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KSC Cz75のマットブラックな仕上げが
どうにも嫌で長年なんとかしたいと思っていた

Bright CZ75

KSC Cz75のマットブラックな仕上げがどうにも嫌で長年なんとかしたいと思っていた

ハンドガンの最高傑作は何かと質問するとかなりの割合のテッポ好きは「Cz75」と答えていた時期があった。

銃の専門誌で随分このテッポの特集をやったからだろうな。

私個人的には前回取り上げたブローニングハイパワーを挙げるかもしれないし、やっぱりリボルバーだ
「俺はマテバが好きなの」
という人もいるかもしれないし、今ならM17とかグロックとか聞く人の数だけ違うテッポが挙がってくるかも。

ある時期確かにテッポ好きの人気No.1にはなったCzだがハイパワーなんかと同じでなぜかいいモデルガンが出なかった。

MGCがCPブローバックのガバGM5を出した時に「次回作はCz75」と予告を出して大いに期待したが、事情を知るマニアたちは
「どうせMGCの予告なんて裏切られるために出すようなもの」
とかいっていた。

結局彼らの予言は的中してMGCから完璧版のCz75は出なかった。

マルシンからもガスブローバックモデルガンとかいう変態的なオモチャモデルだけで結局ちゃんとしたモデルガンは出なかった。

飛行機のモデルでもゼロ戦やファントムには長らく傑作キットがなかったが、人気があるモデルはメーカーが経験不足の段階で取り掛かるので結局いい製品がなかなか出ないというジレンマがあるのかもしれない。

やっとKSCからCz75のちゃんとしたモデルが出ると思ったら、ガスブローバックエアガンだった。
つくづくモデルガンとしては縁がないモデルらしい。

それでもKSCのモデルはフルサイズのマガジンが付属したプロポーションはちゃんとしたエアガンだった。

ただ形はCz75だけど仕上げと動きはどうだったろう。

Cz75というと実銃はスライドが軽いためタップ射撃の動きが軽快で連射の速度が速いのが特徴のはずだが、KSCのCzはドッシャドッシャという感じで超スローモーなブローバックだった。
タップ射撃どころではない。

そしてCzといえば初期の頃は共産圏の工作コストを考慮しない手間のかかった仕上げで、非常に美しいブルーイング仕上げが特徴だったがKSCのCzはマットブラックだった。

連射については今の製品はブローバックエンジンが改良されてスピードアップしたらしいが、逆にスライド破損などの問題も起きているとのこと。

そしてマットブラックな仕上げは今でも相変わらずらしい。

実銃はチェコスロバキア分裂以来「手間を惜しまない工作」を続ける余裕もなくなって今では焼き付塗装仕上げが一般的らしいがそれでもマットブラックではない気がする。

それで口絵写真のCz。





(上)セスカゾブロジョスカのCz75実銃と(下)KSCのCz75
以前にもリファレンス用の写真を撮ったがKSCのマットな仕上げに我慢がならなくなり
仕上げをやり直して写真を撮りなおした




KSCの元々のマットな仕上げ
このCzも二十数年前に購入したが結局気に入らなくて
合計100発も撃たずに押入れにしまいこんでいた
動きはともかく見てくれだけでもなんとかしようと思い立った




まずはつや消しではしょうがないので磨きに磨いた
顔が映るまでピカールで磨きまくる




HWモデルではないのでブルーイング仕上げは効かない
PPKと同じ塗装仕上げも考えたがまずチーフやM92Fでやった銀磨きを試してみた




そしてできあがったのがこの感じ








フレームダストカバー、トリガーガード周りの光り方
この仕上げはリボルバーのようなカーブが多い銃に向いていると思う
逆にオートは機種を選ぶと思う




黒ABS地肌の軍用グリップとスライド、フレームの塗装面の光り方の違いに注目




ブルーとはいわないがマットブラックよりはマシな仕上げだと思う




























写り込みはこんな感じ




こちらの方がわかりやすいかな




Cz75というと某テッポ誌の逆光に輝くブルーイング仕上げの
写真に魅了されたものだがちょっとその感じに近づいてきた




顔が映るといってお顔を見せるわけにもいかないので
こんなものを写してみました




さっきのとは違うリファレンス用の写真も撮っておく







2019年8月14日
















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