GHKのAUGに9mmサブマシンガンコンバージョンキットを取り付けてみた〜事情により動作はしない見てくれ重視
快調に動くGHKのガスブローバックAUGにアクセサリーをつけていろいろ変形させている。
前回はミリタリースコープマウントとフレーム右側のショートレールを追加して現用オーストリア連邦軍の雰囲気を再現してみた。
その過程でグリップアンダーレールもジャンク部品で手に入れていたので、AUGの9mmパラバージョンもやってみたいと思っていた。
AUGはA1の時代からモジュール組み替えでアサルトライフルからカービン、分隊支援火器(軽機関銃)、14インチバレルのCGBバージョンまで変化できる小銃として企画された。
今はモジュール化はどこもやっているが、1970年代からそういうことを考えていたのもステアーの先進性だと思う。
そのAUGのマルチロールの中に9mmパラベラムというのもある。
つまり9mmパラ弾を発射するサブマシンガンのこと。
A3対応のモジュールはバレルグループ、ボルトキャリアグループ、マガジンアダプターを組み替えることで短機関銃になる。AUG 9mmXSという名称をもらっている。
オーストリア軍に制式採用されたのかどうかよくわからないが、こんな簡単な組み替えで実銃は快調に動くらしいからすごい。
そのAUG 9mm XSっぽいマガジンアダプターをこれまた3Dプリンターで作っているサードパーティーがあったので入手した。
例によってマルイの電動ガン用なんだけど、電動ガンで実際にBB弾を撃てるようにするには入手困難なマガジンが必要だし調整がなかなか大変そう…
これは加工してディスプレイ用にGHKにつけることにした。
今手持ちがマルシンの電動UZIのマガジンしかなくて寸法が全く合わないし、固定ができるようにする加工も必要だし…なにより私が電動ガンが大っ嫌いなので。
GHKのガスブローバックに使えるようにするのはさらにハードルが高そう。
そのためにNorthWestのガスブロUZIを入手しようかとも考えたが、どうせたいして撃たないしディスプレイ用でいいかと割り切った。
AUGサブマシンガン用のマガジンアダプター
例によって3Dプリンターの積層の縞模様が全面にあって
MASADA風SCARハンドガードの時に懲りてるんだが
とりあえず70番のサンドペーパーから根気強くサンディングした
磨いたあと例によって黒染めの色に合わせてブラッセンでスプレーした
そしてやっぱり同じ結果に…
3Dプリンターの縞模様はやはり完全に消えない
これを消すには表面にアクリルかウレタンを塗って
面出しをするぐらいしか方法がないかも
マガジンアダプターをつけたAUG
マルシンのUZIのマガジンだけどこれを固定できるように
するために内部は大幅に削った
アダプターはもともとのマガジンキャッチで固定するように
なっていて中にサブマシンガン用のマガジンキャッチがある
これがどっちもちゃんとロックしない状態だったので削り合わせはかなり必要
先日サイドレールと一緒に入手したフロントグリップレールをつけている
サブマシンガンなのでレシーバーの上にロングレールをつけてダットサイトをつけてみた
本当は9mmバージョンのバレルにはガスバイパスがない
ガスバイパスがないからボルトロッキングもないだろうし実銃は
ストレートブローバックということらしい…クローズボルトではあるが
ハンマーありクローズボルト、ロックメカなしって面白い
いろいろ知れば知るほどメカについてももっと詳しく知りたい
アダプターの中のマガジンキャッチがロックするために
UZIのマガジンにない後ろ側のマガジンキャッチホールを開けなければいけない
この位置合わせと鉄製のマガジンの穴あけはなかなかの重労働だった
アダプターはライフル用のマガジンキャッチで固定する
内側には「UZI」と刻印が入っているのでマルシンUZIは
組み合わせとしては間違いではないはず
(上)AUGミリタリーにつけた9mmパラモジュールと(下)マルシンの電動UZI
マガジンが供用なのは動かないとはいえなんか嬉しい
(上)現用ミリタリータイプのAUG 9mmパラと(下)ノーマルカービンバージョンのAUG A1
先日一応形にした現用オーストリア軍が使用しているようなレール付きスコープマウントに
Aimpointを載せたスタイルで9mmモジュールと14インチアンダーレール付きバレル
コンパクトといっても上のUZIとの比較でわかるように
サブマシンガンとしてはさほどコンパクトでもない
こういうすぐにカービンに戻せる組み合わせで
このモジュールは活きる気がするけどどうなんだろう?
(上)現用ミリタリータイプのAUGはカービンスタイルに戻した
(下)もう一挺の黒AUGにサブマシンガンキットを組み替え
前はこちらにRASをつけてライトやレーザー、グレネードランチャーなど
ごちゃごちゃつけていたがRASがついたライフルって好きじゃないことに最近気がついた
AUGはやっぱりこのシンプルな組み合わせがいい
ダットサイトをつけたのでオープンサイトは斜めにつけるタイプ
ダットサイトが故障してもとっさにオープンサイトに切り替えられる
軍用の小銃でモジュール交換で拳銃弾まで撃てるというのはやはりAUGが
バランスが良くてクリアランスが大きい安定した銃ということの証かもしれない
軍用の小銃でこういうことができる意味があるのかは不明だし
実際オーストリア軍などで採用されたかどうかも不明だがAUGの面白さは伝わる
カービンタイプは短いと思っていたがサブマシンガンと並べると長く見えてくるから不思議
(上)AUG A3 9mm×19 XS実銃と(下)GHKのAUG9mmコンバージョン
マルイのハイサイクルAUGがモデルにしているのはこのタイプだが
この組み合わせならマガジンはこちらでないと変
(上)AUG A3 9mm×19 XS実銃と(下)GHKのAUG9mmコンバージョン
付け替え自由がAUGの身上だからこういう組み合わせもある
実銃は多分25発マガジンが刺さっている
AUGの資料写真を集めているが実際にオーストリアはじめ
各国で軍で運用されている画像は見つからなかった
でももし採用されていたら…というイメージの情景写真
オーストリア軍の標準的装備と9mmパラコンバージョンモジュールの組み合わせ
こういう実銃写真は見つからなかったけどいかにもありそうでしょ
前回は一番長いテッポをいじっていたが今回は一番短いテッポになった
短いのも好きなんだな
なお、ステアーAUG 9mm PARAの登場する映画についても取り上げようと調べてみた。
いかにもハイジャック犯やアクトウが使いそうな銃だと思ったが、意外なことに例のハリウッドデータベースで調べてもAUG 9mmPARAを使っている映画はほとんど検索にかからなかった。
「ユニバーサルソルジャー:リジェネレーション」なんてのがかかったが、この映画観ていないのでコメントのしようがない。
いかにもハリウッドが好きそうなキャラが立ちそうな銃なのに、とっても意外。
2023年11月6日
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