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リボルバーのテッポをひたすら磨いてみた
〜後半はディテクティブを中心にポリッシュ&銀磨き(2)

Brite Detective and Chief

リボルバーのテッポをひたすら磨いてみた〜後半はディテクティブを中心にポリッシュ&銀磨き(2)

エアガンのショップなんかに並んでいるガスガンがオートもリボルバーもみんなつや消しの真っ黒な仕上げなのがいつも不満に感じている。

特にクラシックなコルトやSmith & Wessonのリボルバーにつや消し黒のパーカライジング仕上げなんてありえない。

だから磨いてみた。


先日アメリカ横町のエアガンショップをぶらぶら見ていたら30歳代前後の若いカップルがこんな会話をしていた。

女「なあ、銃を買うの?」
男「ううん…どうしよう」
女「早く決めなよ。私はもうこの中でどれが一番いいか決まってるけどね」
男「どれ?」
女「この『パイソン』の長いやつ(ガスガンパイソンの6インチを指差して)
これが最高にセクシーだよ」

二人とも「ロックな」アクセサリーをジャラジャラ付けたチャラいカップルだったのだが、テッポにあまり詳しくなさそうな人から見るとそういう風に見えてるんだなとちょっと感心した。

パイソンの6インチって「最高にセクシー」なテッポ?
シティハンターとかコブラとかのアニメの影響かな?

正直パイソンは私から見ると無駄な飾りがてんこ盛りの、非実用的な趣味のテッポという感じしかしない。

造形は確かに美しいかもしれないけど、必要に迫られてバトルプルーフされた結果この形になったのではなく、絵が上手いデザイナーが綺麗に描いたパース画のような非現実的な美しさにしか見えない。

じゃ、なにがバトルプルーフされたリアルな美しさかというとコルトのM1911ガバメントやディテクティブなどにそういうものを感じる。





コルトパイソンの6インチ実銃
綺麗な銃なんだけどクーリングホールのついたリブやバレルウエイトとか
「それ本当に必要?」と訊きたくなるような飾りがてんこ盛りなのが気になる
いずれにしてもターゲットシューティングなどのスポーツ用のテッポ
その割にはダブルアクションは重くてストロークが長いコルトアクションで
中途半端な銃という感覚しかないし執行機関や私立探偵の使用に耐える銃でもない
人気があるのはアニメの影響かな




「セクシーな」銃ということで私ならチーフ(左)とディテクティブ(右)を挙げると思う
パイソンに比べたら飾りっ気もなにもない無愛想なテッポだけどこの造形は実戦で磨かれた美しさ
この2挺をグロスブルーに磨いてみた




コルトのディテクティブのフルサイズショット
グリップアダプターは焼き付け塗装の黒染めで
フレーム、シリンダーはグロスブルーのブルーイングをイメージした銀磨き
色目の違いがわかるだろうか




シリンダーのフレームへの写り込みのお約束カット
キャロムショットさんのカスタムブルー塗装をポリッシュした上から
銀磨きをかけているのでコクサイのチーフほどの鏡面仕上げにはならなかったが
それなりの写り込みになった




リボルバーの好きな角度
グリップの後ろのカーブの映り込み
バックシャンは本当の美人という個人的な信条により
私はディテクティブを美人に認定している




リボルバーは曲線が多いのでやはり最近のガスガンのように
つや消し黒の仕上げではなくグロスブルーが映える
フレーム、シリンダー、バレル、トリガーガードがそれぞれの角度の光を写し込む
照明をどう当てても同じにしか映らないグロックと違って
逆光やレフなどの押さえ照明の当て甲斐がある
































フレームサイドの写り込み
キャロムショットさんの塗装はラメ青のあまり光沢がない仕上げだったので
かなりポリッシュが必要だったがここまで追い込んだ
鏡面のようなピカピカというわけにはいかないが金属っぽさは出たと思う




トリガーガード、フレームの光




ヘビーウエイトとはいえ塗装面で覆われた仕上げに最初塗装をどうやって剥がすか
迷っていたが剥がさなくてもここまで追い込めるという自信にはなった




こうして磨いた2挺のスナブノーズ




なぜリボルバーが好きなのかというとレトロなメカニズムにも惹かれるが
この曲線で囲まれた外観が生むきらびやかな明暗にも惹かれるからだ




例えばチーフのバレルの根元のダルマ型の複雑なフレームとその写り込み
ヨークの正面のポリッシュされた写り込み
ここらの実銃の美しさの虜になってモデルガンでも
それを再現できないかずっと試行錯誤していた




そう、こういう感じ




そしてディテクティブの同じアングル
やはりダルマ型のフレームの写り込みを狙った








ガンラックにマットなブルーのニューナンブと並べた2挺




並べるとカラーリングの違いがはっきりわかる




リボルバーなんてみんな一緒に見えるなんて若いテッポ好きはいうのかもしれないけど
それぞれのメーカーや型によってその色目も多様性があってとても個性は強いと思う
パーカーのスライドにポリマーのフレームの現代オートなんかよりもはるかにバリエーションはある




「こすって銀SUN」の塗膜は空モデルで使っていた手で触っただけで
すぐに指紋がついてしまう昔の銀磨粉と違って結構堅牢だが
それでもスプレー塗料ほどの食いつきは期待できない
でもディスプレイ用には十分かな




先日SAAの仕上げをポリッシュ+銀磨きでやってみて結果が良かったので…
他にもポリッシュしてみたいテッポが何挺かあるのでやってみよう



2020年4月6日
















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青木さやか