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OSXでよく使うアプリケーション9-16

ファイル操作、その他/File operation, Others



ArchDetect

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応

アプリケーションフォルダをスキャンしてPPC、intel対応状況やUniversalBinaryかなどを表示してくれるアプリ。

昨年Appleは全てのMacをintelチップに載せ変えるというロードマップを発表して世間の度肝を抜いた。
私を含めた一部のMacユーザは強い拒絶反応を示したが、世間には概ね好感をもって迎えられたようで「もうApple製品なんか二度と買わない」というごくわずかな偏屈なMacユーザと引き換えに、「Macを使ってみたい」という数多くのWindowsユーザやUNIXユーザを獲得したようだ。
今はその移行の過渡期にあるので、流通在庫としてPPCMacもまだ販売されているしMacユーザもまだPPCユーザの方が多いだろう。

そのなかでAppleはPPC用に開発されたアプリをそのままintelMacでも動く仕組みのRosettaとアプリの側でBinary的にPPC用とintel用の2種類のコードを用意してそれぞれの環境で適した方が自動的に励起するユニバーサルバイナリという2つの仕組みを用意してPPCMacで積み上げたアプリの資産を斬り捨てることなくintelMacに移行できる道筋を用意した。

この仕組みは完璧ではないにせよ今のところ概ね良好な環境を提供しているようで、OS9からOSXに移行した時ほどの不満は出ていないようだ。
このintelとPPCというチップの性格と、この移行が何故大問題なのかという詳しい解説は「なんちゃってな用語辞典」のRISCプロセッサー、IAプロセッサー: Reduced Instruction Set Computer、intel-architectureという項目で詳しく書いた。 この解説もintelMacが発表される前に書いたものなので、ちょっとintelに対する揶揄も入っているが、あえて書き直さないでその後の経過を加筆するだけでにしている。
要するにRISCチップであるPPCで開発されたコードはIAチップのintelでは動かないというのがその当時までの常識だったからだ。

ユニバーサルバイナリというのは両方のコードがひとつのアプリに入っているということだから、これを表示することは可能だ。
それがこのアプリ。
スキャンした結果PPC、intelへの対応状況、ユニバーサルバイナリが組み込まれているかを検証できる。

私のところではTrimTheFatを使ってユニバーサルバイナリのコードを極力削除してディスク容量を節約しているが、そういうことをしていなければ今の自分のアプリケーションフォルダの中身がintelにどれくらい対応しているかを確認できるだろう。
これはそろそろintelMacヘの買い替えが現実的になってきている今の時期には、重要なことかもしれない。

これで何が使えるか、何が使えないかをあらかじめ確認しておくとintelMacを買ってから慌てなくてもいい。もっとも私の実感では最近のオンラインウエア作者の皆さんのintel対応ぶりは目を見張るものがあるので、大抵のことでは困らないと思う。
困るのは昔から愛用しているアプリで、作者さんも活動休止状態になってしまいアップデートがずっと止まっているようなアプリの場合だろう。

そこでこのアプリのもうひとつ重要な機能として選択したアプリの最新バージョンをMacUpdateでチェックすることができるというのがある。
これで未対応のアプリをアップデートすると意外に最新版ではintelに対応していたということがあるかもしれない。
私は年内には移行しないと思うが、これからintelに移行しようと考えているPPCMacユーザには重要なアプリになるに違いない。






ArchDetectを起動するとまずこのようにアプリケーションフォルダをスキャンする
最新の状況を把握するために起動すると毎回こうして読みにいくので
アプリをたくさん入れている私のような人は長時間待たされることになる





スキャンが完了するとこのようにPPC、intelの対応状況を表示する





上のタブでソートした表示もできる
これはユニバーサルバイナリのものだけ表示した状況





intel未対応アプリも選択してツールバーの「Search for Update」ボタンをクリックしてみる
デフォルトブラウザが起動してMacUpdateのページで最新バージョンを表示してくれる
これで意外にintelMacに対応したバージョンが見つかるかもしれない





KryptoSpace

(Shareware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応

フォルダーにFileVault式の暗号化で鍵をかけるアプリ。

よくある質問に「特定のフォルダに鍵をかけて他の人が中身を見られないようにできないか」というのがある。
ロックをかけるという意味ではない。ロックをかけると削除や上書きができなくなるがアクセス権があるユーザは中身を見ることができる。
OSXなどで採用されているHFS+のファイルシステムでは、自分以外のアカウントにフォルダを開かせない場合は、アクセス権の制限をかけるというのが正しいやり方だが、この方法はGUIでやるとしてもやはりUNIX式のファイル操作の知識が必要で、誰にでもお勧めできるものではない。

それにこのての質問をしてくる人は大抵は「ワンクリックで」というお手軽条項をつけてくる。
お手軽に鍵をかけたり外したりできないと嫌だということだ。
この条件があるためにアクセス権の制限でファイル管理をするという考え方は、すでに不合格だ。

あとは何らかの方法でディスクイメージに暗号化を組み合わせた、ボリュームでフォルダのロックの代わりをするという考え方しかないと思う。
安全性まで要求されたら、もう絶対この方法しかないと思う。

前にExcesというシェアウエアをここでも取り上げたが、これもそれと同タイプのアプリだ。
要はシステム標準のFileVaultはホームフォルダ全領域しか暗号化できないが、これは特定のフォルダだけを暗号化したディスクイメージに変換できる。

使い方はキャプチャーを見てほしい。
基本的には鍵をかけたいフォルダをKryptoSpaceのウインドウにドロップして暗号化キーをクリック、パスワードを設定して「オリジナルを削除する」にOKを出せば暗号化は完了する。
暗号化したフォルダはKryptoSpaceの「アンマウント」をクリックすると消える。
KryptoSpaceのの「マウント」ボタンをクリックすれば再び現れる(正確にはエイリアスが)。この時にパスワードを要求されるが、この暗号化はAES128というFileVaultと同じ非常に堅牢制の高いメソードを使っているので、総当たりで破ることはまず不可能だということだ。

こういう性格のものなので「パスワードを紛失した」とかいう場合には暗号化を解いて中身のファイルをサルベージする方法はない。
またファイルを開けるかどうかをひとつのアプリに命綱を預けてしまうわけだから、アプリの不具合やバージョン不適合などで開かなくなることも考慮に入れておかないといけない。
暗号化するフォルダは必ず別の場所にオリジナルのバックアップを取っておけということだ。
こういう原則を守れない人や「自己責任」という言葉の意味が解らない人はこのてのアプリは絶対に触ってはいけない。
というかそういう手合いの人は、そもそもパソコンなんかに重要ファイルを入れたりしないことをお勧めするが。






KryptoSpaceのウインドウに暗号化したいフォルダをドロップして
「Encrypt」ボタンをクリックするとこのようにパスワードの設定を要求される
パスワードを設定する時にキーチェインを外しておけばますます安全性が高くなる
パスワードを忘れた時には復旧の手段はないので必ずバックアップを取っておくこと





パスワードが設定されれば暗号化されたディスクイメージの書き出しが始まる





暗号化書き出しが完了するとオリジナルの暗号化されていないフォルダを削除しても良いか聞いてくる
これにOKを出せばフォルダの鍵をかける準備は完了する





鍵をかけたいフォルダはリストで選択して「Unmount」ボタンをクリックするともとの場所から消える
再び開きたい時にはリストで選択して「Mount」ボタンをクリックする
この時に設定したパスワードを要求されるので入力する





すると元ファイルのあった場所にこういうエイリアスが現れる
これがマウントされたボリュームの実体にリンクしているので普通のフォルダのように開ける





ところで暗号化されたディスクイメージはここに保管される
"~/Library/Application Support/KryptoSpace/KSVault1.sparseimage"
こちらも、暗号化前のオリジナルも両方ともバックアップを取っていたりすると完璧かもしれない





Shupapan

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応OS10.6SnowLeopard対応
OS10.7Lion対応OS10.8Mountain Lion対応OS10.9Mavericks対応
OS10.10Yosemite対応

大量のファイルを一気にリネームするアプリ。

リネームの操作はMacの場合はファイルを指定してさらにファイル名をもう一度クリックすると書き換えができる状態になる。
これはWindowsの右クリックで「ファイル名を変更」メニューと比べるとどちらが便利かは一長一短だが、フループプルーフを考えるとWindowsスタイルに軍配が上がるし、作業のスピードアップの可能性を考えるとMac方式に軍配が上がる。

しかしいずれにせよこれはどちらもひとつずつ書き換えるというメソードで、大量のファイル名を書き換えるということを前提にしていない。
書き換えたいファイルが3つや4つくらいだったらそれでもいいが、400あったらどうだろう。
実際画像ファイルなどを異なるプラットフォームでやり取りしていると、全て大文字になってしまうということがありうる。
拡張子の大文字を受付ないというサーバもあるので、これを一気にwebに上げなくてはいけないという時に恐ろしい作業が発生する。
またOS9以前のMacユーザにはいまだに拡張子について全く無頓着な人が多く、拡張子も何もないファイルを大量に送りつけてくるというケースもよくある。

大文字を全て小文字に書き換えたいとか、拡張子がないファイルに全て拡張子をつけたいとかそういう作業を一気にやってくれるのがこのアプリ。
この3ペインの流れは上のペインでファイルを取得して、左のペインで書き換えの条件付けをやって右のペインで書き換えの結果をプレビューして確認、問題が無いならリネームボタンを叩いてリネームという流れになる。

書き換えの条件はかなり多いので、こういうものが必要になりそうなケースを一応網羅している。
バッチモードなんてのもあって、複数の書き換えの条件を一度に実行できてしまうのも便利だ。






Shupapanの操作画面の流れはこんな感じ
ツールバーの下のペインでファイル取得の条件を決めて右のリストペインにファイルをドロップ
このペインの上の並べ替えの条件で並べ替えをして左ペインで書き換えの条件を決める
ツールバーのプレビューでうまくいくか確認して問題ないならリネームで確定





大文字小文字変換以外に拡張子の追加とか文字数制限とか全角半角変換とか条件は広範囲
OS9の文字化けファイルをOSX文字コードに変換なんてのは便利そうだと思った





また複数の条件を一気に実行してしまうバッチなんてモードもある





vCard コンバータ

(Freeware)
おすすめ度★★★
OS10.4Tiger対応

WindowsのデファクトスタンダードなメーラのOutlookExpressのアドレス帳の標準フォーマットであるvCardをMacのvCardに変換するアプリ形式のスクリプト。

Windowsの大部分のメーラは違う形式を取っているが、OutlookExpressだけはこのvCardというスタイルを取っている。
OSXのアドレス帳はこのWindowsのデファクトスタンダードに合わせたような感じでvCardを採用したのだが、結局WindowsのvCardを直接読み込ませると文字化けして読み込めない。
中途半端な対応だ。

そこでこのアプリはOutlookExpressで取り出したvCardをMacの文字コードに変換する。
使い方は以下の通り。
1)OutlookExpressのアドレス帳から変換したい人をデスクトップにドロップしてvCardを生成しておく
2)ファイル共有などでそれをMacにコピー
3)アドレス帳の環境設定を開いて文字コードをUTF-8かSHIFT-JISなどのコンバータで扱えるものに変更しておく
この時にWindowsのバージョンによってはvCardフォーマット2.1などの古い形式を選択する必要があるかもしれない
4)vCardをvCard コンバータのドロップレットの上にドロップして、文字コード、変換先を指定して変換する
5)生成された新しいvCardをクリックしてアドレス帳に読み込ませる

なおこれでも、住所などの一部の情報は落ちるようだ。
これはWindowsとMacのvCardのフォームの違いから来るのかもしれない。

これでWindowsのOutlookExpressのアドレス帳を、地道な作業は伴うがOSXのアドレス帳に移すことはできる。
なおWindowsでOutlookExpress以外のメーラを使っている人は、一度CSVに書き出して、それをOutlookExpressに読み込ませて、OutlookExpressからvCardを書き出すという手順を踏まないといけない。






vCard コンバータの変換vCardを読み込むには下ごしらえが必要
アドレス帳の設定を開いてテキストエンコードをUTF-8かSHIFT-JISに設定しておく
うまくいかない時にはvCardバージョン2.1もトライしてみる





あとはWindowsから持ってきたvCardをドロップして変換する
UTF-8かSHIFT-JISかを訊いてくるので先ほどの設定に合わせて変換



<追記>

と思ったが、なんとOSXのアドレス帳もネイティブでWindowsのvCardの文字コードに対応していることが分かった。
設定に入って「テキストエンコーディングをカスタマイズ」で他のエンコーディングも選べる。
その中にちゃんとISO2022-JPやWindows-DOSなどのテキストエンコーディングが含まれている。なのでこれでエンコーディングを指定して、WindowsのバージョンによってはvCardのv.2.1などに切り替えて読み込みをすれば、こういう変換Scriptは必要ないようだ。
それだったらデフォルトでWindows-DOSなどもアクティブにしておいてくれればいいのにとも思うが。






アドレス帳の設定を見るとテキストエンコーディングのカスタマイズという項目がある
ここを開くと・・・





選択できるエンコーディングの中にISO2022やWindows-DOSなどが含まれている
これを選択すればWindowsから持ってきたvCardを直接読み込むことができる
なあんだ、やればできるんじゃない・・・





Application Name

(Freeware)
おすすめ度★★★★★
OS10.4Tiger対応

システムバンドルのアプリの日本語にローカライズされた名前を英語に戻したり日本語に戻したりできるアプリ化されたスクリプト。

OSXはユーザ領域のディレクトリやシステムバンドルのアプリケーション名をローカライズされた名前で表示できるようになった。
ライブラリだったりピクチャーだったり、あるいはアドレスブックターミナルという具合だ。

日本語でOSを使いたいという強い信念を持っている人はそれでもいいと思うが、これは英語表記が便利だと思っている人には障害になってきた。
Pantherまでは拡張子を表示する設定に変更すると、これらも英語表示になっていたが、Tigerからは設定変更だけでは表示を変えられなくなった。


これがなにが不便かというとテキストエディットを探す時にテキストエディットだったかTextEditだったかいちいち考えなくてはいけないという問題もある。 さらにFinderにはリスト表示やカラム表示をしている時にアルファベットキーを打つだけでファイルネームで一発で呼び出せるという便利な機能があるのだが、この機能の障害にもなるという問題がある。

Finderでアプリケーションフォルダを開いている時にS、Aとキーを打てば一発でSafariが呼び出せる。

これはアプリケーションフォルダに何百もの項目が並んでいる私のようなユーザには大変便利な機能なのだが、ここでアドレスブックターミナルを呼び出す時には本当にイライラしてしまう。
TerminalならU、Tと打って一発でUtilitiesフォルダに入ってT、E、Rとでも打てば速攻でたどり着くのだが、日本語表示になっているとこうはいかない。

そこでこのApplication Nameというスクリプトを起動して、バンドルソフトの表示したい言語を選ぶだけで、自動的に再ログインを促されて、再ログイン後は英語に変更されている。
実際には作業に結構待たされるが気長に待ってもらいたい。

このスクリプトを再度起動して日本語を選択すれば再び日本語に戻すことができる。
またこの影響を受けるのはシステムバンドルのソフトだけだ。

姉妹アプリのFolder Nameと一緒に使えば、上記のようにアプリケーションフォルダ階層からキーを4つか5つ打つだけで一気にTerminalにたどり着くというような便利な使い方ができる。


例によってシステムバンドルソフトの中身をいじるので使用は自己責任で行ってもらいたい。
問題が起きた場合はそれぞれのソフトのバンドルを開いて設定を直すということになると思うが、そういう覚悟がない、思い通りにならなかったら「どうしてくれるんだ!」なんてねじ込んでくるような御仁に対して、私も作者さんもどういう種類の補償もできないし、そういう御仁はこういう情報をを利用するべきではない。
しかしそうではない人たちにとっては、これは小粒ながらぴりりと便利なスクリプトだと思う。






カタカナ表示のアドレスブックはこの通り英語のリストの後に表示される
アプリ名が日本語か英語かはっきり覚えてないアプリの場合は探しまわってしまうことになる
事実Tigerに移行した当時私はアドレスブックを探しまわってイライラしていた





Application Nameを起動した時のタグ
英語か日本語か何もしないかの3つしかボタンがないので使い方では迷いようがない





英語を選択して指示通り再ログインするとこの通り
アドレスブックAddress Bookになってリストの上の方に戻ってきた





ターミナルはこのとおりTerminal
これでT、E、Rキーを打って一発で呼び出すという小技が使えるようになる
Folder Nameと併用すればFinderの使い勝手が飛躍的に向上する





システムバンドル以外の後からインストールしたアプリはこの通り影響を受けない
昼の歌謡曲Daytime popular songに変わったら面白かったがそうはならない





ScrubDelete X

(Shareware)
おすすめ度★★★★
Classic MacOS対応OS10.2Jaguar対応OS10.3Panther対応OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応
(ただしClassic MacOSは別ライセンス)

マウスを振る動作(Scrub=ゴシゴシの意)で選択したファイルをゴミ箱に移動したり、削除するマウスジェスチャーアプリ。

メニューバーにもドックにもアイコンは表示しないようにセットされているが、実際にはこれはアプリだ。
そのようにしてバックグラウンドに常駐する。

作者さんの説明によると最近の特にデスクトップ機の大きなディスプレイスクリーンに対応し、長距離をドラッグして失敗するのがストレスだからこれを作ったとのこと。
しかしそういう目的にはゴミ箱に移動したいファイルを選択してコマンド+deleteキーを叩けば、距離に関係なくすぐにゴミ箱に移動できるといえばいえる。

それでも実際にこれを使ってみれば判るが、マウスでファイルを選択してそのマウスをサッサッサッと振るだけで一瞬でファイルがゴミ箱に移動するというのは何ともいえない快感がある。
魔法をひとつ覚えたような快感だ。
便利かどうかというよりもこの使用感で多分病みつきになるアプリだ。

ゴミ箱に移動する時に「移動してもいいか?」という確認タグがでるが、私はこれは出ないのが好みなので設定で出ないようにする。
またセーフティの装飾キーもない方がいい。
ただこれは慣れの問題があるし、不用意に意図しないファイルをゴミ箱に移動してしまわないように安全策として残しておくことは意味があると思う。

逆にゴミ箱を空にするコマンドは確認タグも出た方がいいし、装飾キーが必ず必要というこのアプリのセッティングは合理的だ。

ScrubDelete Xが有効なのはFinderがアクティブな時だけだ。
これも一種のセーフティだと思われる。

設定画面を呼び出すのは起動した状態でもう一度アプリ本体をクリックすれば今度は設定画面がでる。
さらにこのアプリは非常に軽くて無理に終了させる必要もないと思うがそれでも終了させたい時には、この設定画面をoptionキーを押しながらクローズボタン(左上の赤ボタン)をクリックすると終了する。






ScrubDelete XFinderで選択したファイルやディレクトリを
「ゴシゴシ」こするモーションだけでゴミ箱に移動できる
便利かどうかよりも病み付きになるような面白い操作感だ





アプリ本体を起動中にもう一度クリックするとこの設定画面が現れる
感度はあまり敏感すぎリとリスキーだがある程度の感度がないとストレスになる
好みのレベルをいろいろ試してみて自分の設定を見つけるのがいいと思う
音を出すかとかそれぞれアラートを出すかとかアピアランスもここで決める





デフォルトだとコマンドキーを押しながら「ゴシゴシ」をやると
ゴミ箱をカラにするか聞いてくるが、このアラートは残しておいた方がいいと思う
またライブラリの中身等を不用意にいじらないように、いじる時には
「移動してもいいか」というアラートは表示する設定にしておくのがベター





ディスクユーティリティ

(Bundle)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応

ちょっと必要があって、Windows用のインストーラディスクをバックアップするにはどうしたら良いか、ディスクをリップするアプリを探していた。

そうしたらそれは灯台元暗しでOSXのアプリケーションフォルダの中に最初からあった。




インストーラCDなどをディスクをバックアップするには、ユーティリティフォルダにあるディスクユーティリティを使う。
Finderで焼いたディスクはWindowsに渡すと中身が見えないとかの問題を起こすことがあるが、ディスクユーティリティならファイルシステムを相手にあわせて決定できるので、そういう問題が起きない。

以下は操作の手順






ディスクユーティリティを起動してまず新規でディスクイメージを作る





ディスクイメージを作るにあたって、ディスクイメージの名前、
ボリュームの名前、大きさ等をどうするか訊いてくる
ボリュームの大きさはCDやDVDなどメディアの大きさに合わせればいいが、
気をつけるのは書き込み可能なディスクイメージを選ぶこととファイルシステムの選択
相手がWindowsなら「MS-DOS(FAT32)」、MacOS9以下なら「MacOS標準」を選択すること





この表示が出たらひたすら待つこと





生成されたディスクイメージファイルを開いてマウントする
そこに保存しておきたいファイルをコピーする
CDバックアップなら全選択、ごっそりドロップでOK





コピーが完了したら新しいCDディスクメディアを入れてディスクイメージをディスクに焼く
必ずディスクイメージファイルの方を選択してツールバーの「ディスクを作成」をクリック
このようなディスクの準備画面に入るので準備が終わるまで待つ
スタンバイできたら右下の「ディスクを作成」ボタンをクリック





Time Machine

(Bundle)
おすすめ度★★★★
OS10.5Leopard対応

これまでにここで自動バックアップアプリはあまり紹介してこなかった。
ある意味そういうところでは私はコンサバティブなので、バックアップという最後の生命線を機械任せ、ソフトウエア任せにしたくないということがあってバックアップを取るのはこれまで全て手動でやってきた。

実際これまでに何度かバックアップのおかげで助かった経験をしているので、常に
「このディスクが飛んでもあのディスクがある」
ということを考えながらオペレーションをしてきた。

自動同期ソフトにこれまで手を出してこなかったのはそういう理由だ。
任せることができるアプリがあるかもしれないが、もしそのアプリが何らかの理由で、例えば設定間違いとか何かとコンフリクトしてとかそういう理由でちゃんと動いていないことに気がついていなかったらどうなるか・・・と考えるととてもじゃないけどそういうものに命を預ける気にならない。

だからAppleの新製品発表会で「Time Machine」なるLeopardの新機能が発表された時にも、私は慎重だった。
そういうのがあっても、それがちゃんと動くとしても、それでも手動バックアップと並列で使うことだろうなと思う。


でもこのTime Machineだけはこれまでの自動バックアップアプリとは違う何かを感じさせてくれた。
何よりも「タイムマシン」というネーミングが良い。
これまでにバージョン不適合のアプリをインストールしてシステムを飛ばしたことがあったが、あの時はさすがに
「神様、昨日のMacに戻してください」
なんて無意味な言葉を口にしていた。

変なアプリをインストールしてシステムの調子がgdgdになっても、昨日に戻れれば何の問題もないのだ。

そういう理由でLeopardの目玉アプリのTime Machineを試してみることにした。

これこそLeopardユーザは手に馴染んでいるだろうけど、まだLeopardを導入していない人にとっては
「一体どういうものなのかさっぱり解らない」
というシロ物だと思う。
事実私がそうだった。
Time Machineの、ウインドウが過去に戻っていくあのスクリーンの画像はよく見せられるのだが、あのスクリーンキャプチャだけ見ても使い勝手がどうなのかわからない。
Tiger以下のOSを使っている人で
「Leopardってどうかな?」
と思っている人達はそこが知りたいだろうと思う。

それにWindowsMeの「システム復元」機能という悪評高い前例もある。
WindowsMeは歴代のWindowsOSの中で、MS社がその存在を無かったことにしたがっているOSだ。
Meはある意味Macの世界でいうならCoplandのような存在だったと思うが、このシステム復元も画期的な新機能であったのだが、それを担保するバックヤードの技術も無いままやたらバックアップファイルをふくらませていた。
「復元機能をオンにしているMeは1年使い続けることができない」
当時のユーザからそういう評判を聞いたことがある。

LeopardのTime Machineがなぜそうならないのか、そこが知りたいところだ。
そういう意味でも興味津々ではあった。






Time Machineを使うにはまずシステム環境設定の
Time Machine」に入って左の「スイッチ」を「入」にする
するとすぐにバックアップの対象になるボリュームを
リスト表示するのでバックアアプしたいボリュームを選ぶ
バックアップ先は起動ボリューム以外のボリュームが選択できる





すると120秒以内にバックアップを取り始める
このペインに注釈が書いてあるが24時間以内は1時間おきのバックアップ、
過去一ヶ月は1日おきのバックアップ、ディスク容量が厳しい時には一杯になるまで
1週間に一度のバックアップファイルを残すというルールになっているようだ
それ以外の古いファイルはどんどん消されていくらしい
これがMeの悲劇を繰り返さない工夫ということか





ディスクの容量が足りない時にはこういう表示が出る
ところでこの表示を見ると「バックアップには90GBの容量が必要」とある
iTunesライブラリも含めて75GB強ある私の起動ディスクのバックアップは
逆に言うとわずか90GBで足りるということらしい
それも上記のようにかなり細かい頻度でバックアップを取るようだが、これはスゴい技術だと思う





要求通り90GB以上のボリュームを用意したらちゃんとバックアップを取り始めた





一晩これを走らせておいてメニューバーのアイコンから「Time Machineに入る」と・・・





あのお馴染みのTime Machineのウインドウの行列が出現した
これは幻想的な光景だ
過去のデスクトップがずっと並んでいて下の矢印をクリックして好きな時間をあわせて
右下の「復元」ボタンをクリックするとその時間にディスクの内容が戻ってしまうわけだ





そのバックアップ先のディスクの中身だが差分があるファイルだけ
保存されているのだろうという私の予想は裏切られた
全ての時間のディレクトリに全てのファイルがある
そのファイルの中で差があるところだけ記録しているということだろうか
Tigerが出た時にメタデータを記録するシステムイベントの動きを見ていて
いろいろなことができそうだと思ったことを思い出した
これもその成果の一つなのかもしれない





細かいことだがバックアップを取っている間メニューバーの時計アイコンは逆回転する
見ていると長針だけでなく短針もちゃんと時間を遡っていく
このアニメーションを実現するために相当な枚数のイメージが必要な筈だが
こういうところで手を抜かないのがAppleの面白いところかもしれない



ところでこの設定は一度すると、あとは何もいじる必要が無い。
このバックアップ先のディスクに接続する度に自動的にバックアップをバックグラウンドで取り続けてくれる。
私はFirewire経由で外付けディスクをつないでいるが、これが無線LANで自動マウントされるボリュームだったらほとんど意識しないで使うことができるだろう。
しかもそれば無線LANのベースステーションとセットになっていれば、全く気にならない筈だ。

そういえばそういう製品があった。
それがTime Capsuleかと納得がいった。
最近e-SATAやギガビットイーサしか接続ポイントがないタワー型のディスクストレージが、量販店の店頭なんかでもかなり安く売られているが、それに自動バックップ機能なんかが無線LANでついたら確かに強力だ。
何も意識しないで自宅にいるだけで勝手にバックアップを取ってくれる。

これは良いかもしれない。
それでも私はそれと並行して、別のボリュームに手動でせっせとバックアップを取っているだろうが。






TimeMachineScheduler

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.5Leopard対応

LeopardのTime Machineは、まだその確実性が分からないが機能的にはかなり面白いバックアップアプリだということはその紹介に書いた。

面白いのだけどバックアップボリュームをマウントしている間は1時間おきにバックアップを取りにくるのが、かなりウザッたいといえばいえる。
別にフロントのプロセスが影響を受けて止まるというわけではないので気にしなければ良いのだが、そんなに頻繁にバックアップは必要ないという人にはこういうTimeMachineSchedulerのようなアプリもある。

Time Machineの自動バックアップ機能はシステムのlaunchdというdaemonに依存して動いているが、TimeMachineSchedulerTime Machineのこの自動バックアップ機能を停止して、自前のdaemonをインストールするというもの。
アプリの体裁になっているものはdaemonのインストーラ兼設定変更の機能を負っていて、実際の動作はこのdaemonでやるのでアプリは起動しておく必要がない。

daemonをインストールするのがいやだなと思う人のために、本体にもアンインストーラボタンがついているし、本体が何らかの理由で動かなくなってしまった場合でもアンインストーラのスクリプトが同梱されているので安心だ。

試してみたところ、バックアップの頻度を変更できるというのは確かだが、なぜか取った筈のバックアップをTime Machineが認識しないという問題を感じた。
全部認識しないわけではなく、するものとしないものがある。
これも微妙だが、「既知の問題点」にもそれらしいことが書かれているので、改善されていくだろう。
大きな作業をする時には1時間おきのバックアップというのはありがたかったりするが、普段使いでは8時間に1回ぐらいのバックアップでも充分だと思う。

<後日追記>
Time Machineを継続的に使用してみて今ではこういうスケジュールエディタのようなアプリは必要ないのではないかと思っている。

1TBもバックアップディスクがあればTime Machineのデフォルト設定で容量が一杯になることはない。
ここらは多くの人が誤解しているところだが詳細はこちらに書いた。
参照してもらいたい。
WinからMacに乗り換える時の疑問8






TimeMachineSchedulerはシステム領域をいじるので
起動の度にrootのパスワードを要求される





とりあえず起動したところだがこのままではバックアップは始まらない
バックアップの間隔を設定してスケジューラをインストールする
インストールはインストールボタンで





TimeMachineSchedulerはスケジューラ(+daemon)をインストールし
Time Machineの自動バックアップ機能を停止するという説明が出る





この状態でボリュームをマウントすればバックアップは可能となる





スケジューラをインストールした段階でシステム環境設定ペインの
Time Machineのスイッチは自動的にオフになる





バックアップが始まるとTimeMachineSchedulerはこんな表示になる
アプリ本体を起動していなくても定時にバックアップは始まるそうだ












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