APS CAM870を猟銃化〜26インチバレル塗装の下ごしらえ…しながらAPSの持病のジャム対策の情報を試してみたら効果絶大
26インチ延伸バレルにベンチレーテッドリブを取り付けたが、これをきれいにポリッシュして金属の上から塗装をするので下準備でメタルプライマーを塗装した。
今回は銃IIを中心に仕上げようと思っているが、この塗料はアルミ製のバレルに直接乗らないのでプライマーで塗装できるようにする。
アルミのバレルにアルミのベンチレートリブならブルーイングでもなんとかなったんじゃないかという気もして来たが、橋桁をABSで作ってしまったから仕方がない。
それに延伸の継ぎ目も隠さなきゃいけないので、未練がましいことはもう考えない。
バレルはビスを打った上から埋めたパテを平らにすべく例の当て木+サンドペーパーで仕上げた
パテや瞬間接着剤があちこちについていたのでもう一度徹底的にポリッシュ
リブの左右も徹底的にサンディングして段差や隙間も消す…いやこの場合はテッテ的というべきだ
こうして銀ピカになったバレルにタミヤのメタルプライマーを吹き付ける
プライマーが定着するのに丸一日かかるのでこのまま乾燥させる。
その間にAPSの持病のジャム対策の面白い情報を見つけたので試してみた。
APSのジャム対策の動画を挙げている人がいたので、これを試してみた。
APS CAM 870 MK2-J POLICE ジャム調整方法
ジャムは概ね3種類…シェルキャリアの上でシェルが踊るために
このようにエキストラクターがリムを捉えられずシェルがチェンバーに入らないタイプ
そして2番目がチェンバーに入りかけたシェルが引っかかって途中で止まってしまうタイプ
3番目がこのようなストーブパイプジャム…普通ストーブパイプジャムは
排莢した空薬莢が引っかかるのだがAPSの場合はチェンバーへの装填時に起きる
2番目の途中で引っかかるジャムの対策はフィードランプとチェンバーの
スロートを滑らかになるように削ることでこの対策は既に私もやっていた
1番目のシェルが踊ってジャムになる対策はこのシェルキャリアの
真ん中に切られたリップを折り曲げること
この部品は分厚い鉄板なのでこれを万力で固定して曲げたがかなり大変
このリップはもともと実銃ではジャム対策として途中から追加された改良だそうだが
APSの場合このリップを曲げ過ぎているためにシェルがこれに跳ね返って踊るらしい
これを赤丸の中の隙間がなくなるまで曲げると対策編の動画では言っていたが
様子を見ながら少しずつ試したかったので隙間が半ミリ開くところまで曲げた
この結果スライドを速く動かすとジャムっていたのが速く動かしてもジャムらなくなった
逆に前のようにゆっくり動かすとジャムりやすくなった…まあその方が自然か
シェルのショルダー(赤丸の部分)を面取りするように削る対策も試してみた
これでシェルが途中で止まってしまう2番目のジャムも大幅に減った
確かにこれは効果がある…特にケースがビニールっぽい白いケースは効果が大きい
もう何百回もジャムのテストをしたのでシェルのロゴが消えかけている
前のチェンバーやフィードランプを滑らかに削る対策だけだと、スライドを速く動かすとジャムっていた。
また銃身を下に向けているときはスムーズだが、銃口を上に向けるとジャムるという傾向があった。
上記の対策をやった結果、スライドを速く動かしてもジャムらなくなった。
逆にゆっくり動かしたり引いたところで一旦止めてロードすると逆にジャムりやすくなった。
途中で止めずに素早くスライドを動かすのがコツになった。
また前は銃口を下に向けてロードするのがコツだったが、銃口を上に向けて煽り気味でもジャムらなくなった。
実銃の場合鳥撃ちの用途もあるから、銃口を上に向けたらジャムるんじゃ役に立たないのでこれはリアルになってよかった。
滅多に起きない3番目のストーブパイプジャムは、シェルキャリアのリップを曲げた対策をした結果、銃口を上に向けた時に起きやすくなった。
動画の指示する量より半分ぐらいの曲げ具合なので、もっと曲げればこのジャムを防げるのかは不明。
今のところこの問題以外は全体に改善しているのでちょっとこれ以上触りたくない感じだ。
肩づけした姿勢でスライドを動かせば、ほぼジャムらなくなった。
ポンプアクションはオートよりもシンプルかと思っていたが、いろいろ調整は難しいみたい。
次は26インチバレルの塗装にかかれるかな。
中が空っぽになった20インチバレルにインナーバレルを仕込んで、BB弾を撃てるようにする算段も考え始めているし…
2021年9月11日
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