AUGの外装・アクセサリーをいろいろ付け替えてみた2〜着せ替え人形遊びの続き…サイトなどをいろいろつけてみた
リカちゃんお出かけセット・パーティセットを入手して着せ替え遊びの続き…
GHKのAUGが外観・メカともになかなかリアルなのでいろいろアクセサリーを揃えて、いろいろなシチュエーションの組み合わせを撮影したくなった。
今回はオーストリア軍のほぼ制式のAIMPOINT-M2を乗せたバリエーションを中心にイメージして組み合わせてみた。
1970年代にスワロフスキーの低倍率スコープを載せて制式デビューしたAUGのミリタリーバージョンStG77だが、近代化の波が押し寄せてバージョンもA3となった。
しかし制式採用から45年、開発開始から数えれば実に52年もの歳月が経つなかなかの年増であるにもかかわらず、AUGはその基本的なメカや外観をそれほど変えていない。
1977年にオーストリア軍に採用されたStG77カービンモデルことAUG/A1
試作段階でキャリーハンドル兼用オープンサイトを載せていたが
照準線が短く命中精度が低いと評価されたためにスワロフスキーの
1.5倍固定のスコープを標準で載せて制式採用を勝ち取った
おそらく2020年ごろに撮影されたと思われるオーストリア軍の模擬射撃訓練風景の写真
使用しているのは16インチバレルのAUG/A3でA3タイプのスワロフスキー固定スコープと
その上にはAIMPOINTのM4かM2あたりをFDEカラーのままで載せている
他の画像でもほぼ全員がこの装備なのでこれが今のオーストリア軍のほぼ制式な組み合わせらしい
固定スコープは拡張性を考慮して3面にピカティニーレールを装備している
AUG用に入手したAIMPOINT/M2レプリカを16インチバレルのGHK/AUGに載せてみた
フラッシュサプレッサーも現用型の2列ホールの型に交換している
M2は意外に視野が広くRMRなどよりもレティクルを見失わない使いやすいサイト
オーストリア軍がスワロフスキーにこだわらずM2やM4を採用した理由がよくわかる
M2にバックアプのアングルドオープンサイトをつけた組み合わせ
もしAUGをサバゲに持ち出すならRMRやEOTECHではなくこの組み合わせで行くだろう
もっともサバゲに使うつもりならAUGなんか使わないしガスブローバックではなく電動だろうけど
このM2はなかなか強い色合いのルビーコートのレンズがついている
AIMPOINTはそのまま載せるとやや高さが足りないのでハイマウントのアタッチメントもつけている
このアタッチはボタン・レバーのワンタッチで取り外し・取り付けができるアイデア商品なのだが
なぜかガタガタしてがっちり固定できない中途半端なマウントだった
あとAUGのスリングスイベルは非常に使いにくい位置についているので
スリングスイベルアタッチメントをレールにつけてスリングの位置を変えている
レールに何もつけていない実銃AUG(上)と何もつけていないGHKのガスブローバックAUG(下)
このピカティニーレールサイトマウントは長いタイプとこの短いタイプが
実銃には存在していてGHKはこの短い方をモデルにしているらしい
微妙にラインが違うがほぼ正確なプロフィールだ
実銃のAUG訓練風景(上)とGHKのAUG(下)
現在のオーストリア軍では接近戦ではほぼデフォルトのスワロフスキーは
使わないようでキャップを閉めたまま上のAIMPOINTばかり使っている画像が多い
この2段積みの雰囲気を出したくて3面レール付きのスコープを載せてみた
(上)AUG/A3を使用するオーストリア軍訓練風景(下)サイト2段積みを試してみたGHK/AUG
まあカッコだけのリカちゃんお出かけセットですw
重いしレール付き中華スコープは魚眼レンズのように像が
歪んでいるので実用性はゼロだけど格好は物々しくて好きかも
AIMPOINTのM2タイプのサイトは等倍でレール付きスコープは3-9Xのズーム
最近はやりのイルミネーションレティクルなのだが暗いところでは明るすぎて
対象が見えないし光が漏れて自分の位置がバレバレになるし
明るいところではイルミネーション自体が意味がないので完全にオモチャスコープ
今は5000〜15000円程度のものはみんなこんなズーム・イルミネーション付きのオモチャで
固定のしっかりしたサイトは5〜6万円以上出さないとまともなものがないのが現状
昔もこのクラスはオモチャだったけどもう少しちゃんとした光学製品だった気がする
性能はともかくカッコだけで選んだサイトの組み合わせだけど
オーストリア軍実銃はやはりスワロフスキーの上にAIMPOINTを載せた
組み合わせなのでなんとかこれを再現しようと今のところ部材待ち
それまではこの組み合わせで雰囲気だけ楽しむことにした
前回チラ見せしたPintyのT1タイプのサイトも
ハイマウントアタッチメントに載せて中華ズームスコープに載せてみた
この組み合わせもPintyの方はアイレリーフも十分なので使えそうだが
ズームスコープの方はイルミネーションこそ明るすぎないものの像の歪みが
完全に魚眼レンズで4-12Xのズームなのでズームアップすると視界がぐりぐり動いて酔いそう
完全にカッコだけのパーティーセットよ…
この組み合わせはでもモノがもうちょっとちゃんとした物だったらありそうな組み合わせ
Pintyは小さくて軽いわりには視界が広いのでそのうちハンドガンにもつけてみたいと思った
このGHKにもともとついてきたフロントレールアタッチメントと
EOTECHをつけてフラッシュライトも着けるとCQCっぽくなる
(上)AUG/A3実銃のCQCオプションと(下)GHK/AUGの同様の組み合わせ
(上)実銃CQCオプションのAUFG/A3と(下)GHKのAUG・CQCオプション
(上)AUG/A3実銃のCQCややスナイパー寄りオプションと(下)GHK/AUGややスナイパー寄り
実銃と似た組み合わせに着せ替えて日々楽しんでます…
(上)AUG実銃のボルトキャリアとロテイティングボルトユニット(下)GHK/AUGのボルトとガスピストン
AUGというと一時期フィールドではマルイの電動AUGのサイレントカスタムとかハイサイクルとか
よく見かけただろうけどそれじゃなくてGHKをベースにしたかったのはひとえにこれ
このボルトユニットとシアボックスのメカのリアルさがGHKの最大の魅力
ベースがいいから着せ替え遊びも楽しくなるのよ…
フロントレールユニットとAIMPOINT/M2風サイトの組み合わせ
もし実銃で接近戦やるのならこの組み合わせはありかな
実銃でインドア接近戦をやるならレーザーポインターは威嚇の役にしか立たないと思う
しっかりやりあうなら視界の広いダットサイト一択だろうと思っていたので
この組み合わせが最強だと思う
サバゲの場合はオープンサイトを右ではなく左につけるかな
エアソフトガンはホップアップのズレが大きいからなるたけ銃を斜めにしたくないし…
というかマグチェンジや装弾数に制約があるAUGをそもそもゲームでは使わないかな
さらにいえば狭いフィールドなら1000連発も可能な電動ガンを選択するだろうけど
バックアップオープンサイトを左側に着けた組み合わせ
右利きの場合これなら銃を斜めに傾けなくてもオープンサイトで狙える
サバゲ向きなレイアウト…繰り返すがもしサバゲに持っていくならガスAUGという選択肢はないが…
マルイの電動AUGミリタリーに14インチのカービンバレルを装着した
いろいろゴテゴテ着けるとAUGも今風のいかついテッポになるのだが
もとはこんなスマートで未来的な曲線を持ったテッポだった
1980年代にはほぼこのまま無加工でSF映画に登場したぐらいだった
こちらは16インチバレルを着けたマルイAUG/A1ミリタリーバージョン
昔は20インチバレルを着けたAUGが好きだったが今はこの
16インチバレルを着けているAUGが一番バランスがいいと思っている
(上)AUG/A1カービン16インチバレル実銃と(下)東京マルイAUG/A1カービン
16インチバレルはM4カービンと同じ長さ…それでこのコンパクトさ…
となるとブルパップのメリットは短い銃でこそ際立つ
こうして比べてみると25年も昔の製品だが外観の特徴はよくとらえたエアガンだった
ミリタリーに着いていた20インチバレルは今こちらにきている
例のラスベガスで目撃されたマリン救難セットAUGは16インチバレルだったが
20インチのこの組み合わせもなかなか悪くない…派手な色にロングバレルは似合うと思う
AUGの未来的な曲線で思い出したが、AUGという銃を初めて知った映画は「ダイハード」でも「ロボコップ2」でもない。
この映画だった。
「ダークサイド・オブ・ムーン」
おそらく誰も知っている人がいないだろうという超B級SF映画。
あまりにもマイナーすぎていつも紹介するプロップガンのデータベースサイトにも収録されていない…おそらくアメリカ人もほとんど知らないアメリカ映画。
英語のタイトルは「The Dark Side Of The Moon」なのに日本語タイトルはなぜか冠詞抜き。
そんな序の口で突っこんでいてはいけない。
時は2022年…宇宙のメンテナンス船「スペースコア1」が任務中に突然船の全機能が停止、忽然と1990年代に宇宙で行方不明になったスペースシャトル「ディスカバリー号」が目の前に現れる。
30年前に消息を絶ったシャトルに乗り込むと乗員の凄惨な死体を発見。
その時スペースコアとディスカバリー号は月の裏側へと吸い寄せられだした。
そんななか船内で不可解な殺人事件が起こり始める…
というような内容で、行方不明になった船が忽然と現れるバーミューダトライアングルと同じ現象が宇宙でも起きており、その座標を計算すると666という悪魔の刻印の数字をコンピュータが弾き出し、乗組員に乗り移った悪魔が次々と殺人を起こしているが、乗り移られたのは一体誰だ…というB級ホラー映画の要素を全部てんこ盛りに突っこんだサービス満点の映画だった。
乗組員の中に元海兵隊員がいて船の倉庫からAUGを発見し
「これは最新型のブラスターガンだ。どんなものでも完璧に破壊できる。ニカラグアでこれがあったならなぁ…」
とか傭兵っぽい台詞を言うシーンがあったが、その割には戦闘シーンはお化け屋敷を進む女子高生みたいなモタモタした感じで、構えているのも上のビデオジャケットに写っている通り超どノーマルなAUGのサイトの上にライトをつけただけの超超お手軽SFプロップガンだった。
悪魔の座標を算出する高性能人工知能も、超「人型」のものすごいアナログインターフェイスだし、遠い未来の設定だった2022年はもう今年、4分の3が終わろうとしている。
スペースシャトル「ディスカバリー号」は別に行方不明になることもなく2011年に退役して今ではスペースセンターのシンボルとして展示されている。
そしてAUGももうかなり姿を変えているよ…とか90年代のキッチュ映画は突っ込みどころ満載でとても楽しい。
今にして思えば、この映画がAUGを見た最初の映画だった気がする。
とっくに絶版だと思うけど、どこかにビデオないかなw
2022年9月27日
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