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リファレンスブックを作りたい4〜今年はあまり数こなせてない…
と思ったが集めると結構な量になったテッポのリファレンス写真

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リファレンスブックを作りたい4〜今年はあまり数こなせてない…と思ったが集めると結構な量になったテッポのリファレンス写真

毎年恒例というわけでもないのだけど、せっかく実銃の写真と比較してどの程度リアルにできたかの写真を撮り貯めているのでその写真を集めてリファレンスブックのようなものを年末に上げている。

最初は何の気なしに昔やっていたテッポいじりの焼け木杭に火がついたような感じだったのでテッポのメカや整備のことをぼんやり書いているだけだったがせっかくいじるんなら昔あまりやれなかった見た目のリアル化に挑戦したいと思うようになってきた。

ある程度リアルになってきたと感じたら、今度はどの程度リアルになったかを実銃の写真と並べて詳しくみたくなってきた。

並べて観るとやはり実銃と手元のモデルガン・エアガンのテッポはあちこち微妙に違うので、手直ししたくなってくる。

これがだいたい沼にハマる道筋かな。


今年の収穫はRemingtonのM1100とM870をリアル化できたことかな。

もともと散弾銃好きで猟銃好きだったが、ちょっと前にはこの2挺のリアル化は困難だと思っていたので…

それと完全ジャンクというより、ほぼ不燃ゴミのような状態で入手したタナカワークスのBrowning High-Power Mk.IIIを完動品にまで持っていけて、外観もシャープに仕上げられた時も思わずガッツポーズだったか。



【ハンドガン】

MGC/Smith & Wesson M59

MGCのヒット商品の一つ、S&WのM59は前々から塗装し直したりいろいろ外観に手を入れていた。

今回はずっと昔から気になっていたMGCのハーフコックの位置があまりにも微妙すぎて、かかっているのかいないのかわからないという問題を修正した。





ハーフコックの位置を修正したMGCのM59
MGCはハンマーダウンとハーフコックがほぼ区別がつかないぐらいコック位置が低かったが
実銃はほぼハンマーヘッドが見えるぐらいに実際「半分コック」ぐらいの位置までコックされる
ハンマーに新しいハーフコックノッチを切ってこの位置でハンマーが止まるようにした
発火させるのなら破損の原因になるかもしれないがさせないなら見た目リアルな方がいい




(上)Smith & Wesson model 59「ブラックビューティ」実銃と
(下)MGCのM59「神田正輝モデル」モデルガン
下のハーフシルバーモデルはテレビドラマの影響で日本でヒットになったが
実銃の材質はスチールモデルもアルミフレームだったために
ハーフシルバーモデルの実銃というものはどうやら存在しないようだ
かなり実銃写真を探したが個人でアルミフレームをサンディングして
銀色にカスタマイズした写真しか見つからなかった
実銃M59は発売当時非常に不評だったためにあまり売れなかった
そのため上の全身ブルーイングに黒グリップのブラックビューティモデルは
非常にレアになり今ではアメリカのオークションで高値がついているのは皮肉



KSC/Beretta M93R

これも前々からあったが、スタンダードマガジンとは別にロングマガジン、折りたたみストックを入手した。

Beretta M93Rは機関拳銃という特殊なジャンルになるので、実銃は日本はもちろんアメリカでもヨーロッパでも司法機関以外には販売禁止、所持禁止となっている。

そのため個人で所有している人もまずいないし、司法機関・軍関係向けのカタログは公開されないものも多いので実銃の写真の収集は難航した。

アメリカのコレクターがブログに上げていた写真をよく見たらKSC製と書いてあったりで、向こうのコレクターも事情は同じ。

映画「ロボコップ」ではこれをプロップガン化したAuto9という銃が使用されたが、ロボコップ2だったか3だったかではM93Rの実銃が用意できなかったのでKSCのモデルガンが撮影に使用されたらしい。

それぐらいアメリカの映画コミッションでもアンタッチャブルな銃。





ロングマガジンを挿したままで折りたたみできるフォールディングストックは
実銃用の資料が見当たらないのでMGCのオリジナルデザインなのかもしれない
実銃資料で見かけるのはKSCが再現しているストレートなタイプのみだ



マルシン/Police Revolver(New Nambu M60?)

日本警察の従来の主力拳銃の新中央工業M60に似ているといわれるガスガン。

以前はいかにもパーカーっぽい強いつや消しグレーを落としてブルーイングをかけたが、マルシンのヘビーウエイトの通弊で時間が経ったら真っ黒に変色してきた。

ブルーイングを修復するよりも、もう退役間近な拳銃なのですっかりブルーイングが剥げ落ちかけている雰囲気に仕上げ直した。

この方がリアルになった気がする。





ブルーイングが黒く変色したので修復を諦めてスポンジの荒い方で研磨してみた
結果ブルーイングが剥げた退役間近のニューナンブという雰囲気になった




(上)新中央工業ニューナンブM60実銃(と思われる)と(下)マルシンのガスガンポリスリボルバー
マルシンのグリップパネルはテカテカだったが実銃は結構マットだ
という情報を得てサンディングして半ツヤに仕上げ直した



マルシン/MATEBA 2006M

もとはスポーツタイプを目指して設計された。

イタリアのローカルメーカーの競技銃で人気も出ないうちに経営不振に陥って消える運命にあったが、日本のアニメに登場したのがきっかけになったのか、だんだん名前も浸透してきて現在も細々と生産されている変わり種リボルバー。





マルシンのMATEBAはメッキモデルなので重量不足の対策で鉛ウエイトをどっさり仕込んだ
マルシンの木製グリップはマットなオイル仕上げだったが実銃は猟銃のような綺麗なストックが
ついているのでそのイメージに近づけるために亜麻仁油でストックを仕上げ直している




(上)MATEBA 2006M実銃と(下)マルシンMATEBA ガスガン
ガスガンはフロントサイトをファイバー集光サイトに交換している
MATEBAのサイトは見やすいとは言い難いのでマトに当てるつもりなら
この程度のカスタマイズは必要だと思う




(上)MATEBA 2006M実銃と(下)マルシンMATEBA ガスガン
マルシンのMATEBAで一番気になるのはストックの形
後端が切り落としたように尖っていたがエッジを面取りして実銃の形に近づけた
あとはバレルウエイトの形と色が次の課題かな



KSC/Beretta M8000 Cougar

動かない、スライドストップもかからないというジャンク状態で入手したガスガンを整備して完動品にしたもの。

ウ◯スタンアー◯ズと他の全メーカーが商標権問題で泥沼の訴訟合戦に入った時期の製品なので、刻印もグリップのマークもKSCとなっていたのをグリップパネルをBeretta純正品に交換して少しは見られるようになった。

ああいうメーカー同士の潰し合いは、結局ファンのトイガン離れを生み出して業界全体の衰退につながるだけなのでもうそういう争いはやめてほしい。

事実私がこの20年テッポアパシーになったのも、この泥沼紛争に嫌気がさしたのとウエ◯タン◯ームズの二枚舌、恫喝外交、訴訟乱発に嫌気がさしたからだった。
こんな害悪メーカーのウエスタ◯アーム◯はさっさと倒産して1日も早く業界から退場してほしいものだ。





とりあえずグリップパネルをBeretta純正品に交換して少しは見られるようになったCougar
グリップパネルはマガジンキャッチに重なる部分を少し削るだけの簡単な工作で取り付けできた




(上)Beretta M8000 Cougar実銃と(下)KSCのM8000 クーガーガスガン
もともとのフォルムの捉え方は秀逸なガスガンなので刻印問題は本当に残念だった
WAの訴訟はほぼ全面敗訴で「模型の刻印は商標権侵害に当たらない」が今のスタンダードのはず
それでも各メーカーはWAのスラップ訴訟が煩わしいのであえて刻印問題に立ち入らないようだが…
害悪は早く滅びればいいという感想しかない




(上)Beretta M8000 Cougar実銃と(下)KSCのM8000 クーガーガスガン
M8000はロテイティングバレルロッキングという独特なメカをもっているが
これを忠実に再現したなかなか精巧なガスガンだった
グリップパネルにBerettaマークが再現されただけで雰囲気が変わった



タナカワークス/Browning High-Power Mk.III

ブローニングのハイパワーは以前もM1935を取り上げたことがあったが、六人部設計の金型は非常に精巧だったもののシアーレバーやピストンガイドが100発も撃たないうちに折れてしまうという致命的な欠陥により長い間押入れの肥やしになっていた。

ジュラルミン製のシアレバーカスタムパーツを入手して一応撃っても壊れないガスガンになったので、長年の憧れだったMk.IIIにチャレンジしてみた。

ところがこのMk.IIIが大変な難物だった。

1発も撃たないうちにスライドが引いただけでぱっくり割れてしまった。

なんとかスライド交換部品を手に入れて、中身のメカを調整したがどうみても設計ミスだろうと思われる欠陥によりまともに作動しないガスガンに成り果てていたのを全面改修。

快調に動くようになった時は小躍りしたくなった。





タナカワークスハイパワーはMk.III
六人部ベースなのでスタイルは抜群なんだけどまともに動かないほぼ不燃ゴミ状態で入手した
苦心惨憺して動くようになったら外観のエッジの甘さが気になりだしてほぼ全面平面出し
塗装もやり直しとなったとても手のかかっている子




(上)F.N.Browning High-Power Mk.II実銃と(下)タナカワークスハイパワーMk.IIIガスガン




Mk.IIIはセーフティがアンビになりまた解除がやりにくい欠点を解消するために
セーフティレバーが延長されたハイパワーの近代化モデル
この改良のためにDAオートが普及するまでは最優秀オートだった
今でもファンは多いと思う




(上)F.N.Browning High-Power Mk.II実銃と(下)タナカワークスハイパワーMk.IIIガスガン
アンビセーフティはMk.IIIからオプションではなく標準装備になった
その代わりブルーイング仕上げは廃止され塗装かパーカライジングだけになった
上のMk.IIはブルーイング仕上げの最後の世代と思われる




映画「Body guard」のワンシーンとタナカワークスハイパワーMk.IIIでそのシーンの再現



マルシン・タナカワークス/Luger P08

マルシンはダミーカート仕様のモデルガンでタナカワークスの方はガスブローバックエアガン。

マルシンのルガーはゲーリングモデル・いわゆるゲリピーとかマニアが呼んでいるモデル。

エングレービングとグリップの彫刻は見事なんだけどこれもほぼジャンク状態で入手したためモデルガンとしての機能は全部死んでいた。

調整してみるとジャムも少なく動作も確実な快調なモデルガンだった。

以前から持っていたタナカワークスのガスガンと合わせて、プロイセン帝国最後の工業製品の雰囲気を味わえる。





マルシンのルガーP08ゲーリングモデル
金色の金属モデルガンには苦い思い出があるのだがこのモデルに限り金色の方がリアル
刻印やグリップの彫刻が見事で今のところルガーのメカを一番忠実に再現しているのもこのモデルガン




(上)DWM 9mm Parabellum Pistole実銃と(下)マルシンのルガーP08ゲーリングモデル




(上)DWM 9mm Parabellum Pistole実銃と(下)タナカワークスのルガーP08ガスガン
メカはいうまでもなくマルシンの方が正確なのだがプロポーションは
なんとなくタナカの方が雰囲気が近い気がする




金属のモデルガンを久しぶりに持ってみてその感触が蘇った
金属モデルガンにはABSやヘビーウエイトモデルにはないリアリティがある



マルシン/Walther P38

戦時中のドイツ軍の主力拳銃であり、戦後のドイツ連邦軍の主力拳銃でもあり、日本のアニメの盗賊の得物としても超有名な説明の必要もないテッポ。

ヘビーウエイトの地肌を研磨してABS丸出しのグリップをベークライト風に塗装した主に外観に手を入れたモデルガン。

ダミーカートモデル化するためにKSCのP230用の9mmACPダミーカートを合わせてみたところ、ちょっとした調整で装填・排莢も快調なモデルガンになった。

本当は9mmパラのダミーカートを使えるようにしたいが、かなり大掛かりな工作になりそうなので一旦は諦め。

いずれはショートリコイルロッキングメカのリアル化にも取り組んでみたい。

これもなかなか手の入れ甲斐がある子だ。





(上)モーゼル製作の1944年製Walther P38実銃と(下)マルシン ワルサーP38戦時モデル




KSCのダミーカートを使ってダミーカートモデルに改修




(上)Walther製作1945年製Walther P38実銃と(下)マルシン ワルサーP38戦時モデルモデルガン
実銃は終戦間際の1945年になるとかなり仕上げが荒い
どこまで実銃の雰囲気に近づけるかの判断はなかなかセンスが求められそう




(上)ワルサー製作1945年製Walther P38実銃と(下)マルシン ワルサーP38戦時モデルモデルガン
P38用のホルスターと一緒の風景




(上)モーゼル製作1943年製Walther P38実銃と(下)マルシン ワルサーP38戦時モデルモデルガン
一応今回リファレンスにしたのはこの写真でこのぐらいの仕上げが一般的なイメージ
グリップパネルの色合いもこのモーゼルモデルを参考にした



KSC/SIG Sauer P230

以前にもガスブローバックのP230は取り上げたが、本当は当時もガスガンよりもモデルガンが欲しかった。

積年の思いのモデルガンをやっと手に入れたので、塗装と鉛ウエイトを仕込んでリアル化、ダミーカートモデルに改修した。

その過程でKSCのデコッキングレバーについているセーフティバーは、ひっくり返せばデコッキングレバーがセーフティポジションまでオーバーランしないストッパーになっていることに気づいた。

ガスブローバックP230の『余計なお世話規格』のASGKセーフティを殺すことができて一挙に2挺ともお気に入りに。

というかこういう素晴らしい工夫があるなら、KSCも出し惜しみしないで情報をマニュアルにでも書いてくれればよかったのに。

このダサいセーフティのせいでガスガンのP230はずっと「いまいちなテッポ」という位置付けだったから。





KSCのSIG Sauer P230モデルガンをダミーカート仕様に
塗装はいつも参考にしている床井雅美の底本「世界の拳銃」をみてダメージドパーカライジングに
ヘビーウエイトではないABSのモデルガンだが鉛ウエイトを
仕込んでヘビーウエイト並みの重さにはなっているはず




(上)SIG Sauer P230実銃と(下)KSCのP230モデルガン



【ライフル・ショットガン】

マルゼン/Remington M1100

もともと散弾銃が好き、猟銃が好き…RemingtonのM1100なんかのクラシックグレードをどこかがモデルガン化してくれたら飛びついて買うのに…と思っていたがとりあえずマルゼンのガスガンしかないので、半分警察用みたいな中途半端なM1100を猟銃っぽくカスタマイズした。

苦労したポイントはバレルのベンチレーテッドリブサイトの工作とストック・フォアエンドのリアル化。

ベンチリブはこの当時は「アルミで作らなきゃ(使命感)」と思い込んでいたので結構苦労した。





猟銃っぽく加工したマルゼンのM1100
マガジンを短くして2発までに装填数を規制するマガジンアダプターも自作
ベチレートリブ付き24.6インチバレルに延長、スポーツタイプのストック・フォアエンドに木工
ストックも赤黒いニス仕上げを落として亜麻仁油で仕上げ直した
猟友会ベストと組み合わせてみた




(上)ドクターサイトを取り付けたRemington M1100実銃と
(下)RMRを装着できるようにしたマルゼンのM1100ガスガン
実銃の世界で流行っているオープンドットサイトも取り付けられるようにしてみた
これはなかなか実用的だと思う




(上)28インチリブ付きバレルのRemington M1100実銃と
(下)24.6インチリブ付きバレルのマルゼンのM1100ガスガン




(上)Remington M1100クラシックスポーツクラスのストックと
(下)マルゼンのストック加工したM1100
カメオやストックバットのホワイトラインなどの加工、
ぶっといグリップをウエザビータイプに削り出し
心残りはチェッカリングの再現ができなかったことだが
実銃はチェッカリングツールで彫っているのではなくデカいプレス機で
木にチェッカリングを押し付けて整形している
なので再現にはなかなかハンディがある




(上)Remington M1100実銃の銃口周りと(下)マルゼンM1100銃口周り
実銃はビーズサイトだがマルゼンには集光ファイバーサイトを着けて少しモダンな感じに
散弾銃の銃口は大抵は鉄パイプをぶった切ったままのような平たい形状が多いが
Remingtonには実用的意味はないが丸くクラウン加工がされている
その雰囲気も再現してみた




(上)Remington M1100実銃と(下)マルゼンM1100のレシーバー・フォアエンド周り
マルゼンのフォアエンドはまるでこけしの胴のような円筒形をしていたが
実銃はもっと複雑なカーブに成型されているので再現してみた
RemingtonのブライトなブルーはG.スミス.Sの銃1、銃2を
ステンレスシルバーの上から重ね塗りして再現した
レシーバーの刻印が再現できなかったのが心残り…




ショートマガジン化したM1100を元のエクステンドマガジンに戻してみた
アメリカのコヨーテハンターみたいな雰囲気になってこれはこれでいい感じ



マルシン/Winchester M1887

ジョン・ブローニングの若かりし日の作品。

レバーアクションライフルM1873、M1892で成功を収めたウインチェスターが、ショットガンも連発銃にすればこれも売れるに違いない…と企画したコーチガンの後継散弾銃。

映画「ターミネーター2」でシュワちゃんがバイクの上でくるくる回しながらぶっ放していたから印象に残っている人も多いと思う。

実際にはそれほど人気も出ず、ウインチェスターとしてはアテが外れた。

ブローニング自身もこの銃の出来には満足していなかったようで、のちにポンプアクションのM1897を再設計してこれはヒット作になった。

警察用として採用され第1次世界大戦ではフランスの塹壕戦にも使用され「トレンチガン」というニックネームももらった。





(上)Winchester M1887実銃と(下)マルシンのM1887ガスガン
レバーアクションのいかにも「西部の銃」という雰囲気を持ったM1887
マルシンはメカもスタイルもとてもリアルに再現していて
ガス漏れと当たらないという点を除けばとてもよくできたガスガン



APS/Remington M870

年の前半をマルゼンのM1100のリアル化でほぼ費やしたが、後半はこのAPSのM870のリアル化で費やした。

マルゼンはチェンバーレス・ボルトレスでガスタンクがストックバットを兼ねているという実銃とは全く違うメカアレンジで安全かつ快調に動く自動式散弾銃を再現していたが、APSはガスタンクをボルトの中に設置しそれ以外のレイアウトはかなり実銃に近いリアルなメカになっていた。

なのでマルゼンでは不可能に近かった実銃のストックの取り付け加工ができた。

競技銃としてはあまり見なくなったポンプアクションだが、実猟に出る人には相変わらずポンプアクションのM870支持者が多いそうだ。

そういう雰囲気でトラップにも猟にも対応できる…という雰囲気のM870に改修してみた。





マルゼンM1100と並べてみたAPSのM870
870の方はストック・フォアエンドは実銃用のものに換装
バレルを26インチスキートバレルに延伸、ベチレートリブ、中間サイト付きビーズサイト取り付け
交換チョーク・グリップエンドカメオ自作、銃2塗装で仕上げた
またAPSの持病の装填・排莢不良も調整済み




マルゼンはインナーシャーシにトリガーメカが組み込まれていたが
APSはトリガーメカがトリガーガードにユニット化されている実銃メカを忠実に再現している




(上)Remington M870 実銃と(下)APS M870ガスガン
フォアエンドは実銃用なので刻印以外は写真では違いがわからないかもしれない




(上)Remington M870 実銃と(下)APS M870ガスガン
M1100はちょっとバレルが短かったが今回のM870ではよく見かける26インチリブ付きバレルを再現




もともとAPSについていた20インチバレルは21インチに延伸してスラグ用バレルにした
サイト取り付けのためのカンチレバーも工作してスコープが載せられるようになった
シカやイノシシなんかを撃っている人がよく使っているレイアウトだ




(上)Remington M1100実銃と(下)APS M870ガスガン
上のM1100は26インチバレルに外装可変チョーク、21インチカンチレバー付きバレル
下のM870も同じように26インチリブ付きバレルに21インチカンチレバー付きバレルとして
銃砲店のカタログなどでよく見るこんな感じの写真にしてみた



GHK/AKM

それこそハドソンのモデルガンの時代から旧ソ連の主力自動小銃のAK47/AKMは気になっていたが、ハドソンにしてもマルイの電動ガンにしてもリアルじゃないなぁ…というのがかつての感想だった。

最近はガスブローバックでメカもリアルなAKが手に入るようになった。

GHKは実銃と同じ板金プレス製のレシーバー、積層合板のストック・ハンドガードなどが再現されており、後発の国産メーカー品よりもリアリティが高いと判断して手にした。





旧ソ連の旧型バヨネットの6kh3…のプラモデル
かつてLSが製作し現在マイクロエースから販売されているが
金型が古いため盛大な肉引きを起こしていて修正が大変な実物大模型
しかし修正さえ念入りにすればフォルムはとてもリアルでAKMにも取り付け可能
ブレードはゴム製なのであくまで観賞用の銃刀法完全適合品




(上)旧ソ連製(と思われる)AKMの無可動実銃と(下)GHKのガスブローバックAKM
GHKのプロポーションの捉え方、レシーバーやストックの質感は本当にリアル
GHKには金属製マガジンが付いてきたがプラのマガジンを
加工してベークライトマガジン風にしたものを取り付けている




(上)旧ソ連製(と思われる)AKMの無可動実銃と(下)GHKのガスブローバックAKM
ストックの仕上げは実銃の方がかなり荒い
グリップはテカテカのABSだったので実銃用のベークライトグリップに換装した




(上)AKM(およびAK47、AK74)の実銃分解図と(下)GHKのガスブローバックAKMを分解したところ
実銃と部品構成がかなり近いので分解・展開するとほぼ同じような並びになる
実はボルトがないという安全設計なのだが見かけは本物そっくり




GHKガスブローバックAKMのフィールドストリッピング(野戦分解)
分解の手順もほぼ実銃と一緒
ダストカバーを外すとリコイルスプリングの奥にハンマーにシアと
ディスコネクターが噛み合っているメカが露出するのもとてもリアル



東京マルイ/AK47

マルイの電動AK47は昔、フィールドに出ていた頃の愛用銃。

マルイが電動FAMAS、M16の次ぐらいに出した長もの電動だったと記憶している。

頑丈だし多弾数が可能なのでゲーム向きではあったが、見かけがプラスチックしててリアルではなかった。

見かけを改善するため木製のフォアエンド・グリップに換装したが、グリップがモーターを納めないといけない都合上ぶっとくて形も変だった。

今回AKM用にLCTのグリップを注文したが、間違って電動ガン用のグリップを注文してしまった。

返品するのも申し訳ないので加工してマルイにつけてみたところ、怪我の功名で意外にリアルなフォルムになった。





(上)実銃のAKS47と(下)東京マルイのAKS47電動ガン
LCTの電動ガン用のグリップはそのままではつかずリューターで盛大に削ったが
一番気になっていた変な形のグリップが改善されたのでなかなか悪くない見かけになった
ABS製ではあるがベークライト製っぽく気泡を入れてフレアの雰囲気は出している


2021年12月15日
















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