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WEのAK PMCが手に入った…タクティカル版A Kのカスタムモデル…
GHKとWEの関係がなんとなく気になるが本当の狙いは…

AK-PMC

WEのAK PMCが手に入った…タクティカル版A Kのカスタムモデル…GHKとWEの関係がなんとなく気になるが本当の狙いは…

ちょっと思うことあってWE-TechのAK PMCを手に入れた。

AK PMCってナンジャという話。

AKは47から始まってスチールプレス版のAKMになってさらに7.62mm口径から5.45mmの小口径弾に対応したAK74になったところでソ連が崩壊してそのあとはAK12だのいろいろ分化しているようだが、基本現在のロシアや紛争相手のグルジア・ウクライナなどはモダンな5.45mmのAKを使っている。

ところがAKは世界中に広まっており、革命を輸出するという旧ソ連の第3インターの施策にしたがってほとんど無償に近いライセンスで各国に製造権もバンバン売って、そこから又貸しみたいにさらに他国にほぼライセンス関係なしのAKシリーズが頒布されて世界中で製造された。

世界でもっとも生産された小銃としてギネスに載っているのもAKだし、おそらく最も多くの人を殺傷したのもAKだが設計者のカラシニコフも
「ほとんど自分とは関係ないし、もし世界中のライセンス料がちゃんと支払われていたら自分はとっくに大富豪になっていた」
とぼやくほど無軌道にAKは世界に広まった。

旧ソ連とその衛星国は大体5.45mmの小口径化したAK74のバリエーションに更新されたが、世界全体で見るとまだ7.62mmのAKMのバリエーションが大勢を占める。

特に中東とアフリカ、南アジアはそうだが、大体紛争地がそういう地域になる。

アメリカのCIAなどに雇われたオペレーターがそういう国で行動する時にアメリカ製のM16やM4なんかを使っていると5.56mmの弾薬を遠いヨーロッパやアメリカから補給を受けないといけない。

その点AKMならアモは現地調達できる。

それで今風のタクティカル仕様に対応しながらAKMとも互換性を持たすAK-PMCというAKが提案されたという経緯。





WE-TechのAK PMC
要は架空銃なんだけど全くの絵空事というわけではなく元ネタがある




Meridian Defenseという会社がアメリカの5.56mmだけでなくロシアの5.45mm、
第三国の7.62mmにも対応するPMCというライフルを提唱している
WEのAK PMCの元ネタはおそらくこれで細かいところはかなり違うが
M4タイプクレーンストックと4面レールのハンドガード、光学サイト対応
というコンセプトは大体合ってる




(上)Meridian DefenseのPMC 7.62mmバージョンの実銃と(下)WEのAK PMCガスガン
AKMを割とそのままベースにしているWEに対して元ネタのPMCはAKMとはあまり互換性はなさそうだ
弾薬とマガジン、破損の可能性があるボルト・シア周りに互換性があれば十分ということか




WEはAKMほぼそのままでハンドガードはモダン樹脂タイプAKにレールをつけたデザイン
ガスシリンダーも直にレールを固定して光学サイトの拡張性を確保




セーフティーはボルトをオープンで固定できるタクティカルタイプ
目立つのはマガジンガイドのでかい鉄板でこれを外すとマガジン装着時
バルブが当たって生ガス大量放出という羽目になる




ハンドガード下側には放熱用ホールが空いているのがM16じみていて面白い




ストックはM4タイプのクレーンストックが標準
この個体はWE標準とは違うポケット付きのものに交換してあった




AK用のスコープサイトマウントも標準でついてきて
これはダットサイトなどの光学サイトにぴったり




AKタイプのスコープマウントは初めて触るが
固定レバーを180度回したら簡単に後方に抜ける




ガスブローバックなので分解法は実銃の通り
ダストカバー後端のボタンを押し込むとダストカバーは簡単に外れる




カバーが外れるとリコイルスプリングユニットとボルトにコンタクトできる




リコイルスプリングユニットは前に引き出すと簡単に外れる




ボルトキャリアも後端まで引き出すと簡単に外れる




WEのガスブロって共通のシアメカユニットを使っている製品が多いが
このPMCはGHKのように大まかに実銃のメカを再現しているのがらしくない
セミの時はディスコネクターがハンマーのヘッドを捕まえフルの時は
ディスコネクターはセーフティバーに抑えられハンマーはフルオートシアに
抑えられて止まるがボルトがフルオートシアを蹴るので連続で発射が起きる
GHKに似ているが部品の互換性までは未確認
この辺りGHKとWEの関係性とか気になるところだ




ハンマーをコックするとバルブノッカーが後退する(上)がハンマーが落ちると
BB弾が空の時はノッカーが上にそらされてバルブを叩かない(下)




空撃ちレバーを後ろに下げて解除するとBB弾が入っていなくてもブローバックが楽しめる
レバーが前進したままだと最終弾検知ができるようになる
下のレバーがノッカーを押し上げて最終弾を撃ち終わるとノッカーを押し上げハンマーは空撃ちになる




ホップダイアルはチェンバー周りのギザギザ




分解した時の様子の良さがガスブローバックの特徴
この部品のデザインを見ているとGHKを参考にしているのか
部品や図面の供給を受けているのか両者の関係がちょっと気になって面白い




ボルトのショートストローク化のための真鍮製のバッファーも付属していた
WEはフルストロークでリコイルショックも大きくていいのだが
フルオートの時のサイクルを速くしたい時はこれを入れると向上する
ありでもなしでも快調に動く


2024年8月18日
















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