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水平二連散弾銃続報〜28インチの銃身にビーズサイトを自作して取り付けた
〜真鍮線材から削りだしたがこれも半日仕事だった…

Shape of Side by Side

水平二連散弾銃続報〜28インチの銃身にビーズサイトを自作して取り付けた〜真鍮線材から削りだしたがこれも半日仕事だった…

28インチに銃身を切り詰めたサンコイチ散弾銃のフロントサイトを自作した。


銃身長をいろいろ模索した結果、結局銃身長は28インチで決定した。

銃身長が決まったら、散弾銃式のフロントサイトをつけたくなった。

華山のガスガンマッドマックスにはピストルサイトのようなフロントサイトとリアサイトが付いていた。

サバゲにマッドマックスを使いたいという人たちのリクエストに答えたのかもしれない。

しかし、水平二連散弾銃に照星・照門式のサイトをつけるセンスはいただけない。

散弾銃にリアサイトを付けるのは24インチのハーフライフルバレルぐらいだし、それもライフル銃のようなサイトリブにマウントしたサイトをつけるはず。
華山のこのサイトはどう考えてもカッコ悪い。

フロントもリアもサイトを削り落としてしまったが、水平二連散弾銃には普通ビーズ式のフロントサイトがつくものだ。

それを自作した。





こちらはハドソンのマッドマックスのフロントサイト
真鍮削り出しのビーズサイトがついていてさすが御子柴さんは見識があった
これを移植することも考えたがこのボールがあっさり折れてしまってその計画は頓挫した




そこでホームセンターで4mm径の真鍮線材を買ってきてこれを削り出すことにした
適当な長さに切ってミニリュータに固定しヤスリで削り出す方法を試してみた…が
ミニリュータに固定できる芯材の最大径が4mmにわずかに足りなかったので
真鍮線の片側をまず削ってリュータの口に固定できるようにするところから始めた
全く手がかかる…




目立てヤスリで大まかに形を作ってリュータの刃先のディライトホイールや
ペーパー、バフなどを使って磨き上げた




バレルのリブの上にドリルで穴を開けて
このフロントサイトをゼリー状瞬間接着剤で固定した




こうして華山サンコイチにもビーズサイトが再現された
もう一個作ってハドソンのマッドマックスの折れてしまったサイトも
復元したかったがリュータの作業は1日1時間が限界で腕がしびれてくる
ハドソンの件は後日に先送りした




こうしてフロントサイトが付いたサイドバイサイドショットガンの全景
大して変わっとらんではないかとか言わないでほしい…
ビーズサイトがついただけでものすごく雰囲気が変わったと本人は満足しとるのです




ビーズサイトがあるだけでサイトビューの印象は大きく変わるからだ
カモを撃つ時も皿を撃つ時もこのビーズを標的のどれくらい前にリードするか
どれくらいのタイミングで追い越しをするかが散弾銃射撃の要点なので
これがあると無いとでは天と地ほど違う




銃を折った時の様子
サイトがちょっと見えているだけで雰囲気が違う…と思っている…




華山に元々付いていたピストル式フロントサイト…ダサい




これが真鍮削り出しのビーズサイトに変わったことで
「ザ・散弾銃」という雰囲気になった




ビーズサイト付き28インチバレルの全景
概ね形は整ったがつぎはぎのバレルが少し上に
反っているので次回はそれを修正する




ビーズサイトバレル付き散弾銃の上からの全景
かなり形ができてきたので次はバレルの継ぎ目を消す
それができたらブルーイング、塗装、ストック仕上げ直しに取りかかれる
ゴールがやっと見えてきた…



2020年7月29日
















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