTunesがデフォルトでそういう機能を実現してしまったので、しばらくお蔵入りしていた。

KeyHoleTVを使ってこれでラジオを聞くなら、Airfoilで無線化して家中に飛ばそう。

AirfoilKeyHoleTVをしてする方法と、システムオーディオを指定する2つの方法がある。
システムオーディオを指定すると便利な点は、ファンクションキーのボリュームで音量を調節できる便利さがあることだ。
その代わりSoundflowerというアプリをインストールしないといけなかったり、システムアラートもいっしょに無線に乗ってしまったりのデメリットもある。

直接KeyHoleTVを選択するとSoundflowerのインストールも不要だし、システムアラートが乗ってびっくりすることもない。無線を繋ぐと自動的にKeyHoleTVが起動するなどの便利さがあるが、ボリューム調整がKeyHoleTVAirfoilもマウスを使わないとできないという不便さは意外に大きいかもしれない。






Airfoilを使ってKeyHoleTVを無線化する
システムオーディオを選択するとキーボードの音量キーでボリューム調整できるのが便利
システムアラートが無線にいっしょに乗ってしまうが・・・





システムオーディオを指定する場合Soundflowerをインストールすることを要求される
自動的に立ち上がるインストーラの「インストール」ボタンをクリックするだけの話だが





あるいはAirfoilで直接KeyHoleTVを指定する方法もある
変なシステムアラートも乗らないし接続するとKeyHoleTVを自動起動してくれたり便利
だがKeyHoleTVAirfoilもマウスでドラッグしないと音量調整できない不便さはある

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Airfoil Video Player
(Shareware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

ところで今回Airfoilを久しぶりに起動してテストしていて気がついたのだが、このパッケージの中味にもうひとつのアプリが入っている。

Airfoil Video Playerはビデオプレイヤーだ。
これは今のところ隠し機能になっているが、何か面白い展開を考えているのかもしれない。
RogueAmoebaさんはいろいろ面白いことを考える。






Airfoil Video PlayerAirfoilの中に入っていて気がつかない





しかし動画のフルスクリーン再生に対応していたり
動画プレイヤーとしては完成している
これで何をはじめるつもりなのか期待してしまう


2009 年 3 月 13 日




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MacKeyHoleTV カスタマイズインストーラ
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

MacKeyHoleTVをブラシュドメタルのLeopard標準的なイス金に変更するインストーラ。

チューナー無しで地上波テレビ、ラジオを受信できる KeyHoleTVについては先日触れたが、このアプリの面白いところはそちらの、記事を参照していただくとして面白くないところはこのなんとなく垢抜けしないスキンと言うかUIのダサさということだった。
さっそくこのアプリをいろいろハックする試みが現れている。

こちらはLeopard標準のメタルブラッシュドのスキンに変更して、ボタンのレイアウトもちょうどオリジナルの上下逆にするということに変更される。

デフォのUIがどうしてもお気に召さない人は自己責任でトライしてみる価値はある。
ただし私のところではこれを入れて若干コマ落ちがひどくなった気がする。
これはあらゆる環境で試したわけではないので何とも言えないし、私の気のせいかもしれないしたまたまその時にネットの受信状態が悪かっただけかもしれない。
どなたか感想を聞かせ願えると嬉しい。

なおこのアンインストールは簡単だ。
MacKeyHoleTVをゴミ箱に入れて削除、MacKeyHoleTVのインストーラをもう一度引っ張ってきて再度インストールするとスキンは元に戻る。






MacKeyHoleTV カスタマイズインストーラMacKeyHoleTV本体と同じくインストーラを使う





インストールを完了してMacKeyHoleTVを再起動するとこのようなフェイスに変わっている
メタルのフェイスにボタンのレイアウトも上下逆になっている
元に戻すにはMacKeyHoleTV本体を削除して再度インストールすればいい

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iStumbler
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

AirMac、Bluetooth、Bonjourなどの電波状況をグラフィックも交えて表示できるアプリ。

別に新しいアプリでもないがとっくに紹介したと思っていたら、ここでは紹介したことがなかったで改めて。
こういう無線を捉えて表示するアプリは他にもあるが、これは特定のホストを捉えてそれの時間軸に受信状態をチェックすることができるので、出先のネットワークが通信に適した波かどうかを分かりやすくチェックできる。

新しくないと言ってもintelにも対応しGrowlにも対応していて、古くささはない。

またこの手のエアチェックアプリと違うのは、BluetoothやBonjourもサーチできることで、アイコンの通りスイスアーミーナイフ的な万能アプリだ。
Dashboardウイジェットでスペクトラムインジケーターもあるので、併せて使えば近所との無線の干渉状況も視覚的にチェックできたり便利。






iStumblerの基本機能はAirMac、無線LANのチャンネル使用状況をチェックすること
特定のホストを選んで接続するなどAirMacをコントロールすることもできる





BluetoothやBonjourもチェックできる
共有フォルダが見えたら上右の四角いボタンをクリックして接続をトライできる





ベストネットワークを選んだりベストネットワークに自動接続したり
AirMacを細かくコントロールできる設定





無線の受信状態を示すグラフが黄色で表示されるのは初代からの伝統





新しいホストを見つけたらこのようにGrowlで表示してくれる

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Spectrum
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

無線LANで受信可能な各ホストが、何チャンネルをどれくらいの強さで受信できるかを並行して「スペクトラム」で表示するDashboardウイジェット。

チャンネルの設定の時にあると便利かも。

動作にはiStumblerのインストールが必要。






Spectrumを起動するとどのホストが何チャンネルを
どれくらいの強さで発信しているかが一目で分かる


2009 年 3 月 14 日




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Orbiter
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

頻繁に使うアプリを登録して、クリックして起動するいわゆるオーソドックスなランチャー。

ランチャーアプリの最大の欠点は、アプリをたくさん登録するとランチャー上で目的のアプリを探さなくてはいけない羽目になって、結局役に立たなくなるということだ。
それでランチャーの画面の切り替えをしたり、ヌーメリックサーチを導入してみたりいろいろな工夫をしたものがある。

これも簡易なランチャーだが、切り替えはタグで行う。
タグはツールバーのタグアイコンで切り替える。
タグの数は制限がないので、たくさん作ってひとつのタグに登録されたアプリは少なくすれば使いやすい筈だ。

登録したアプリを削除する時には右クリックで「Remove」というメニューを選べば、選択中のアプリを削除できる。






Orbiterはこんな感じのシンプルなランチャー





addアイコンでアプリを登録できる





スキンもいくつか選べて飽きが来ない
アイコンの大きさも選べるので登録するアプリが大きくなったら調整すればいい





ワンクリックで起動する設定もある





ランチャーウインドウが何秒後に消えるかも設定可能
またマウスポインタをどこに持っていくとランチャーが
現れるかのホットコーナーも設定できる





何よりもこのランチャーの面白いところはタグ付けができること
「ShowAll」ですべてを表示できるしタグを選べばそれぞれに絞り込める
タグを増やしたい時には「New Tag」、現在開いている以外のタグを選ぶ時には
タグアイコンをクリックしてここから選ぶことで切り替えられる





現在のタグをタイトルバーに表示される
現在選択していないタグがメニューに表示される
タグを削除したい時には「Delete Current Tag」
アプリを削除したい時はアプリを選択して
右クリックで「Remove From ◯◯」を選ぶ


2009 年 3 月 15 日




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WindowsUpdateに注意

最近、会社のシステム全面更新の件があって、どういう因果かWindowsのセキュリティの心配までしてやらないといけなくなっているのだが、Windowsユーザ(ドザ専)のセキュリティ意識の低さに愕然とすることが多くて参っている。

早い話、Windowsの専用機をインターネットから切り離せば「安全だ」と信仰のように信じていたりする。
そして「ネットにつながっているMacこそが脅威だ」なんてわけが分からないことをいっていたりする。

外部から事情を知らないスタッフが来て、USBメモリや外付けHDDを繋ぐ危険性に全く思い至らないというのが驚きだ。
シマンテックのアンチウイルスソフトを入れるというのならまだしも、そういうのを入れることができない専用機だから切り離して「安全にする」という。
驚きだ。
そういう人物が先日のゲームIDを抜くトロージャンに感染していたりする。

だから知っているものの勤めとして
「USBポートに全部アロンアルファを流し込んで固めてしまうことをお勧めする」
ということになる。

そういうことをしているとネットから隔絶されているのだから、WindowsUpdateもかからない。
セキュリティパッチが当たっていないWindowsがいかに危険かということを知らないのか、
「ネットにつながっていないなら毎日、アップデートをチェックしてダウンロードして、手動で当てないといけませんよ」
というと
「別に四半期一でいいんじゃないの?」
という。

これがこちらの世界(ドザ専)のデファクトスタンダードらしい。
セキュリティのために厳しい接続制限をかけるくせに、セキュリティパッチに対する意識はお寒い限りだ。

こういう太平楽な人達はほっておいて、BootCampや仮想化ソフトなどでMacにWindowsをインストールしている皆さんは、アップデートとウイルス対策ソフトのアップデートをお忘れなく。
先週のWindowsUpdateはレギュラーのアップデートだったが、最近は第2火曜以外のイレギュラーなパッチも増えてきているので注意した方がいい。






先週はセキュリティパッチなどが3項目
レギュラーなアップデートだが最近第2火曜以外の
イレギュラーなアップデートも増えているのでWindowsユーザは気をつけること
勿論MacにWindowsをインストールしているユーザも条件は全く同じだ


2009 年 3 月 16 日




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もしもスティーブ・ジョブズがビッグ3の経営者だったら

先日、会社のセキュリティ担当者の無知ぶりについて愚痴を書いたら、常連さんから
「この記事について、わたしは少し疑問を感じました。
セキュリティーに対する意識の低さが
「ドザ専」だからというところに行ってしまっていることなのです。
そういう意味では弊社では「ドザ専」の社員ばかりですが、
それほど意識は低くないと思っているのです。
御社では「ドザ」の意識が低いのではなく、
ネットワーク管理部門(またはそこの偉い人)の意識が低いのではないでしょうか?」

というメールをいただいた。

まことにご指摘の通りで、先日は私もちょっと頭に来ていたので八つ当たりモードになっていた。
先日の記事はちょっと事情が読み取りにくい内容になっていたので、このご指摘への返信を転載する。

「メールありがとうございます。
確かに3/15の記事はちょっとアタマに来ていたので、八つ当たり的ではありました。
Windowsユーザすべての意識が低いと読めるような表現は、慎まないといけませんね。

しかし何がアタマに来ていたかというと、セキュリティについてあまり知らな
い、知識を集める努力をしているともも思えない人物が、
「専用機は専用ソフトを入れる関係で、シマンテックなどのウイルス対策ソフト
を入れるとソフトベンダーの動作保証対象外になってしまう。
だからwebから切り離すが、社内ネットワークからは切り離すことができない。
だからwebにつながっているMacが脅威となる。
故にMacを社内ネットワークから隔離する」
といい始めたために
「そんな大規模な無菌室を作る方がよっぽど危険だろが?
シマンテックを入れたら動かなくなるようなパソコンは、そっちの方こそ隔離しろよ」
と反論したのですが、どうにも分が悪く私の言い分が通りそうもないので、
ちょっとむかっ腹が立っていたということもあります。

〜中略〜

特定のメーカーのパソコンしか繋げないような、異常にローカライズされたAD化
ソフトでネットワークを排他的にすることにはやたら熱心なのに、セキュリティ
パッチとかアンチウイルスソフトのウイルス定義ファイルのアップデートという
話になるととたんに熱意を失う「決定者」がいて、そういう人達がわけが分から
ないままセキュリティソフトのベンダーの言いなりになって意味不明なネット
ワーク図を作製しているのを目の当たりにすると、あれくらいの愚痴はいいたく
なるのです。

大体
「その専用機にはファイアウォールをちゃんと立てるんでしょうね?」
と聞いたら、先方はフリーズしてしまったという恐ろしい状況です。」

まぁ、「だからドザ専は・・・」という文章を書いていい理由にはならないので、いくら書いても仕方がないのだが、訂正も難しいので、以上をもって訂正とお詫びに代えさせていただきたい。

いずれにしてもこういう書き方は「Mac対Windowsどちらが優れているか」なんていうくだらない宗教論争に発展しがちなので注意しないとけない。


そういえばこういう記事を見かけた。
らばQ-もしスティーブ・ジョブズが、ビッグ3の経営者だったら…

相変わらずひどい誤解がベースになっているものもある。
・アクセルとブレーキはひとつのペダルで操作することになるだろう。
・ハンドルを一瞬右に切るのは、左に長く切るのと同じ意味なので、ハンドル操作は左だけでも足りる。
・車がクラッシュするが理由はわからない。

こういうのは最近のMacを触ったことがない人か、Macの使用法を全く理解できていない人の書くことだと思う。

中には面白いと思うものもある。
・アップルブランドのガソリンスタンドでのみガソリンが買える。
・ガソリンを入れることはできるがタンクが密閉式なので、工場へ送らなければいけない。しかしながら工場から「雨の中を走ったので水によるダメージがある」と伝えられ保証は使えない。ついでに車が返されたころにはもう使わない。
・窓ガラスについたわずかな傷のことで、たった10人ぐらいがインターネットを占領して大騒ぎする。

FirewireがApple、ソニーだけの独自規格として消えていきそうな気配を感じるし、増設とかいうことを考えるとAppleのサポートは厳しいし、iPodやiPhoneのバッテリの問題なんかはもういい加減にしてもらいたい気がする。 ただ、筐体の変色がどうとか、ミラー仕上げの筐体の傷がどうとかで大騒ぎしているデバイスマニアの騒がしさも鬱陶しい。

・ハンドルはタッチスクリーンを通して操作する。
こういう項目もあったが、これなんかはアメリカのデバイスマニアは世界から取り残されているなと感じる。
最近の業務用機のスクリーンタッチの普及は異常で、スクリーンタッチのためにかえって分かりにくいインターフェイスになってる実例を最近では散々見せつけられているし、それに大体日本のケータイの昨年末以降の新製品でスクリーンタッチでないものがいくつあるだろうかと考える方が興味深い気がする。
勿論iPhone以外はいずれもApple製品ではない。


らばQ-ゲイツvsジョブズの宿命の対決アニメに日本語字幕付けてみた
同じらばQさんから、ゲイツ対ジョブズの世紀の対決アニメなんてのもあったりして、こういうのもこの十数年間風刺画やアニメ、ゲームなどで散々見せられた風景だ。
コモドールが現れて、ゲイツもジョブズもひざまずくというのも型通りなんだけど、エクスプローラのウインドウにゲイツが隠れると
「なんでエクスプローラが開くのだ?」
「忘れたのかい? MacでもWindowsは起動できるんだぜ」
なんて間抜けなやり取りをジョブズとゲイツがしていたり、ジョブズの投げるビーチボールが飛ぶとき一瞬画面が重くなって二人の動作が遅くなったり、ジョブズがFinderに
「ゲイツを見つけ出して削除しろ!」
と命じるとFinderが
「オレはFinder!」
というようなジャイアンのテーマソングみたいな素っ頓狂な歌を歌い始めたり、そういう細かいところに面白さがある。
どちらかというとゲイツの方が好感度が高くて、ジョブズの方が間抜けっぽい。



そのジョブズが最近は何を考えているかというと、気になるのはもっぱらGoogleの方らしい。
ジョブズ氏、KindleとAndroidをバッサリ - Gizmodo Japan(ギズモード・ジャパン), ガジェット情報満載ブログ
こちらの記事にはこういうくだりがある。

『ジョブズ氏の「今すぐ諦めろ、タワケめ」リストにはグーグルの「Android」も墨で黒々と書かれてます。』

『グーグルはAndroid抜きで企業としての目標は達成した。本当に思うんだが、Androidなんて百害あって一利なしだ。パートナーになりたい人たちとグーグルの間に亀裂が入るだけだろう』


逆にビル・ゲイツに関しては

『ビルのマイクロソフト引退は本当に大変なこと。ものすごく大きな意味をもつ出来事だ。これだけの貢献を果たしてくれた彼には、その栄誉をしっかり讃えてやらなくちゃいかんと思うね』

ということで、今彼が苛ついているのはWindows7が好調かもしれないということではなく、Googleの方だということらしい。
ビル・ゲイツに対してはかつて、
『さぁ、レッドモンドの友人諸君、コピーの準備はいいか?』
なんていう挑発的なコメントをしていたのを思うと、すっかり「戦友モード」に切り替わってしまった感じだ。

そしてそのスティーブ・ジョブズも今は病気療養中で、経営の一線から離れている。


Mac対Windowsどちらが優れているかという話の時に、いつも第三極として話が出るLinuxが、思ったほど伸びていない。
かつてのLinuxユーザの話だと、もう今頃はMacとのシェアは逆転して、Windowsのシェアもかなり喰っていないといけない。
ところがいまだにLinuxのシェアが1%以上の整数になったというニュースは聞かない。
日本政府も「Linuxなどのオープンソースに切り替える」と示唆していたような気がするが、どの程度実現したのだろうか?
これについては最近ある面白い人物の話を聞いたのだが、オープンソースで最も成功しているMozillaの関係者の方が、オープンソースの失敗例としてLinuxを挙げていた。

この話はいずれ近いうちに書く。

Linuxが一般的な思いと結構違う方向にいっているというのもこういう記事から伺える。
Ubuntu Linuxをインストールして分かったこと、分からなかったこと − @IT

Ubuntuは、LinuxのGUIディストリビューションだが、実際に試した人が皆口をそろえていうのは
「Ubuntuは決して軽くない」
ということだ。

そしてこれはUbuntuに限った話ではないらしい。

Linuxは元々軽量なUNIXクローンとしてスタートしたにもかかわらず、そして大抵の人は
「LinuxならMacやWindowsが重すぎて動かないような旧式機でもサクサク動く」
という思い込みを持っているにもかかわらず、実際のLinuxはWindowsXPなんかよりも重かったりする。
GUIが重くなってきているのはLinuxもMacもWindowsも同じことだということらしい。

ただし、GUI化は想像以上に成果を挙げているいるそうなので、これからなのかもしれない。
そのうち、UbuntuかFedraかわからないが、Linux移行を果たそうとは思っている。



2009 年 3 月 17 日




anchor

doubleTwist
(Freeware)
OS10.5Leopard対応

音楽、映像ファイルなどの管理をするだけでなくDRMを外して許可されている以外のメディアに移すことを可能にするwebサービスのクライアントアプリ。

以前iTunesStoreで購入した音楽がアップル製品以外の製品で聴けないことを批判されて、ジョブズがこう反論していた。

「我々がメディアを規制して独占しているのではない。
規制しているのは権利を主張している著作権管理者であり、その指示に従ったDRMを実施するとこうなってしまうのだ」
つまりiTunesStoreで買った音楽がiPod等のアップル製品でないと聴けないのは、決してアップルの本意ではなく、著作権管理者団体によってそのように制限されているのだという。

事実AppleはDRMフリーの音楽を配信し始めているし、WindowsMediaPlayerもサポートしつつある。

それでは音源ごとに再生する音楽デバイスまで制限しようとする音楽産業というのは一体何なのだろう。

そういうアンチテーゼによって、何事かを主張し続けてきたDVDヨンのオンラインサービスがこれ。 例えばそういうDRMがかかった音楽ソフトをソニーのウォークマンで聴くこともできる。
本来はそういう個人が自分で鑑賞するためにするのなら、音楽のコピーは自由にできる筈だった。
アナログのLPレコードをデジタルMP3プレイヤーにキャプチャーすることは違法ではない。
しかしデジタル化がことを複雑にした。
CDを正規に購入した人も、パソコンやiPodやウォークマンで聴く場合は、それぞれのデバイスごとに正規の著作権使用料を支払うべきだというのが、今の著作権に関する考え方だ。
それが徴収不可能なところは機器に対する「補償金」を課金することで「調整する」という。
DRMがそういう音楽の姿を歪めている。
その結果、正規のルートで購入した、対価を支払った音楽ソフトが、自分の所有するウォークマンのような音楽メディアで鑑賞することができないという問題が起きている。
この問題について、音楽産業はもういい加減結論を出さないといけない時期に来ている。

新しい道を切り開くべく努力奮闘する道を選ぶのか、補償金にすがって座して滅亡する道を選ぶのかということだ。

そういう決断を促進するアプリがこのdoubleTwistということになる。
ただし現行法ではDRMを破ることは違法行為になると認定されている。
その認定を無効化するために反対事例を集積するのがこのdoubleTwistなのかもしれないが、現時点では限りなくクロに近いグレーなので使用者は自己責任によってその問題点を認識しながら使わなくてはいけない。
知らなかったんだよ、ではすまされない話だ。
勿論現実的には個人利用の範囲内で使っている分には、規制のしようがないのだが、これでDRMを外したファイルをファイル共有ソフトで流したりすると完全にアウトだ。
そういう認識を持って使用したい。
それをクリアすれば面白いし、大変よくできたアプリだ。






doubleTwistを最初に起動すると登録画面が立ち上がる
名前をメールアドレスはアドレスブックから自動的に取得する





ただし名前やパスワードは3文字以上でないといけない





登録したメールアドレスにコンファームのURLが送られてくる
そのURLにブラウザで接続することでアカウントが有効になる





見た目はiTunesっぽいレイアウトで使い方に戸惑うこともないと思う
音楽だけでなく写真やムービーファイルも管理できる軽いアプリとしても好感を持てるアプリだ
だけでなく例えばDRMがかかったファイルを接続したデバイスにドロップする





するとそのファイルはドロップしたデバイスでも利用できるようになる


2009 年 3 月 20 日




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Firefox3を速くするTips

最近何だかFirefox3が重くなってきたとお嘆きの諸兄、最初に入れた時には「速い!」と思っていたのに何だかいつの間にかFirefox3が重くなって描画に時間がかかるように思っている方・・・実は私もそういう一人だ。

私は主にMinefieldを使っているのだが、これもだんだん重くなっている気がする。
底で見つけたのがこれ。
私も喜んで試してみた。

てきぢゃさんのところのBBSで知ったFirefox3を速くするTips。

リンク先には2つ事例が挙げられていて
Firefox高速化。 - shigekifactory.com
遅ればせながらFirefox高速化, かなーり速くなりました<追記> | 林檎はいかがですか?
この2つのリンク先を参照いただきたいのだが、記事が消えてしまうことも考えられるので概要だけ書く。
前者は

1。アドレスバーに「about:config」と打つ。「自己責任で」みたいな警告文が出るので、自己責任で。

2。検索窓に「pipelining」と打つ。そうするとこのあたり↓がひっかかる。もうひとつぐらいひっかかるかも。sslとかなんとか。

network.http.pipelining
network.http.proxy.pipelining
network.http.pipelining.maxrequests

3。「false」になってるものをダブルクリックして全部trueに。

4。maxrequestsは値をダブルクリックして大きな数字を入れる。たとえば30ぐらいに。


という手順。

後者は

user_pref("browser.cache.memory.capacity", 65536);
user_pref("browser.cache.disk_cache_ssl", true);
user_pref("browser.xul.error_pages.enabled", true);
user_pref("content.interrupt.parsing", true);
user_pref("content.max.tokenizing.time", 3000000);
user_pref("content.maxtextrun", 8191);
user_pref("content.notify.backoffcount", 5);
user_pref("content.notify.interval", 750000);
user_pref("content.notify.ontimer", true);
user_pref("content.switch.threshold", 100000);
user_pref("network.http.max-connections", 32);
user_pref("network.http.max-connections-per-server", 8);
user_pref("network.http.max-persistent-connections-per-proxy", 8);
user_pref("network.http.max-persistent-connections-per-server", 4);
user_pref("network.http.pipelining", true);
user_pref("network.http.pipelining.maxrequests", 8);
user_pref("network.http.proxy.pipelining", true);
user_pref("nglayout.initialpaint.delay", 100);
user_pref("plugin.expose_full_path", true);
user_pref("signed.applets.codebase_principal_support", true);


を標準テキストとして書き出して、
~/Library/Application Support/Firefox/Profiles/xxxxxxxx(自分のプロフィール名).default/
の中に「user.js」というファイル名で保存するというもの。

はたして結果は?
確かに速くなった!(・・・ような気がする・・・・多分・・・速くなっているんじゃないかなぁ・・・誰か速くなっていると言ってくれ!!)

しばらく使っていないと何ともいえないが微妙に速くなった気もしないでもない(・・・と思いたい・・・(^_^;))






URLフォームにabout:configとタイプする
たくさん出てくるが検索窓にpipeliningと入力
出てきた項目が「false」になっていたらクリックして「true」に変更する





maxrequestsという項目はクリック
出てきた入力ウインドウの4くらいになっている数値を30程度に変更





これでwebの表示速度が速くなるという話だ





またテキストエディタなどで標準テキストでこの文字列を置く





~/Library/Application Support/Firefox/Profiles/xxxxxxxx.default/
「user.js」という名称にして保存する





確かにレンダリングスピードは速くなった(気がする)



<後日追記>

このTipsについて「はま」さんからBBSに書き込みをいただいた。

このTipsの構文が「pipelining」に関するもので、一部の構文が「pipelining」を30に増やすという内容のものだが、これはスパム行為と同様のものではないかという指摘をいただいた。

ダウンローダの一部で分割ダウンロードでサーバに過負荷をかけるものがあるのは知られた話だが、それと同じことが起きる可能性があるという。
ただこれは私も調べてみたのだが、pipeliningについてはどれくらいが適正かというきちんとした決まりも、技術アドバイスも見当たらない。
「多すぎない方が望ましい」
ということであり、30は多過ぎるということぐらいしかいえないようだ。

ただ「はま」さんのご指摘のように、上記の構文は30のpipeliningをリクエストするとしながら、2つ目の構文でpipeliningは8と規定しており、矛盾している。
さらにFirefoxはpipeliningを8に限定しているという話もある。

なのでこのpipeliningを30にするという設定は少なくともこの流れでは無意味ということになる。
情報をいただいた「はま」さん、ありがとうございます。

ところでこのTips自体の有効性も若干疑問があって、微妙に速くなったような気がするのだが、プラセボ効果かもしれないし明確に速くなっているという確証が得られない。
暫定的にTipsのページに転載したが、削除しようかどうしようか今のところ迷っている。







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