マルゼン・Walther P99のサイレンサー用アウターバレルがかっこ悪いのでスレッデッドバレル風に〜KM企画の逆ネジアダプター
マルゼンP99の調整がうまくいったので外観もいじりたくなって来たので、バレルのアダプターを手に入れた。
サイレンサーが付属するタクティカルモデルなので、ワルサーのマーク入りサイレンサーとそれを取り付けられる金属アウターバレルがもともと付いている。
ただこのマズルの内側にねじ切りしてるバレルがあまりリアルではないなと思っていた。
純正のサイレンサーも細すぎて映画の小道具的でリアルではない。
SOCOMサウンドサプレッサーがあるので、KM企画の14mm逆ネジアダプターがあればこれが取り付けられるはず…
KM企画のマルゼンP99固定スライド・ブローバック共用14mm逆ネジアダプター
パッと見た時にバレル側のスリーブが長すぎると思ったがやはり問題が起きた
(左)14mm逆ネジアダプターを取り付けた銃口と(右)マルゼンオリジナルの内側がねじ切りされたバレル
実銃ではライフリングにネジを切るなんてありえないのでオリジナルバレルはリアルではないなと思っていた
映画の小道具だとこういうのがあるようだが実銃は左のスレッデッドバレルに14mmをねじ込むスタイルが多い
ただこれを取り付けるとインナーバレルがスリーブに引っかかってスライドが引けない
つまり動かないのでスリーブの口を面取りしてみたが完全にインナーバレルとぶつかる
解決法は3つ…逆ネジアダプターのスリーブを切ってしまうかインナーバレルを切ってしまうか…
しかしアウターバレルが下がるとネジ4巻ぐらいしか余裕がないのでスリーブを切ると強度が心配
せっかく7.5メートルで6〜7センチのグルーピングを
叩き出しているのにインナーバレルを切ってしまうのも勿体無い
最後の解決法はブローバックを殺すか…実はこれが一番リアルなはず
(上)マルゼン(ワルサー)オリジナルサイレンサーは軽いが(下)SOCOMサプレッサーは
本物ではないはずなのにかなり重くマルイのM&P9につけても作動不良を起こす
PX4でかろうじて動く感じなのでP99ではスリーブやバレルを切ってもおそらくまともに動かない
ならば実銃もよくやるようにスライドを固定にして消音効果を最大にする…
という口実でブローバックを諦めてしまうか…手でもスライドを引けないのでこれも工事を伴う
どの方法で解決するか悩み中なので今のところサプレッサーとアダプターは
ただのドレスアップパーツで作動しないのだが見た目はかなり厳つくなる
「Walther純正」のサイレンサーがどうにも細くてカッコ悪かったのでとにかく見た目だけは挽回
ちゃんと小道具と一緒に並べてみた
サプレッサーを外したらスレッデッドバレルが露出してる方がやはりリアル
そしてガスブローバックの中ではもう最古参に入るマルゼンの見慣れたP99も
スレッデッドバレルをつけるとちょっと強面な印象に変わるから面白い
以前にも書いたが映画なんかでサイレンサーをつけた銃を撃つと「プシュッ、プシュッ」とかいう空気が抜けたような音がして暗闇に紛れて暗殺者が次々敵を倒していく…なんてシーンがあるが、あの空気が抜けたような音は音響効果さんが作った音で、実際にはあんな音はしない。
だいたい「サイレンサー」(消音銃)なんて呼び名も映画の中だけのことで、サウンドサプレッサー、またはサウンドリデューサーというのが本当。
意味は「銃声を減らす」ということで「消す」わけではない。
銃声もそんなに変わらないが音の大きさは確かに変わるので、銃声を聞いた敵が距離を錯覚して遠くの敵かと思ったら相手が目の前に現れて不意をつかれる…というような効果はある…というかむしろそれが狙いで銃声を完全に消して相手に気づかれないなんてことは不可能。
また普通の銃にサウンドサプレッサーをつけるだけでは、リボルバーの場合はシリンダーギャップから、オートの場合はエジェクションポートから音が漏れるので減音効果はほとんど期待できないんだそうだ。
オートの拳銃の場合はスライドを固定して、エジェクションポートが射撃のたびに開かないようにするのが本当のサプレッサーの使い方。
だから特殊部隊のサプレッサー銃は1発ごとに手でスライドを引いて手動で排莢・装填をする。
せっかくのアダプターだがどうせバレルやスリーブを切ってもまともに動かないだろうから、むしろブローバックを殺して手動でスライドを引くようにすれば逆にリアルになるかもしれない。
そこまでやるか撮影用のドレスアップパーツと割り切るか…というところが悩みどころ。
スレッデッドバレル(ねじ込み式バレル)がついただけで印象が変わるP99
残念ながら装着したままでは撃てないのだが撃てるようにするかどうかは思案中
2022年2月24日
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