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日本のテッポTOPの64式小銃〜このところの熱帯夜+湿気で
赤錆が浮いてきたのでサビ落とししたらピカピカに

polished 64

日本のテッポTOPの64式小銃〜このところの熱帯夜+湿気で赤錆が浮いてきたのでサビ落とししたらピカピカに

今年の夏は異常に暑かった。

8月はほぼひと月真夏日、熱帯夜が続き湿度も連日90%を超えた。

9月に入ってもう18日になるのに真夏日は16日連続しているのだとか…

暑さもそうだが湿度の高さが異常で、こうなるとテッポの趣味の人は武器庫の湿度管理が問題になってくる。

私のところのテッポも御多分に洩れずあちこち錆が浮いてきている。

鉄部品は赤錆が、亜鉛合金部品は白錆が、真鍮などの銅部品は緑青を吹いている。

テッポがどんどんカラフルになっていく…なんて自虐ネタかましている場合ではない。

ちゃんと手入れして錆落としとオイル差しをこまめにやらないと、テッポはあっという間に自然崩壊をし始める。

テッポを手に入れると「あれも欲しい」「これも欲しい」となるのがコレクターだが、テッポ趣味に関してだけはあまり数を増やしたくない。

数が増えると手入れが行き届かなくて自然死を迎えるテッポが増えていくからだ。


以前ウエザリングして歴戦の64式にしたTOPのジャンク電動ガンだが、これが一番酷くてマガジンに赤錆が浮いてきた。





以前黒染めも剥がれて全身に黒ビニテをぐるぐる巻きにしたTOPのジャンク64式
今年の高温多湿の気候のおかげで全身に錆が浮いてきた
これを磨いてピカピカにした




マガジンに赤錆がジンクダイキャストのレシーバーには白錆が浮いて
カビが生えたみたいになっていたのでピカールで磨いた
磨く前の写真も撮っておけばよかった…




湿気を吸ってすっかり曇っていたストックもこの通り




そしてレシーバーもこの通り顔が映るぐらいピカピカに
実銃はピカピカにはしないと思うが錆落としをしたらこうなるんじゃないかな
もっとも錆が浮くまで放置していたら懲罰の対象になるのかな
このピカピカはあり得ないかもしれないけどコレはこれで素敵やん
ということでこれで良しとした




マガジンも顔が映る…とまではいかないがピカピカになった
磨きをかける前の写真も撮っておけばよかったな…




二脚は実銃写真を探していたら銀色にピカピカになっている写真を
見つけたのでこれは意図的に銀色になるまで磨いた




真っ白になっていたマズルブレーキも磨いてこの輝き




被筒は樹脂製なのでここだけは変化なしなのだが磨いたらここもピカピカになってしまった
ビニテぐるぐる巻きの再現は今回完全撤去した




同じくビニテぐるぐる巻きだったレシーバーも完全撤去
ビニテは時間が経つと粘着剤が酸化してベタベタになるので
表裏二枚合わせにして貼ったのでビニテの跡はほとんど残っていない




ピカピカになったグリップ、ストック
実銃ストックは確かなかなかピカピカだった記憶が
あったのでここはリアルになったかも




(上)VFCのFN・LAR(FAL)ガスブロと(上から2番目)電動ジャンクTOPの64式
(下から2番目)VFCのFN・SCAR-Hガスブロと(下)マルイの電動H&K・G3/SG1
今のところうちにある30口径の長ものを全部並べてみた




(上)VFCのFN・FALと(下)TOPの64式自動小銃
ほぼ同じケースデザインのNATO30口径弾を使っているのだが
64式に比べるとFALは長い(!)




(上)ベルギーのFN・FALと(下)TOPの64式自動小銃
ほぼ同世代の二挺
形は似ているけど中のメカはかなり違うらしい




ショートストロークのティルトロックのFALと64式
ハンマー式かストライカー方式という違いはある




(上)ドイツ制式G3のスナイパーバージョンSG-1のマルイ電動ガンと
(下)TOPの電動64式ジャンク




G3とはサイズがほぼ同じで特に上のSG1はG3のスナイパーバージョンで
二脚が標準なので64式と似てるんだけど並べると似たところは全くない




(下)FNのSCARのガスガンと
同じ30口径弾を使用しているのに近代的なSCARは
スナイパーバージョン化してるがそれでもずいぶんコンパクト




下のSCARみたいに樹脂部品と塗装された金属部品、アルマイトなどで
構成されていたら内部のオイルさえ切らさなけりゃ錆びることもないんだけどねぇ








これは30口径ではないけど64式後継者の89式と




いまや20式が配備され始めこの両者とも老兵となりつつある




せっかく並べたからレシーバー周りの比較写真
セレクターは両者とも右側がメインで89式の左のアンビセーフティ・セレクターは
PKO部隊派遣の教訓で追加整備されたものだという話を聞いたことがある
防衛省がなぜ右が最適と考えたのかは謎
最新の20式は最初からアンビセーフティ・セレクター




いずれもウエザリングしてある
TOPの64式はエアガンとしては購入当時から強烈な逆ホップがかかっており
5メートル先のマンターゲットにも当てられないポンコツエアガンだった
ホップを最強にすると回転が止まるがまるで野球のナックルボールのように
どっちに変化するかわからない弾道になる…要はエアガンとしてはジャンクなので
もう好きなだけウエザリングの稽古台になっている感じだ


2023年9月18日
















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