KSC ベレッタM8000 クーガー〜ポリッシュしすぎてエッジに下地のABSが見えてきたので再塗装〜映画に登場するプロップも
元ジャンクだったKSCのM8000クーガーを平面出し・エッジ出しして塗装した話を書いたが、塗装をスポンジポリッシュしてパーカライジングが少し禿げたようなエイジングをかけたところ、ちょっとやりすぎてエッジに下地のABSの黒が出てきてしまったので再度塗装し直した。
実は前回の写真の細かいところを見てもらうとスライドのエッジに、下地のABSの黒が出てしまっているのがちょっと見えている。
このままで良しとしようかと思ったが不完全なテッポを何梃も集めても仕方がないと最近思い始めているので気になるところがあるテッポはすべて気がすむまで手を入れることにした。
それで再塗装・再ポリッシュして完成したのだが、このタイミングで部品取り用にBerettaの刻印入りのKSC M8000ジャンクをもう一挺手に入れてしまった。
スライドの「KSC CORPORATION」の刻印だけが残念に思っていたので、もうここまできたらニコイチにして完全版のクーガーをでっち上げることにした。
その話はまた次。
問題のKSC クーガーがどうもウエ◯タンアー◯ズの訴訟を抱える前のものだったようなので、その辺もまた比較して見たい。
それとクーガーがプロップで登場する映画の話など…
今のところのKSC M8000の最終形
特にスライドの左側エッジが前回磨きすぎて下地のシルバーもハゲてABSの黒い地肌が見えていた
気になりだすと気になるので結局塗装をやり直してまたスポンジポリッシュをかけた
エッジの剥がれはやや控えめにしたところ今度はABSの地肌は見えなくなった
スライドとバレルも再塗装をかけた
例によってセーフティのレッドインレイは下地に白を入れてその上から赤を塗った
クラウンを直したアウターバレル
エッジはほんのわずかに下塗りのブライトステンレスが見える程度に抑えた
そうなると唯一の心残りがスライドのKSC CORPORATIONの刻印
と思っていたらKSC初期のBerettaの刻印が入ったM8000のジャンクが手に入った
スライド前端の半ミリ程度の剥がれなんだけどすごく目立つ場所だったので気になっていた
それを直したのでいい気分だったのだがせっかくなのでニコイチしてBeretta刻印にするかな
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX
Beretta M8000 Cougarが登場する映画についてまだ書いていないことに気がついた。
実銃もそれほどの人気プロップというわけでもないのでメジャーテッポの割には登場するフィルムは少ない。
少ないんだけど銃器に詳しい人には使ってみたくなるようなテッポみたいで、使われている映画は渋いものが多かった。
クリストファー・ノーランの「メメント」とか…
「攻殻機動隊」もここでは何度も触れているけど、このテレビアニメシリーズで何度か登場している。
2nd GIGのラスト近くで女性総理大臣が更迭され国家反逆罪で拘束されるシーンでSP達が使っていた。
そちらは遠目でチラッと見える程度だが1st SEASONのテレビアニメシリーズではロンドンに出張した荒牧が強盗事件に巻き込まれるエピソードでしっかり描かれている。
かつての淡い恋心を抱いた女性がロンドンでワインファンドを
経営しているので尋ねたところここに強盗が押し入ってくる
強盗の一人がベレッタM8000クーガーを持っている
クーガーは独特の直線的な「四角い」デザインなので遠目でも割と目立つ
ワインファンドに押し入った強盗は単純に資金を強奪するつもりだったが
あり得ない早さでロンドン警察が駆けつけてしかも警察は
有無を言わせず全員を射殺する方針なのがすぐに判明する
この異常な手回しの良さに荒牧は隠された陰謀を見抜く
同アングルのKSC クーガー
ミッション-インポッシブル/ゴースト・プロトコル
クーガーが登場する映画を探していて前から気になっていたシーンを見つけた。
ミッションインポッシブルシリーズの今回の任務は、盗まれた核攻撃の命令コードを奪還すること。
ところがこのコードを奪い返したと思ったら、謎の美女ヒットマンが現れてコードを横取りされてしまった。
作戦は失敗した挙句、メンバーを回収に来た上司は謎の敵に襲撃され暗殺されてしまい、イーサン・ハント(トム・クルーズ)らにクレムリン爆破の嫌疑もかけられ本国との一切の関わりが否定され支援も得られない「ゴースト・プロトコル」が発令されてしまう。
孤立無援・絶体絶命のイーサンらが立てた核攻撃コード奪回作戦とは…というような話。
謎の美女ヒットマン・サビーヌ・モローのボディガードとイーサンらのチームの格闘戦
クーガーを突きつけるボディガードの腕を掴んで一瞬でスライドをフレームから分解してしまう
以前こんなシーンをどこかで見たがこんなことが可能なのかと書いたがここで見たんだった
ベレッタには確かに相手にテイクダウンレバーを操作されて銃を分解されてしまう欠点が
あると読んだことがあるが本当に実戦でこんなことができるのかは不明
でもその反撃テクニックを再現したシーンはここで見つけた
これで完成と思っていたらBeretta刻印のスライドが手に入ったのでまだまだ続くクーガー編
遠回りした気はするが比べてみると実銃用グリップはやはりKSCオリジナルより高級感があるので
この組み合わせは最終的には正解だったかも知れない…完成してから考えるけど
2022年2月2日
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