20年ぶりに押入れから引っ張り出してきたギターが錆びだらけだったので徹底的にポリッシュした
押入れから20年ぶりに取り出してきたギターを復活させた。
最近テッポの話ばかり書いているのに、いきなりギターの話で脈絡がなさそうだけど実はつながりがあるということで、小学生の日記みたいにことのおこりから書く。
マルゼンのRemington M1100がまるで警察用みたいな短いバレルなのがカッコ悪くて、アウターバレルを延長して猟銃っぽい雰囲気にしようと目論んでいた。
それで23mm径のアルミパイプをあちこちで探していたのだが、ホームセンターのカーテン売り場に置いてあったカーテン用の突っ張り棒がちょうどいい感じの径に見えたので買ってきた。
実際家で計ってみたところ21mm径というところで、マルゼンのアウターバレル延長に使うにはかなり厳しいことが判明して断念した。
せっかく買ってきたので、捨てるのももったいないと本来の突っ張り棒として使用することにした。
クローゼットにつけてジャケットやシャツをハンガーで吊るすのに使い始めた。
そこに吊っていたジャケットやコートにやたら白いほこりがつくなと思っていたら、クローゼットに入れていたギターケースがカビで真っ白になっていることに気がついた。
このケースは先日取り上げたホルスターと同じように即刻洗剤で洗って干した。
そのケースの中身のギターを実に20年ぶりに手に取った。
すごい錆びだ。
せっかくギターケースを復活させたんだから中身も復活させることにした。
やっぱり、こうして書いてみると脈絡ないか…
ギターのハードウエア(金属部品)はことごとく赤錆になっているか
メッキや白金の部品は白色を通り越して灰色に錆びていた
フィンガーボードのフレットも錆びてガシガシになっていたので
ピカールで磨き上げた…
これだけでも強烈な重労働だ
このギターはフローティングのシンクロナイズドトレモロユニットが付いていたがこれも錆び錆び
赤錆を吹いていたスプリングを外してユニット磨いた
スプリングのスペースもほこりがびっしり付着していた
30年前ぐらいに購入したギターだがトレモロユニットの
裏側まで磨いたのはおそらく初めてのことだ
こうして全体がピカピカになった
これはYAMAHAのImage Deluxというオリジナルデザインのギター
30年前のヤマハ台湾工場で生産されたモデルだが材質自体は
このように綺麗なフレアが浮かび上がるメイプルトップのブックマッチに
マホガニーのボディ、ネック、指板は今では入手難になっているエボニーという組み合わせ
マホガニーのボディ裏側
ハードウエアは大体綺麗になったのだが赤錆を吹いていた
フローティングユニットのスプリングはピカピカまではいかなかった
マシンヘッドのペグも真っ白に錆びていたが根気強く磨いてメッキの輝きが戻ってきた
このギターは浜松のヤマハ本社工場で生産していたSG系とは
また違った斬新なモデルとしてちょっと評判になったけど
そんなに売れなかったのか中古市場でもあまり見かけない
でも綺麗なデザインでしょ
ギターの錆びがすっかり落ちたので20年ぶりにちょっと弾いてみたが
錆び付いていたのはギターだけではなかったようだ
腕もすっかり錆び付いている
このギターはYAMAHAのImage Deluxというモデルで、それまでエレキギターのボデイなどを生産していたヤマハの台湾工場が初めて素材から完成まで一貫して製作したモデルだった。
ヤマハの例にもれずハムバッキングピックアップはコイルタップができるために、ハムバッカーの太いウーマントーンもストラトのようなシングルホビンのパキパキしたハーフトーンも出せるというマルチロールなギターだった。
ヤマハのギターってエレキもセミアコもアコースティックもみんな野太い音がして、きらめきみたいなものがないといって嫌う人が多いんだけど、確かにそうなんだけどこのImageモデルはチューニングロックナットとフローティングトレモロユニットの組み合わせのせいかキャラクター的にはフェンダーのストラトに近いような明るい音が出るのが特徴だった。
使いようによっては面白いギターだったので、またこれからギターもちょっとやり始めようかなという気になった。
となるとますます時間がないのだが…
2019年11月16日
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