マルゼン・Walther P99のブローバックが弱い〜マガジンの調整でキックを強くできるかやってみたところ成果あり
先日マガジンのガスバルブのOリングを交換してガス漏れを修理したマルゼンのP99だが、BB弾を籠めて試射していた時は快調だったのだがBB弾を籠めずに空撃ちしているとスライドの動きが遅くなるという症状が起きていた。
冬だから、しかも今寒波だからガスブローバックが調子悪いのはある程度仕方がないのだが、十分温めたマガジンでもキックが弱い気がする。
元々マルゼンはブローバックのキックは弱めだったが、ここまでスローではなかったはず…ということで調整してみた。
いくつか試したことがあるが、途中の試行錯誤は省いて結論だけいうとガスバルブをマガジンから半回転だけ抜く方向に回転させたらキックが強くなった。
ガスの噴出量が増えたからで、当然燃費は悪くなるはずだがゲームに参加する気がないのでそこは気にしない。
ガスの流れるルートを確認した
マルゼンの一見2ウエイに見えるこのノズルの構造だがガスは
チェンバーに噴出しながら一部この真鍮のガスカフスの中に流れ込む
流れ込んだガスの圧力でこの真鍮カフスが少し吹き戻されその隙間から
ブローバック用のガスが後ろのノズル穴からシリンダーの中に流れ込む
最初このカフスが経年劣化で動きが悪くなったのかと思ったがそうでもなさそうだった
ガスバルブの外側のOリングも2重になっていたのでひょっとして
ここでガス流量を調整できるんじゃないかと思ったらビンゴだった
精密ドライバーでバルブを半回転だけ緩めてみる
これでもガス漏れが起きないことも確認した
そしてBB弾を籠めずに空撃ちしてみたらビシッとくるキックが再現できた
夏場ならかなり強いキックになるはずだ…こういうことができるとは知らなかった
ただし流量が多くなるわけだから当然燃費は悪くなるはず…まあワンマガジン撃てれば充分か…
ウエイトも入れて少しズッシリとなったしブローバックのキックも強くなった
何よりも動かなかったのが動くようになったのでしばらく手元のテッポはこいつかな…
2022年2月21日
|
|