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OSXでよく使うアプリケーション1-3

メーラ編/Mail Client


ARENA internet

(Products)
おすすめ度?


他にこんなのもあるということで。

使ったことがないのでこれの評価はよく判らないが、古くからのユーザにはこれを勧める人もいるのでそれなりに良いメーラだったんだろうと思う。

しかしもう開発が終了してしまったメーラなので、いつまで使えるかは知る由もない。





Thunderbird

(Freeware)
おすすめ度★★★★★
OS10.2Jaguar対応OS10.3Panther対応OS10.4Tiger対応Windows2000~XP対応


OSXには良いメーラが少ないと書いてしまった。
それでも数少ない選択の中からGyazmailというメーラを見つけて愛用している。
しかし不覚にもこのThunderbirdは今まで試したことが無かった。

使ってみた印象はかなり良いというのが結論だ。
Netscapeに付属のメーラは試してみたことがあるが、なかなか動作は確実だという印象を持ったがインターフェイスが見なれない形だったので敢えて愛用するところまではいかなかった。
しかしこのThunderbirdGyazmailOutlookExpressと同じ3ペイン式の表示で、操作系もかなり整理されていてわかりやすいのが良い。
今までは、GyazmailのバックアップにPostinoを使っていたが、見た目で違和感が無いのはこのThunderbirdの方だろうししばらく試してみて添付ファイルの送受信なども確実ならバックアップメーラはこっちに乗り換えようと思っている。
(メインはさすがに使い慣れたGyazmailを手放す気はないが...)

ところでこのメーラはMac版だけでなくWindows版やLinux版もダウンロードできる。
これは心強いことで、Windows環境ではBeckyを使っているがこれも使えるとなると安心だし、将来Linuxに乗り換える時にも少なくともwebブラウザとメーラだけは使いものになるアプリがあるという確信が持てたので、これは大きな勇気になる。
実際Linuxを試してみようかなと真剣に考えている今日この頃だ。

(ということで実際会社で支給されて使っているWindowsXPはBeckyをやめてThunderbirdに乗り換えてしまった。やっぱりこっちの方が使いやすいし、しかも軽い! Windows環境に関してはもうこのThunderbirdとは離れられなくなりそうだ。)



Thunderbirdは3ペインのオーソドックスなフェイスを持っている
かつてのNetscape Communicatorほどトンガッテいないが、使いやすいメーラだ




使いやすいということでWindowsにもいれてしまった
ちょっと紛らわしいデスクトップになっているがこれはXPのデスクトップです





Mac絵手紙

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.2Jaguar対応OS10.3Panther対応

電子メールの普及で世の中は便利になった。何でも用件は電子メールで済ましてしまう。
携帯電話が普及しても結構「電波が届かない場所にいる」人が多いので、結局急ぎで確実に伝えたい時にはメールを使ってしまう。

しかしこのメールの普及のおかげで少し感覚が麻痺しているが、昔は何かあるとお礼の手紙、時候の挨拶の手紙などちゃんと手書きでしたためていたものだ。
パソコンでタイプしてしまえば、2分で済むような用件でも手書きの手紙でじっくり伝えるというのはまた違うものだ。

このアプリは筆書きの絵手紙を再現するアプリ。
パレットを使って水彩画風の挿絵を描けるし、毛筆風の文をしたためることもできる。
非合理的だが相手の心に届く手紙はこういう物なのかもしれない。

システムのメール設定から自動的にメールアドレス、POPサーバアドレスなどを取得するので、描いた絵手紙をメールに添付して送ることができる。
勿論プリントアウトしてリアルな手紙として送ることもできるだろう。
こういうことに手間をかけなくなったことを反省しながら、親しい人に手紙を送ってみてはいかがだろうか。






Mac絵手紙は絵手紙を描いてメールとして送るアプリ
自作の落款なんかも押せたりしてなかなか気分は出る
絵が下手なのはアプリの機能とは関係がない




ちょっと暗号メール

(05年12/31までFreeware, 以降Shareware化)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応Windows2000~XP対応

メールを暗号化して送るというアプリ。

メールのセキュリティをどうすれば良いかというところで主に二つの方法がある。
一つはメールクライアントに内蔵されたSSL(STARTTLS)を使う方法。
これはメールサーバから手元のパソコンまでの間を暗号化してタップなどされることを防ぐことが目的で、サーバが対応していないと使えないという問題はあるがこれでメールサーバ、メールクライアント間のセキュリティはかなり確保できる。

しかし問題はそのメールそのものがアドレスの打ち間違いとかで意図した相手とは違うところに行ってしまうとか、メールサーバそのものがクラックされたとかそういうケースにはこの方法だけではセキュリティは100%確保できない。

最近では残業を自宅でするためにメールを会社のパソコンから自宅のパソコンに転送するなんてケースもあり得るだろう。その時に送り先を間違えると、そしてそこに重要な個人情報やコンフィデンシャルな情報なんかが入っていると、今は会社の業務責任者が刑事罰を受けるような重大な問題になってしまう。
だからといって社外にはメールを打ってはいけないというような規制をしている会社を時々見かけるが、これも本末転倒というかオバカ丸出しだ。

こういうときにはメールを暗号化して送ろう。
暗号化ソフトというと扱いが難しいものが多いが、このアプリは実に簡単だ。
基本的には復号用パスワードを設定したら、本文宛先を書いてメールクライアントアプリにエクスポートすれば良い。その時点でもう本文は暗号化されているので後は普通のメールと同じように送るだけだ。
受け取った方はその本文をコピーして金庫のデザインの復号窓をクリックするだけだ。

受取手もこのソフトを入れている必要があるが、復号専用ならこれからもフリーウエアで作者サイトからダウンロードできるようだし、このアプリにはWindows版もあるのでWindowsユーザとも暗号メールのやり取りができる。
これは力作ではないだろうか。

このアプリはいくつかの暗号アルゴリズムを選択できるようになっているが、基本的にはデフォルトの「Blowfish」か「CAST128」を薦める。
この「Blowfish」というアルゴリズム作者のブルース・シュナイアーという人も取材したことがあるがこの人は暗号ソリューションについて深い造詣を持った人で、アメリカ政府公認の旧DESの弱点についても解説しておられた。
このアルゴリズムに入っている「DESX」はそのDESの脆弱性をカバーするために暗号プロセスを複雑化したものだが、コンピュータは日々進歩しているし、元々欠陥があるDESのエクステンションバージョンであることに変わりはないので、誰がどういうショートカットを発見するか知れない。
「RC5」についてはあまり知らないが「RC4」が同じように弱点を持っていたので、よく知らないが「よく知らないものには近寄らない」という鉄則に従うならどうだろうか。

それでも暗号強度についてはそれぞれそれなりのものなので、よほど重要な情報をやり取りするのでなければそんなに神経質になることは無いのかもしれない。

問題があるとしたら、このアプリが採用しているのはいずれも共通鍵暗号、または対称鍵暗号と呼ばれている暗号アルゴリズムなのでパスワードは別途渡せる相手にしか使えないということだ。
お互いに共通のパスワードを持っていれば良いが、地球の裏側の面識が無い人にパスワードを渡すことができない。

それとこのアプリでは添付ファアイルの暗号化まではできない。
あくまで本文のテキストを簡便に暗号化するだけだ。





ちょっと暗号メールはお手軽かつそれなりに強力な暗号化メールアプリだ
「ちょっと暗号メール」ボタンを押して現れるタブに本文と宛先パスワードを入れる
パスワードは宛先によって使い分けることができるようにリスト化できる




「暗号メール作成」ボタンをクリックするとデフォルトメーラに暗号化された本文が現れる




この暗号文を受け取った方は本文をクリップボードにコピー、
復号窓をクリックすると復号された本文がこの通り現れる




この暗号ソリューションのすごいところはこれだ
同じ本文を同じパスワード、同じアルゴリズムで暗号化しても毎回違う暗号文が生成される
このために暗号文からパスワードや平文の推測が非常に困難になる












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