Previous Topへ Next

OSXでよく使うアプリケーション10-6

サウンドアプリ/Audio Operation



iTunes Track

(Shareware)
おすすめ度★★★★

iTunesが今演奏している曲名、アーティスト名をフローティングの小さな窓で表示するアプリ。
何か他の作業をしている時に、バックでかかっているiTunesの曲がふと気になることがある。
「あっ、この曲誰の曲だったっけ?」
なんて時に一々iTunesのウインドウを呼び出していたら作業が中断してしまう。
そこで画面のすみに小さく表示していてくれれば、作業をしながらでも曲名を知ることができる。

iTunesの使い方はたいていはこういう「ながらリスニング」だと思うので、こういう小物アプリは案外重宝する。

メニューバーからiTunesをコントロールする機能もおまけのようなものだが、一応ついている。



iTunes Trackのウインドウは小さくてフローティングなので
デスクトップの作業の妨げにならない



メニューバーからも一応iTunesをリモートコントロールできるようになっている





ResurrXtion

(Freeware)
おすすめ度★★★★

これはどちらかというとシステムユーティリティに分類する方が本当は適切なのかもしれないが、使用目的を考えると、やっぱり音物アプリを組み合わせて目覚ましに使うというのが、一般的だと思うのでこちらに入れた。

目覚ましに iTunesを起動して音楽を目覚ましにするというのは結構誰でも考えることじゃないだろうか。
それができるアプリとして iTaf をこのページでも紹介している。
iTafはなかなか良いアプリだと思うが、ひとつ問題があってスリープ状態だと正常に動作しないという欠点がある。
一晩中スリープしない設定にしておけばそれでも問題は無いのだが、特に液晶モニターのMacの場合バックライトの寿命を考えるとやっぱりスリープから立ち上がってくれる方が精神安定上は良いと思う。

そこでこのResurrXtionを使ってスリープから立ち上がる時間をiTafのタイマーの5分前に設定しておけば、スリープ状態からも目覚ましが可能になる。

本当はこれ以外にも特定の時間になると起動して、指定した処理を始めるとかいろいろな使い方が考えられるはずだ。
スリープからだけでなく、完全に電源が落ちた状態からも自動的に起動できるからだ。
作者は帰宅時間に自動的にMacを起動させて、Macを操作する時の待ち時間を節約しているとサイトに書いている。
そういう意味でユーティリティが適切と書いたが、やっぱり欲しいのは"目覚まし音楽"かなという気がする。



ResurrXtionでスリープから脱出する時間を設定する
週一設定や平日のみ設定などいろいろな設定ができる点がスグレ物





iTunes-LAME

(Freeware)
おすすめ度★★★★

これも iTunesのスクリプトプラグイン。
CDやaiffファイルなどをmp3に変換する時に重宝する。
CDはiTunes自体にもエンコーダがあるが、iTunesのエンコーダは音が良くないという人たちがいる。
私は良くないとは思わないが、気になるならLAMEという定評のあるmp3エンコーダがフリーウエアで使える。ただしこれはDeveloper Toolsを使ってコンパイルをしなくてはそのままでは使えない。
そこでiTunesのGUIから直接LAMEを操作できるようにしたのがこのプラグインだ。

もうひとつこれを使うと便利な点がある。
iTunesはCDのエンコードはイッパツでできるが、aiff等で取り込んでしまったファイルの変換は前出のこかこ〜だのような別のアプリに頼らなくてはいけない。

その時にこのiTunes-LAMEがあれば内蔵エンコーダと同じような感覚で操作できる点が便利だ。



iTunes-LAMEはやはりスクリプトメニューから呼び出せる
"/Users/Home/Library/iTunes/Scripts"に本体をインストールすることでこれが可能になる



操作方法はiTunesのエンコーダとほぼ同じ
エンコードのグレードをエディットできるのもスグレ物




OggVorbis.qtx

(Freeware)
おすすめ度★★★★

新興の音楽圧縮フォーマットのOggVorbisをQuickTime iTunes等で再生できるようにするプラグイン。
OggVorbisはまだ珍しい規格だが、mp3よりも高音質で高圧縮を実現する。

何よりも問題なのはmpegはライセンス料の問題でごたごたしはじめていて、mp3についてもライセンス使用料を請求するという動きが出始めているという点だ。
mpeg(Motion Picture Expert Group)というのは国際電気通信連合が定めた動画を扱う規格策定グループだが、もともとはそういうごたごた無しに技術開発を進めるためのSIGだったはずなのに、そこにサブマリン特許を埋め込んでくるという「儲けるためなら何やっても良いのかよ」状態にmpegという団体は落ち込んでいる。

やっぱりこういうものの開発はUNIXのGPLみたいに完全なオープンソース、オープンライセンスという昔からのコミュニティのスタイルでないと駄目なのかもしれない。

そういうオープンスース、GPLという考え方で最初から開発されている規格がこのOggVorbisというわけだ。
今のところあまりネット上でもこの規格は流通していないが、開発元は「ライセンス料を請求することは将来に渡って絶対にないのでmp3に変えて普及させよう」と呼びかけている。

このOggVorbisにMacはまだ対応していないが、このOggVorbis.qtxプラグインをQuickTimeプラグインとしていれるだけで、QuickTimeでも iTunesでも使えるようになる。



OggVorbis.qtxのインストールは実に簡単だ
"/Library/QuickTime"か"~/Library/QuickTime"に入れるだけで良い





Ogg Drop X

(Freeware)
おすすめ度★★★★

前出のOggVorbisファイルにmp3などをエンコードするためのアプリ。
今のところめったに使うことはないが、これからOgg Vorbis愛用者が増えてくればエンコーダ、デコーダが必要になってくることは考えられる。
それに自らOggVorbisユーザに乗り換えてしまうということもあり得る。

そうなった時にこれまで集めたmp3のライブラリは無駄にならない。
これでエンコードすればそのまま移行できる。



Ogg Drop Xの使い方は実にシンプル
変換したいmp3をウインドウにドロップして変換ボタンを押すだけ












Previous Topへ Next





site statistics