マルゼンのワルサーP99のグリップは死ぬ〜ベトベトになって崩壊したグリップの代替品をつけてみた
メーカーそれぞれどうも品質に問題があるというか苦手にしている素材があるようで、亜鉛合金部品が自然崩壊するウ◯スタンアー◯ズとか、ABSが崩壊するMGCとか不得手はあるようだがマルゼンはラバー部品がどうもそれにあたるようだ。
ゴム引きのグリップが加水分解でペンキ塗りたてみたいになってしまったAPS2とか、マルゼン製品はゴム部品は予備を確保しておいた方が良いようだ。
同じマルゼンのワルサーP99はドイツワルサー社から図面の提供を受けるなど素晴らしいできなんだけど、交換式のゴム製グリップアダプターがやはり加水分解でボロボロになる。
うちにある2挺だけでなく「ワルサーのグリップが溶けた」という話題はそこら中で聞く。
マルゼンに電話して部品を送ってもらうよう交渉した時も運良く在庫があったが2挺あるので二つ欲しいと希望を伝えると
「在庫僅少のためお一人様一つまでとさせてください」
とやんわり断られてしまった。
この部品はアマゾンやあちこちのショップのサイトを見てもずっと在庫切れになっているのでもう手に入らないのかもしれない。
交換部品が手に入らなかった2挺めのP99を久しぶりに箱から取り出してみると、完全に透明なベタベタの汁を流し始めて異臭こそしないもののこのままだと樹脂部品を侵し始めそうな雰囲気だった。
久しぶりに箱から取り出した2挺めのP99
以前からグリップにひび割れがあったのを騙し騙し
組み付けていたが完全に崩壊してベタベタの汁まで流し始めた
外してみるともう砂のようにボロボロ崩れるのでもうこれは完全にアウト
汁が流れてこのままだと樹脂フレームも侵しそうな雰囲気だったので
キレイに拭き取ってこれは捨てて代替部品を探すことにした
ちょうどこの部品を3Dプリターで作っている人がいたので早速送ってもらった
組み付けてみると寸法も外形もぴったり
削り合わせも必要なくポン付状態だった
素晴らしい!
表面には3Dプリンター整形部品特有の等高線のような縞模様が浮いている
それとヒケ防止なのか滑り止めなのか実物にはない大きな溝も3本
縞模様はサンディングすれば消せるだろうと簡単に考えていたが
実はそんな簡単な話ではなかった…この話は後日…
あと顎ピカティニーアダプターもついでに入手
P99のいかにも顎に何かつきそうで何もつけられない問題を解決
グリップが復活して生き返ったP99
顎にワルサー(マルゼン)純正のCQBライトをつけてみる
押入れに積み上げたジャンクだったのがグリップ一つでお気に入りの新銃になった
実に安上がり
グリップはゴムではなく樹脂だが経年変化で加水分解してしまうなら無理にゴムである必要はない
マルゼンから樹脂製の純正部品が出ることを期待したいがどうなんだろう?
スレッデッドバレルに顎アダプター…P99のイメージがちょっと変わる
ダットサイトを上に乗せるアダプターは手元にあるが
なんだかゴツすぎてつけてもすぐに外してしまう
このアダプターなら大きめのホルスターにも入りそうだし
P99のイメージチェンジにぴったりな感じ
このグリップアダプターの表面を均すのはサンドペーパーで…
と簡単に考えていたがそれではダメなようだ
ポリウレタン塗料かレジンを上から塗って面出ししないとだめなようだ
手に入らない部品を作ってくれるサードパーティー3DP部品も良し悪しのようだ
2023年9月25日
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