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WEのL85A2ガスブローバック3〜使い物にならないSUSATサイトに
見切りをつけてピカティニーレールとELCANをつけてみた

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WEのL85A2ガスブローバック3〜使い物にならないSUSATサイトに見切りをつけてピカティニーレールとELCANをつけてみた

L85を最近いじっているがサイトがどうも納得がいかない。

G&Gの純正のSUSATサイトはサイトビューがリアルでもないし、かといって実用性もほぼゼロで「SUSATをつけている」という雰囲気を楽しむだけの製品だった。

それにしては2万5千円はちと高い気がするが、SUSATに関しては作っているところがほぼない(もう一社はG&GにOEM供給しているらしいので実質1社しか作っていないようだ)なのでSUSATはもうディスプレイ用と割り切って少しはマトを狙えるようなサイトをつけたい。

L85はまだまともに狙えるサイトがないので実射テストもしていないため当たるテッポなのかどうかもよくわからない。

当たるような雰囲気はあるんだが…

実銃の写真を集めていてだいたい最近の実情がわかってきた。

やはり英軍は50年間眠っていたようなSUSATに見切りをつけて今風のサイトに載せ替える方向性のようだ。

ACOGへの換装が進んでいるとWikipediaだかどこかには書いてあったが、写真を見ているとELCANのSPECTORが多いようだ。

SPECTORの上にDOCTORサイトを補助サイトとして載せているような組み合わせが多いように思った。

このサイトも気になっていたので載せ替えてみた。





G&Gの電動ガン用のSUSATサイトを調整してWE-TECHに載せる…ことが
できるんじゃないかと思ったがとてもじゃないが調整しきれるような代物ではなかった




見た目はとてもリアル
クソ重いのもリアルでそうでなくてもクソ重いL85が
これのせいでもう一段重くなっている
英国兵はこれのおかげで体は鍛えられたろうが
実戦向きではないのはこの中華レプリカからも十分察することはできる




照準点がどうやってもサイトビューの真ん中に来ないしかといってオベリスクサイトを
忠実に再現してくれているわけでもなく…実用性もリアル感もない見かけだけのオモチャ
飾っておくにはいいかもしれないがL85が当たるテッポなのかどうかが未だにテストできない




(上)ELCANのSPECTORとフロントレールシステムをつけたL85A2実銃と
(下)WE-TECH L85のガスブローバックL85
ELCANの実物は代理店サイトで25万円ほどの値段が
ついていたのでこれまた中華コピーをつけてみた




ACOGの取り付けはグースネックマウントという英軍特注の部品でつけられている
ACOGとSUSATは取り付け基部の形状が違うからACOGに合わせて「雁の首」マウントを
開発したらしいが素直にピカティニーを採用すればいいのにこういうところが英国面
NATOスタンダードには素直に合わせたくないというBREXIT精神炸裂




結局現在はピカティニーレールマウントアダプターを
採用しているようなのでそれっぽいものを入手した
ACOG以外もテストしたいので…




ELCANのSPECTORサイト(のレプリカ)
上に載っているのはドイツのDOCTORサイト(っぽいレプリカ)
見た目はなかなかリアル




刻印がリアル
サイトのゼロインの調整法もレティクルを調整するのではなく台座の方向をダイヤルで
調整するのがSUSATと同じで更新はほぼ訓練なしにできるから採用されているのかな
DOCTORサイトと別にオープンサイトもあってこれはセンターだけでなく左右に移動できる
フロントサイトも少しだが調整できるところがSUSATよりは多少実用性は上




SPECTORサイトの左側にはスコープ倍率の変更レバーがついているがこれはダミー
しかし実物は等倍と4倍を切り替えができるのでこの一点がSUSATより実用性が高いと思う
残念ながらこのレプリカはそこまで再現してくれていなかったが…




取り付けはガタもなくしっかり固定できる
SPECTORはグリーンコート、DOCTORサイトはルビーコート




サイトビューはなかなか鮮明だがポイントのイルミネーションがちょっと暗い気がする
明るすぎて暗い場所では使い物にならないスコープよりはマシだけど
もう少し光量はあったほうがよかった気がする
しっかりゼロインはできそうなので近日中に実射テストもしてみたい…やる気待ちだが…




Doctorサイトっぽいドットサイトは正面に光量レンズがあって
明るいところでは光量が上がり暗くなると消灯する
カバーをかければ電池を節約できるのはありがたいが
そうでもなくても暗いドットが暗い場所でほぼ見えなくなるのはいただけない
SPECTORの光量も11段階の調整ができるが最大でも暗いので
11かゼロの2段階で充分のような気がする
実物はきっともっと明るいんだろうなぁ…




まあでも見た目はリアルだし中華SUSATよりは多少実用性もありそうなので使えそうだ
ただしSPECTORは重い(!)…重さはSUSATに匹敵するのでL85のクソ重さは解消されない
ゴツイしねぇ




手持ちのACOG+RMRのレプリカ
このレプリカは光量も丁度良くレンズの歪みもないので使えている
ここのところ連続して中華スコープでハズレを引いているので
レプリカで普通に使えるサイトというのが実はとても
貴重だったのだということを今思い知らされている




(上)TrijiconのACOG+RMRを載せたL85A2の実銃と(下)ACOG+RMRを載せたWEのL85
実銃は例のグースネックマウントをつけている




ピカティニーレールにACOGを載せてみたがちょっと前よりの位置に
取り付けないといけないがもともとアイレリーフが短いので問題はない




アダプターの2段積みになるが高さ的には丁度良い




ACOG+RMRの組み合わせはワタシ的にはお馴染みなので使い勝手はいい




いままでこの組み合わせを89式やAUGにも載せてみたが
ACOGはL85が一番しっくりくる気がする




RMR(上)とACOG(下)のサイトビュー




英軍はSPECTORをメインにするようだが一部の部隊はACOGを採用している




最近配備が始まったA3もSPECTORメインだがA3自体
レールユニットがついただけの改良型なので大差ない




L85A2にDaniel DefenseのフロントレールシステムとELCANのSPECTORをつけた英軍兵士
銃口にはBFA(ブランクファイアリングアダプター)をつけていてその形状もよくわかる
これもそのうち造ってみたい




AR18の異母兄弟のL85(上)と89式(下)
AR18のメカをそのまま引き継いだのがL85でメカは違うが
AR18ゆずりのスチールプレスの軽量で細いレシーバーを採用した89式




これは母も同じ兄弟というべきか共にAR18のメカを引き継いだL85(上)とAUG(下)
ただしそのまま引き継いだL85に対してレイアウトや材質に工夫を凝らして
軽量化に成功したAUGとそのままメカを採用したので重量が増加してしまったL85
実際L85を振り回した後でAUGを持つと2段スコープをつけていても軽いと感じる
兄弟でもずいぶん性格が違う


2022年10月9日
















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