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着せ替え遊びは続く…GHKのAUGにグレポンを…って、グレポンってなんじゃ?
とかなんかしっくりこないので工作してみた…

Launcher Armed

着せ替え遊びは続く…GHKのAUGにグレポンを…って、グレポンってなんじゃ?とかなんかしっくりこないので工作してみた…

しばらく前からSNSなどでよく見かける「グレポン」という言葉が気になっていた。

「グレポンはいいぞ」という感じで使う。

何かの略語だということはわかるが、何の略なのかがピンと来なかった。

グレネード・レスポンデンス?…んなわけあるかぁ…そんな英語ないやろ…そのうち調べよう…とか思っていた。

調べてみたら「グレネードがポンと飛び出すランチャーのこと」という意味だった。

主に一人称シューティングゲームをやる人たちの間で流行り始めた言葉らしい。

確かにグレネードランチャーの発射って「ポンッ」ていう感じの音がする。

だから「グレポン」って、なんていう直截的な呼び方。


そのグレポンだが、AUGの資料写真を集めていたら結構つけている写真を見つけたのでGHKにつけてみた。

本家のオーストリア軍では使用例が見つからない。

実際は使っているが写真がたまたま無かっただけなのかもしれないが、オージー陸軍の使用例が3つも見つかったのでオーストリアとオーストラリアでは同じAUG使用国でも運用の考え方が違うのかもしれない。





今回手に入れたのがこのM203ショートバレルタイプ
正直SEALSの刻印が余計なのだが消すとなると全体を塗装しない
といけないのでとりあえずそのままつけてからどうするか考える




レールユニットにつけてみたがなんか変…
先っぽに根元だけがくっついている感じでカッコ悪いし強度にも問題がありそう




オージー陸軍のF88に専用マウントベースで装着されたM203
この専用マウントが何年か前にカスタムパーツとして
販売されていた記憶があるがさすがにもう流通在庫も見つからない




同じオージー陸軍のレールユニットを使った装着例も見つけた
これを再現したいのでM203の取り付け位置を調整することにした




M203のベースについたマウントの位置が極端に
後ろなので前にずらすためにフレームをリュータで削った
レシーバー取り付けビスの穴もずらすので新しいビス穴を開けた




トリガーガードも後端をレシーバーのトリガー穴に
固定するために穴をリュータで広げた




もちろん工作で表面がザクザクになるのでサンディングして
プライマーとブラッセンを焼き付け塗装した




仕上がりは大体こんな感じ




で、取り付けてみたが概ね良いんだけどまだしっくりこない
あと2cmほど取り付け位置を後ろに下げたいところだが
レールユニットの長さの関係でこれ以上後ろに下げられない




そこでアンダーレールにさらにカサ増しのマウントをつけて
M203の後端をトリガーガードギリギリまで下げることができた




こうして「グレポン」ことM203を取り付けたAUG




使用するのは40mmグレネード弾を形どったモスカート
弾頭部分の穴からBB弾をまとめてガス圧で飛ばすタイプで
初期のJACのひとかたまりの発泡スチロール弾を飛ばすタイプはリアルだったが
ゲームでの実用性はゼロだったので今ではこのタイプしか見かけなくなった




(左)今回のカサ増し装着法でM203をつけたGHKのAUGと(右)オージーのグレポン付きF88
まあまあ似た雰囲気になったんじゃないかな




比較的軽装のEOTECHをつけたAUGとM203の組み合わせ




グレポンをつけるだけで結構重くなるのでこういう簡便なサイトをつけるのが実用的だと思う




低倍率スコープとダットサイトをつけたAUGとグレポンの組み合わせ




グレポン、AUG銃身、低倍率スコープ、ダットサイトと4弾積みになったAUG
さすがにかなりカサが高い




40mmモスカートとAUG
上のオージーの装備例にならってフラッシュライトもつけてみた




実銃はフロントレールの左側にクワドラントサイトをつけた例もある
光学クワドラントサイトをライフルサイトの上につけているイメージで段積みしてみた




(上)これがその光学クワドラントサイトをスコープサイトの上につけた例
(下)その実物もレプリカも手に入らないのでなんとなくイメージが近いサイトを載せてみた




ぶっ放す時はトリガーガードをグリップがわりにして右手でも左手でも引き金を引ける
こうなったらなんとかクワドラントサイトをつける算段をしたいところだ




歴代グレポン揃い踏み
(上)M203ショートバレルを装着したAUGと(中)M203をつけたM16A1
(下)初代のグレポンともいうべきM79




グレネードランチャーはハンドグレネード(手榴弾)の有効射程を伸ばす目的で開発された
いくら肩が良くても手で投げる手榴弾はせいぜい2〜30メートルしか届かないが
榴弾砲のように火薬で吹っ飛ばせば100メートルやそこらのマトは狙える
それでM79(下)のような専用銃が開発されたが射手が接近戦で狙われるので
ベトナム戦時代にライフルにマウントするM203(中)が開発された
これの運用成績が良かったのか他のライフルにも取り付けるようになった
(上)がAUGにつけてみた例




M79(下)とM203(上)の銃身長の比較
銃身の長さの違いは射程の長さに比例してくる
M79は意外に長銃身だがここまでの長さは必要なかったということか




同じくM16A1用のM203(下)とショートバージョン(上)の砲底面の比較
初期のM79には200m以上のタンジェントサイトがついていたが
有効殺傷半径は10m程度なのでそんな遠距離狙撃は意味がないと判断されたようだ
それで銃身も短くなってきているがM79は今でもSEALSなどで使用されているので
長射程のグレポンが意味がないかどうかは異論があるようだ




使用されているのはM406と呼ばれる40mmグレネード弾




グレポンバージョンのAUGの情景写真を撮ってみた










2022年10月30日
















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