現用オーストリア軍仕様風に改修したGHKのAUG〜外観上気になっていたレシーバーレールを手にいれて取り付けた
GHKのAUGがA3とか自称しているけど全然A3っぽくないのをなんとかするシリーズ。
現用のAUGはスコープマウントの形状はかなり変化していて、マウントに3面レールがあって光学サイトをその上に載せたりする運用を現在のオーストリア軍はしている。
その3面レールを再現するCrawGearのモジュールをオーストリアから輸入して入手したのでかなり現用型に近くなったが、気になっていることがあった。
A3タイプのAUGは皆レシーバーの右側にななめに5スロットの短いレールがついている。
これも同じ経路で輸入することも考えたが、国際輸送費や通関手続き費もろもろ考えるとこの5スロットの短いレールでまた諭吉が飛んでいくのかと思案していた。
オクを見ていたらマルイのハイサイクル電動AUGのジャンク部品が出ていて、これを安直に部品取りすればいいではないかと思い立った。
思い立ったのはいいが例によってマルイ製品は実銃とも他社製品ともほぼ互換性がないというくらい各部の寸法が違う。
マルイのレシーバーレールをGHKに移植するのもなかなかの工作だった。
手にいれたのはこれ…マルイのハイサイクル電動AUGのレシーバーとフロントグリップのジャンク部品
このレールを実銃用パーツを輸入する代わりにパーツ取りすれば3千円ほどで済むじゃないか…
と思いついたのが運の尽き…
GHKのレシーバーにレール固定用の穴を開ける
リュータでドリルしてリーマーでM5ほどの穴に広げタップでネジを切った
マルイの固定用ネジはそのまま使うことはできない
その理由がこれ…マルイのネジは裏側から四角ナットで固定するようになっていたが
それを使うとボルトロッドとネジが激突して動かなくなる
M5の10mmネジをさらに2ミリほど短く削って裏に突き出さないように加工した
実銃に近い寸法のGHKとまるで違うマルイではここらの寸法・形状が全く違う
穴を開けてゴリゴリ削ったりしたので傷だらけになったレシーバーをブラッセンで塗装した
マルイは六角レンチネジで固定していたが実銃の写真を見るとどうもトルクネジを使っているっぽい
この径と長さに合うトルクネジが手持ちになかったのでプラスネジで妥協した
(左)今回加工したGHKガスガンのAUGと(右)オーストリア軍演習風景の実銃写真
気になっていたレシーバーレールもついたので見た目上はかなり近くなった
こちらもヘリボーン作戦に参加するオーストリア軍兵士が持つ現用型AUG
GHKガスガンのAUG
銃口についている水色のものは空砲でも自動排莢・装填ができるブランクアダプター
スコープの上に載っているのも大抵はAimPointのM2あたり
レールカバーを各レールにつけるのがオーストリア流らしい
ちなみに背景のワッペンはオーストリア軍の識別マーク
このサブデュードなワッペンが今風
本当のところマルイのレシーバーレールは民間型をモデルにしているようで
軍用のレールとは少し形状が違うのだが細かいこと言い出したら
スコープマウントも形状が違うしキリがない
オーストリア軍仕様なのでグロックと並べて撮影した
マルイの電動をベースにした方が工作も少なくて済んだかもしれないが
GHKにこだわる理由がこれ…分解した時の姿がリアルなのはガスブローバックの特権
AUGのレポートを銃器専門誌で見た時に一番感銘を受けたのがAUGのシアボックス
ボックス上にモジュール化されしかも実銃はハンマーもシアも樹脂製だという
残念ながらGHKのハンマーとシアは樹脂ではなく金属だがメカはかなり忠実
というかモデルガンなどで金属であるべきところが樹脂製なのに文句を言うことはよくあるが
GHKに関しては樹脂であるべきところが金属であることに文句いうという逆の苦情
樹脂を大胆に使ったAUGならではだと思う
レールの固定ネジがボルトと干渉しないかが一番の懸念事項だったが
組み上げてみると調子よくバスバス動くので一安心
(上)東京マルイのノーマル電動AUGを16インチカービンバレルに換装
(下)GHKのAUGをオーストリア軍モデル化して16インチバレルに交換したガスガン
(上)の東京マルイはAUGのA1モデル(下)のGHKはA3風にアレンジしている
新旧モデルの外観はほとんど同じだがボルトオープンホールドした時に違いが出る
(上)のマルイ電動ガンは単なるホップ調整窓だが(下)のGHKガスガンは
エジェクションポートがフルに開いて中にボルトスプリングガイドが銀色に見えるリアリティ
部品取りのために入手したレシーバーだが無駄にはしない
別のAUGにつけるためにダークアースだったコッキングレバーをつや消し黒でスプレーした
(上)ガンショーに出品されたエマージェンシーマリーンキットの実銃と
(下)これを模してジャンク状態だったマルイの電動ガンを塗装したAUGマリーン
このマリーンモデルにこのレシーバーをつけてみた
海がない内陸国家のオーストリアがなぜエマージェンシーマリーンキットなのか謎だが
オーストリアにはかつてのオーストリア・ハンガリー帝国の名残で海軍があるそうだ
そういえばサウンドオブミュージックの主人公のトラップ大佐は海軍の将校だった
海がない国の海軍は何をしているのか興味があるところだがこういうキットが
売られているのだから何か仕事があるんだろう
この自称スペシャルレシーバータイプだった電動AUGのレールがウイーバーレールだったので
光学サイトがうまく載らなかったのが悩ましかったが部品取りしたハイサイAUGのレシーバーに交換
前々からAUG工作用に確保していたレールもつけて穴も隠してみた
使いどころがなかった赤いEOTechとエクステンダーをこれにつけてみた
購入以来一度も使ったことがないサイトの落ち着き先がやっと決まった…
警告色のオレンジのストックに赤いサイト、赤いBFAをつけて色目を合わせてみた
派手だね〜〜
フラッシュサプレッサーも今風に
さらに一緒に入手したハイサイのフロントグリップをGHKにつける工作
グリップピンの直径がまたマルイとGHKでは違うのでピンが入る穴を広げる
さらに隙間がガバガバなのでアルミシートを貼って隙間を埋めた
グリップ根元の中に固定する部分の形状も全然違うのでリュータで削りまくり
さらにグリップピンが脱落しないようにビスを打ってピンを固定した
実銃はこんなところにネジはないのだがせめて六角レンチネジにしたいところ
最近ホームセンターに行ったらネジばかり探している
ジャンクパーツも無駄にしない
14インチバレルにハイサイフロントグリップをつけたバレルに交換したGHKのAUG
AUGは工具無しのワンタッチでバレル交換ができるのも魅力
GHKは20、16、14インチの各バレルを入手しているが14インチにつけてみた
これだけのことで雰囲気が変わる
16インチと比べるとスパルタンな雰囲気な14インチバレル
かなり短い印象だがこれでもSCARやMASADAの標準バレルの14インチと同じ長さ
SCARのCQBモデルの11.5インチとなるとAUGの場合レシーバーの中にめり込んでしまう
こうなるとレシーバーと組み合わせて9mmモデルにチャレンジしたくなってきた
ということで次回の素材も発注済み
こういうものをつけたくなるよね〜
14インチGHK
今回参加した3挺
左2挺がマルイ電動、右がGHK
ところでオーストリア軍のM92ヘルメットみたいに見えているのはドイツ軍のM826
これにオーストリア軍放出品のM92カバーをかけたところこの通りぴったり
最近までM826が手に入らなかったので米軍のPASGTで代用していたが
やはりドイツのM826と米軍のPASGTは微妙にフォルムが違う
M826は米軍のフリッツよりは旧ナチスドイツ軍の
フリッツヘルメットの雰囲気がなんとなく残っている
ハンモックタイプのライナーがM826の特徴で
オーストリア軍のM92ヘルメットもM826をそのまま採用している
なのでオーストリアのカバーをかけると外観はM92と区別がつかない
M92(風)のヘルメット、グロックと並べて16インチバレルを情景撮影
オーストリア軍パッチと14インチのAUG
AUG着せ替え遊びはまだまだ続く…
2023年10月29日
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