Previous Topへ Next

ベレッタPX4「嵐」にサイレンサーをつければ…おおスクリーンで
観たアレではないか!〜エキストラクトではないインセプションをやってほしい…

Conserved weapon

ベレッタPX4「嵐」にサイレンサーをつければ…おおスクリーンで観たアレではないか!〜エキストラクトではないインセプションをやってほしい…

口絵写真を見て
「ああ、あの映画のあの銃だ」
とピンと来た人は、プロップ好き、テッポ好きと認定していい。

説明するとベレッタPX4 StormとSIG P230。

そして「トーテム」のイカサマサイコロとコマ。

クリストファー・ノーラン監督作品の「インセプション」のコブ(レオナルド・ディカプリオ)とモル(マリオン・コティヤール )の使用銃。

そしてコブとモルのトーテムのコマとアーサー(ジョセフ・ゴードン・レヴィット)のトーテムのイカサマサイコロだ。


「インセプション」はエッシャーのだまし絵のような重層的な夢の虚構を積み上げて、それを客観視しているはずの観客もいつの間にか巻き込まれて何が虚構で何が現実か分からなくなるような悪夢のような映画だった。

映画については後ほど詳しく触れるとして、この映画のプロップとして登場したのがベレッタのPX4フルサイズバージョン「ストーム」、そしてコブの妻の持っていたのがSIGのP230。

ディカブリオ演ずるコブの得物のPX4はなかなか面白いチョイスだった。


米軍の次期制式拳銃トライアルに参加している。

下馬評はSIGのP320とグロック、ベレッタPX4と予想が3分された。

結局グロック有利との大方の予想を裏切って米軍次期制式拳銃はSIGのP320に決まったが、ベレッタもM92のメーカーだから実績があるので大逆転もありうると予想する人もいた。

PX4は最新世代の要請に合うように、ポリマーフレーム、調整可能なグリップ、アタッチの拡張性を担保するピカティニーレール、モジュラーピストル(ベレッタはややこの点が準備不足だったが)という条件を満たしていた。

そういうテッポだからそういうミリタリーなイメージのカスタマイズが似合う。
映画ではまさにそういう使い方をされていた。





東京マルイのガスガンPX4にエクステンデッドバレルをつけてみた
つまり映画に出てきたあの組み合わせだ




アウターバレルは逆ネジが切ってあるのでこういうものがつけられる
SOCOMピストル用の大型サイレンサーを装着したPX4




マルイのアウターバレルはABS製だがこのカスタムバレルはアルミ削りだしだから
この大型サイレンサーを先につけてブローバックの回転運動にも耐えられる




このサイレンサー、正確にはサウンドサプレッサーはリアルなクレジットプリントが印字されている
まさにSOCOMピストルのMK23用に開発されたあのサイレンサー




ただしこのサイレンサーはもちろんレプリカで中身はエアガンの発射音を抑えるスポンジが入っている
実銃でこんなウレタンのスポンジを入れたら一発撃っただけでドロドロに溶けてしまうので
パッケージにも「エアガン専用・実銃には絶対使用しないこと」と英語の注意書きがあった
実銃用はガスバイパスが中にあってガスを抑えるピストンとスプリングが仕込まれている




アルミバレルははめ合わせはタイトだが特に削り合わせを
する必要もなくぴったりはまり動作もスムーズ




PX4はショートリコイルの時に銃身が回転する独特のメカニズムなので
ABSのスライドを削ったりしないか心配だったが問題ないようだ




エクステンデッドアウターバレルには銃口のネジ山の保護キャップが付属している




しかし映画ではディカブリオは保護キャップを付けないでネジ山むき出しで使っていた
これだと銃口をぶつけてネジ山が潰れるのだがそういうことを気にしないラフな使い方をしている




このPX4にSOCOMサウンドサプレッサーとWaltherの
ライトをつけてSOCOMピストルのイメージにしてみた




PX4自体はモダンピストルの中では標準的なサイズだがこの組み合わせはさすがにでかい
もう少し大きかったらサブマシンガン並みのサイズになってくる




(上)アメリカのGunExchangeのサイトから実銃のBeretta PX4 Stormと
(下)東京マルイのガスガンのPX4




(上)実銃のBeretta PX4 Stormと(下)東京マルイのガスガンのPX4
ちなみにアメリカのGunExchangeでは実銃は大体8万円から9万円ぐらいの価格で販売されている
意外に安いのはポリマーフレームによる生産工数削減のおかげ?




タクティカルライトを装着した実銃のPX4(上)と東京マルイのPX4




フィールドストリッピングをした(左)実銃のPX4と(右)東京マルイのガスガンのPX4
部品の構成がとてもリアルなのがわかる




サイレンサーを装備したワルサーP99とベレッタPX4のツーショット
今こういう感じでディスプレイしている


このサイレンサー、英語でSilencerとかいっても多分通じないと思う。

英語ではサウンドサプレッサーという。

銃を「無音にする」のではなく「音を抑える」という意味で、この差は大きい。

サイレンサーという言葉は多分映画の「サイレンサー殺人部隊」から一般的になったのだと思うが、現実的には拳銃の音を無音にするのは不可能だ。

相当大きな銃全体を包む容器にれてその容器の中を何重にも緩衝材を充填した層に分けて発射ガスをぐるぐる迷路に回せば、無音は無理でもかなり静かにできるかもしれない。

しかしそういう銃は多分実用性はあまりない。

サウンドサプレッサーは音を消すのではなく音を抑えることで相手に距離感を錯覚させる効果の方が重要らしい。

発射音の大きさで敵との距離が大体見当がつくが、これが予想よりも静かだったりすると距離感を誤って気が付いたらすぐ目の前に敵が現れて隙をつかれることがありうる。

サプレッサーは音を抑える、発射炎を抑えるなどでこちらの位値を相手に悟られないようにするのが目的で、誰にも気づかれないで暗殺を実行するためではない。


こうして並べてみると東京マルイのガスガンはスタイルとか質感とかとてもリアルなので、こういうリアルなテッポを手にすると映画のあのシーンを再現…ということをやってみたくなる。

次回はそんなことをやってみる…




2020年5月19日
















Previous Topへ Next





site statistics
青木さやか