マルシンのモスバーグM500・猟銃加工の続き・その前にマルゼンM1100最終形に…木ストックウレタン仕上げでスポーツタイプに改修
マルシンのモスバーグM500をトラップガンのような雰囲気に変える工作を始めている。
クラシックなトラップガンならストックはウレタン仕上げの木製ストックだろうということで、前回旧タイプポリスモスバーグにスラッグマスターから木ストを移植した。
今回その木ストを初めてウレタンニス仕上げにしてみる。
テストとして最近フォアエンドを実銃ストックに交換したマルゼンのレミントンM1100で試してみた。
Remingtonの実銃用フォアエンドは綺麗なウレタンニス仕上げだった。
マルゼンのストックをリアル化したときに亜麻仁油のオイル仕上げにこだわっていたが、ロンドンスポーツガンギルドのように亜麻仁油を数十回かけて歯磨き1年ほどかければあの綺麗なストックが出来上がるのかもしれないがとてもじゃないがそんな根気もないので、Remingtonの仕上げに合わせてストックもウレタンスプレーで仕上げることにした。
まずはモスバーグのストック加工から
スポーツガンにつきもののホワイトインレイをリコイルパッドに入れてみた
2mm厚ABS板を削り出してストックの形に合わせる
出来上がりはこんな感じ
これがあるだけでもスポーツガンらしくなる
放熱シールド付きのミリタリーなマルシンのモスバーグがこんな雰囲気になった
このストック・フォアエンドを仕上げるためにほぼ完全分解する
前回も一度ワトコオイルを塗って色を均しているが
もう一度油研ぎして木目をはっきり出させた
こうして乾燥すること1週間
亜麻仁油の下ごしらえが完了したストック
まあこれだけでも十分綺麗だけどマスプロ猟銃の
雰囲気を目指してウレタンニス仕上げにチャレンジする
軒先に吊るされた干し柿ならぬ干しストック
ウレタンニススプレーは他の色のスプレーとはかなり要領が違う
スプレー塗装は一般的には一度に厚く吹き付けないで薄く何度も重ねるのがコツなんだけど
ウレタンニスの場合はそれだといつまでたっても光沢の透明にならない
一度に厚めに吹き付けといけないがノズルを近づけすぎると気泡が入ってしまう
それで離して長時間吹き付けるとどうしても柚肌の部分ができてしまう
その柚肌になった部分を板に当てた耐水ペーパーで平面出しの要領で平らにならす
柚肌をペーパーで削り落としたら磨き粉で磨いて光沢をだす
工場メードはもっと微細な研磨と塗装を数回繰り返すんだろうけど
まあこのぐらいで妥協した
(上)柚肌を削り落としたストックと(下)研磨して光沢出しした結果
木ストックの完成
と簡単に書いているがここまで下地オイルに4日、ウレタン塗装と乾燥に4日、
研磨に3日と合わせて2週間近くの時間と手間がかかっている
モスバーグに先行してテストも兼ねてマルゼンの
Remington M1100のストックもウレタン仕上げをした
こちらはこれが最終形になる
実銃用の先台を取り付けたがこれがRemingtonグレードのウレタン仕上げだったので
オイル仕上げのストックと合わない感じがしたのでストックもウレタン仕上げにした
ストックの光り方はこんな感じ
アップにするとこんな感じ
先台もマルゼンのガスガンに取り付けできるように内側を大幅に削ったのだが
そのときに表面にもちょっと傷がついてしまったので磨いてウレタンを薄く吹き付けた
ほぼ傷はわからなくなったと思う
照星の集光ファイバーサイトも壊れてしまったので実銃用のサイトに交換
バレルの塗装もかなり剥がれてきたので塗装し直した
このサイト、かなりコンパクトなんだけど視認性は前のおもちゃのサイトよりもはるかにいい
どういう差なのかわからないが実物はやはり高いだけのことはある
先台のアップ
実はこのマガジンキャップの縁あたりがリューターの手元が滑ってザクザクの
傷だらけになってしまったのだが磨いて塗装でほぼわからないところまで修復できた
ストックのカメオはRemington社の実銃の仕上げに習って
取り付けたままでウレタンを吹きつけた
実銃はこれを剥がすと下の木は無塗装の地肌のまま
まあこうすることで飾りと木工の部分が一体のような感じにはなる
それがRemingtonの狙いなのか単なる手抜きなのかはよく知らない
ワトコオイルの半ツヤのオイル仕上げに対して
ウレタンニス仕上げはこのような光沢になる
実銃先台に合わせるならこっちかな
マルゼンのRemington M1100ライブシェルガスブローバック
完成形になったのでまた情景写真も撮ってみた
おなじみの猟友会キット
マルゼンのM1100でまあまあ狙い通りの仕上げになったので本題のマルシン・モスバーグの仕上げに戻る
ストックのウレタン仕上げとバレルを26インチに延伸。ベンチレートリブを取り付ける
モスバーグに本腰を入れる前に前からなんとかしたいと思っていたマルゼンのストック、これをウレタン仕上げのテストも兼ねて仕上げてみた。
結果は良好なので次回からモスバーグのトラップガン化加工に戻る。
オリジナルのM500についていた18インチバレルは26インチバレルに延伸してベンチレートリブをつけてスキートなどのクレイ射撃に使うようなアレンジにする。
スラグマスターについていた22インチバレルは逆に短く切って21インチか20インチぐらいにしてカンチレバーサイトマウントを工作してイノシシハンターが使うようなテッポにしようと思っている。
2022年11月21日
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