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マルゼンM1100のストックリアル化計画3〜ハンドガードとストックも削って
塗装仕上げに入る…ワトコオイルなかなかよい

Real Stock

マルゼンM1100のストックリアル化計画3〜ハンドガードとストックも削って塗装仕上げに入る…ワトコオイルなかなかよい

猟銃化計画が進行中のマルゼンM1100ストック仕上げが佳境に入る。

時間切れで終わっていたハンドガードは指かけの溝を切り直してようやくイメージしていた形に近づいてきた。

なのでやっぱりストックも同時進行で進めることにした。
塗装工程が一回で済めばそのほうが楽だもんね。

ストックもマルゼンのオリジナル木ストックは気になる部分があって、グリップ周りが異常に太い。

最初に構えてみたときに
「なんじゃこのグリップは!?」
と驚いたぐらい握りにくい。

実銃のストックのグリップ周りはこのマルゼンの3分の2ぐらいしか厚みがないんじゃないかと思うぐらい分厚い。

ただこの木ストックは内部にガスルートがくり貫いてあり、左右の厚みを気にしてガシガシ削っていると破損の危険性がある。(実はハンドガードの後端がすでに少し欠けてしまいどうやって修復するか思案中)

厚みは諦めるとして、せめてピストルグリップとストックが一体化したようなボテっとした部分やチークパッド前端は削り込む。





先日以来その形状の再現に大いに悩んだハンドガード
左右指かけの部分に溝を切ることでほぼイメージ通りの形状になった
ここが窪んでいるのは前回の実銃ストックのオークション写真を見て初めて気がついた




窪みを彫り直したらあちこちの厚みがギリギリになって一部欠けてしまった
修復法は後日検討するとして次の作業に入る




実銃写真を見ながら今度はストックに鉛筆罫書きを入れて削る部分を確認する




マルゼンのストックで一番気になっている部分は赤く塗った部分
チークパッド前端が分厚い山のようにそびえ立ってグリップする親指の付け根に当たってものすごく邪魔
そしてグリップエンドのカメオがつく部分がそのままストックの下端になっていてカッコ悪い
実際このストックは実銃よりかなり分厚いのだがせめてこの二箇所だけでも削れば少しは細く見える?
女の子がくびれを気にするのと同じ心理かもしれない…




早速罫書きに沿って削り込み
リュータの砥石、サンダー、木工ヤスリ、ブライトホイール、バフの順番に削って磨き込む




グリップエンドのカメオがつく部分は手のひらの付け根が当たる部分で本当はもっと薄く
削りこみたかったが強度が心配だったので今日はこのぐらいにしといたろ(Byめだか師匠)
グリップとストック部分は形状が独立しているのが本当の正しいウエザービースタイルストックなのだよ




ストック上のチークパッド前端の聳え立つ山は左右を薄く削ってエッジにした
ここに親指の付け根が当たるのでどう考えてもマルゼンのストックの形は変




そしてマルゼンのチョンガーの部屋にある単身者向けタンスの
ニス仕上げのような塗装を剥がして磨き上げ
これに亜麻仁油系のニスを仕上げで塗装していく
ハンガーを改造した塗装ハンガーを仕込んで準備OK




今回使うのはワトコオイルのミディアムウォルナット
最近バーチウッドのTRUOILがなかなか入ってこないようで
各所で品薄になっており代わりに何を使うか思案していた
ワトコは家具用のニスなのだが天然の亜麻仁油を使用しているので
ストックに使ってもいい雰囲気になるはず




そして塗ってみた雰囲気がこちら




ワトコは塗ったらすぐにウエスで余分なニスを
拭き取り垂らさないようにすることを推奨している
半乾きの一歩手前ぐらいのタイミングでウエスで拭き取ってみた




その結果がこんな感じ
このまま12〜24時間乾燥させよと取扱説明にある
少し光沢があるのがわかるかな
一回塗りだとつや消しのオイルストックのような雰囲気で
軍用銃のストックの仕上げなら一回塗りでいい雰囲気になると思う
今回は目指すのはレミントンのウレタンニス仕上げの雰囲気なので
少なくとも3回塗りまでは試してみようと思っている
ということは結果がわかるのは来週かな…


2021年2月23日
















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