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ガバ歴初めてのどノーマルミリガバにチャレンジ(3)
〜気になっていたディテールをタッチアップ

fourty-five

ガバ歴初めてのどノーマルミリガバにチャレンジ(3)〜気になっていたディテールをタッチアップ

時々思い出したように古いモデルガンを引っ張り出してくる…の第47弾

先日来マルシンのガンキットモデル、M1911A1ガバメントを軍用仕様に仕上げるという話の続き。

今テッポの人気でいうとおそらく電動ガンがトップで、ガスブローバックのエアソフトガンがそれに次いで、さらにエアコッキングなど各種のエアガンが続いて、そこからだいぶランクが落ちてグロックタイプのタクティコーな発火式オートハンドガンのモデルガンがその下にあって、さらにワルサーやルガーなどの戦時モデルオートの発火式モデルガンが下にあって、そのまた下の下に発火式リボルバーがあって、さらに最底辺にダミーカート式のオートモデルガンがあってそのまた下の最最底辺にダミーカートのリボルバーがあるという感じか。

その最底辺の下から二番目のダミーカート、ヘビーウエイト、ディスプレイガンの軍用ノーマル仕様のガバをひたすらリアルにする作業を続けている。

粋狂としか言い様がない。

おそらくテッポ好きでも大部分の若いテッポ好きは「弾も火も出ないテッポなんか何がおもろい?」としか思わないかもしれない。

いいぢゃない、ヲジサン好きでやってんだよ。





前回もちょっと触れたがバレルリンクに組み合わせるショートリコイルスプリングが
発火式モデルガンの場合は「ショートリコイルっぽい動き」を再現するのに必要だが
今回はこれを使わないことにした




その心はこのロッキングラグとリセスの加工をしたから
ジョン・ブローニングがボーチャードの複雑で大掛かりなショートリコイルメカを
バレルリンク一つだけのシンプルなメカに改良した話を初回に書いた
リングによって後退時に引き下げられたバレルの溝のかみ合いが解除され
バレルはスライドから解放されるがスライドが複座するとまたロックは
がっちり噛み合ってバレルはスライドに固定される
そのメカを無発火モデルガンなので再現することができた
前回ABSプラ板をアロンアルファで接着したリセスをヤスリで整形して塗装した
発火式モデルガンでこれをやると一発で壊れてしまうが無発火だからできるリアリティ追求




スライドが前進している時バレルリンクは垂直になって
バレルを上に押し上げロックはがっちり噛み合う




スライドを少し引くとリンクがバレルを引き下げてバレルは下にカタンと落ちる
落ちればロッキングは外れてあとはバレルを残してスライドは自由に後退できるようになる
このメカによって発射ガスが排莢口から直接吹き出して弾丸と
同じような速度で薬莢が飛び出す危険を防ぐことができるようになる
この簡単なメカでショートリコイルを実現した一事をもってしても
ジョン・ブローニングは天才だと言えるしこのあとの100年間グロックに至るまで
ショートリコイルメカの基本的な考え方はほぼこのブローニング方式に準拠している




バレルリンクはリコイルスプリングのテンションを直接受けている




このためスライドグループをフレームに差し込むとスライドキャッチの
シャフトの穴にリンクの穴が重なって見えるようになった
スライドキャッチを差し込む時にドライバーでリングを引き下げなくても差し込みができるようになった
組立の手順が一つリアルになった




分解組立の手順を実銃と同じにするためにリコイルスプリングブッシュを前に抜けるようにしたかった
マルシンモデルはブッシュの後部にフレームに止める出っ張りがあり前に抜けない
これが前に抜けたらバレルブッシングをまず抜いてリコイルスプリングを抜いて
最後にバレルを抜くという実銃と同じ分解手順が実現できる
しかし今から40年前、テッポのメカに触れるきっかけになった最初の友達の
「ガバの修理依頼」の内容はまさにこのバレルブッシングの破損だった
リコイルスプリングのテンションをバレルブッシングだけで受け止めると
亜鉛部品のブッシングが割れてしまうためこのようにリコイルスプリングブッシングが
前に抜けないようにするのが破損防止の改良だったと思われる




あと最後に残ったのはウエザリングの問題だ
バレルをパーカーシールで塗装したのはブッシングと擦れて
傷を再現してくれないかという期待からだった
しかし実際には数十回作動させてみたがバレルには目立った傷は残っていない




前回載せた実銃の写真を再掲する
このように実銃はバレルにバレルブッシングと擦れ合って銃口周りに輪っか状の傷が残る
恐らくモデルガンと違って実銃は命中精度に直結するのでバレルとバレルブッシングの
クリアランスが大きくないため擦り合って傷が残ると思われる
写真の銃はミントコンディションでかなり傷が少ないので
新品と思われるがそれでも傷がはっきり残っている




そこで実銃の傷を再現した
バレルのリング状の擦り傷とスライドストップを
はめる時にできるトリガー上の弓状の傷も再現した




このウエザリングは以前にも取り上げたアサヒペンのメッキシルバーのスプレーを
塗料皿に吹いて面相筆でとってマスキングテープで輪っかを
バレルに巻きながらドライブラシの要領で汚しをつけた




外光直射の写真だけでなくレフを立てた写真もアップしておく
こんな感じで擦れたキズを復元した












例によって白バックでのプロフィールショットも




これで外観的には一通りの再現は完了した
重量不足を解消するためにフレーム前部とバレルにハンダウエイトを
仕込むことも考えたが調べてみると案外スペースがないことが判明した
ロッキングメカの強度の問題もあるのでウエイトの件は諦めた
いたしかたない



2019年1月30日
















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青木さやか