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2009 年 3 月 1 日




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OmniDazzle
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

マウスポインタを見失うことが多い人のためにマウスに様々な効果をつけて派手にカスタマイズするアプリ。

Omni社のいくつかのアプリが、突然フリーウエア化されたというか、制限事項がなくなった。
それで落としてみることにした。今までOmni製品を試していなかったのは決してシェアウエアだからということではなく、シェアウエア料金が対価として高いか安いかがよくわからなかったというかゴニョゴニョ・・・というような言い訳はともかく無料なら試してみないわけにはいかない(結局そこか?)

マウスポインタにエフェクトをつけるアプリはいろいろあって、ここでもいくつも紹介してきたが、十徳ナイフ的な機能の多さで言えばこのOmniDazzleはナンバーワンだと思う。

実用的かどうかは分からない。
でも楽しいと思う。
エフェクトの一部をキャプチャーで紹介する。






OmniDazzleを起動するとチュートリアルウインドウとこういう画面が表示される
上のウインドウでCoverflow式にエフェクトを選択する





それぞれのエフェクトを有効にするホットキーはこの部分で設定できる
他のアプリや設定とぶつかる場合は変更することで使える
その他の設定もエフェクトごとに可能





マウスポインタの周りに「当たり矢」のようなマークを表示
ポインタを頻繁に見失う人向けだ





実用的かどうかはともかくこういうコミックライクなエフェクトもあって楽しい
一定時間が過ぎればフェードアウトする





これはオーソドックスなポインタ周辺をハイライトにするもの





オンマウスのウインドウをこのように囲むエフェクトも有り





足跡エフェクトも有り





ティンカーベルエフェクトも有り
ここまで来ると実用性よりも楽しさ優先か





さらにソーナーなんてエフェクトもある
確かに見失ったマウスポインタを探すのが目的なのだが
ここまで来ると実用性はどうでもいい感じ





Dashboardを起動した時のような波紋エフェクトもある
ウインドウやメニューバーなんかもいっしょに揺れる様は美しい





ちょっと面白いのはこういうのも
ホットキーを叩くとポインタが「領域指定」スタイルに変化する





そして選択した領域を「ズームアップ」するエフェクト
細かい文字を読む時には良いかも


2009 年 3 月 2 日




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TimeMachineのバックアップ容量を大幅に少なくするTips

この記事は効果が確認できないために削除しました。

<追記>
この問題は最終的にバックアップ容量をお幅に少なくすることに成功した。
詳細はこちらを参照。
TimeMachineのバックアップ容量を大幅に少なくするTips



2009 年 3 月 3 日




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OmniWeb
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

Macのwebブラウザでは老舗といえるOmniWebが知らない間にフリーウエアになっていた。

このOmniWebは結構古い。
Safariなんて影も形もなかった頃、Mozillaもまだ非常に少数派だった当時、Macのwebブラウザといえば、選択肢はバンドルのInternetExplorerNetscapeしか無かった。

後はシェアウエアのOmniWebOpera、後にはiCabなんてのも遅れて出てきたが、当時の選択肢といったらこんなものじゃなかったろうか。

OmniWebはこれまで試して見たことがなかった。
決してシェアウエだったからというわけではない・・・たぶん・・・ほとんどそうだ。

私の身近にはOmniWebのユーザは少なくとも一人もいなかった。
Netscapeの愛用者は多かったし、Mozillaも少ないながらいた。
Operaもさらに少数派だが、いることはいた。
全くいなかったのはOmniWebユーザだった。
このことから当時ですら、OmniWebは少数派だったのではないかという気がする。

それは一貫してシェアウエアだったということが大きいような気がする。
今どき、高速、高機能、サクサク動くブラウザがフリーウエアでいくらでも手に入るのにシェアウエアという形態をかたくなに守ってきたことに、どなたかも疑問を書いておられたように思う。

そして試してみると、知らないうちにフリーウエアになっているし、知らないうちにエンジンはwebkitになってしまっている。
webkitが知らない間に大勢力になっていることに驚く。
今でもシェアで言えばInternetExplorerのTridentエンジンがインターネットでは多数派なのかもしれないが、もう採用ブラウザの種類で言えばTridentは完全なマイノリティになってしまい、ブラウザはGeckoエンジンとwebkitの2大勢力が覇権を争っている感じだ。

OmniWebはデフォルト画面にGoogleサーチを表示するようになったところを見ると、ブラウザ自体を無料にして広告モデルで収益を上げるMozilla型のビジネスモデルに切り替えたということなのだろうか。
結局これが時代の趨勢だということなのかもしれない。






OmniWebを立ち上げると最初に現れるのはこういうGoogleサーチのデフォ画面
これもひとつの時代の流れなのかもしれない





そしてフリーウエアになった今回バージョンの前に「webkit」の記述が
これも時代の流れなのか





表示もまさにSafariChromeと同じwebkit系
見た目はシンプルで軽快なブラウザだ





ブックマークのインポートはSafariInternetExplorerからのみ利いている
「他を選択」も並びはバラバラになってしまうがかなり利いている
少なくともhtmlスタイルでブックマークを保存するMozillaは大抵インポートできる





ブックマークはこのボタンアイコンから開く
このような2ペインスタイルの分かりやすいブックマーク画面





面白いのはこれ
このボタンアイコンをクリックすると下に設定画面のペインが現れるが
これがサイトごとに設定できるというのがユニーク





例えば広告やアニメーションをブロックしたりしなかったりという設定をサイトごとにできる





デフォルトエンコードやフォーム入力するエンコードも個別サイトごとに設定可能
フォーム内が文字化けする困ったサイトでもこれなら対応可能





JavaScriptもブロックできる
行儀の悪いJavaScriptを乱用しているサイトではブロックしたいが
デフォではJavaScriptはオンにしておきたいという場合にありがたいと思う





エージェントを偽装したりリンクの開き方もよくいくサイトごとで変えられると便利(かな?)





このボタンをクリックすると左にドロワが出てサムネールスタイルのタブが表示される
Mozilla系とは違うがこれも立派なタブブラウザで見た目もいい感じだ
他にもいろいろギミックがあるようだ


2009 年 3 月 4 日




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FeedBurnerのアカウントが強制的にGoogleアカウントに移行されて、メールマガジンが糞詰まりになっていいたのが解消したのかも?・・・

RSSの解析に使っているFeedBurnerがGoogle先生に買収されていたのはつとに知るところだったが、ログインごとに「Googleに移行せよ」アラートがうざいのも我慢して旧アカウントで使っていた。
しかしFeedBurnerについにログインできなくなって、Googleアカウントに移行せざるを得なくなった。

移行したところ、RSSのサブスクライバ(定期購読者)カウンターが何も表示しなくなった。
ステータスページが全部英語になったのはやっとのことで日本語にするリンクを見つけたが、このサービス、元々分かりにくいUIだったのに、Google化されてますます分かりにくくなった気がする。

ひとつ収穫だったのは、この一か月以上糞詰まりのように止まっていたメールマガジンが突然一ヶ月分の更新を吐き出したことか。
これもGoogleアカウント移行促進の手段だったのかもしれない。
そうだとしたらGoogleにちょっと横柄な感じを持ってしまう。

そういうことなので、一回空更新をしてみて、これがメールマガジンに通ったらまたメルマガ再開ということにしようと思うがどうなんだろう。






移行前に最高数を更新していたRSSサブスクライバ(定期購読者数)カウンター





72時間以内にステータスを復元すると書いてあるが
Google移行のおかげで何も表示しなくなったカウンター
つまりRSSのURLが変わったからコードの変更も要求される





そのFeedBurnerのページもなんとなく未完成な感じがしたがここ数日で改修したのか
結局旧アカウントから締め出されて強制的に移行させられたアカウントは慣れない英語表記
なんとか言語切り替えリンクを見つけて日本語にすることに成功したが
とにかくこのサイトは分かりづらい





良かった点は原因不明の停止状態だったメールマガジンが再開したこと
しかも前にはいくら設定してもうまくいかなかったグラフィックなタイトルも
htmlメールで表示できるようになった
もしちゃんと動いているようなら今後メルマガ再開しようかとも思っている




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Time Machineの振る舞いはやはりよくわからない

先日のTimeMachineのバックアップ容量を大幅に少なくするTipsという記事に対して「t0mori」さんから「Time Machineは"/private/var/vm"をバックアップしていないのでは?」という指摘をいただいた。
確かにその通りだったのだが、すると先日の2GBのバックアップが20MBに減らせたように見えたのは何だったのか、その後検証していた。
その間誤解を与えそうなので当該記事は削除していた。

結論から書くとどうもよくわからない。
「t0mori」さんのご指摘通り、Time Machineは"/private/var/vm"をバックアップしていない。
とすると毎回2〜3GBものバックアップは一体どこをコピーしているのだろうか?
例えばVMwareを起動していない日に、テキストの上書きなどで数百KBから数MBのファイルしか変更していない時でも(実際昨日がそれに当たるのだが)、Time Machineはやっぱり2GBのバックアップをはじめる。
Dolipoのキャッシュも300MBに絞っている。

そして一度中断してもう一度Time Machineにバックアップをさせようとすると今度は数百KBのバックアップに変わる。
どうもこのTime Machineの振る舞いに騙されたようだ。

やはりこの2GBのバックアップファイルの中味は何なのかという疑問が残る。
どなたか情報をお持ちではないだろうか?






例えばローカルアカウントのここにキャッシュが概ね集約されている





Time Machine"/private/var/vm""~/Library/Caches"
"/Library/Caches"等を除外項目に指定する





しかしFinderから覗いてもTime Machineに入っても・・・・





vmやCache等のフォルダはそういう設定をしているかしていないかにかかわらず空だ
こういうフォルダをバックアップの対象から外しているようだ





しかしTime Machineは今日も2GBのバックアップを取る
VWwarePhotoshop等の大物アプリを起動していないくてもだ





それを中断して再度バックアップするとなぜかバックアップ容量は500KBに激減する
このことからTime Machineは一度vm等をバックアップして
削除するような変な動きをしているんじゃないかという気がする
つまりこの設定は無意味?あるいはバックアップにかかる時間を多少短縮するだけ?
よくわからないがCacheフォルダ以外のところに散らばっているCache
DolipoDashboardなどのCache)をこまめに設定することは意味があるように思った
わずかな容量だが毎日のバックアップが蓄積すると月に数GB程度の節約にはなると思う


2009 年 3 月 5 日




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ネットワーク上のファイルサーバに.DS_Storeを残さないTips

こういうエントリを見つけた。 Mac OS X 10.4- ネットワーク接続時に .DS_Store ファイルの作成を抑制する方法

会社のファイルサーバなどにMacで接続していると気をつけなくてはいけないことがある。
Macの便利なエイリアスなどをサーバの中に作ってしまうと、これはWindowsからは意味不明のゴミファイルにしか見えない。
同じことはWindowsが作るショートカットにも言えるので、Windowsユーザもサーバにやたらショートカットを作って
「ここにあるから皆このファイルに目を通しておくように」
とかいう使い方は迷惑なだけだ。

ウチの会社のファイルサーバはこうして長年積もり積もったゴミのようなショートカットやエイリアスが層を成して堆積しており、これに意味不明奇怪なネーミングをしたがる人達の作ったファイルやフォルダで訳が分からなくなっている。

こういうことにも注意しなくてはいけないが、Macユーザがもうひとつ気をつけなくてはいけないのは、Mac独自の不可視ファイルの生成ということだ。
Macはリソースフォークというスキームでファイルの種類やアイコン、クリエータ情報などを判別している。
OSXになってそういう役割は主に拡張子が担うことになったが、今でもMacはリソースフォークをサポートしている。
このリソースフォークが、Macにある間は不可視ファイルなのだが、サーバにあげたりWindowsに渡したりすると、これがまたゴミファイルになる。

そして本題の.DS_Storeだ。
これはMacでは
「ウインドウの位置、大きさ、背景色、カラムかリストかなどの表示スタイル、アイコンの大きさ、整列表示か自由表示か」
などのウインドウの中の表示にまつわる情報を記憶しておくファイルだ。

これがMacのディレクトリの上にある間は、上記のようにウインドウの表示スタイルを覚えてくれるので便利なのだが、サーバ上にあるとやはりWindowsから見ると意味不明のゴミファイルになる。
こういうものはできるだけサーバには残さないのが良いのだが、Finderでサーバの中味を覗いている時に、ウインドウの大きさや位置、アイコンの大きさ表示スタイルなどを変更したくなる時はある。
しかし変更するとこの.DS_Storeは自動的に生成されてしまう。

上記のエイリアスやショートカットはそういうものを作らないように心がければ良いし、リソースフォークに関しては受け渡しするファイルのリソースフォークは必ず削除する癖を付ければ良い。
そういうユーティリティも何種類か配布されている。

しかしこの.DS_Storeは勝手にできてしまうからタチが悪い。

そこでこのリンク先のTipsはこういう方法を紹介している。

1)Terminalを起動する

2)以下のコマンドをコピペしてenterキー

defaults write com.apple.desktopservices DSDontWriteNetworkStores true

3)再起動

これでネットワーク上のサーバには.DS_Storeを作らなくなる。
さらに良い点は、この影響はネットワーク上のデイレクトリだけで、ローカルディスクの中にはこれまで通り.DS_Storeを生成する。
つまりローカルディスクに関しては、これまで通りFinderのウインドウのサイズや位置を覚えてくれるということだ。

便利だし、世の中にはMacの不可視ファイルを見ただけで
「ウイルスをバラまく非常識なヤツ」
みたいなわけが分からないこという人もいるので(これは実話)、Macユーザは励行するべきだ。
勿論皆で気持ちよくファイルサーバを使うエチケットのためにもということだ。






Finderのウインドウの大きさや位置、表示スタイル、背景色、アイコンの大きさなどの
オプションをディレクトリごとに記憶してくれるのはそこに.DS_Storeというファイルがあるからだ
ローカルディスクではこれは大変便利なスキームだがこれがサーバには悪さをする





オンラインのサーバ上には.DS_Storeという意味不明のファイルが残されている
作った犯人はMacユーザだが、Macからこれは普通見えないので自覚が無いのが困ったもんだ
こういう細かいファイルでサーバはゴミだらけになってしまう





そこで上記のコマンドをTerminalで実行する
これでネットワーク上のディレクトリには.DS_Storeを作らなくなる
ローカルディスクにはこれまで通り.DS_Storeはできるのでこれは励行したい





ちなみにサーバにゴミを残すもうひとつ大きな原因の
リソースフォークを私はGrimRipperProCMで削除している
他にもそういう目的のユーティリティはたくさんある


2009 年 3 月 7 日




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Pref Setter
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

プロセスコードの設定ファイルである.plistファイルに何が書かれているかを分かりやすく表示してエディットも可能にしてくれるアプリ。

こういう.plistファイルのエディターアプリはいくつかあった気がするがこれは表示が整理されていて分かりやすい。

先日のTime Machineは何を保存しているのかよう分からん騒動以来いろいろな皆さんからお知恵をいただいている。
ここで改めて皆さんに感謝したい。
そのなかで「plist」様からいただいた情報がこのアプリ。

これで見るとTime Machineが何を保存しないかというのが見える。
Time Machineの設定ファイルは、
"/Library/Preferences/com.apple.TimeMachine.plist"
に有って、このPref Setterで見ると
System Preference
の項目に見える。

ただしここを開いてみても見えるのは主にリスト設定したもの、事後に設定された変更が中心でこれがすべてなのかどうか分からない。
ここでBBSにもうひと方、「通りすがり」さんからも情報をいただいた。

バックアップの除外項目は
/System/Library/CoreServices/backupd.bundle/Contents/Resources/StdExclusions.plist
という別の.plistファイルを開くと分かるという。
これはコアサービスの「バックアップデーモン」というサービスのバンドルの中の設定ファイルだ。
そういえばTime MachineはGUIのフロントエンドの姿で、その実態は「backupd」というようなプロセスだという話を聞いたことがあるようなないような・・・

さっそく開いてみると確かにあったよ、ありました。
最初に話題にした
"/private/var/vm"

"~/Library/Caches"
もこのリストに含まれている。
つまりこれらをわざわざ除外リストに登録するのは意味がないということだ。
むしろ大きなファイルを一時的に置いておく置き場みたいなところを、どうせバックアップを取るからTime Machineで、バックアップを取ってくれるのはスペースと時間の無駄だ・・・というディレクトリをこの除外リストには追加すべきということか。

余計なスペースを浪費しそうなところはちゃんと除外されていることが分かった。
とんだおっちょこちょいから、間違ったTipsを書いてしまい皆さんに誤解を与えたことをお詫びしたい。
でも今回はなかなか勉強になった。






Pref Setterはアプリの設定ファイルである.plistファイルの
内容を分かりやすく見せてくれるエディタ





地裁フローティングウインドウのリストから見たい.plistファイルを選ぶ
ちなみに今回話題のTime Machineの設定ファイルはSystem Preferenceの項目にある





見るだけなら良いがシステム系のplistファイルはグレーアウトしているので
エディットする場合はこの南京錠アイコンをクリックしてロックを解除する





それぞれの項目の詳細はマウスオーバーで待っていると吹き出しウインドウで見える





ただここで見えているのは設定のリストで追加したものが中心のようだ





そこでBBSに情報をいただいたのはこちらの「backupd
このデーモンの中の「StdExclusions.plist」Pref Setterにドロップして開く





するとこの通りTime Machineのバックアップから
除外されている領域のリストがずらっと出てくる





件の"/private/var/vm"もちゃんとリストに入っていた
つまりSwapファイルはバックアップから外されているということだ





ちなみにシステム環境設定の「Time Machine」のペインから除外領域を設定する方法をおさらい
オプションボタンをクリックしてリストを表示したら下の「+」ボタンで領域を追加する





場所を開くダイアログで除外するファイル、領域を指定する
下の「不可視項目を表示」で不可視領域も指定できる





ということで一通りキャッシュ関係も指定したが今日も元気に2GBのバックアップ
何をバックアップしていないかは分かったが何が2GBもかさばっているかは相変わらず分からない



ということで勉強にはなったが、Time Machineのバックアップをコンパクト化するという試みはうまくいかなかった。 ちなみに以下にPref Setterで判明したStdExclusions.plistのバックアップ除外領域のリストを転載しておく。


ContentsExcluded

/Volumes
/Network
/automount
/.vol
/tmp
/cores
/private/tmp
/private/Network
/private/tftpboot
/private/var/automount
/private/var/log
/private/var/folders
/private/var/log/apache2
/private/var/log/cups
/private/var/log/fax
/private/var/log/ppp
/private/var/log/sa
/private/var/log/samba
/private/var/log/uucp
/private/var/run
/private/var/spool
/private/var/tmp
/private/var/vm
/private/var/db/dhcpclient
/private/var/db/fseventsd
/Library/Caches
/Library/Logs
/System/Library/Caches
/System/Library/Extensions/Caches


PathsExcluded

/.Spotlight-V100
/.Trashes
/.fseventsd
/.hotfiles.btree
/Backups.backupdb
/Desktop DB
/Desktop DF
/Network/Servers
/Previous Systems
/Users/Shared/SC Info
/Users/Guest
/dev
/home
/net
/private/var/db/Spotlight
/private/var/db/Spotlight-V100


UserPathsExcluded

Library/Application Support/SyncServices
Library/Caches
Library/Logs
Library/Mail/Envelope Index
Library/Mail/AvailableFeeds
Library/Mirrors
Library/PubSub/Database
Library/PubSub/Downloads
Library/PubSub/Feeds
Library/Safari/Icons.db
Library/Safari/HistoryIndex.sk


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Time Machineのバックアップをコンパクト化するTips

今度こそ。

といってもいろいろリサーチしているうちに見つけたのだが、バックアップ容量をソフトウエア的に減らすことはできないのだが、システムのUIにちゃんとそういう機能があることが分かった。
方法はキャプションを参考してほしいのだが、要するに要らない古いバックアップ、不要なバックアップを手動で削除するという方法。

なおこうした手順を踏まないで、強引にFinderからTime Machineのバックアップの Backups.backupdbに入ってバックアップファイルを削除したりすると、Time Machineが「アクセス権がないためにバックアップを継続できません」というような趣旨のアラートを出してちゃんと動かなくなるそうだ。

Time Machineのバックアップ領域はFinderから覗くとすべてのファイルが実体のように見えるが、実際にはその多くがシンボリックリンク(UNIX世界のエイリアスのようなもの)で、各ディレクトリに保存されているのは実体のないシンボリックリンクと差分ファイルだけという構造になっている。
(後日注:BBSに「SakiPapa」様より書き込みをいただいた。Time Machineで使われているのはシンボリックリンクではなくアーカイブディレクトリリンクという一種のハードリンクなのだそうだ。
この件、後日詳述)
たまたまオリジナルの方を削除してしまうと、リンクの体系が壊れてしまう。
こういうとこらもFinderで単純に削除をしてはまずい理由だ。

Time Machine領域はあまり手を突っ込まない方が良いということらしい。






古いバックアップ、要らないバックアップの削除はFinderからやってはいけない
Time Machineに入って要らないバックアップを選択し「アクションボタン」をクリック
ここで「すべての◯◯のバックアップを削除」を選択するとすべての日時の
そのフォルダ(ファイル)のバックアップが一斉に削除される





日時を選んで「バックアップを削除」をクリックすると
今選んでいる日時のバックアップだけがすべて削除される





削除にはパスワードを要求される
シンボリックリンクや差分ファイルを置き換えながら
削除するという作業手順のため削除にはしばらく時間がかかる
完全に消えるまで当該フォルダはこのように色が薄くなっている





おかげで9GBしか無かったバックアップディスクの空き容量が26GB以上に増えた


2009 年 3 月 8 日




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Time Machineの振る舞いはやはりよくわからない〜解決編〜バックアップ容量がようやくコントローラブルになってきた

先日Time Machineの振る舞いはやはりよくわからないという記事以来、バックアップ容量を削減すること自体には成功したが、Time Machineのバックアップが毎回2GBもの容量を書き足す原因が相変わらず不明だった。

このことについてBBSに「oliza」さんから情報をいただいた。

「タイムマシーンのバックアップでは、パラレルズとマイクロソフトのEntuorageが癌です。なんでそんなの使ってるのと言われそうですが職場でmacを使うためしょうがない選択なんです。こうしたソフトはdataを独自のimage fileみたいなので一括して扱っているので、ばかでかいdataがほんのちょっとの変更で別ファイルとして記録されてしまいます。 2GBの件ですがこうしたお行儀の悪いソフトが動いてませんか?」

とのことで、私はParallelsEntuorageは使っていないし、VMware Fusionを起動していない日でも同じように2GBバックアップするのが不思議だったのだが、この「Entuorageのイメージファイル」という話がヒントになった。

私の環境ではモバイルのMacBookで、個人情報や仕事のメモ、ドキュメントを全部一元管理している都合上、すべてのテキストファイルをExcesで暗号化している。
また仕事のメモ類はすべてMacJournalに書き込んでいる。
資料類はこのどちらかに保存しMacJournalなどはjpegもpdfも皆貼り込んでいるため、そのデータファイルの大きさが
Excesで1.7GB、
MacJournalで300MB
になっている。
ぴったり辻褄が合う大きさだ。

そこでさっそく検証。
この2つをバックアップ除外リストに登録してバックアップをしてみるとバックアップ容量は見事160MBにまで激減した。

この2つをTime Machineの過去のバックアップから削除してみた。すると40GBもの空き容量を確保することができた。
2GBをおよそ20日間バックアップし続けるとおよそ40GBでこちらも計算上辻褄が合う。

つまりExcesMacJournalも保存ファイルはひとつの大きなファイルだったりイメージファイルのVaultだったりするので、数行のメモを追記するだけでも1.7GBとか300MBの新しいファイルとしてTime Machineは判断してしまい、丸ごとバックアップするということを毎回やってしまうわけだ。

これに対する対処法は、下記のように時々過去のバックアップを削除して最新のファイルだけをバックアップすることで、問題を解決できる。
本当は両方ともTime Machineの除外リストに登録してしまえば良いのだが、これこそ何かあったら「しまった!」という種類のファイルなので、Time Machineの恩恵が一番考えられる領域だ。
完全に外してしまう方が意識しないで使えるがやはり置いておくことにした。






BBSにいただいたご指摘でピンと来たのだが
仕事や個人情報のテキストファイルを保存しているExcesで暗号化しているイメージファイルが
毎回「新しいファイル」としてバックアップされているらしい





それとMacJournalも仕事や個人情報などあらゆるメモ、webの情報を貼付けたりなど
毎日のように使っているため数行の追記でも全く新しいファイルと認識されているらしい
この合計がちょうど2GBになる





そこで試しにシステム環境設定のTime Machineの項目で
この2つをバックアップ除外リストに追加してみる





するとTime Machineの今回のバックアップ容量は160MBまで激減した
例の2GB問題の原因はこの2つのファイルだった





そこでTime Machineに入って先日のTipsの方法でExcesのバックアップを削除してみる





それとMacJournalのバックアップも削除する





削除前のTime Machineのボリュームの空き領域は12GBだったが・・・





この2つを削除すると53GBに空き容量が増えた
2GBを20回毎日バックアップしていたと考えると計算上も辻褄が合う





ただこの毎日仕事などで使う領域はバックアップがないと
「あっ!しまった!!」ということになるかもしれないので
やはりTime Machineのバックアップからは外さないことにした
時々過去のバックアップを削除するということで今後も容量を確保することにした
それでも40GBのゲインは大きい


2009 年 3 月 9 日




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CyberCleanCenter
(Freeware)
Windows2000~XP対応

JPCERTとトレンドマイクロが配布するWindows向けボットウイルス駆除ソフト。

最近Windows世界ではボットが流行中らしい。
システムやオフィススイートにいくつか脆弱性が発見され、そういうところにつけ込んで悪さをするボットを配布する実例も取りざたされている。

これは「たか」さんにメールで情報をいただいた。
これをかければ最近のそういうマルウエアを削除することができる。
時間はちょっとかかるが、すべてのウイルス対策ソフトがきちんと対応するまで、こういう物をかけておくことは意味があるように思う。






CyberCleanCenterを実行する前に踏まないといけない手順がある
まず使用しているブラウザを選ぶ
Safariユーザはどうすればいいんだといいたくなるが
ここは素直にInternetExplorerを起動しよう





ポップアップウインドウの指示通り「ツール」から「インターネットオプション」を開く
「閲覧の履歴」の「削除」をクリック





「インターネット一時ファイル」(キャッシュのことと思われ)の削除をクリック





しばらく待とう





再びCCCのサイトに戻ってクリーナーをダウンロードする
しばらく待とう





デスクトップにCCC.comというwebロケーションファイルと
CCCクリーナー、CCCログというフォルダが現れる
CCC.comの方をクリックするとクリーナーを実行していいか聞いてくる
実行を許可してクリーナーを起動する





CyberCleanCenterクリーナーはこんな感じ
「検索」ボタンをクリックすることで検疫がスタートする





しばらく待とう





結果はこんな感じで表示される
検出ファイル数がゼロでなかった人は何かもらっている
駆除されていないファイル、疑いのあるファイルがゼロでない人は
まだ何かもらったままの疑いがある


2009 年 3 月 10 日




anchor

Time Machineのバックアップをコンパクト化するTipsに誤りがあったので訂正

今度こそ終息と思ったTime Machine問題はまだまだ続きがあった。
といっても引き続きトラブルが起こったのではなく、私の記述に一部間違いがあったということだ。

Time Machineのバックアップ領域に指定しているボリュームを覗くと
Backups.backupdb
というディレクトリが第1階層に見える。
その中をのぞくと日付順にフォルダが並んでいてさらにその中にLeopardの起動ボリュームと同じ名前のフォルダが見える。
その中にはそれぞれその当時の起動ボリュームとそっくり同じものが同じ場所に保存されている。
これがTime Machineの驚くべき内容で、見えるままに表現すると過去にさかのぼってバックアップを取った回数だけ、起動ボリュームがごっそりコピーされている。

しかし実際にはそんなことはない。
例えば私のLeopardの起動ボリュームは使用済み容量だけで86GBもあり、もし一日一回、一ヶ月間単純コピーでバックアップを取ったとしたら、2580GB、およそ2.3テラバイトものバックアップディスク容量が必要になる。
最近はテラバイト単位の外付けハードディスクも珍しくなくなってきたが、それでもさすがにこれは実用的に使うには非現実的な数字だ。

実際には前回から何も変わっていないファイルやディレクトリはリンクによって、前回のファイルと同じところに結びつけられている。
そのリンクによって結びつけられている実体の元々のファイルと差分ファイルは、バックアップディスクの第1階層に
.HFS+ Private Directory Data
という不可視ディレクトリが生成されていて、その中に収納されている。

Time Machineの過去のディレクトリに見えているファイルやフォルダは実体のように見えているが、実際には実体ではなく影だ。
このリンクの特性から、私は早とちりして「これはシンボリックリンクだ」と書いてしまったのだが、これについてBBSに「SakiPapa」様から書き込みをいただいた。
これは正確にはシンボリックリンクではなく、「アーカイブディレクトリリンク」という名前を与えられたハードリンクだということだ。

ハードリンクというのは、もともとコンピュータのデータを仮想的に「一体のファイル」として見せるためにそれに名前を与え、その実体であるかのような形をディレクトリの中にあるように見せているその関連付けのことで、これがMULTICS以来のファイルシステムに依存したリンクの一形態だとのこと。
それでハードリンクに対してソフトリンクというのもあるわけで、UNIXのシンボリックリンクはそのソフトリンクの一種。
実際にはシンボリックリンクを採用する前からUNIXではハードリンクが使われていたが、最近はNTFSやHFS+でも採用されているとのこと。

あまり書くとまたボロが出そうなので聞き書きはこの程度にしておくが、もともとディレクトリとファイルの実体のデータを関連づける目的のリンクだから、ひとつのファイルに複数のリンクを張ることができて、ひとつに変更を加えるとすべてのリンクから見えるファイルに変更が反映してソフトリンク的な便利さながら、シンボリックリンクのようにオリジナルファイルを移動してもリンクがキレないというのがそのメリット。
デメリットはあまりそれを散らかしているとスパゲッティ状態になって、リンクをいくら削除しても本体ファイルが削除できないという無間地獄に落ちる可能性があるので、使い方が難しいとのこと。

そしてまさにLeopardのTime Machineはその使いどころとして最適で、リンクを張ったり削除したりをすべてシステムのファイルシステムイベントの管理に任せてユーザがマニュアルでいじったりしないために、無間地獄に陥る可能性が排除できるということらしい。

この記事を書くにあたってShiiraの作者さんのmkinoさんの
Leopard解体新書--第4回:Behind the Time Machine - page3 - builder by ZDNet Japan
という記事が大変参考になった。

また今回の一連のTime Machine祭りは、ほとんど読者の皆さんから寄せていただいたお知恵で解決した。まことに皆さんのおかげで常連読者がいるということは本当にありがたいことだ。
私個人の知恵は大したことがないが、皆さんの知恵が合わさって当サイトが充実していけるのが嬉しい。
本当にありがとうございました。






Time Machineの正体を見るために外付けハードディスクをTiger/iBookに接続した
mkinoさんの記述通りハードリンクはTigerではエイリアスとして認識している
Time Machineの領域の中のすべてのディレクトリがエイリアスであることが分かる





その実体はどこにあるのかパスを探ったところ第1階層に
.HFS+ Private Directory Dataという不可視フォルダがある
この不可視フォルダはLeopardのFinderでは「不可視領域を表示する」にしても見えない
なのでこの実体のありかに気がつかなかったのだが
Tigerからは見えるというのはmkinoさんの記事を見て知った





その第1階層の.HFS+ Private Directory Dataというフォルダを覗くと
確かに実体フォルダがずらり並んでいる





この.HFS+ Private Directory Dataの大きさを
「情報を見る」で見てみると193GBだった
バックアップの実体ファイルはすべてこの中にあってBackups.backupdb
中に入っているのはすべてハードリンクという構造になっている






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