VFCのSCAR-HをSSR風にアレンジ〜二脚と大口径スコープをつけるためLaylaxのレシーバー延伸アダプターを工作して合わせてみる

M16やM4に興味を持てない私がなんとなくずっと気になっていて、入手後もなんとなく気に入っているSCARのLをMASADA風にしたのが前回で、今回はVFCのSCAR-HをSSR（スナイパーサポートライフル）っぽく見た目を変えてみた。

スナイパーサポートライフルってスナイパー中心で小隊を組む時に、スナイパーの横にいてスナイパー狩りをする敵を見つけて反撃するためのサポートチームで相手はスナイパーなのでSSRも当然渡り合えるぐらいの射撃距離と精度が要求される。

なのでスナイパーほどではないが大口径スコープと二脚をつけて、ボルトアクションが多いスナイパーに対して連射が可能な３０口径程度のオートライフルが多い。

SCARのSSRといえばMk.20なんだけど、そのままでは面白くないのでSCAR-HをMk.20風にアレンジしてみた。

LayLaxの延長フロントレールユニットをつけるのだが、これも東京マルイの電動SCAR用のためVFCには寸法が合わない。

簡単に書いているが予想以上に大きな工作になってしまった。

LayLaxの延長レールユニットをVFCに合わせてみる
東京マルイにフィッティングされているこのアダプターはそのままではVFCやWE-TECHにはつかない
きっとポン付はできないだろうとは思っていたが全長が長すぎるためにこれをつけると
ロワレシーバーが装着できないため後端を5mmほど削った
VFCもマルイも実銃の取材はしているはずだがこうも寸法が違う
マルイが一番実銃から遠いような気がするが…

これも前回のMASADAハンドガードと同じでガスレギュレーターコック兼分解工具が
引っかかって取り出しができないのでコックが当たる部分も削った
マルイはガスレギュレーターやオペーティング機構などの再現には関心がないので
この部分もカッコだけで可動部分は無いからこういうことになるんだろう
ガスガンを銃の模型と見るかサバゲのツールと見るかでこういうところの再現度が違ってくる
マルイは基本サバゲツールなのでこういうところには関心がないんだろうな

アダプター後端を削る時にリュータのビットが踊ってちょっと傷もつけてしまった

削った面も含めて先ほどの傷をつけたところもブラッセンで黒染めした

ガスレギュレーター兼分解工具も取り出しが可能になった
削った面は研磨してブラッセンで染めて元からこんな形だったような雰囲気になった

VFCのSCARにもともとついていたフラッシュサプレッサーは正確な形状なのかな？
セーフティキャップを兼ねたBFAが合うようにサイドの溝を削ってこれもブラッセン染め

（上）FNのSCAR Mk.20実銃と（下）VFCのSCAR-H SSR化バージョン
だいたい目指したのは上の実銃のイメージ

3-9×40のスコープを載せてバイポッドも装着すると狙撃銃の雰囲気にはなってきた

マルイに寸法を合わせてあるLayLaxの延長レールは切り欠きを
削ったのでガスレギュレーター兼分解工具も取り出せるようになった
あとは光学ユニットをつけるぐらいかな…そのための延長レールだし

Mk.20風SCAR-H
もともとSOCOMがSCARプログラムを始めたのは
海兵隊などでM14を未だに狙撃銃として使用していたのが
さすがに老朽化し過ぎていることからだった
新たな30口径の自動ライフルが欲しい…というのが始まりなので
これが本来のSCARの存在意義だったということか

（上）MASADA風アレンジのWE-TECHのSCAR-Lと（下）Mk.20風アレンジのVFC SCAR-H
先日のMASADA風にアレンジしたSCARとは同じ銃とは思えないぐらい別物になった

二脚は安いものだったけど高さも調節できるし結構しっかりホールドできる
左右の傾きも５度程度なら微調整できるしそれ以上なら脚の長さを変えればいい

30口径のSCARベースなので200〜600mぐらいのレンジのスナイパーかな
ゲームで実用性があるかどうかは知らない…あくまで雰囲気

3-9×40のスコープはジャンクを1万円ほどで入手した
タバコ臭いしレンズを洗ったら中に水が入ってしっかり結露したので気密も破れている
文字通りのジャンクなので5000円ぐらいが適正価格だった気がしないでもない

レンズには長いフードがついていたのでそれを外したらこんな感じ
防水キャップも紛失しているが前側で被写界焦点を合わせるタイプで
そこらの工作はしっかりしているので元はちゃんとしたスコープだったらしい

あとはSCARっぽさを消すためにストックの交換かな