S&W M&P9 VTACモデル〜RMRサイト用のベースアタッチメントとサウンドサプレッサー用のエクステンドバレルを入手
M&P9をタクティカルにカスタマイズしてみたくなった。
割といろんなところから出ているのがスレッデッドバレル(14mmねじ切り延長アウターバレル)。
なんだけど、評判を聞いてみると
「付けるだけならいいけどサイレンサーをつけるとスライドが戻らなくなって一発も撃てなくなる」
という評価のものが多い。
前が重くなるからね、ブローニングタイプのティルトバレルの場合重量がもろにスライドにかかるから動きは鈍くなるのは仕方がない。
というか実銃の場合はオートマチックだと消音器の効果が半減するので、スライドを固定して手動で排莢するはず。
それとこのページの最初の方で紹介したAUGにとりつけたTrijiconに付属していたRMRが手元にあったので、これをハンドガンにつけてみたくなったのでサイトアタッチメントを導入。
RMRはハンドガンに乗せるのが最近は流向になっているようだが、アイレリーフが短いのでこれって実用性があるのかなというのが知りたかった。
M&P9のVカスタムについていたVTACサイトが意外に実用性が低いというか、普通に白ドットが入ったサイトの方が見やすいんじゃないかなという気がしたので他のサイトも試してみたくなった…というところかな…
RMRとスレッデッドバレルを装着したM&P9
そして例によってRMRのレンズコーティングは赤い
RMRのアタッチメントはマルイのマイクロサイト用なんだけど
この通りRMRにもピッタリ合う
LAM(レーザーエイムモジュール)とドットサイトを同時につけるのは
あまり意味がないが比較のために両方つけてみた
LAMとRMR両方のサイトポイントを撮影してみた
レーザーは輝度が明るいので写真では白く写っているが肉眼ではどちらも赤く見えている
2メートルほどの距離で両方の狙点は重なるのでゼロインはかなり修正しないといけない
RMRは無限焦点なので狙点の壁にピントを合わせたらリアルなドットが撮れる
RMRのメリットはレーザーポインターと比べてこちらの位置がばれにくいこと
逆にデメリットはレーザーと違ってポイントを見失いやすいこと
特に肘を伸ばす標準的なアイソセレススタンスだとドットが
すぐサイト外に逃げて見えなくなるので使いこなすには結構訓練が必要かも
肘を曲げる最近のCQCスタイルならまだ実用的に使える
RMRとカスタムアウターバレルを取り付けたM&P9
スレッデッドバレル(逆ネジバレル)は以前PX4にもつけていたが
これは台湾製のNC工作で作成されたという触れ込みのもの
以前のベレッタ用のものよりも長くねじ切りした部分まで7〜8mm突き出している
当然ブローニングタイプのショートリコイルロッキングなので
ブローバックすると銃身が上を向く
銃口にサウンドサプレッサーを取り付けるとその重量の慣性が気になるところだ
サプレッサーなしならスライドの上にRMRが載っていても
ノーマル同様鋭いリコイルでブローバックする
バレルに以前入手していたSOCOMタイプサイレンサーを
取り付けようとしたところネジが一回り半ぐらいしか入らない
この台湾製のNC工作のねじ切りの山のエッジが立ちすぎているために
ネジが入らないようなのでネジ山をヤスって丸くした
こちらはネジメーカーのサイトからネジ山の規格図のキャプチャを借りた
ネジは60度の山になっているのは割と国際的な標準なのだが
ネジ山の先を尖らせずに丸くしないといけない
この図でいうところのH4で雌ネジの方もH8のクリアランスを取らないといけない
例のNC工作ネジはこれが手が切れそうなぐらいトンガっていた
ネジ山をヤスったところSOCOMサプレッサーが正常に装着できた
SOCOMサイレンサーを取り付けるとさすがにスパルタンな印象になる
このサプレッサーをつけた状態でブローバックさせると「ドッシャ」という感じで動きが重い
なしだとスライドがぶれて撮影されたがこのスローモーな動きだと止まって見えるように撮影できる
結論からいうとサプレッサー付きバレルは雰囲気を楽しむためのドレスアップツールでしかなく
実用性は皆無といっていい
もう一つ問題点があってSOCOMサプレッサーのような大口径のサイレンサーをつけると
RMRのドットがサプレッサーの後ろに隠れてターゲットが見えない
ドレスアップツールとはよく言ったもので見てくれの
雰囲気を楽しむだけでこの組み合わせは実用性はゼロといっていい
まあ見た目の厳つさを楽しむためのツールかな
お座敷シューターならLAMを
インドアサバゲープレイヤーにはRMRを勧められるかもしれない
サイレンサーはどういう場合でもただの飾り
2020年7月5日
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