マルゼンM1100のストックリアル化計画2〜ハンドガードやらかしたかと思ったけどなんとか形になってきた
猟銃化計画が進行中のマルゼンM1100。
ロングバレル、ショートマガジン、ベンチレーテッドリブサイト、集光フロントサイト、RMRドットサイト、ボルトカバー白磨き、スチールブルー風塗装などで「暴徒鎮圧銃」っぽかったマルゼンレミントンはかなりスキートガンっぽくなってきた。
そして最後の山場が今回のストック・ハンドガードリアル化かな。
前回も実銃のハンドガードの写真をあげたが、マルゼンのストック・ハンドガードはのっぺりとした円筒形でレミントンのデザインとはかなり違う。
それでストック・ハンドガードの削りだしを始めたのだがハンドガードだけでタイムアウトしてしまった。
ストックは後回しにして先にハンドガードだけでも完成させたほうがいいかもしれない。
やり始めると結構大掛かりな木工になった。
前回はラフに指かけのくぼみを削ったが、ちょっと調子に乗って削りすぎてしまったかと冷や汗をかいた。
今回はその修正とハンドガード前半部分の整形をやったところでタイムアウト。
口絵は前回のストックにもう一度写真を見ながら削る部分を鉛筆で罫書きしている様子。
罫書きに合わせてハンドガード前端の丸みを大きなRにした
前部4分の1のグリップはふっくらとした形状になっているのも再現
ハンドガードの最後端の三角の削り込みも再現
ふくらみと後部の段差のところは指かけの削り込みになっているがそこがまだ足りない
マルゼンのハンドガードはまるでこけしの胴体のような真ん丸の円筒形だった
上の詳細写真を今回入手してわかったことはレミントンのハンドガードは
Rに沿って前半の膨らみと銃身側の境目が複雑なカーブになっていること
前部4分の1が円筒形で後半4分の3がおむすび型なのかと思っていたが
実際には前部は丸いおむすび型で後部は鋭角なおむすび型という
複雑な形をしていることがわかった
ハンドガード後端の断面
マルゼンはただの円形だったがここは台形に近い形になっている
形状を出すために木を薄く削りすぎたのでちょっと強度が心配
ハンドガード前端を上から見たところ
バレルの固定用リングの位置が実銃はマルゼンよりも
かなり後ろなのでここらの形状もかなり違う
実銃用ストックを落札してマルゼンに取り付けるのを諦めた理由がここら辺
実銃レミントンと形状を比較しながら削り込みは続く
木工はリューターの砥石と鑿で大体削り出し、細かいところは金ヤスリ、木工ヤスリで整形
磨きはリューターのブライトホイールで磨く
ブライトホイールはなるべく木目と直角になるように磨く
さらにハンドガード下側のタンスニスをサンダーで削って剥がす
最終仕上げはバフ
バフは木目と平行に当てて少しずつ磨いて木の表面の艶出しをする
こういうことを書いとかないと次回また作業するときに忘れてしまうので
磨いたハンドガードの表面
野球のバットを磨いているみたいな気分
今日もニスがけまでは進めなかったが概ね形状ができてきたハンドガード
指かけの削り込みが足りないのでニスがけの前に再度調整する
ハンドガード右側
ストックに取りかかれるのはいつのことやら…
とりあえず時間切れなので作業中断して本体に仮組み
まだ不満はあるけどまあまあらしい形にはなってきた
ハンドガードの後端のこの三角の削り込みだけどなんの意味があるんだろう…
と思っていたら構えたときにちょうどここに左手の薬指と小指が来ることに気がついた
ショットガンはライフルよりもリコイルショックが大きいので銃口が跳ねないように
グリッピングに気を使ったデザインだということに気がついた
さすがだねレミントン
例によってリビングに立てかけられたレミントンの図
次の工程まであと少し
2021年2月22日
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