日本のテッポ〜ニューナンブリアル化計画4〜表面仕上げと写真について・クラウン加工について
時々思い出したように昔愛用していたモデルガンなどを引っ張り出してくる…の第33弾
最近入手したマルシンのポリスリボルバーのいろいろ不満だった点を手直しした経緯を前回まで書いた。
特に前回は
「警察で実際に使用されていたニューナンブは、いや、マルシンのポリスリボルバーがもしもニューナンブを模したものであると仮定するなら…(ううめんどくさい)…パーカライジング仕上げの黒染めはマルシンのようなつや消しグレーみたいな色目ではなく、もっと金属光沢があるつや消し黒だったはず」
という考察に従いブルーイングし直して私の過去に見た印象に寄せて仕上げ直した。
この出来がとても思い通りにいったので、この写真を撮るときについつい金属光沢を強調するような照明の入れ方をして撮ってしまった。
今のところ実銃を知る人から「実銃のニューナンブはあんなにピカピカしていないぞ」というお問い合わせはいただいていないが、自分の写真を見返してみてそう言われても仕方がないような強調写真になっているぞと反省した。
ちゃんとつや消し黒です。
でもマルシンデフォのようないかにもヘビーウエイト樹脂でございという感じのつや消しグレーではなくあくまでつや消し黒です。
写真は照明の入れ方と背景で全然印象が変わってしまうので、その写真のマジックについてちょっとふれてみる。
先日とはちょっと条件を変えたが全体にパラっぽい光りを当てながら強めのレフも入れた写真
金属っぽい光沢が強調される写真になる
同じ銃を同じアングルでただしベタの窓からの光だけで撮った写真
しかも背景はただの床置き写真ということで同じ銃なのに印象が違うでしょ?
少し金属感があるつや消し黒といった意味がわかっていただけると思う
同じくパラっぽい主光源とレフで強調した右側面のプロフィールショット
床置きベタ明かりの右プロフィールショット
塗装に凝ってもあまり大きな収穫は得られなかったが写真の
撮り方については少し進捗があったというのはこういうこと
ニューナンブパーカライジングバージョンははあんなにピカピカしていないぞ
とご指摘の向きにはこの写真で御納得いただけるかと思う
調子に乗って2枚レフなど照明を凝ってみた写真をいくつか続ける
どうぞご堪能下さい
先日もこんな写真を撮った気がするがちょっと照明を変えてみた
先日のバックストックの光沢の写真も少し外光を入れすぎて
ピカピカの印象になっていたが実際にはこれぐらいの光り方
フレーム右側の銃身の付け根に光を載せてこの部分のカーブを強調してみた
この光り方が私がリボルバーが好きな理由の何割かを占める
サイト周りの写真はなかった気がするので…
あとはここからどれくらい黒染めのはがれなどの
ウエザリングをするかだがそこはまた覚悟が定まってから…
【マズルクラウンについて】
先日マルシンの銃口が真っ平らになっているのを見て「実銃はクラウンが付いているはず」とクラウン加工をしたことを書いた。
実銃の写真などを参考にしたわけではない。
実銃の銃口部分のアップの写真を探したが見つからなかった。
SMITH & WESSONのサービスリボルバーのチーフスペシャルを参考に設計されているのなら、当然チーフのクラウンも参考にしたはずだと考えたからだ。
ところが実銃に当たっていない弱みで、気になって調べてみるとマルシンだけでなく大友商会製のディスプレーガンもマルシンと同じく銃口が真っ平らになっていることに気がついた。
多数決なら2対1で負けだ。
ひょっとして実銃はマルシンのモールド通り銃口は真っ平らなんだろうか?
むかし実銃を見せてもらった時に銃口もしっかり見ておくべきだったと反省したが、その時はそんなところに疑問が生じるなんて思いもよらなかったのでほとんど見ていなかった。
ニューナンブを吊っているお巡りさんを見かけたら「ちょっと抜いて見せてもらえませんか?」と頼むわけにもいかない。
そんなこと言ったら時節柄、職質が始まってしまうに決まっている。
(左)マルシンオリジナルの真っ平らな銃口
(右)実銃はマズルクラウンがあるに違いないと加工した銃口
実際はどっちなんだろう?市販のディスプレーガン、エアガン共に
左の解釈なのでやっちまったあとで自信がなくなってきた
いろいろ探していたら「現職警官のアドバイスを受けてニューナンブをダメージ塗装で
カスタマイズしている」というCUSTOM GARAGE B.S.Aさんというブログを見つけた
その銃口部分の写真をくり抜いてお借りした
現職警官のアドバイスを受けたカスタムはクラウン加工されている
やった!('A`)人('A`)ナカーマ!がいたじゃない!
結局真偽は藪の中だが少し自信が戻った
2018年7月24日
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