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チーフを塗装仕上げ・これが本当に最後の暗黒面

Dressed Chief

チーフを塗装仕上げ・これが本当に最後の暗黒面

時々思い出したように昔愛用していたモデルガンなどを引っ張り出してくる…の第27弾

テッポの塗装は暗黒面だ。

この暗黒面に陥るともはや正常なテッポマニアの声は届かなくなり、塗装だけでリアルなテッポの見た目を再現することにのみとらわれて本来のメカ好きだったテッポマニアの純真な心を忘れてしまう。

その邪悪な塗装ですべてが再現できるという暗黒面の魔力により、世界を征服できるかのような思い違いにはまってしまうのだが、だが思い出せ!お前がテッポを好きになったのはそんなことが理由だったわけじゃないはずだ!


というわけで永らくここでテッポの塗装にとらわれていたがこれが本当の最終回。

チーフをいかんせんとずっと思い悩んでいたが、ふと金属製のサイドパネルの塗装が剥がれかけてきて下から亜鉛メッキの金属光沢が見え始めてきたのを見て思った。

エッジが金属色に剥げただけでABSテカテカ黒は金属製のブルーが剥がれたような雰囲気になるではないか…ということに思い至った。
ならばABSテカ黒もウエザリングのテクニックを駆使してエッジが銀色に剥がれた塗装をすればリアルなSWブラックになるはず。ということでやってみました。





最後の暗黒面
塗装仕上げしたチーフ




素のチーフのように見えるがグリップも塗装し直しサイトも整形し直して磨き上げ
グリップ内にウエイトを入れて今回ABSテカ黒も塗装した




スチール製のチーフは今でも販売されているがビンテージはやはり70年から80年頃に制作されたもの
そういうチーフなら手入れをしているだけでブルーも剥げてきてあちこち傷も入っているはず
そういうチーフの雰囲気を目指してみた




例えばシリンダーのエッジ、銃口、ヨーク周り、サイト周り、
トリガーガードのエッジは必ずブルーが剥げてくるはず




シリンダーストップグルーブには機械加工の跡のツールマークがはっきり残っているが
こういうところはブルーも剥げやすいはずなのでドライブラシでシルバーを入れた
使ったのは以前も紹介したアサヒペンのメッキシルバー
こういう用途には一番金属光沢を出してくれるホームセンターの優れもの












ハンマー周りは指が触れるところなのでエッジははがれるはず




そして銃口
ここのエッジ表現があるのとないのとではずいぶん違うことに気がついた








トリガーガード周りの表現




サイト周りの表現




ヨーク周りの表現




今回は写真の撮り方も変えてみた
主に光の当て方の工夫をした
















サイト周りのエッジ




トリガー、シリンダー周りのエッジ








チーフ全景
かなりそれなりになることが分かったので暗黒面から
抜け出して本来のメカマニアの世界に戻れそうだ




ということで次回は美しいベレッタのメカの系譜について
触れられそうだが気が変わって全然違う話をするかもしれない



2018年6月26日
















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