マルゼン・Walther P99のマガジンガス漏れ修理〜パッキンOリングを入手してガスダダ漏れを直したけどグリースだけでもよかったかも…
3年ぐらい前に入手してチラッと取り上げたマルゼンのWalther P99が持病のガス漏れを起こして全く動かなくなっていた。
最初からガスをチャージすると少しずつガスバルブから漏れているような感じはあったが、ついにダダ漏れになってしまいガスチャージをする側からバルブから生ガスを吹いて全く充填できなくなっていた。
マルゼンのブローバックガスガンにはマガジンがガス漏れしやすいという持病があることは定評がある。
それを治す方法はいろいろネットに情報があるんだけど、一通り試してみたがなかなかどれも効果が薄い。
バルブのOリングをカサ増しするとかマガジンを温めてボンベを上向けにガスを少しチャージするとかいろいろ書いてあるけどどれも効果がなかった。
そこでバルブのOリングを購入して交換してみることにした。
ガス漏れを起こしているのはマガジンのバルブのボタンの
隙間部分なのでここの気密が破れているのは明らか
そこのシーリングをしているOリングとみて新品を入手した
バルブをマガジンから抜いた
バルブの分解はこのEリングを精密ドライバーの
マイナス小で抉って抜くとバルブのカバーが外れる
バルブシャーシとバルブに分解できる
Oリングはそれぞれ大小2本付いている
このOリングを抜いて新品と交換
たっぷりシリコングリスを塗る
最初のうちこそバルブから少しずつガスが漏れる音がしていたがガスをフルチャージして
数チャージ動かしたらグリスが馴染んできたのか完全にガス漏れが止まった
せっかくなのでマガジンにBB弾をフルロードして例によって7メートル半の距離でターゲットを撃ってみた
結果グルーピングは6〜7センチというところでなかなか悪くない
紙ターゲットの写真を撮るのを忘れていたがCQB用なら充分ゲームで使える
古いモデルなのでブローバックのキックはとても強いとは言えない
カスタムパーツでキャストのアルミスライドも販売されているが当然スライドが重くなるとキックも弱くなる
そこで重量不足はレシーバーのダストカバー内におなじみの鉛シートでウエイトを入れた
しばらく様子を見ているがガス漏れは完全に止まった
交換したOリングは見たところ劣化して硬化している感じではなかったので
ひょっとしたら完全分解+シリコングリスだけでも改善したのかもしれない
でもまあ完全動作状態に戻るというのは何回経験しても気分がいいのでよしとする
そういえば前回あまりイメージ写真を撮っていなかったから改めて…
マルゼンのP99の特徴のコッキングインジケーター
ストライカー方式のオートでコッキングインジケーターを再現しているトイガンは珍しい
ここがマルゼンP99の一番好きなところだったりして…
(上)Walther P99実銃と(下)マルゼンのP99
リファレンス用の写真を撮りなおしてみた
外観は前回と全く変わらんけどね…
2022年2月19日
|
|