MGCのP7M13のカスタマイズ〜アルミ削りだし自作バレルのクラウン形状再修正〜気になりだしたら止まらない…
MGCのP7M13という渋めのチョイスのテッポをゲットして、気に入ったのだけどプラのアウターバレルが我慢ならなくてアルミパイプ削り出しで自作アウターバレルを作る…金属味に痺れたが実銃の写真と見比べたら形が全然違う…直したけどまだ直しきれていない…典型的な沼にはまった症状だ。
でも気になりだしたら止まらない。
前回マズルがスライドから突き出しているのも直してバレルのクラウンも丸みを少なくしたが、実銃の写真を見たらもっとスライドとマズルはツライチだし、もっとクラウンは少なめだし、さらにバレルの内径がまるで32口径のように小さいのも気になりだした。
実銃のP7は言わずもがなの9ミリパラベラム弾使用拳銃だ。
だから銃口は結構大きいのに、先日の修正ではバレルが肉厚になってしまい内径は9mm口径ではなくもうワンランク小さい口径の銃身に見える。
実際は内側のパイプは10mm径の内径8ミリなので、ライフリングを削った分だけ9mm口径に近づいているはずなのだが、写真を撮ってみるとなんか分厚い。
ここは実寸よりも見た目の印象を重視して再修正することにした。
(上)H&K社のP7M13実銃と(下)MGCのP7M13
先日もリファレンス用の比較写真をあげたが実銃は
銃口のクラウンは少なめで平らな銃口という印象
そこで今回さらに銃口を平らに修正した
(上)H&K社のP7M13実銃と(下)MGCのP7M13
実銃は銃口とスライド前部がほぼツライチなので
真横から見たら銃身が見えないのが正解
先日あげたこの比較写真では銃身が見えていたのでそれを修正した
(上)前回の修正した銃口と(下)今回さらに修正した銃口の比較
前回の記事では気になる部分は全部修正したと書いたが写真を見たら
銃口がまだ丸い、まだバレルから突き出している、しかも銃身が分厚くて
口径が9mmよりも小さく見えるということがだんだん気になり始めた
それで再修正した結果が下の現在の姿…ちょっとした違いかもしれないが
銃口の印象で全体の印象が変わるので再修正した
銃身を取り出してアウターバレルの銃口部分を一度真っ平らに削り直した
そしてライフリングも切りなおして銃身を薄くしてクラウンや銃口の面取りも削り直し
細かく修正しながら800番の水ペーパーで磨き出し
だいたい形が決まったのでピカールで磨いたがこの後さらに微調整が数回
こうして出来あがったのがこの形
銃身の内径は思い切って薄めにして9mmパラのイメージを出した
銃口の面取りが丸すぎるのも気になっていた
実銃はかなり真っ平らなイメージなのでまだ丸いが
これくらいは丸めないと見た目の綺麗さが失われる気がした
スライドを前進させるとこの通りほぼツライチ
前回はなぜか左から見ると丸く突き出しているように見えていたので
微妙に銃口の形が左右対象ではなかったということかもしれない
それをなんとかするために一度平らに削って面取りも削り直した
(上)前回の銃口修正と(下)今回の銃口修正の比較
前から見ると口径が小さく見えるのが気になりだしたら止まらないので今回それも直した
今回さらに銃身を短くしたことでインナーバレルも銃口から
はっきり見えるようになって安全性もより高くなったと思う
まあテッポなんかバスバス弾が出りゃいいんだというサバゲ党や
火が出て快調に排莢、装填すればいいんだというアクション派のテッポファンには
銃口が突き出てようがいなからろうが丸かろうが角ばってようがどうでも良いという
話かもしれないがテッポはメカと雰囲気が一番という鑑賞派のテッポマニアには
銃口の再現性は重大な意味を持っているのだよね
だから銃口の修正だけで三つもエントリを書いてしまうことになる…
ちなみに前回P7のメカのページで書きそびれたことを一つ
P7M13はアンビのマガジンキャッチを装備しセーフティと同じ役割をするスクイーズコッカーが
スライドリリースも兼ねることで完全なアンビデクトラス(左右両利き対応)を実現した
1976年の基本設計、1985年の再設計で完全なアンビの機能を実現したのは当時としては先進的
マガジンの排出、装填、スライドの解放、射撃が左手でも右手と全くハンデなしに実現できる
現在ではそういうものが多くなってきたがHKは30年先行していたということだ
2019年9月29日
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