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真っ黒だったマルシン・ニューナンブM60をポリッシュしたが
さらにポリッシュ〜リアルになったかな

Old new nambu

真っ黒だったマルシン・ニューナンブM60をポリッシュしたがさらにポリッシュ〜リアルになったかな

色がくすんで真っ黒になったマルシンのポリスリボルバーことニューナンブM60にそっくりと言われるテッポの黒ずみ方が気に入らなかったので先日スポンジポリッシュした。

先日のままでも雰囲気だったと思うけど、もっと使い込んだ感じにしたかったのとグリップパネルはやはり実銃はかなりつや消しだという証拠写真も入手したので、さらにスポンジブラストをグリップにかけた。

また例によってちょっとやりすぎで光りすぎかなという気がしないでもないけど、一応狙い通りの雰囲気にはなったので再度写真を撮りなおした。

以前にも書いたが実際の警察拳銃は大きく分けて旧タイプのブルーイング仕上げと後期タイプのパーカライジング仕上げがあって、そのパーカライジング仕上げも黒くて少し金属光沢があるものと完全につや消しグレーのものがあるようだ。





食器洗いスポンジの目の荒い方でブラストをかけたマルシンポリスリボルバー




さらにポリッシュをかけたので前回よりも金属光沢が強くなった




バレル、フレーム、シリンダーはさらに使い込んだイメージに仕上げた








グリップパネルは前回は半ツヤぐらいに留めたのだが実銃写真をみたら実銃は
かなりつや消しだったので結構思いっきりスポンジで表面を荒らしてつや消しにした








銃身、フレーム、シリンダーのハゲ具合に注目
カートリッジは警察では「執行実包」と呼ぶのだそうだ
5発執行実包を並べた雰囲気




























退役間近の歴戦の警察拳銃という雰囲気かな
全国的にもM360SAKURAなどの新しい銃に更新されるそうだし
もうすぐニューナンブも見られなくなるかもね
(といいながら割と最近までミリポリとか見かけたから
あと何十年かは地方の県警とかで生き延びるのかもしれない)




(上)(おそらく)実銃の新中央工業M60ニューナンブ実銃と(下)マルシンのポリスリボルバー
上の多分実銃の写真は新中央工業の刻印が入っていてかなりザラザラな灰色のパーカライジング仕上げ
マルシンヘビーウエイトのオリジナルの仕上げに近い色をしている
グリップパネルはツヤがないタイプでひょっとしたらHWSのモデルガンかもしれない




WOWWOW連続ドラマW「水晶の鼓動 殺人分析班」より
警視庁捜査一課十一係の面々がプロファイリング的手法も取り入れて難事件を天才的な推理で解明していく
ニューナンブが登場する映画・ドラマなんて星の数ほどあるけど以前にも取り上げた
木村文乃主演のこのドラマが警察内部の描き方がとてもリアルだった
原作者の麻見和史は警察小説で気を吐いた作家なので警察の内部事情も念入りに取材している



テレビドラマで刑事役の役者さんが「事件」とか「ホシ」とか「チャカ」なんて言葉を使うと
「そんな言葉警察では使わないんだけどなぁ」
と思う。

「事件」じゃなくて「事案」という言葉を使う。
「ホシ」じゃなくて「マルタイ」という。

警察にある牢屋は「留置場」じゃなくて「監房」というし、無線は「局」、無線を携帯している警察官は「各局」という。

以前警察記者クラブ詰の記者からこういう言葉をいろいろ教えてもらったが、このドラマでは警察独特の用語が多数出てきて時々ストーリーを追いきれなくなるかもしれない。

例えば捜査会議はいくつかの班に分かれてそれぞれの捜査結果を報告する。
その時に「ジドリ」「カンドリ」「ナシワリ」という言葉が出てくる。

「カンドリ」は被害者の人間関係から容疑者を絞り込む班、「ジドリ」現場の周辺から目撃情報や防犯ビデオなどの情報で容疑者につながる情報を調べる班、聞き込みなんかもこの班の仕事。
「ナシワリ」は現場の遺留品などから容疑者に結びつく情報を洗い出す班ということになる。

鑑識は「採証」するという。

その鑑識が現場(これも警察用語では「げんじょう」と読む)で採取するのは指紋と「ゲソコン」、これは現場に残された容疑者の靴の跡のこと。

警察官が現場に出動することは「臨場」という。

「帳場が立つぞ!」というセリフがあるが「帳場」は特別捜査本部のこと。
重大事件の場合は個別に、もより所轄内に特別捜査本部が設置される。

「おい、キンパイかけろ!キンパイ!」
というセリフは「緊急配備」のこと。緊急配備とは道路検問、巡回強化などで逃走中の被疑者を探す緊急動員のこと。

その被害者を「マル害」と呼んだりする。

被疑者と捜査員が遭遇して反撃され捜査員が負傷することを「受傷事案」と呼んで、警察ではあってはならないこととされていることも描かれている。

刑事ドラマなんかですぐに現場で殺人課の刑事が拳銃を抜いたりしているがあれもあり得ないことで、制服警官と違って私服警官は「拳銃携行命令」が出ない限り通常は拳銃は持ち歩いていない。

捜査員に「拳銃携行命令」がでるのは非常に緊迫した場面だということがこのドラマでわかる。

ドラマ中で「捜一」(そういち)と言っているのは捜査一課、つまり殺人・誘拐などの重大事案を扱う刑事セクションのこと。腕章に「捜一」と書いてあるのでそういう呼び方になったようだ。


これぐらいの用語の意味がわかればこのドラマは非常に面白く観ることができる。

用語だけでなく、日本では囮捜査は違法行為で捜査員は処罰の対象になるというアメリカ映画なんかとは違う事情もちゃんと描かれている。

そして私服の捜査員が現場で拳銃を抜いて犯人と対峙するというのは、いかに切迫した場面なのかということがこのドラマを観るとよくわかる。


新米捜査官が司法解剖に立ち会って「おえーっ」となるステロタイプなパターンも踏襲しているけど、上のような事情もしっかり描かれているし、ちょっとした推理の動線から重大な糸口にたどり着くミステリーの醍醐味もある。

警察もののドラマの中では出色だと思う。



2021年5月16日
















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