錆付いていたMGCのM59を磨き上げスライドのブルーイング風塗装に挑戦した理由(わけ)とは
時々思い出したように昔愛用していたモデルガンなどを引っ張り出してくる…の第12弾
訳あってブリリアントブルー風のブルーイングを塗装で再現したくなって今いろいろ試行錯誤中
今回はキャプ中心で細かい銃の説明は次回
理由があってABSつまりプラスティック製の昔のモデルガンを再生するためにブルーイングを再現したフィニッシュを試行錯誤している。
いくつか方法があるんだけど、そのうち有望そうな3つぐらいに絞り込んでテストしている。
今回は前回のシュネルホイヤーでも使ってみたパーカーシール、それとメタルパーカーの重ね塗りを試してみた。
テストなのでテストベッドは自由にできる旧MGC製の絶版モデルガンのM59を使用した。
フレームシルバーモデルでそこはニッケルメッキなのだがスライドが黒ABS地肌むき出しで、さすがにテカ黒は嫌なのでマットブラックに塗っていたがこれをなんとかしたいと30年思い続けて、今回30年ぶりにこの思いを叶えてみることにした。
スライドに塗装を施した結果
前回シュネルホイヤーにはパーカーシールを塗装して磨き上げたが
今回はヘラがけもしてさらにその上にメタルパーカーを塗って磨き上げた
青みが少し出たような気がする
スライドの側面とその上の局面だけを磨き上げて上面とスライド下の
リコイルスプリングガイドが収まるところは磨かないでコントラストをつけた
立った!クララが立った!…という古典的なネタはともかく
スライドの写り込みの評価写真
レフ板の映り込みテスト
全景の雰囲気
スライドだけでなくサビサビだったメッキフレームやバレルも今回徹底的に磨き上げた
その成果はこんな感じ
しかしこの仕上げに満足している訳ではない
と言うよりS&W風の顔が映るようなブリリアントブルーの雰囲気にはまだかなり遠い
こういう鉄砲系の「カートリッジが映り込む」という写真も
撮ってみたがこういうのほとんど意味がないことがわかる
確かに顔は映っているし光っているが金属的な鏡面ではなくまだ光る黒だ
でもカートリッジはちゃんと映る
写真で見ると悪くない感じはするんだけどねぇ
うん、青いよ
気持ちね…でも実物のS&Wのパフだれしそうなブルーフィニッシュは
もっとメタルな感じでブルーなんだよなぁ
今回使用した組み合わせは以前紹介したこの組み合わせ
パーカーシールで下塗りし1週間硬化させてピカールと研磨剤で磨き上げて
ヘラがけした上にメタルパーカーを塗ってさらに1週間硬化させ同じく磨きをかけた
メッキシルバースプレーはメッキが剥がれた部分の補修用
このパーカーシールの本来の使い方はこんな感じ
以前ちらっと登場させたLSのエアガン組立キットのL85
プラモデルメーカーだからハンドガードやストックは成型色だが
黒いところはテカ黒なのでマットブラックに塗装
それで一番問題なのはマガジンの色
実銃のSTANAGマガジンはパーカーライズ仕上げだからかなりはっきりした灰色をしている
この雰囲気を出すのが本来のパーカーシールの用途
光を当ててみればわかるがこういう感じの燻し銀ぽい灰色がパーカーライズの色
この用途で使用するにはこの塗料はかなりリアルだ
金属の皮膜がかなり塗料に含まれているらしいし
なんでこんなテストをやり始めたかというとその原因はこれ
ちょっと経緯があって25年ぶりにモデルガンを購入した
コクサイのM36でABSのテカテカモデルなのだがこれが30年越しで欲しくなった
それで購入してみたらまたこれがABSのテカ黒だったので
これをなんとかS&Wのブライトブルーに仕上げたくなった
しかし思いついたのはいいがその後数週間にわたって死屍累々の失敗を重ねることになる
ここからしばらくその記録が続くかもしれない…が
かなり心折れているので次回は話題を変えるかもしれない
どうする!…どうなる?…次回を刮目して待て!
2018年2月15日
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