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リボルバーのテッポをひたすら磨く
〜思い至ったところあってS&Wのミリポリを磨いてみた(3)

Brite Military and Police

リボルバーのテッポをひたすら磨く〜思い至ったところあってS&Wのミリポリを磨いてみた(3)

COVID-19絡みで予定が空いたので暇に任せてチーフとディテクティブを磨いたのに続いて、その仕上がりから思いついてコクサイのミリポリも磨いてみようと思い立った。

そのイメージはかなり前に見つけた一枚の写真に写ったとても美しいMilitary and Policeの姿に見惚れた経験からきている。

その写真については後ほど。

もう30年近くテッポに全く関心がなかったのに突然テッポの趣味の焼棒杭に火がついたきっかけは、「コクサイ廃業」のニュースを聞いた事だ。

一昨年の初めだったと思うが、「リボルバーのコクサイ」という定評だったコクサイ産業が、ついに操業そのものを停止して、現行の流通在庫を最後に製品の出荷もやめるという噂が流れた。

噂はデマではなく事実だった。

それでコクサイのリボルバーがなくなってしまう前に、昔から気になっていたチーフとMilitary and Policeを手に入れた。

そのチーフが前回取り上げたASBチーフで、今回のミリポリもABS製ながらピカピカにポリッシュされていたので、なんとか仕上げに工夫をすればリアルなS&Wのブライトブルーイングが再現できるんじゃないかとかなりいろいろ試行錯誤した。

このサイトの初めの方にその試行錯誤をいろいろ書いているが、先週のチーフの仕上がりを見て
「最初からこうやれば良かったんじゃん!」
と思ってしまった。

どうせ鑑賞派だから塗装の耐久性はそんなにこだわらないし…

ということでコクサイのミリポリもポリッシュ&銀磨きをかけてみた。





ミリポリをバラして表面仕上げを顔が映るまでポリッシュ
そして「こすって銀SUN」で銀磨き、トリガー、ハンマーは一度
ブルーイングをすり落としてケースハードン調のブルーイングを掛け直した




S&Wの実銃のサイトで知った分解・組立手順を守って進めたので
今回はスプリング類を一つも飛ばさなかったしリコイルシールドを傷つけることもなかった




(上)Smith & Wesson M10-5 RoundButt実銃と(下)コクサイミリタリーアンドポリス




(左)Smith & Wesson M10-5 RoundButt実銃と(右)コクサイミリタリーアンドポリス
この実銃の写真のエジェクターロッドキャッチの付け根に至るまで
綺麗にポリッシュされた仕上げに衝撃を受けた
実際はこの実銃はクラシックタイプの実物だがリブルーイングされているらしい
そうだとしてもこの仕上げの美しさには打ちのめされたので
いつかこのポリッシュブルーのミリポリをやってみたいと試行錯誤していた




磨いてみた結果がこのとおり




再び鏡のように自分の顔を写せるポリッシュ仕上げになった
ベースがパーカーシールをスプレーした上からヘラがけをしてブルーイングの表現をした下地
それもそれなりにリアルだったのだがS&Wのブライトなブルーイングというにはちょっと足りなかった




今回はシリンダー、フレームすべてをポリッシュして銀磨きをかけた
先ほどの実銃の写真はオリジナルのブルーイングをポリッシュして落とし
ブルーイングを掛け直しているので完全な実物のM10-5世代のミリポリよりも
かなりピカピカしているがその感じに近いのがこの銀磨き
S&Wデフォのブルーイングはこんなにピカピカしていないが
「こすって銀SUN」の銀磨きが昔のヒコーキモデル用の銀磨粉よりも
青っぽい色をしていることにチーフの仕上げで気づいたので
「どうしてもっと早く試してみなかったのか!」と思ってしまった




例によって曲線が多いリボルバーだから映えるポリッシュ仕上げ…という個人的信条




そして個人的信念でバックストックの写り込みにリボルバーの美しさが集約されていると思う
バックシャンは本当の美人という個人的信念…




お約束のシリンダー映り込みだが鏡面仕上げなので当然鏡のように映っている




トリガーガード、フレーム下側の映り込み




シリンダーの後ろのリコイルシールドの映り込み
こういう細かいところの光がすごく気になるんです




シリンダーヨークの前側の映り込み
トリガーガード内側の光にも注目




あと手を入れたのは金型の分割線がくっきり残っていた銃口を
かなり削ってS&W独特の丸い形のクラウンを成形し直したところ




銃口アップ
前回パーカーシールを噴いたあとで銃口にパーティングラインが
残っていることに気がついてかなり切歯扼腕したので
今回そこも手を入れることができてスッキリした
銃身の付け根のフレームのダルマ型カーブの映り込みも
リボルバーの好きな部分




もう一つ手を入れたのは前回のトリガー、ハンマーのケースハードゥン調のブルーイングが
少し青が勝ちすぎていたので一度全部すり落としてアルミブラックでブルーイングを掛け直した




トリガーとハンマーのケースハードゥンはかなり淡い色になった




青い?




4インチタイプのホルスターに収まったミリポリ
写真によっては黒ではなくメッキシルバーのように映ってしまう銀磨きだが
こうして写真を撮ると黒いのがわかるかな?








毎回言っているような気がするがリボルバーのこのラインが好き




リファレンス用の写真も撮ってみた
(上)Smith & Wesson M10-5実銃と(下)コクサイのM10 ミリタリーアンドポリス




(上)Smith & Wesson M10-5実銃と(下)コクサイのM10 ミリタリーアンドポリス
このタイプのバレルがテーパーになったミリポリはFBIスペシャルよりも古い世代で
おそらく1930年代から1960年までの製造で空軍の守備兵装備として国防省にも納品されている




時間があるので前々から気になっていたテッポの仕上げをやってみました〜第3弾でした



2020年4月8日
















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青木さやか