iLyric
(Freeware)
おすすめ度★★★★
iTunes にたっぷり溜め込んだ音楽の歌詞も一緒に持ち歩けたら良いのにという人にお勧め。
これはiTunes のライブラリに入っている曲目を自動取得して、ワンボタンでその曲の歌詞をインターネットから取得する。
html化された歌詞なら取り込むことができる。
ただソースが洋物サイトなので、歌詞は洋楽のものしか取得できない。
日本語のそういうソースサイトがあるのかどうか分からないので、日本語の歌詞も取り込むことができるかどうかは試していない。
でもこれは音楽が好きな人には楽しいアプリだと思う。
iLyric はインターネットから歌詞を自動取得できる
洋楽が好きな人には手放せなくなるアプリだ
お詫び
このアプリはどうやら開発もサポートも中止されたということらしく、どこからもダウンロードできなくなっている。これが成長すればなかなか有力なオンラインウエアになると思っていただけに残念だ。
これに変わるアプリをそのうち見つけて掲載することにする。
さらに後日譚
このアプリのミラーは残っていたようなので一応リンクは残しておく。
これもいつまであるか判らないが。
レトロプレイヤー
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
これもちょっと遊びグッズに近いのだが、一応曲がりなりにもmp3プレイヤーなのでこちらに分類している。
MacにはiTunes という大変優秀なジュークボックスアプリがある。
音楽環境に関しては、不満が無い。
不満は無いがiTunes があまりにも優秀な優等生だとすると、このレトロプレイヤーは笑わせる、愛嬌がある奴ということになる。
昔のレコードプレイヤーは回転が安定してなくて、ワウフラッターがふらふらに揺れていた。
レコードは針圧が高い上に埃がついたままだとすぐに、傷だらけになってすぐにノイズざらざらになった。
おまけに落とした時の傷で針がトンで、同じところを何回も繰り返したりする。
このプレーヤーはそういう昔のレコードプレーヤーの輝かしい性質を全て再現できる。
mp3を開くメニューで指定するだけで再生を開始するので、操作も簡単だ。
きれいな音で音楽を聴きたいなら、iTunes をお勧めする。
しかし「昔はこうだったよな〜」と思いながら音楽を楽しむならこっちがお勧めだ。
聞き慣れた曲もこれで再生すると違う曲のように聞こえるのが不思議だ。
クラシックや古いジャズなんかが向いているだろう。
レトロプレイヤー はレコードプレイヤーそのもののインターフェイス
針をあげたり、進めたりの操作もレコードプレイヤーそのままだ。
本体の機能とは関係無いが、このreadmeについていたクレジットも秀逸だ
iTunes
(Freeware)
おすすめ度★★★★★
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
このアプリはOS9時代からMacにはバンドルされていたし、使ったこと無いという人もあまりいないだろうから、今さら解説の必要は無いかもしれない。
mp3ジュークボックスソフトとしては、もっとも使いやすくて安定している上に、Apple製のアプリの中でももっとも秀逸なアプリだった。
WindowsユーザがMacを見てうらやましいなと思える数少ないソフトの代表だったし、その成功が後のMacの「iアプリケーション」のインターフェイスを決定付けたかもしれない。
今ではWindows版のiTunes もAppleサイトから無料ダウンロードできるようになったので、Windowsユーザもこのアプリの恩恵にあずかれるようになった。
音楽をmp3に変換して何千曲でも登録できるジュークボックスソフトとしては、他にも同様のアプリはあった。
iTunes が使いやすかったのはアーティスト別、ジャンル別、アルバムタイトル別など様々な並べ替えができて(後にブラウジング機能も追加されて)曲の扱いが簡単で素早いということが大きかったろう。
また何時間も演奏しっぱなしでもフリーズしたりしない安定性も重要だった。
それにネットからCDDBのような様々な情報を落としてきて、表示できる機能もだんだん充実してきて、今ではダウンロードミュージックストアのもっともメジャーなツールになっている。
iTunes4 からはそのミュージックストアに、曲名やアーティスト名をクリックして直接飛べるような機能も充実した。
もう音楽の流通形態はこういう物に取って変わるべき時代に来ているのだと思う。
サンプル30秒をどっかから無料で落としてきて、気に入ったらこのダウンロードストアで買うというのが消費者にとっても、音楽産業にとっても結局は一番幸福な方向ではないかと思う。
CCCDや輸入CD規制に走っている今の日本の音楽業界は緩慢な自殺を遂げているようにしか見えない。
iTunes のインターフェイスはすっかりお馴染みだ
iTunes4 からミュージックショップに直リンクできたり
ジャケットデザインをドロップで取り込めるようになった
またiTunes には楽曲を最後にいつ再生したかという記録が残る。それでiTunes のソートタブをクリックして、最近演奏した順に曲をソートすることができるのだが、この演奏記録はなんとiPodとトランザクションする。
つまり最近iPodで聴いた記録もここにアップされるということだ。
MacのiTunes で音楽を聴くのも、iPodで聴くのも場所が違うだけで、私としては連続的な行為な訳だからその記録が一元的に残るというのは良いと思う。
「昨晩聴いたあの曲は何だっけ?」
なんて時にこの記録を見れば良いわけだ。
便利じゃないだろうか。
そういうことならiTunes にこういう記録が表示されるのも意味があると思う。
iTunes の「最後に再生した日」タブにはiPodで演奏した記録も残る
これって面白い機能じゃないだろうか?常識?
05年9月にアップデートされたiTunes はついにバージョンナンバーが5に突入した。
前回のv4.9で結構いろいろ仕様変更があって、リストデータの引き継ぎにもトラブルがあったりとごたごたしたので、v4.9はv5のβ版じゃないかと悪口を書いてしまった。
それは当たっている面もあったし違っている面もあったというのが、今回のアップデートを見ていて思うところだ。
このバージョンで大きく変わったところは目立ちにくいところなので表面的にはスキンの変更が一番目立っている。
このスキンだが、タイガーアプリのイメージであるプラスティック風のてかてかしたスキンに変わった。
前のブラッシュメタル風のスキンも気に入っていたのだが、しかしOS9時代からずっとああだったのでさすがにちょっと飽きがきていたところはある。
これからはいくつかスキンを選べるようにしてくれると面白いと思う。
iTunes5.0 の一番目立つ変更点はスキンが変わったこと
メタルブラッシュからプラスティック風のてかてかに変わった
大きく展開した雰囲気はこうで全体的にエッジが鋭くなってシャープなイメージになった
面白いのはリストをフォルダ管理できるようになったことだ。
お気に入りの曲のリストを何種類も作ると、それを管理するのはiTunes の小さな管理窓ではやりにくい。
管理窓を別テーブルにするか、曲リストをフォルダでまとめあげてしまえれば楽になるのだが、今回のバージョンアップで後者の方法をとった。
ただしこのフォルダはこのリスト管理用のバーチャルなフォルダで、どこかのFinder で扱えるディレクトリが見えているわけではない。その実体は
"~/Music/iTunes/iTunes Music Library.xml"
に書き込まれている。
自分で作ったお気に入りの曲リストはフォルダでまとめて管理できるようになった
気分に合わせていろいろなリストを作る人には有り難い機能だ
また設定項目がいろいろ増えたのも面白い。
例えばランダムに曲を再生するシャッフル機能だが、従来から似たような選曲になってしまうとか、同じアーティストの曲が続くことがよくあるという不満があった。それを解消するためにシャッフルのランダム性を調整するスマートシャッフルという設定が追加された。
ある程度関連性がある選曲が良いという人はこれのランダム度を下げれば良いし、逆に意外性のあるバラバラなシャッフルが良いという人はこの設定を最高にすれば良い。
またポッドキャストに関しても、「有害な」(!)サイトをはねるペアレンタルガイド機能が付いたりと子供にも安心して使わせるような機能が追加された。
スマートシャッフルはどれくらいのバラバラ度で選曲をするかを設定する
またペアレンタルガイドも装備して子供にも安心して使わすことができる(?)
そのポッドキャストリストだが、ライブラリから見えるような仕様変更になってしまった。
これはちょっと賛否両論あるかもしれない。
ここで音楽ファイルもポッドキャストも一元管理できるから良いということもあるかもしれないが、一番上にくるので、何気なくスペースキーを叩いて再生させるといきなりポッドキャストからスターすることがある。
デフォルトではシャッフルがかかっている時には、キャストファイルは飛ばすように設定されているが、いきなりスペースキーでプレイすると飛ばされないのはちょっと不便だ。
そのポッドキャストファイルがライブラリリストでも見えるようになってしまった
ちょっと使いにくいかも
そのポッドキャストの設定も実に簡単になった
このシンプルさはなかなか良いかも
もう一点変更があったのはまた今回もライブラリデータがあたらしいフォームに変わったことで、また以前のライブラリデータが「Previous iTunes Libraries」というフォルダに閉じ込められて新しいライブラリデータが生成されている。
私の場合このファイルも5メガを越えているので、しょっちゅう書き換えをされるのなら古いデータは削除していきたいところだが、当座はバックアップになるかもしれない。しかしどうせ古いデータはすぐに使えなくなるのでもう削除しても良いのだが。
今回は前の曲リストを全く読めないなどのトラブルも無く、ジャガー、パンサーともに問題なくアップデートできた。
また前回のアップデートで一部の曲がiPodにアップできない状態が続いていたが、この問題も解消した。
今回のv5でいろいろバグフィックスされたということらしいので、この面ではv4.9はv5のベータ版かという当て推量は当たっていたのかもしれない。
またまたリストファイルは新しいフォームのファイルに書き換えられてしまった
古いライブラリデータがPrevious iTunes Librariesに生成されている
でも全体にはきびきび動くようになったのじゃないだろうか。
v4.9でいくつか出ていた不具合もおおむね解消されているようだし、前回のアップデートで懲りて今回はちょっと様子を見ているという人には安心してアップデートして下さいとお奨めできると思う。
iTunes7
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
Windows2000~XP対応
今回のQuickTime のアップデートとともに上がってきたアップデートでiTunes がまたメジャーバージョンアップということになった。
これは久々にちょっと興奮もので実は今日は一日これをテストして遊んでいた。
今までのiTunes のメジャーバージョンアップは前の前のバージョンはちょっとありがた迷惑が多くて、オマケにバグも丸抱えでそのバグフィックスをして前のバージョンはやっと落ち着いてきたという感じだったのだが、今回は良い方向に向いているのかもしれない。
目についたところを書いていくと、
1)アイコンがスカイブルーのようなきれいな青に変わった
2)ギャップレスプレイバックという心地よい再生機能がついた
3)フェイスがグレー基調の落ち着いた雰囲気に変わった
4)CoverFlowという選曲用のフリーウエアを機能の一部として取り込んだ
5)iTMSから音楽だけでなくゲームも落とせるようになった・・・なのでiTunesStoreと改名した
6)ジャケットアートをiTunesStoreから取得できるようになった
7)歌詞を表示したり、記録できるようになった
8)ムービーの他にテレビというメニューも追加された
9)全体的に重くなってちょっと反応ももっさりとなった
というところか。
やっぱり良いことばかりではないが。
まだ全ての機能を試したわけではないがここまでのところで分かったことを書くと以下のような感じか。
フェイスのデザインが結構スッキリとなってきて良いと思う。
アイコンが青に変わったことだが、なぜか前の方が良かったという記事を目にするが、私はこの方が数段良いと思う。
OS9当時最初のiTunes のアイコンは確かパープルだったと思う。
それがインディゴブルーみたいな深い青に変わって、緑に変わった。
なのでバージョンナンバーがひとつ上がるごとに色が変わるのかと思っていたが、なぜか緑で停まってしまった。緑に変わった時に
「ちょっとモッチャリしたイメージになったな」
と思ったが、次のバージョンアップでオレンジくらいに変わるのだろうと思っていたから気にしていなかったが、緑で固定になったようだと分かった時にはちょっと軽く失望した。
今度のスカイブルーのような明るい青はなかなかきれいだと思う。
それでいつもの同意書に「同意」のクリックをすると最初に起動した時に、かなり長い時間をかけて「ギャップレスプレイバック情報を決定」
という表示が出てCPUがフルアップしてしまう。
これは初回だけのことなので我慢して見守っていれば良い。
この機能の意味が分からなかったので止めたものかどうか迷ったのだが、やっと意味が分かったので書いておく。
今までのiTunes は曲間を空けないで連続再生をするとなると、クロスフェイドのようなエフェクトを使っていた。前の曲を絞りながら次の曲をフェイドインさせるという自動機能だ。
これの設定でかなりFMラジオ局がやっているようなノンストップミュージックに近いことができていたのだが、それでも設定の機微で微妙に曲が重なっていたり、隙間が空いたり難しかった。
これはクロスフェードでは無く曲終わりと次の曲の頭の間を無くすというもので、そのために曲データの頭とお尻の無音部分がどれくらいあるかという情報を収集しているプロセスのようだ。
試してみたが、微妙な差ではあるがなかなか快適ではあると感じた。
というよりもすっかり慣らされていたのだが、はじめてiTunes を使った時にはこのクロスフェイドにはちょっと違和感を感じていたのを思い出した。
これはこの方が良い。
落ち着いたグレーのスキンも気に入ったのだが、今回の変更で一番気に入ったのはフリーウエアとしてここでも紹介したCoverFlow を機能の一部として実装したということじゃないだろうか。
このCoverFlow はアルバムジャケットをめくりながら選曲ができるという昔のLP時代の音楽の聴き方を思い出させてくれるようなすぐれたインターフェイスを美しいグラフィックで実現したアプリで、気に入っていたのだがもうちょっとiTunes との連携が取れてくれればいうことが無いと思っていたものだ。
しかしまさかAppleに売却してしまって本家のiTunes の機能に取り込まれてしまうとは思っていなかった。
(一応完成したらシェアウエアに移行するだろうと予想していたのでこれはちょっと意外だった。しかしAppleさんもオンラインウエアの機能を横取りするよりもちゃんと対価を払って買収する方がよほど健全だし、その方がコミュニティの活性化に水を差さなくて済むと思う)
これは良い面と悪い面がある。
良い面はiTunes と連携して動いてくれればいうことが無いと思っていた部分が実現されたことだ。
このおかげでまたiTunes を触るのが楽しくなったことは間違いない。
悪い面はこの重さだ。
元々軽いアプリではなかったCoverFlow が重いアプリのiTunes とくっつけば軽快な動作というのはなかなか求めにくいのかもしれない。
それにCoverFlow では獲得していたフルスクリーン表示の機能が、無くなってしまったのが残念だ。
さんざん探しまわったのだが、そういう設定項目も無くそういう記事も無いのでどうやらこの機能は今回ネグられてしまったようだ。これはこれからのAppleさんのがんばりに期待するしかないが、あまり重くなってくれるのも問題なので、これはやはりiTunes のビジュアライザーとして動くというような変更が良いのかもしれない。
なおこれにともないCoverFlow の作者サイトはほとんど全ての記事とダウンロードリンクは削除され
「AppleにCoverFlow を売却したことを喜びとともにお知らせします」
というアナウンスとともに、CoverFlow の開発終了が宣告されている。
今回のiTunes で良いなと思ったのは、ジャケットデザインや歌詞を管理できるようになったことだ。
特にiTunesStoreからジャケットアートを入手できるようになったことは良いと思う。
歌詞も情報欄で書き込みができるようになった。
歌詞を管理するアプリの中では一番自由度が高い。
これで歌詞もwebで取得できれば最強なのだが、それはそういうオンラインウエアがあるからそちらに任せるべきなのかもしれない。
ムービーやテレビ機能の将来性についてはよくわからない。テレビについては相当な障害があるような気がするが、それをどうクリアするのか私には見当がつかないので期待していいのかどうかもよく分からない。
気になったのがブラウジングなどの切り替えのボタンのクリックの感覚が他のアプリと違うということだ。
Macのアプリはほとんどすべてがワンタップでその瞬間に反応するのだが、このiTunes のボタンはクリックしてポインタをそのボタンから外すか明確にダブルクリックをしないと反応しない。この感覚はMac的ではないのでかなり戸惑う。
というよりも気持ち悪いと言った方が良いかもしれない。「Windowsみたい」と思ってしまったのは私だけだろうか。
ちょっと面白いと思った機能はCoverFlow を表示している時にアルバムジャケットをドラックしてデスクトップに落とすと、デスクトップにそのアルバムに入っている曲のmp3のコピーが生成されているという機能だ。
これは何の役に立つのか分からないが、音効さんが選曲の時に曲目を直接ディスクに落とすとか、そういう音楽制作現場では意外に重宝する機能かもしれない。
iTunes の見た目はグレー基調に
ちょっとつやっぽい階調もあってなかなか落ち着いた雰囲気になった
最初に起動すると「ギャップレスプレイバック情報を決定」
なんていう意味不明の表示を出してフルアップしてしまう
これは温かく見守らないとしょうがない
アイコンは美しいスカイブルーに
トーンもちょっとテカテカな感じに変わった
今回の最大のウリはCoverFlow を実装したことでしょう
ますます重くなったが選曲が楽しくなることも請け合いだ
これフルスクリーン表示ができれば言うこと無いのだが・・・
もうちょっと軽い表示でアルバム単位でジャケットをサムネイル表示するリストもある
これもなかなか実用的でしかも文字ばっかりだった今までの
iTunes の表示よりも華があると思う
うれしいのは歌詞を「情報を見る」欄でエディットできるようになったことだ
書き込みも自由だしこれは使いやすい
ちょっと気がついた面白い機能
CoverFlow 表示中にアルバムジャケットをつかんでデスクトップにドロップすると
そのアルバムに入っている全曲のmp3(AACも)がデスクトップにコピーされる
この機能、プロの皆さんは喜んでいるんじゃないだろうか
さらに余談・・・
今回のアイコン変更にともないmp3などのiTunes をクリエータにしているファイルの
アイコンはすべてブルーに色が変わった
iPodを繋いでみた時の管理画面も大きく変わっている
この通りiPodのソフトウエアバージョン管理もここでやるように仕様変更された
ますますiTunes とiPodは不可分になったわけだが対EU的には大丈夫なんだろうか?
あと面白いのはiPodの中の音楽ファイルを手動で管理できるようになったこと
こういうオンラインウエアもあったが、これはiTunes が実装するべき機能だった
どうせこれを封印したって「著作権保護」には何の役にも立たないのだし・・・
ただしこれでiPodをライブラリのバックアップにするという考え方はお勧めしない
確実性が無いからでiPodは結局「屋外で音楽や画像などを楽しむためのデバイス」
という本来の目的以外の使い道では当てにしない方が良い
iTunes7.1
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
Windows2000~XP対応
iTunes7 がマイナーアップデートした。
今回の主な改修点はふたつ
1)CoverFlowの動作の改善
2)曲リストの曲名、アーティスト名による並べ方にさらに細かい設定が可能になった
1)のCoverFlowはオンラインウエアのすばらしいグラフィックを持ったiTunes リモートアプリとしてつとに人気が高かったのだが、突如iTunes7 に統合されてしまい、しかもiTunes の一機能になったとたんに動作が重くなってしまい、フルスクリーン表示もできなくなってしまったという残念な状態が久しく続いていた。
これだったらAppleに買収されないでシェアウエアになってくれた方が良かったのにと思っていた愛用者は大勢いたはずだ。
そういう声が聞こえたのかどうかはわからないが、Appleもさすがにここは改善点だと認識していたようだ。
今回はかなり重かったCoverFlowの動作が軽くなった。少なくともiBookG4の動作で不満を感じないところまでは来た。またCoverFlow表示中にビジュアライザーをオンにすると、CoverFlowのところだけが画像が抜けて残ってしまうという不具合も改善された。
さらに今回の改善でうれしいのはCoverFlowの美しい画面でのフルスクリーン表示が復活したことだ。このフルスクリーンでアルバムジャケットが軽快に流れていくのがCoverFlowのグラフィックの魅力だったので、これが復活したのは本当にうれしい。
また曲名、アーティスト名での並べ替えに設定はこれまでアンコントローラブルだった名前の順番の並べ替えを可能にした。
例えば
Linda Ronstadt
はLでソートしたいかRでソートしたいかというようなことも設定できるし
Linda Ronstadt and the Eagles
や
Bob Dylan and the Band
はアーテスト名でソートするとLinda RonstadtやBob Dylanのそばになってしまうが、これはEaglesやThe Bandと一緒にソートしたいなんて時もそういうふうに設定できる。
このパソコンの融通の利かないソートにもう慣らされてしまったが、よく考えたらこれは結構うれしい機能かもしれない。同じアーティストの曲は曲順を近くしておきたい気分の時もあるからだ。
iTunes7 が新しくなってCoverFlowの動作が軽くなった
前のバージョンで感じたもっさり感はかなり改善されている
またこの状態でビジュアライザを表示するとこのCoverFlowの画面だけが残ってしまい
ビジュアライザの画面が抜けてしまうというバグは修正された
何よりもうれしいのはCoverFlowのフルスクリーン表示が復活したことだ
これはジャケットアート表示のビジュアライザとしても秀逸だったし
昔のレコードをめくりながら選曲していく感覚に一番近かったインターフェイスだった
カーソルキーの左右でアルバムを選んでenterキーでプレイ/ストップ
コマンド+カーソル左右キーで曲を送ったり戻したりできる
またアーティスト名でソートする時に「アートブレイキー」でソートしたいか
「ザ・ジャズメッセンジャーズ」でソートしたいかなんていう並べ替えもできようになった
これは単純なアルファベット順のソートの欠点をカバーできる
この通りアーティスト名は「アートブレイキー」のままだが
「ザ・ジャズメッセンジャーズ」でソートされるようにできる
iTunes10
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.5Leopard対応
OS10.6SnowLeopard対応
OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応
WindowsXP~7対応
イハズと知れたAppleの主力コンテンツ流通アプリ兼たまに音楽プレイヤーアプリの最新版。
昨日発表されたPingがもう使えてしまうなど新機能も盛り込まれ、見た目のアピアランスも久しぶりに大幅に手が入れられた。
併せて電話機能のないiPhone4みたいに変わってしまったiPod Touch等の新製品への対応とか、いろいろ大きな変更がある。
そしてファイルのダウンロードも85MBでもう数分でアップデートできるようなシロ物でもなくなってきている。
詳細はキャプチャーを参照。
もはや音楽プレイヤーアプリとしてはデカすぎて気軽に起動して音楽流しっぱというアプリでもなくなったのだが(自宅ではMac miniが音楽プレイヤー専用Macになっている)、しかしこれから電子書籍のePubファイルにもいろいろな機能が追加されそうな雰囲気だし、ますますそちら方面の巨大なアプリになりそうだ。
それにAndroidとiPhoneの似て非なる部分というのは実は一番大きなところは、このiTunes の支援があるかどうかに尽きるんじゃないかと最近思い始めている。
だからこのアプリの進化の方向を見るのは、いろいろな意味がある。
ところでAppleがいきなりSNSの大手運営企業に躍り出てしまった「Ping」については賛否あるかもしれない。
最近ちょっとTwitter疲れしている身としては、フォローのフォロられのはもういいかなという気分なので、ここでもやるのかとちょっとげんなり。
目的はLast.FMのApple版なんだろうけど、Last.FM自体日本での定着はいまいちだし、どうなんだろう?
SNSとしての面白さがあれば普及するかもしれないけど、FaceBookのように機能優先だと、日本では受けないような気がする・・・
それよりこの名前はなんて読むんだろう?
「ピン」?「ピング」?
ネットワークに詳しい人なら「ピン」と読むんだろうけど、きっと日本では「ピング」で普及する方に50ペソ。
その方がペンギンの名前みたいで可愛いから?
なお「感じ通信」さんのTwitter情報によるとiPhone版のiTunes でもPingができるそうだ。(未確認)
ジョブズの発表からそんなに時間も経たないうちに
もうアップデートにはiTunes10 がアップされている
そしてデカイ!
早速インストール後iPhoneを差してみる
同期は問題なく進行しているがちょっとこの雰囲気の変わり様に驚く
久しぶりの大きなアピアランス変更だ
例えば赤黄青の3ボタンは縦にレイアウトされた・・・前代未聞!
ボリュームスライドの雰囲気も変わったし操作系の文字は皆ベゼルのような表現になった
そしてiTunesStoreのメニューにも「Ping」の文字が・・・
「Pingをオンにする」をクリックすればめくるめく音楽SNSの世界が広がる・・・
サインインにはAppleIDとパスワードがあればいい
もう今はiTunes 愛用者の大部分はIDを持っていると思う
ログインしたらまずプロフィールを作成する
意外に自由度がないプロフィール画面でこういうところも
日本受けするかどうか疑問に思うところ
好みの音楽を自動選択するようにするとiTunes が
勝手に私の好みを判断して私のお薦めディスクをピックアップしてくれる
ただし根拠はよくわからない
フォローに許可を必要とするようなモードも用意されている
ということでプロフィール作成が終わってログインした最初の画面はこんな感じ
iTunes が勝手に判断した私のお薦めの傾向に合わせて勝手にフォローお薦めを表示してくれる
もう10年のつきあいなのに私の好みはそんなもんかえ?
ますます根拠がよくわからん
をっ、でもヨーヨーマなんかが結構フォロワーを集めていたりする
スタートしたばかりといってもすでに潜在ユーザはかなりの人数になっているらしい
私のアカウントプロフィールページ
これでどういう広がりが持てるのかよくわからないけどしばらく遊んでみるつもり