iTunesというMP3プレイヤーソフトがなぜAppleのヒット製品になったかといえば、iPodやダウンロードミュージックショップ等との連携性などいろいろな理由が挙げられるが、このビジュアルにも気を遣ったという遊び心も重要だと思っている。Windowsアプリには実用性だけがあって遊び心が無い。そんなことだからWinnyなどを開発して人のファイルを盗むことばかり考えはじめるのだ。もっと楽しく遊ぼうぜ。
iTunesビジュアルプラグインは
"?/Library/iTunes/iTunes Plug-ins/Visual Plug-ins"
に、スクリーンセーバは
"?/Library/Screen Savers"
に入れることでインストールできる。
Old Glory 1.2.1
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
アメリカの国旗が画面一杯にたなびくスクリーンセーバ。
OpenGLを使っているのかなんなのか、結構きれいなグラフィックだ。
前にデスクトップや任意の画像がデスクトップで波のように揺らめくというスクリーンセーバを紹介したが、それは異常に重いスクリーンセーバだった。
これはそんなこともないので何か仕組みが違うのかもしれない。
Old Gloryのスクリーン画面
なかなかきれいじゃないだろうか
Jacket
(Freeware)
おすすめ度★★★★★
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
iTunesのビジュアルプラグインで、mp3のID3に記録されたジャケットデザインを表示できる。
勿論フル画面表示も可能だ。
アルバムタイトルや、曲名、アーティスト名などの表示もできるしその文字の大きさや位置なども細かく指定できる。
また画像表示中にタイトルやアーティスト名をクリックするとブラウザを開いて、Amazon.comからアルバムジャケットも取得できる機能がついている。
なかなか便利だ。
音楽を聴く時には実はジャケットデザインというのは大きな役目を果たしていたことを、このアプリを使いはじめて再確認させられた。
mp3時代になって音楽はただの「音源」になりはじめているような気がするが、実はこういう視覚も含めての愛着というのは重要だと思う。
特に昔の懐かしい曲を聴く時にはジャケットデザインとセットで思い出されてきて、こういうジャケットデザインって結構憶えているもんだなと驚かされる。
付属のインストーラではインストールができないケースもあるようだ。
なぜだかは判らないが、例によってMacOSXのバージョン問題でちゃんと動かないだけなのかもしれない。
でもこのインストーラが使えなくても別に手動でインストールすれば良いんだし、特に問題はないが。
手動でインストールする場合は通常のビジュアルプラグインと同じで、
"/Library/iTunes/iTunes Plug-ins/Visual Plug-ins"
か
"?/Library/iTunes/iTunes Plug-ins/Visual Plug-ins"
にこのブロックアイコンのプラグインを入れてやれば良い。
前者はマルチユーザで使えるし、後者の位置に入れると使えるのは自分一人になる。
(勿論マルチアカウントを設定している場合だが)
最近のバージョンでは演奏を停止してもCPUを解放しないというバグも解消された。
ますます使えるプラグインになってきている。
アーティスト名などの表示項目設定できるし、文字の大きさやフォント指定ができる
文字のエッジもちゃんとつくのでアルバム名など見やすい
Widgetではいくつかそういう物があるがiTunesのビジュアルプラグインで演奏中の歌詞を自動表示できるような物がないか探していた。
ところが燈台もと暗しとはこのことだ。
iTunesのビジュアルプラグインでは最も早くから使っていたJacketにそういう機能があったということを最近知った。
ビジュアライザ表示中にLキーを叩けば良い。
そうすれば英語の歌詞も日本語の歌詞も表示してくれる。
ソースはSing that iTune!などを使ってmp3自体にエンベッドされた歌詞のテキストかTunesTEXTのキャッシュということになる。
やっぱり歌詞が自動表示できるというのは楽しい。
ずいぶん前からなんとかしたいなと思っていた機能が実現した。
しかも手持ちのアプリで!
(この機能はTiger対応版でしか使えないようだ。Panther以下の方はあしからず)
<さらに追記>
この歌詞表示機能だがOS10.3.9のパンサーでも使えるようになった。v.0.6.2からパンサー用とタイガー用のバイナリは統一された。だからどちらにも同じものをインストールする。なのでパンサーでも歌詞を表示できるよううになった。すばらしい!
パンサーユーザも是非Lキーを叩いてみて欲しい。
ただし事前に歌詞を取り込んでおかないと何も表示しないのでせっせと歌詞を集めてからにしてね。
JacketはWidgetなどを使って既に歌詞を取得している曲については
Lキー一発でビジュアライザ画面に歌詞も自動表示できる
うれしい機能じゃないだろうか
iTunes10はいろいろ細かいところで問題を起こしてる・・・(追記あり)
先日iTunes10にアップデートした話は書いた。
見た目の変化で例によって侃々諤々になっているが、見た目の問題なんか大した問題じゃないということも書いた。
でも見た目だけの問題じゃないところもあるようだ。数日使ってみていろいろ問題が出てきた。
自宅では無線LANで音楽を飛ばして、AirMacExpressにぶら下げているスピーカーで鳴らしているが、この接続が何故かスムーズにいかない。
時々再接続を要求されることがある。
その場合でも右下のスピーカーセレクトから鳴っていないスピーカーのチェックを一旦外し、もう一度チェックを入れれば問題なく繋がるので実用上問題はないのだが、でも頻繁にこの手順を要求されるのがちょっと煩わしい。
それと私の場合、iTunesのビジュアライザーはJacket一辺倒なのだが、このJacketで、歌詞が表示できなくなったのが痛い。
そんなにいつも見ていたわけではないからできなくても問題ないのだが、できていたことができなくなったのは悲しい。
作者さんの対応を希望します。
Jacketはジャケットアートを表示するビジュアライザー
Lキーを叩けば歌詞を表示してくれる機能がすばらしかったのだが
iTunes10にアップデートしてから歌詞を表示しなくなった
<追記>
と思ったらこのテストをした翌日、9/5にはJacketの作者さんのホームページのバージョンアップがアップされていた。
テストしたところ歌詞も問題なく表示してくれた。原因はキー操作を受け付けない不具合だったので修正したとのこと。
迅速な対応をしてくれた作者様に感謝。
それと情報をいただいた「youman」様、ありがとうございました。
Jacketは今週出たアップデートで問題なく歌詞を表示できるようになった
他にも上下に表示が切れる不具合とかも修正された・・・仕事が速い!
LEDSpectrumAnalyser
(Freeware)
おすすめ度★★★★
iTunesに昔懐かしいLEDスペクトラムアナライザを付加するビジュアライザ。
それができたからって実用的な意味なんか無いかもしれない。
しかし昔オーディオマニアを始めた時には、この当時流行し始めていたLEDピークメータを見て録音レベルなんか決めていたし、そういうことにシビアになっている自分てなんとなく「通」という感じで自己満足していたものだ。
今、iTunesはMP3メディアだから、録音レベルを自分で決めるなんていうことが無い。
こういうところがフルデジタル機器の面白くないところだが、しかたがない。
せめてこのビジュアライザでそんな過去を思い出しながら、音楽を楽しもうではありませんか。
LEDSpectrumAnalyserの表示画面はLEDのピークメータそのもの
意味は無くたってあれば楽しいじゃないですか
追記
このプラグインは作者サイトが閉鎖されており、どこからもダウンロードできなくなっている。
しかし同様の機能はMatrixJamに入ったので代替プラグインとしてこちらをお奨めする。
Red Pill 1.4
(Freeware)
おすすめ度★★★★★
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
マトリックス風のスクリーンセーバ。
安定しているし雰囲気はなかなか出ている。
Red Pillはマトリクス風のスクリーンセーバ
なかなか雰囲気は出ている
|
|