コルト25オートのタッチアップを始めた
PPKが一段落して今次のネタを仕込み中だが、その間前に取り上げたテッポの気になっていたところをタッチアップすることにした。
以前ブルーイングを掛け直したコルト25オートだが、実銃の写真と比べたところ実銃はハンマー、トリガー、セーフティレバーなどがケースハードゥンっぽい仕上げになっていることに気がついた。
もとはスペインのアストラがOEM生産してコルトのマークだけをつけたポケットピストルだったが、PPKの項目でも触れたように小型拳銃の輸入規制が厳しくなったりということも影響したのか25オートはコルトの工場でも生産されたらしい。
そうなるとさすがコルトで仕上げの綺麗さでは定評がある。
女性の護身用拳銃用途にも使われるような銃だから、ケースハードゥンくらいの手間はかけるだろう。
アメリカの通販サイトで拾った実銃のコルト25オートの写真
ブルーイングも綺麗だがよく見るとトリガーやハンマー、
セーフティレバーの仕上げがスライドやフレームとちょっと違う
多分ケースハードゥンのような焼き入れ系の仕上げがかかっている
前回仕上げた時のマルシン25オート
気になっている点は黒染めそのままのトリガー、セーフティレバー、
ハンマーの仕上げとグリップパネルが木製っぽく見えないこと
ブルーイングのムラがあるのも気になるがなんせメッキモデルなので
あまりやり直しを繰り返していると下地のABSがそろそろ見えてしまう
とりあえずバラしてハンマーやトリガーの黒染めを剥がして
ケースハードゥン調にブルーイングをかけた
グリップスクリューも少し錆が浮いてきていたので
ヤスってブルーイングをかけた
そして木目の塗装をしてもまだプラっぽさが抜けないグリップパネルを仕上げ直した
カッターで目を荒らす、平面にも木目の筋彫りをするなど
ケースハードゥン調のブルーイングのかけ方は経験も積んで大分手順が整理できてきたので、自在に虹色の光を出せるようになってきた。
バーチウッドのアルミニウムブラックを使うが、コツは5〜10倍程度に液を水で希釈すること。
筆で色を濃くしたいところだけを先に塗って反応が始まったら、すぐにウエスなどで液を拭き取る
反応の具合を見て全体に薄くブルーイング液を塗って拭き取るを繰り返す
これで虹色の焼き入れでできたようなムラができるはずだ。
次回はこれの組み付けと全体のタッチアップ
2019年5月6日
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