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OSXでよく使うアプリケーション9-15

ファイル操作、その他/File operation, Others



SpeedCopy

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応

大量のファイルを迅速にコピーするアプリ。

使い方は左のペインにコピー元のフォルダを登録して、そこのファイルを選択してクリック、出てきたパネルで送り先を指定して実行と実に簡単。
Finderと比べて有利な点は、ファイルブラウザが直接ファイル送りの操作パネルを兼ねていることで、大量のファイルをコピーする時にFinderでドロップしているのは、作業能率が悪いだけでなく混乱やミスの元になる。
特にソースも送り先もあちこちに散らばっている場合はそうだ。
そういう場合はこういうパネルで送り先を指定する方式が有効だ。
それにFinderと比べるとずっと動作が安定していて素早いのも特徴だ。






SpeedCopyは大量のファイルを高速でコピーするアプリ
そういう目的ではFinderよりも明らかにアドバンテージがある
左のコピー元ウインドウの左ペインにソースになるフォルダを登録
右のペインでコピーするファイルを選択してクリックする
すると右のウインドウの送り先設定のパネルが現れる





Ghost Sphere

(Freeware)
おすすめ度★★★
OS10.4Tiger対応

特定のフォルダを隠したり、暗号化したり、ロックをかけたりするアプリ

ネットの質問系サイトの質問にもパターンがあって「しばしばされる質問」というものがある。 その中のひとつに
「特定のファイルやフォルダに鍵をかけて他の人に開かないようにできるアプリはないか?」
というものがある。

手っ取り早いのはログイン画面を表示してデスクトップにロックをかけてしまえよと私などは思うのだが、そこはMacユーザだ。
人に見られたくないファイルやフォルダはえてして頻繁にアクセスするから大抵デスクトップに置いている。だったらデスクトップを隠せば良さそうなものだが、他人にMacのデスクトップを見せびらかしたいのもMacユーザなのだ。

「友達にしばらくMacを貸したいのだが、見られたくないフォルダを開かなくしたい」
ということがどうも質問の趣旨のようだ。

ところでフォルダのアクションが何かの鍵を要求するなら便利だと思うが、そういうアクションは不可能だ。
アクセス権の変更はどうも専門知識を必要とする大掛かりなことになってしまうので、こういう質問をしてくる「お手軽な方法はないか?」という質問者にはあまり適した答えではない。

このアプリにも付いている機能だが、特定のフォルダを不可視化するというてもある。
これはなかなかお手軽なのだが、不可視領域も覗きたがるようなハッカーみたいな奴だったら、セキュリティ的にはほぼ無意味といっていい。
これで防御できる相手は初心者だけだ。

もうひとつこのアプリについているお手軽な機能はVaultを掛けるという方法だ。
OS10.4TigerはFileVaultというユーザ領域全域を暗号化して、パスワードを入力しないと開くことができないという機能がデフォルトで実装されているが、ユーザ領域全域というのが使いにくいし、安全性にも不安があるし、何よりも先ほどのケースのように
「友達に貸してあげたいが、一部だけ隠したい」
というケースには向かない。

それでこのアプリなら暗号化した領域を作って、そこのなかを開くにはオーナーが設定したパスワードでないと開かないという設定ができる。
これはディスクイメージの技術を使っているようだが、上記の鍵がないと開かないフォルダという条件をほぼクリアしている。

またロックをかけるだけということもできる。
これは開くことはできるが、上書きも削除もできないようにする領域で、大事なファイルを消されたくないという時にはこれが使える。アクセス権の変更にはやはりパスワードが必要なので、そういうものを守ることができるだろう。






Ghost Sphereを起動するとまずマスターパスワード設定を求められる
これはフォルダに鍵をかけたりする大切なキーになるので絶対に忘れないパスワードにしよう





使い方は左のペインに中央のファンクションペインを使ってフォルダを登録
左の目玉アイコンで不可視かは簡単にできてしまう
また鍵がかかったフォルダは「Vault」ボタンでイメージを作ってその中に入れてしまおう
暗号化してしまえばパスワードを知っている人以外には開かない領域になる



Ghost Sphere

(Shareware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応OS10.6SnowLeopard対応

これは前にも取り上げたがMacの任意のディレクトリを不可視にしたり、プロ版にレジストリしたら暗号化ディスクイメージにしたりできる。

不可視にする原理はフォルダ名の頭に「.」をつけるという方法でFinderから見えなくする。
この方法ならネットワーク上のWindowsからも見えないので、Windows環境のみ不可視になるバッチファイルよりは機密性は高いといえる。
問題点はGhost SphereはMac版しかないという点と、この方法で隠したフォルダは例えばTerminal
ls -a
なんてコマンドを打つと難なく見えるという点か。
というよりどんな環境からも見えないように隠すなんてこと自体が土台不可能なのだが、MacとWindowsという世界で使われている大部分のクライアントOSから隠せるなら、一般的には利用価値は高いと思う。

不可視になっているフォルダは管理権で中は見ることができないように設定されている。
これもrootのパスワードを知っている相手なら開けられてしまうが、バッチファイルをのぞけばパスワードが見えるというものでもないので、これもやや安全度は高い。





Ghost Sphereを起動する時にパスワードを要求される
これは管理者のパスワードだが初回起動のみ
「不可視フォルダを開く時のパスワード」の設定も要求される
これは管理用パスワードとは別でもかまわない




下のボタンの「+」「−」で隠すフォルダを登録、太陽アイコンボタンは
隠したフォルダを「表示」、これが三日月アイコンに変わっている時は「隠す」
上のチェック欄の一番左は「起動時にフォルダを表示(隠す)」のチェック




このアプリはシェアウエアだが隠すだけなら無料でも機能制限なしに使える
この「10秒待て」のデモ表示が出るだけの差だ




Finderに「不可視ファイルを表示させる」変更をするとこの通り隠したフォルダは見える
一応管理権で守られているが




管理者ならこのフォルダを開くことができるのでこれも万全ではない




それでも同じボリュームをWindowsから見れば一応隠されていて見えない





YemuZip

(Freeware)
おすすめ度★★★
OS10.3Panther対応OS10.4Tiger対応

ファイル、フォルダ(複数可)をドロップするだけでzipアーカイブにしてくれるアプリ。

このドロップレットは、ドロップするだけのお手軽な操作でzipエンコードできるという便利さだけでなく、Mac用zipとPCコンパチブルのzipを選んでエンコードできる。
zip化する時にリソースフォークやアイコンデータなどの他の環境ではゴミにしか見えないものを自動的に取り除いて、データフォークだけをzip化してくれる。
Macユーザに渡したいファイルはそういうものを残したいだろうし、Windowsユーザに渡したい時にはそういうものは削除したい。
それをワンクリックで使い分けられるのが便利。

またzip化する時にスピード優先か圧縮率優先かという設定もできる。
この差はファイルの種類で大きく出るものとあまり変わらないものがあるが、こういうきめ細かさもある。






YemuZipはzipエンコードに特化したアプリ
ファイルなどのアイコンをドロップすると「Mac専用かPC互換か」と
エンコード後のタイトルをどうするか訊いてくる





zip化はこのウインドウに変換したいファイル、フォルダ(複数OK)をドロップするか
アプリ本体のアイコンにドロップ、どちらでもおなじことだ





環境設定画面ではzip化を圧縮率優先かスピード優先かで進めるか設定できる




YemuZip2.5

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.9Mavericks対応OS10.10Yosemite対応OS10.11El Capitan対応

WindowsPCユーザに「zipでくれ」と言われたときにおおむね対応できるファイル・フォルダ圧縮アプリ

ヴェアダルさんのサイトで見かけて「おおそういえばこういうアプリがあった」と思ったアプリ。
Tiger(OS10.4)時代に一度テストしてそのまま忘れていたのだが、開発が止まって3年経つが今でも動いているらしい。

それでzip問題にどれくらい対応できるか試してみた。
MacからWindowsにzipを渡すときにいくつか問題が起こる。

1)__MACOSXというMac作成zip固有のフォルダがWindowsで解凍時にできてしまう。
2).DS_DtoreなどのMac固有のファイルシステム用のファイルがWindowsではゴミとして見えてしまう
3)文字化けする


このうちYemuZipは1)と2)の問題には対応してくれる。
3)の問題にも対応してくれないか今回テストしてみたが、残念ながらこれは対応してくれていないようだった。
つまりMacからWindowsにzipを渡すときは日本語のファイル名・フォルダ名は使うなということに尽きる。
尽きるのだがWindowsユーザに英数文字のファイル名のzipを渡すと
「英語はわからんからファイル名やフォルダ名をすべて日本語にしてくれ」
と言われる場合がある。
この場合はzipは諦めてデータDVDか何かで渡そう…(#゚Д゚) 凸





今回比較対象としてMacデフォルトのzip機能を試すために
超長いフォルダ名称(しかも濁点含む)のフォルダを用意した
しかし結論からいえば濁点とか文字数とかに関係なく
日本語を使うと5文字でも相変わらず化けることがわかった
詳細は以下を参照




Macでは不可視に設定されているがアイコンサイズや表示配列・背景色などを記憶しておくために
.DS_Storeというファイルが表示変更された履歴のあるすべてのフォルダの中に生成される
見えないのでMacユーザは意識していないがこれをWindowsに渡すと
これが開くことができないゴミファイルになる




比較のため右クリックで「圧縮」メニューからzip圧縮したファイルをWindowsに渡してみる




Windowsでみるとzipの中に.DS_Storeファイルとして
1KBの意味不明のファイルができている
さらに__MACOSXというフォルダも生成されていてその中に
サイズの小さい同じファイルが入れ子のようにできている
Macユーザからすれば「気にすんなよ」ということかもしれないがWindowsしか
知らないユーザから見ると「こんなゴミ送りつけやがって…」という民族紛争の原因になる




YemuZip2.5はインターフェイスが変わったが基本的な使い方は同じ
ウインドウに圧縮したいファイルやフォルダをドロップする




圧縮ファイルの保存先とファイル名の確認タグで
Mac向けzipかWindows向けzipかを選択できる




タグの「Reveal in Finder on completion」にチェックが入っていると
完了時ウインドウが開いて場所を表示してくれる
もちろんこの設定はチェックを外して解除できる




また保存先はデフォルトではオリジナルと同じディレクトリになっているが
デスクトップ固定、書類フォルダ固定など選べるようになっている
任意の場所も指定できるし圧縮ファイルをメールに自動添付もできる




メールが自動で立ち上がって新規作成で圧縮された添付がもうついている
デフォルトメーラーも選択できるようにしてくれると尚便利だったがこれはメール一択だ




さてYemuZipで圧縮したzipファイルをWindowsに渡した結果はこの通り
.DS_Store__MACOSXなどのゴミファイルは無くなったが
ファイル名は相変わらず化けておりzip内のパス構造もおかしい…
これは結論からいうとフォルダ名・ファイル名に日本語を使っている限り解消しない




Windowsのzipで開くとこのようにzipの中にオリジナルのフォルダがあって
その中にファイルがあるという構造になるはず
英数文字のフォルダ名・ファイル名ならなんら問題ない状態になった




YemuZipの環境設定にデフォルトの拡張子を維持という設定がある
これが文字化けでファイルが開かないゴミになるのを防ぐ設定なのだがこれで試すと…




拡張子は維持されてちゃんとWindowsでも開くjpegファイルになった…
が相変わらずファイル名は文字化けしてファイルの場所もフォルダの外にあって変…
これは要するに今ではかなり解消されたMacとWindowsのファイルシステムの
文字コードの違いの問題が相変わらずzipでは残っていてパスの記述も文字なので
ファイル名だけでなく場所も変わってしまうということ
長いフォルダ名や濁点とかも試したがそういうことと関係なく日本語を使っているzipすべてに起きる
これを防ぐには上記のように日本語のフォルダ名・ファイル名をやめて英数文字だけにすればいいのだが
コンベンショナルなユーザはやっぱり日本語を使いたがるんだなぁ…
それはともかくYemuZipがサポートしてくれるのはゴミファイルの削除と
拡張子喪失を防ぐというとこまでで日本語問題は自己解決しろということらしい



2016年8月12日







AppCleaner

(Freeware)
おすすめ度★★★
OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応

Macのアプリのインストールはインストーラを使うものもあるが、基本的にはディスク上にアプリを置くだけという簡単なものが多い。

どちらにしても非常に簡単だ。
だがアンインストールも簡単かというと、そうでもないのが残念だとういう話を何度かここにも書いた。
ところがそういうことに不満を持つ人が多いせいか、最近では「アンインストーラ」というジャンルのアプリがいくつかでてきて、この不便も解消されつつある。

もともとOSXのアンインストールは簡単ではないといっても、モジュール化が進んでいるOSXのことだから基本的にはそのアプリと同じ名前を含む支援ファイルを探してそれを削除すれば良い。
Windowsのdllをエディットだのとかいう話に比べれば遥かに簡単なのだが、その支援ファイルがどこに入っているかという勘所を知らない初心者にはやはりアンインストールはややこしいかもしれない。

このAppCleanerAppZapperuAppAppDeleteなどのこれまで紹介してきたアプリの一長一短あったところを兼ね合わせたような良さを持っている。

まず関連ファイルを選択する正確さはAppZapperに匹敵しているかもしれない。これまでのところやはり実用的に使うには信頼性ということではAppZapperが一番だったと思っているのだが、このAppCleanerはいろいろ比較してみたくなった。

それにこれはアプリだけでなく、Widgetやプラグインなども本体を指定するだけでアンインストールすべきファイルを探してくれる。
こういうものも実は周辺ファイルを散らかすものがあるので、この機能はありがたい。
例によって「起動中のアプリは削除出来ない」とか「デフォルトアプリケーションは削除出来ない」などの安全装置も装備しているし、削除したくないアプリを登録する機能も持っている。

ここまで実用性のことばかり書いてきたが、このアプリのビジュアルのアクションもなかなか面白い。回転したりスイングしたりというウインドウの切り替わり方は見ているだけで楽しい。
だからって調子に乗って必要なアプリまで削除しないように、注意は必要なのだが。






AppCleanerのスキンはシンプルそのもの
基本的な使い方はこのようにウインドウに削除したいアプリをドロップするだけだ
それで削除すべきファイルを表示してくれる手順はAppZapperあたりと同じ





またウィジェットの削除もここでできる
ウィジェットは一時脆弱性もいわれたので手順を踏んだ削除が必要だが
いちいちDashboard画面に入らなくてもアンインストールできる





削除すべきファイルのリストを表示するので問題なければ下のバツマークをクリック





また歯車マークをクリックすると設定に入れる
ここでどういう種類のファイルを削除するかを選択出来る
基本的には全部捨てるという設定でまず問題は無いはずだが





このAppCleanerの良いところはこういうレシートファイルの.pkgまで削除してくれること
これを無視するアンインストーラアプリが多いのでこれはすばらしいと思う
つまりインストーラアプリもちゃんと削除出来るということだ
unpkgのようなアプリも必要なくなるかもしれない





インターネットプラグイン、コンテクストメニュープラグイン、
システム環境設定ペイン、スクリーンセーバ、QTプラグインなどを探索できる
なんだこれ!万能じゃないか!





そしてお約束の「削除してはいけないアプリ」の指定もできる
まさに至れり尽くせりというところだ












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