Previous Topへ Next

OSXでよく使うアプリケーション11-9

フォト、静止画像、ビジュアル/Still images, visual effect



PosteRazor

(Freeware)
おすすめ度★★★★★
OS10.4Tiger対応Windows2000~XP対応

Mac上で作ったファイルやポスターグレードのjpegなどを、特大のハードコピーにプリントアウトしたい時に役に立つアプリ。

例えば自宅のインクジェットは最大の用紙はA4までしかない。仕事場ではA3まで対応できるが、大きな張り紙を作りたいとき、ポスターの試し刷りをしたい時などにA3以上の用紙で印刷できれば良いなと思うことがある。現状ではプリントアウトしたものを拡大コピーするしかないが、カラープリントでそんなことをすれば一気に画質が落ちるので試し刷りの意味があまりないだろう。
また張り紙のために拡大コピーをするのは何となくナンセンスだという気がしていた。

このアプリはjpeg、psd、png、gif、tiffなどの元画像を分割してプリントアウトできる。
扱えるのはこれらの画像ファイルだけだが、テキストでも結局はそれをtiffなどにエクスポートできれば良いわけだ。いくつか方法があるだろう。

画像は4分割6分割など自在に設定できるし、オーバーラップつまりのりしろ部分の幅も自在に設定できる。画像分割画面で完成時の全体の画像の大きさなども表示されているので、大きさが想像と違ったということもあまりないだろう。
遊びだけでなく案外仕事でも使えるんじゃないだろうか。






PosteRazorを起動すると表示はメートル法なのかヤード法なのか
あるいは英仏独のいずれの言語をベースにするか訊いてくる
ここに日本語もはいれば馴染みやすくなるだろう





画像を何分割にするかを設定する画面
画面の縦横比や完成時の寸法などがここで表示される
また完成時のサイズを指定してその大きさにするには
何分割が良いかという設定の手順もできるのがいい





完成した分割画像の出力表示はシステム標準のPreviewのスキンにそっくり
だから使い方で迷うことはまずないだろう





EScomposer

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応

これはお好みのデザインの電光掲示板風のgifを作成するアプリ。

操作は非常に簡単だ。表示したい文章を書き込んで文節ごとにスクロールだのフラッシュだの砂嵐だのといったエフェクトをつけるだけ。
完成したら書き出しをすればもうgifになっている。

作例をここに挙げておいたので、自分のサイトに電光掲示板風のタイトルを付けたいという人は是非利用してみて欲しい。






EScomposerはの作成画面
このシンプルな画面に文章を書いてエフェクトを設定していくだけ





例えばこんなふうにのエフェクトを組み合わせることができる





またこういう色合いのものも作れる





Image Comparitor

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応Windows2000~XP対応

インターネットで面白い画像を見つけると、つい自分のMacのディスクに保存したくなる・・・別に Hな画像というんでなくてもそういう「何かの折に人に見せてやろう」なんて思って集めたjpegがはや数千、容量もギガの単位に・・・

なんていう人は多いんじゃないだろうか。

Macの中にはそうでなくても家族のスナップ写真やらmp3やらがどっさりで、そろそろディスクの空き容量はタイトなことになっているというケースも多いと思う。
ところがこの画像データって、一度ダウンロードするとそれっきり忘れてしまいまた次に同じサイトと出会った時に
「あっ、この画像面白い!」
なんていって何度も同じ画像をダウンロードしてしまうということはよくあることではないだろうか?
そしてピクチャーフォルダの中には同じような写真が何枚もだぶって入っているけど、それを一枚ずつチェックして削除するという手間を考えると途方に暮れる・・・・

なんていう人は多いんじゃないだろうか。

同じ写真が皆同じファイルネームならSpotlightで検索して一網打尽にできるんだけど、実際には同じ写真がリネームされてインターネットにはばら撒かれていて、それを律儀にも見かけるたびにダウンロードしてしまい、
「あっ、これって前にもダウンロードした写真だよ!」
なんてあとから気づくという人も多いんじゃないかと思う。

結局そうなると一枚ずつ写真を見比べて、捨てていかないとしょうがないわけで
「そのために『ピクチャーセレクタ』というジャンルのアプリがあるのだ!」
なんてストイックなことを自分に言い聞かせても結局はそんな作業はマメにはやらないのだ。

そういう人にこそこのアプリはまさに福音と言える。
このアプリは画像そのもののデータを比較して、同じ写真を探し出しそれを削除してくれるというJavaアプリだ。
画像のファイルネームが違っていても写真の中身が同じなら判別してくれる。
これは素晴らしいんじゃないだろうか。
これでピクチャーフォルダの中を総ざらえするとかなり長時間待たされる。しかしだぶった写真は一網打尽だ。
そして数枚から場合によっては数十枚の写真を削除することができるだろう。

しかしその時に気がつくのだ。
「画像ファイルを数十枚削除できたところでディスク容量が厳しいという現実には変わりはない」
ということに。
jpegなんてちょっとくらい削除できたって焼け石に水なんだなぁ。

だからといってこのアプリの価値が下がるわけではないのだが。






Image Comparitorはスキャンするディレクトリを指定して実行するだけ
スキャン中はこういう表示を出してかなりCPUリソースを食う





それでだぶった写真を見つけた時の表示はこんな感じ
ファイル名は違うが同じ写真を見つけ出しているのがわかるだろうか
削除したい組み合わせにチェックを入れるとその組の一番目だけを残してあとは削除される





削除する時に「本当に削除しても良いのか?」という確認のログが出る
「自動的に◯◯を削除するアプリ」というやつには、いきなり削除動作に入られて
大切なデータを失うという煮え湯を何度も呑まされているのでこういう配慮はうれしい
といってもどこかで思い切らないと先には進めないのだが・・・





Ayam

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応Windows2000~XP対応

これはすごい!
BSDライセンスの3DCG作成ソフトだ。

BSDライセンスだからこういうものが無料で使える。
しかもLinuxやIRIXだけでなくOSXやWindowsXPでも使える。(OSXは多分X11でも使えるしWindowsは多分Windows98以前でも使える)
それで何ができるのかは、このキャプチャーを見て確認してもらいたい。
本当は私の作品を自分で作ってその作品の作業過程を見せたいところだったのだが、残念ながら私の作品が出来上がるのを待っていたら、いつになったらこのアプリの紹介ができるか心もとない。

そこで頂き物の画像でしかもフェイスはWindowsのものだが参考にしてもらいたい。
使いこなせるかどうかが問題だが、使いこなすことができればこういうプロっぽいモデルレンダリングがフリーウエアで実現してしまう。

以前ここでもTerragenMacという強力な3DのランドスケープCGレンダリングアプリを紹介したが、それと同等のポテンシャルを感じてしまった。操作系はTerragenMacよりも複雑で分かりにくいし、直観的でもないができることを考えると習得してみたいという欲求は感じる。

そのうち自分で作品が作れるようになったら改めて、ギャラリーを掲載します。






Ayamの作例をまず見てもらいたい
形と表面のテクスチャーの表現、光と影の表現(特に逆光や照り返しの)
海の表面の光にきらめきと靄などの空気感等々実に芸が細かい表現が可能だ





最初は単純な平面図から作り始めて、それを3Dの縦横奥行きに幅のある図面にしていく
私は今のところこの最初のステップで挫折しているのだが
イラストレータなんか使える人は覚えが早いかもしれない





これもこのフェイスから操作性を想像してもらいたいのだがワイヤーモデルを描き上げたら
その表面にテクスチャーを貼りレンダリングしていくと・・・





出来上がりはこんなふう
何かいろいろなことに使えそうな想像が膨らんでくる





熟練してくるとこういう様々な質感や空気感、光線の造形ができるらしい
使いこなせるようになりたいという私の思いがご理解いただけただろうか
いつかちゃんと自前のギャラリーをここで紹介できるようになりたい
それかどなたかが先に覚えて私に使い方を教えてくれるというのでも良いけど・・・












Previous Topへ Next





site statistics