Colt 1861 Navy カスター将軍の銃〜メッキを補修続報…めっき工房の24K金メッキの厚付を購入してテスト〜やはりキレイ
カスター将軍の銃ことフランクリンミント(マルシン)のColt M1861Navyのメッキ補修を「めっき工房」を手にいれてやったところなかなかの仕上がりだったというのが前回の話。
特にニッケルメッキはしっかり厚みが出て下地の銅メッキが見えかかったところがキレイに銀色に光るようになったのはいいが、金メッキが色が薄いのが気になっていた。
金色があまり色が濃いのも好きではないのでホワイトゴールドみたいな淡い色が好みなのだが、標準液はやはり色が薄いような気がしたので「24Kメッキ液厚付」を入手した。
使ってみて注意点はやはり標準液と同じで、液はたっぷりつけること、電池やフエルトはケチらないこと、メッキ液を塗るというよりは載せるというイメージでペン先をゆっくり動かすこと…あたりがコツかな。
追加で入手した24Kメッキ液「厚付」
追加といいながらこのボトル1本だけで11,000円と本体セットよりもお高い
24Kの含有率が標準液の5倍ということなので原料は金だから仕方ないのかも
なお「開封後は1ヶ月以内に使い切ること」という注意書きがついていた
強酸の鍍金溶液だからだろうが食品並みの消費期限だ
厚付24Kメッキをかけてみた仕上がり
よくみたら金色だったという「上品な」標準液と違ってはっきり金色になる
一応完成形になったのでシリンダーに鉛弾もしこんだ
シリンダーとハンマーの金メッキ
こちらは先日の標準液で仕上げた金メッキ
どちらも金メッキではあるがこの通り色合いには明確な差がある
それと先日ハンマースクリューのテールがメッキ補修漏れで銅色が残っているのに注目
金メッキを「厚付」でかけ直したフレーム右側
それとハンマースクリューの先端もニッケルメッキをかけ直して銀色になった
一番目立つのはシリンダーとこのローディングレバーの金色
やはりここの色が薄くなっていると古びた感じになるので復元したら真新しいイメージに変わった
ハンマーの仕上げ
このエングレービングは水牛のデザインなのかな
アクセサリーに鉛のミリタリーボールと一緒にガンスタンドに立ててみた
シリンダーにも鉛弾を込めてある
(上)先日も取り上げたパーカー中尉に贈られた61Navy実銃と(下)フランクリンミントのカスターの銃
写真を色温度低めに補正するいつもの加工をかけてみた
逆に少し色調を色温度高めに補正してみた
青っぽくなると色合いの違いがはっきりする
(上)ブラスグリップと彫刻入りスタグホーンのついた実銃と(下)フランクリンミント・カスター将軍の銃
アップで撮ると残念ながらメッキ表面の腐食跡のザラザラは完全に消えていない
これはもう年代物のメッキものでは仕方がないことなのだが上の写真でもわかるように
実銃のニッケルメッキも結構腐食でザラザラになっているのがわかるのでリアルとも言える
一番見栄えに影響するシリンダーがキレイになったのでまあ満足な仕上がり
ところで以前も触れたがこれがパーカッションタイプのNavyのレストポジション
プライマーにハンマーが当たっていると落とした時に暴発するのでニップルの間に
ハンマーを置くためにポッチがありハンマー側にもこのポッチを咥えるくぼみがある
トリガーガードがあるフレームにニッケルメッキを掛け直した
くすんでいた色合いが改善した
ストックバット部分のニッケルメッキも掛け直したのでさらに光沢が増した
ところで開封後1ヶ月で使い切れとの注意書きが衝撃的だったので
この後の取り掛かろうと思っていたラインナップが大幅に変更になる
しばらくはメッキの補修の話題が続くと思うがあしからず
2022年3月27日
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