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いまさら人に聞けないRSSの基礎知識を知ることができて良かった

RSS活用のススメ


いまさら人に聞けないRSSの基礎知識を知ることができて良かった(追記あり)

こちらの今更人に聞けない初心者のためのRSSについて色々(前編)*ホームページを作る人のネタ帳さんのエントリが大変参考になった。
この記事は前編だが、後編、まとめまであってなかなか力の入った記事になっている。

RSSなんてこの4〜5年で急に耳にするようになった言葉で今ではネットで普通に人口に膾炙しているが、でもRSSってどういうことなのか、それがサイトの運営にどう関係があるのか初心者にもわかりやすい言葉で説明されていた記事は初めて読んだような気がする。
思えばRSSに限らずインターネットに関する用語って皆そうだと思うけど、意味がよくわからないうちに一般的になるから初歩的な質問ができにくい雰囲気でどんどん話が専門的な方へ逝ってしまう。

ATOMがどうしたのRSS2.0だのそういう技術的な、専門的な解説はいくらでも出てくるのだが結局それがあることで書き手と読み手にどういう影響があるのか、特に書き手は何に注意してRSSを運用したら良いのか、どういうレイアウト、表示法でそれを配信したら良いのかちゃんと理由まで分かるように書かれた解説記事はこの数年で初めて読んだような気がした。

多分我がサイトの常連さんならすでに気がついていると思うが、私自身はブログの可能性がどうこうというよりも、そのひとつのパーツのように思われているRSSというものに今非常に興味を持っていて、これがこれからどうなっていくのか、webにどういう影響をもたらしていくのか注目している。

だからもう2年前に擬似的ではあるがRSSの配信を始めたし、今では全文配信がもはやRSSの世界では主流だということなので、先日シェアウエアにも登録してRSS全文配信も吐き出せるようなスキームも一応取り入れた。
毎回こういうことをしていると
「できあいのブログを使った方が手っ取り早いんじゃないの?」
という自問自答の嵐が巻き起こるのだが、過去のコンテンツを移転するのがメンドクサイという金科玉条の理由によりこういうスタイルを続けている。

ところがお知り合いからも先日質問を受けて、どこかのネット上の書き込みでもそんな質問を見たのだが
「mutaのサイトはなんでRSSを吐いていないんだ?」
という風に思われているようだ。

実は吐いているんです!! それも結構以前から

ということでどうもRSSのレイアウトが目立ちにくいということで、ちょっとデザイン的にはくどいのだがRSSまわりを若干リニューアルした。
上記の記事のようにURLウインドウにもRSSも表示ができるようになったし、トップページやそれぞれのメニューのインデックスページにはRSSの表示を入れていたがそこに「*ホームページを作る人のネタ帳」さんの記事を参考に、それぞれのプロバイダーが提供しているRSSリーダーサービスに登録できるリンクバナーも置いてみた。

いくつかのプロバイダーはアカウントを持っているのでその動作を確認したが、アカウントを持っていないところもあるので、使ってみた方はちゃんと登録できるか使用感を教えていただけるとありがたい。
全部アカウントを取って自分で確認すれば良いのだが、近日中に時間が有る時にそれはやるとして利用者の声をお寄せいただけるとありがたい。






トップページのRSSまわりの表示を若干リニューアル
デザイン的にはゴテゴテで美しくないが目立つようにはなったと思う
これで見落としもなくなる?



<追記>

今更人に聞けない初心者のためのRSSについて色々(前編)*ホームページを作る人のネタ帳さんのエントリの感想を書こうと思って書き始めたのに、途中から自サイトのRSSの話によれてしまった。
リンク先記事の「とりあえず五人の読者を獲得しよう」は至極納得した。
かねがね、アクセス解析などで自分のサイトに何人の人が何回アクセスしているとかそういうことは分かるが、そのアクセスした人はたまたま検索結果から飛んできてページの表示が完了する前に一瞬で閉じて次に行ってしまったかもしれず、実際のところどれくらいサイトが読まれているかというのはいわゆるアクセス解析では分からないと思っていた。

これを感じるようになったのは、特に最近はてななどのブックマークリンクなどで瞬間風速的に人が来て一見にぎわっているようだが、そういう人達はお目当ての記事を斜め読みしたら一瞬で去ってしまうようで、サイト内回遊率が4年前と比べて非常に低くなっていると感じているからだ。

結局そういう訪問者はサイトのテーマやサイトの管理者のキャラクターなんてどうでも良くて、ブクマされた記事が情報的に価値があるかないかだけを一瞬で判断して、それ以外のことには全く興味がないという行動様式を見せている。

先般当サイトのトップページのアクセスカウンターが100万を突破して、100万というのはサイトを始めた当時は悲願だったのだが、今になってみるとそんな数字に意味があるのかどうかもよくわからない。
そこでRSSというのが意味を持ってくるということだ。

RSSに登録して更新状況を知りたいということは、少しはそのサイトの内容やテーマに興味を持ってもらっているということで、更新情報を見た結果「やっぱり要らないや」となるかもしれないが、少なくとも一瞬だけ通り過ぎて永久に戻ってこない訪問者ではない。

そういう一瞬だけ通り過ぎる訪問者が500人いるよりも、RSSなどを定期購読してくれる読者が5人いる方が書き手のモチベーションにつながらないかということだ。
これは大いにその通りで、読者からの反響を目当てに書いているわけではないといっても、やはりそこはこちらもある程度のコミュニケーションを期待しているわけで、石の壁に向かって念仏を唱えるようなwebサイトの運営は何とも虚しいものがある。

真剣に読んでくれる人が5人いるということが分かれば、毎日通り過ぎる人々が少なくとも500人以上はいるという事実よりも励みにはなる。
だから
「まず五人のRSSの定期購読者を獲得せよ」
という話はまことに共感を感じた。

500人の不確実な人の流れを求めるか5人のステディな読者を獲得するかでサイトの書き方も変わってくるというのもうなずける。
トラフィックが欲しいならはてなブックマークに捕捉されやすい記事の書き方がある。
同じテーマで前編、後編、まとめのような連続ものの記事を書くのは、ブックマーカーには嫌われる。
しかしひとつのテーマに興味を持った読者には掘り下げが深い記事の方が興味をもたれる可能性が高い。
連続ものの記事はブックマーカーは逃すがRSS購読者のような深い読者を得る可能性があるという話はまことに興味深いものがあった。

これはこれからのサイトの運営の参考にさせてもらおう。




2007年11月14日













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