実はこのジャンルは私が一番苦手としているジャンルなので今まで後回しになってきた。
本職がそういう仕事であるにも関わらずというか、本職がそうだからかえって、パソコンでビデオを編集するようなアプリはあまり触っていなかったということもある。
しかしそうはいってもこれもMacの重要な基本機能なのだし、それ用のオンラインソフトというのも探せば結構色々ある。今までそういうものをあまりテストしていなかったのはひとえに愛用のiBookのスペック不足ということもあるのだが。
RealPlayer
(Freeware)
おすすめ度★★★
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
言わずと知れた3大マルチメディアプレイヤー(今や死語)のひとつ、RealOne の今の形でOSX対応最新バージョン。
(あとの二つは言わずと知れたQuickTime Player とWindowsMediaPlayer ということになる)
最新と言いつつこのバージョンをゲットしたのは2か月も前だが、そんなに長いこと放ったらかしでテストしていなかったということが、このアプリの現在の位置を表している。
ビデオプレイヤー、音楽プレイヤー、ストリーミングプレイヤーとしてQuickTime Player やWindowsMediaPlayer 等と比べても遜色のない機能は持っているし、このバージョンでやや前よりもきびきび動くようになった気がする。
かつてはインターネットのメジャープレイヤーだったが、今ではあとの二つのプレイヤーと比べると明らかに凋落傾向がハッキリしていて、私がよく行くサイトでこれがないと困るというところは一つしかない。しかもそのサイトもめったに行かないので正直無くても困らないのだ。
だから前のバージョンがライセンス期限切れで動かなくなっていたことも長いこと気がつかなかった。
一時期よりも盛りかえしてきたQuickTime Player や、Windowsにバンドルしてたいして高性能でもないのに勢力を伸ばしてきているWindowsMediaPlayer と比べると残念ながらどうなのかなぁ。
しかし一応持っておかないとという昔からの習い性で、結局インストールしておくわけだが....。
RealPlayer は軽快なビデオ、オーディオ、ストリーミングプレイヤー
悪くはないのだが再生するべきソフトがほとんど見当たらないというところが一番の問題だ
RealPlayer
RealPlayer Dowloader
RealPlayer Converter
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応
OS10.5Leopard対応
OS10.6SnowLeopard対応
YouTubeの動画をダウンロードして、そのままH.264などに変換してiTunes に登録できるワンストップアプリのTooble の代わりは、なんと灯台もと暗しで、極馴染みのアプリだった。
旧OS時代から、QuickTime 、WindowsMediaPlayer と並んで3大ビデオプレイヤーといわれたRealPlayer が標準でDownloader、Converterをバンドルしているは初めて知った。
実はここに行きつく前に製品版の「ワンストップ」を標榜する某製品版アプリも試したのだが、ダウンロードに数十分かかるデカイアプリの割にちゃんと動かないなど泣かされていた。
ところがこのRealPlayer のセットは軽快に動いてクラッシュもしない。
こんないいものがこんな身近にあったなんて・・・どうも最近のことなのかな。
アプリのサイトを見るともう明確に「ダウンロード用アプリ」と名打っているようだし。
一時期は昔の勢いをすっかり失ったように見えていたが、最近盛り返しているのかもしれない。
YouTubeのおかげかもしれない。
こういうものに身軽に対応できるのはMacやWindowsのバンドルソフトではなかなか難しいかもしれないから。
RealPlayer Dowloader の呼び出し方はRealPlayer のこのボタンをクリックする
するとダウンロードリストのウインドウが表示される
「ダウンロード」ボタンをクリックするとダウンロードがスタートする
無料版の下の広告は気にしない
読み込みが完了すればもうダウンロードは完了している
ダウンロードしたFLVファイルは下の「ダウンロードフォルダを表示」ボタンで確認できる
さらに「変換」タブをクリックするとRealPlayer Converter が現れる
この下のボタンで変換ファイル保存先、変換画質を設定できる
画質は各メディア向けに細かく設定できるし
mp3に書き出して音だけ取り出すこともできる
iPhone用も「Mac」を選択した方が画質の満足度は高いかもしれない
ところでYouTubeのページを表示するだけでは
RealPlayer Dowloader のリストには追加されない
ブラウザなりRealPlayer 本体のWebブラウザなりで
画像を読み込んでバッファーしないとリストが現れない
ClickToFlash で動画読み込みをブロックしていると
リストが読み込まれないことがある
QuickTime Player
(Freeware)
おすすめ度★★★★(というか無いとMacが動かない)
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
Windows2000~XP対応
言わずと知れたMacのAV機能の中核を司るアプリだ。
中核を司るというのは、このQuickTime Player 単体でもmpeg、QTムービー等の動画、mp3、aiffなどの音声ファイル、jpegなどの静止画の表示機能があるだけでなく、iTunes やiMovie などのAVアプリの処理エンジンも兼ねていてこれが無いと、多くのAV機能が動かなくなってしまう。
AV機能が使えないMacなんて魅力もないと思う。
MicrosoftはEUではWindowsMediaPlayerがOSとセットとなっているという部分を「独占禁止法に抵触するセット販売」と判定されて多額の違反金を請求されているわけだが、それを言うならシステムのAV機能に深く関与しているQuickTime Player もヤバいのかもしれない。
もっともシェア5%にも満たないMacから違反金を取ったってしょうがないということで問題にもならないのだろうけど。(不法な手段で市場を独占したという実績が無いという意味で)
Microsoftの場合はむしろそういう根幹ソフトだからWMPが狙い撃ちされたのかもしれない。
ヨーロッパではやはりMicrosoftに対する反感が強く、Windowsを少しでも弱らせておいて、その間にLinuxを普及育成したいという思いが背景にあるのかもしれない。
かつてはRealPlayer と並んでwebのAVソフトビッグ2だったわけだが、規格としてはほとんどメリットがないWindowsMediaPlayer のセット販売による普及に伴って特にムービーではすっかりマイノリティになってしまった。
しかしRealPlayer は落ちっぱなしだがQuickTime Player の方は数多くのコーデックをサポートすることで、逆に映像のプロの支持を受けて少しずつだが盛り返している。
現在の最新バージョンはQT7 でさらに高機能なストリーミングビュアーになっているが、若干不具合を起こしていることもあるしQT6のProキーが使えなくなったということもあってユーザの不満が出ている。
そこはさすがというかAppleのサイトでQT6にバージョンダウンするインストーラーもダウンロードできる のでユーザは今のところ使いたい方を選べるようになっているという点は配慮が細かい。
Windows Media Player
(Freeware)
おすすめ度★★★
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
Windows2000~XP対応
RealPlayer 、QuickTime Player と取り上げたら3番目にはこれが来ないわけにはいかないだろうというくらい、今ではインターネットの動画メディアとしては完全に主流になりつつあるアプリ。
Mac用のメディアプレイヤーとしては重いというか、再生できないソフトも結構あるし統一規格となりうる資格があるのかなとかなり疑問を感じないでもないが、実際動画に関しては特にストリーミングメディアとしてはもう多数派になってしまっている。
好き嫌いは別にして持っておかないといけないというアプリにはなっている。
Windows Media Player は音声、画像、動画を再生するプレイヤー
ストリーミングメディアとしては最大多数派で、しかもQTやRealとは互換性が全くないので
結局持っておかないといけないというアプリだ
<追記>
Windows Media Player はMacのサポートを完全に終了した。これに伴いマイクロソフトはFlip4Mac のプロジェクトを買収してWindows Media Player for Mac に換えるという処置をとった。(シェアウエア化して)
Windows Media Player はMacでは終了ということだ。
代替プラグインの入手並びに詳細はFlip4Mac のページで。
BitPlayer
(Freeware)
おすすめ度★★★★★
これはムービーアプリ。
mpegビュアーについてはCellulo なんていう大変優秀なアプリを既に使っているが、これはそれを上回るかもしれない。
インターフェイスは簡単だ。
再生したいQTムービーなどをリストテーブルにドロップするか、開くメニュー、リストに追加ボタンなどでリストに登録する。
そのまま再生もできるし、FullScreenボタンを押すとフルスクリーンで再生を始める。
これまでのアプリより良いのは、DVDPlayer みたいにフルスクリーンになった後もコントローラーで再生の操作もできる。
何よりも良いのは、重たいQTムービーもコマ落ちしにくいということだ。
重たいムービーをスムーズに再生できるという意味では、システムバンドルのQuickTime や前出のCellulo なんかよりも良い。
こういうものはだんだん良いものが出てくるんだなと感心させられるようなアプリだ。
BitPlayer のフェイスは実にシンプルだ
それでもこのムービー再生のスムーズさは特筆に値する
もうひとつ特筆に値するのがこのコントローラーだ
これでフルスクリーンモードからいちいち抜けないでも操作ができる